市井の個人投資家によるi-mizuho 1stインプレ
【8月9日終値ベース運用状況速報】
■投資元本+待機資金総額
55,444千円
■評価損益
(分配金・確定損益・税還付込み)
15,134千円
■損益率
27.3%
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仕事の忙しさがようやくひと区切りついた市井のサラリーマンWATANKO。またまたやってきた金曜日の夜。そういえば母が亡くなって初めて迎える御盆シーズン、いわゆる新盆が近づいてきており、今度の週末は準備で忙しくなりそうだ。しからば週末に突入する前に商店街通りにできたパブにちょっと寄って帰ろう。あそこなら好きなギネスが飲めそうだ、ウヒヒ、と店に向かおうとしましたが...途中でやめました。
「ブログを更新したい!」
というわけで久しぶりの投稿です。内容はもちろんインデックス投資関連で!
★i-muzuhoのラインナップと信託報酬水準
今年はEXE-iシリーズやiシェアーズのETFの東証上場とインデックス投資を選好する個人投資家にとって新商品の話題に事欠きませんが、ここにきてみずほグループとブラックロックによる新しいインデックス投信シリーズ、i-muzuhoが発売される模様です。
いつもながら以下の著名な各ブログにて紹介されています。商品の詳細はこちらをどうぞ。
吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)
「みずほ×ブラックロック」の低コストインデックスファンドが判明
インデックス投資日記@川崎
i-mizuhoインデックスシリーズ インフレ連動債含む22本新登場
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)
ブラックロックから、すごいバリエーションの低コストインデックスファンドシリーズ登場
i-muzuhoのラインナップについて簡単に言うと以下が含まれていることにより22本と多彩になっています。
①為替ヘッジ有り/無しのバリエーション
②特定地域や国別のインデックスに連動した商品
③コモディティや先進国ハイイールド債券等といった他シリーズにはないアセットクラス
そして肝心の信託報酬はというと、同等商品で比較すると概ねSMTシリーズ/インデックスeシリーズとeMAXISシリーズとの間の水準に位置しています。ニッセイや年金積立シリーズまで含めて比較すると、同等商品群の中でi-mizuhoが信託報酬最安値を獲得したものは一つもありません。
★★WATANKOの1stインプレ
WATANKOとしてはi-mizuhoのラインナップに特段の興味をひかれるものはありませんし、他シリーズと比べてi-mizuhoが信託報酬最安値を獲得したアセットも無いため積み立て投資先を乗り換える動機はありません。
せめて現存する他社の最安値信託報酬とピタリ同額に揃えるぐらいのマーケティングがあってもよかったと思います。
22本ものラインナップを揃えてところをみると、みずほは相当気合いを入れてきたのかもしれませんが、既存シリーズ商品を積み立て投資しているインデックス投資家の中で、i-mizuhoに乗り換える方がどれだけでてくるのか懐疑的です。
それともみずほがi-mizuhoを売る相手は昨年末からの株価上昇やNISA開始を契機に新たに投資を始めようとする初心(ウブ)な個人投資家なのでしょうか。そのような方々にi-muzuhoを売るためには、その前段としてインデックス投資についての啓蒙、喧伝が必要でしょう。
いずれにしてもみずほがi-mizuhoを大々的に立ち上げて、伸ばしていくつもりならば、今後のチャネル拡大とプロモーションをどうするか、一応着目してみたいと思います。まさかみずほはこれだけ大見得切っておいて、i-mizuhoの純資産目標が野村のFunds-iシリーズ程度(発売開始から今年秋で丸3年。8月9日時点での純資産残高69億円強)でかまわないというわけでもないでしょう。
最後にひとつ、ごく私的な感想を。商品名に「i」とか「e」をつけている商品がネットで取り扱われていないと、なんだか商品名から想起されるイメージとの間にギャップを感じます。i-mizuhoは当然ながら金融機関の窓口販売だけでなく、ネット証券でも取り扱われるのでしょうね。(今のところ買うつもりもないくせに注文つけるな?)
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