高齢者を襲う突然の生活の変化
【11月19日終値ベース運用状況速報】
■投資元本+待機資金総額
55,440千円
■評価損益
(分配金・確定損益・税還付込み)
21,197千円
■損益率
38.2%
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WATANKOは最寄り駅から徒歩25分離れた場所に住居を構えています。よって駅までの往復は原付を利用しています。その原付の駐輪には駅のすぐ側にある個人経営の二輪車の預かり所を利用しております。今の街に引っ越してきてから10年、ずっと同じ預かり所を利用していました。
預かり所を運営しているおばあさん(以降、Dさん)はとてもハキハキして、なおかつ面倒見が良さそうな方であり、通常は夜10時で閉めてしまう預かり所も事前に電話連絡しておけば午前様になっても開けてくれるなど、長距離通勤で帰宅が遅くなりがちなWATANKOにとっては大変ありがたいところでした。
ところが先日、夜帰ってきて預かり所に寄るとWATANKOの原付に張り紙メモが。読めばやむを得ない事情により本日をもって閉店するとのお知らせではありませんか。Dさん自身も不在の様子。
突然の知らせに驚きましたが、さらにメモによると「詳しい話と今後のことはお隣に頼んでありますので聞いてください。」とも書かれています。
実はこのDさんの預かり所の隣のSさん方は同業を営んでいます。そこでWATANKOはメモを持って隣のSさん方を訪ねました。
Sさんの説明によると以下です。
Dさん方は相方のおじいさんが転倒骨折して急遽入院するはめになり、Dさん以外に同居家族もいない中、おじいさんの介添えのため預かり所を続けられなくなった。すでに本日から病院に張り付いている。もし預かりを希望するのであれば自分(Sさん)のところで引き継ぎますとのこと。(DさんがSさんに自分の預かり所の利用客の引き受け手を依頼した。)
そういえばDさんの相方のおじいさんは認知症を患っている様子だった記憶があります。おばあさんが目を離した隙に転倒してしまったのでしょうか。
WATANKOとしては急にDさんの預かり所が閉店しても、直ちに代替え案も浮かばず、翌日からまた原付の預け先が必要になるためにSさんを新たな預かり所として利用することにしました。
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このDさんのように高齢の家族を持つ、あるいは自信が高齢の場合、高齢者ゆえに抱える不意の怪我や病気のトラブルのリスクに常にさらされています。
高齢の家族や本人にひとたびこうした怪我や病気のトラブルが起きれば、
●治療や入院、手術の出費負担が発生します。出費はワンショットとは限らず、継続した治療のためにランニングコストが嵩む場合もあります。また治療費だけでなく交通費、介護サービス費用など様々な生活コストの増加にもつながるでしょう。
●どこかで働いていた場合または家業を行っていた場合はその継続が不可能となり収入が絶たれてしまいます。たとえ本人でなくともDさんのように家族の世話のために仕事を断念するケースもあります。
●家族、親族は、こうした高齢者の面倒をみることが長引けばその心身的、経済的な負担が家族、親族を追い込んでいきます。
などと高齢者が周囲にかける負担は甚大です。
Dさんの場合であれば、これからおじいさんの入院・治療とリハビリ、退院後の介護にかなりのコスト、手間暇、精神的疲労がかかることでしょう。一方で少なくともほとんど手間要らずで毎月100千円以上はあったと思われる預かり所の収入が無くなるとあって家計は厳しくなるでしょう。
このような展開はいつどうやって訪れるのか。どのくらいの負担が発生するのか事前に全く読めないため、これなら大丈夫といえる定量的な対策が事前にとりにくいです。
Dさんの事例に直面して、老後の十二分な経済的備えの必要性を改めて痛感しました。ひしひしと。
そして自分はが突然の病気や怪我で家族とまともなコミュニケーションがとれなくなった時に備えて家計の引継書(現在、絶賛執筆中といって早4年)を仕上げておかねばなりません。
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