賃貸物件にて雨漏り発生-先ずは原因究明から
【10月25日終値ベース運用状況速報】
■投資元本+待機資金総額
55,440千円
■評価損益
(分配金・確定損益・税還付込み)
19,340千円
■損益率
34.9%
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WATANKOの不動産賃貸物件の中で一番大きな貸店舗があるのですが、先日、借り主である飲食業経営者から家主(WATANKO)に連絡が入り、先週の台風26号の影響からか、一部天井から雨漏りが発生しているとのこと。
毎日営業している借り主の身にしてみれば次の台風も迫る中、気が気でない様子が電話口からも伝わってきます。WATANKOから「不動産業者に管理を委託しているので、連絡しておきます。」ととりあえず返答。借り主は「家主から建築業者に直接連絡してくれた方が対応が早いと思うのだけれど...」と不満げそう。
こちらに直接依頼してくるのは筋が違うでしょう。契約関係を踏まえた権利義務をよく理解してほしいなあと思いましたが、焦っている相手とは冷静な会話はできそうにもないし、思うところあって「こちらの責任でしっかり修繕対応します。」などとまでは明言しませんでした。
借り主からの連絡後、さっそく不動産業者に連絡しようと思いましたが、生憎その日は休業日。しかたなくFAXで伝言を入れておき、翌日連絡することにしました。
さて翌日。FAX内容を読んだ不動産業者から連絡あり。協議の結果、二人の見解は以下にて一致しました。上記の「思うところあって」はまさにこの内容です。
「その雨漏り発生の責任所在の確認が先ず必要。通常、築20年の物件で雨漏り発生とは考えにくい。可能性としては借主側にて行った内装工事の際にダクト取り付けなどで天井になんらかの加工をしていることも考えられる。その場合、躯体を賃貸する家主側に修繕責任が発生する可能性は低いだろう。」
「責任所在はさておき修繕をするとなれば雨が降る日には作業はできず、まとまった晴れの日がないと無理。直近に迫る降雨の日には作業はできないので雨漏り発生を店内側で養生する等の対応をとるしかない。」
したがい先ずは不動産業者、建築業者にて現地調査をしっかりと行い原因究明することにしました。早速不動産業者から借り主にコンタクト開始です。
一方で借り主は冒頭連絡の印象では、頭から修繕する責任は家主にあると思い込んでいます。現場を既に見ているので、ひょっとしたら借主側による内装工事に起因する雨漏りではないと確信できる根拠を掴んでいるのかもしれません。
ともかくもまだ何も断定はできませんので不動産業者の動きをフォローしたいと思います。不動産業者には普段から少なくない管理手数料を支払っているので、このような時にはしっかりと動いてもらいたいものです。
と、いうわけで事業用の現物不動産を所有、賃貸しているとこのようなトラブルが不意にやってくるという一例でした。
この件は続報がまとまり次第、また記事にする予定です。
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