ニッセイ、信託報酬最安値の座
【11月12日終値ベース運用状況速報】
■投資元本+待機資金総額
55,440千円
■評価損益
(分配金・確定損益・税還付込み)
19,603千円
■損益率
35.4%
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先週、多くの個人投資家ブログにて取り上げられた話題といえば、ニッセイアセットマネジメントから新規発売される、いずれも信託報酬が公募投信では最安値となる以下インデックス投信の発売です。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
MSCIコクサイインデックス連動
信託報酬 年率0.4095%、信託財産留保額なし
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド
シティグループ世界国債インデックス連動
信託報酬 年率0.399%、信託財産留保額なし
<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド
S&Pグローバルリートインデックス連動
信託報酬 年率0.4725%、信託財産留保額なし
なかでも多くの個人投資家がポートフォリオのメインに据えていると思われる先進国株式アセットのインデックス投信である<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(以下、ニッセイ外国株式)は注目度が高いでしょう。そこでこのニッセイ外国株式を中心に話を進めます。
WATANKOの記憶が確かなら、MSCI-KOKUSAIインデックスに連動する公募投信の信託報酬は2009年10月に三井住友アセットマネジメント(当時)から外国株式指数ファンドが信託報酬0.525%で発売されて以降、4年余りの間、信託報酬の最安値記録は更新されませんでした。
4年間も進展がないところから、信託報酬0.525%が先進国株式インデックス投信の限界なのかもしれない(WATANKOも過去記事でそう記したこともあります。)のであり、これ以上の廉価を求めるならばETFに目を向けるしかないのだろうかと考えていました。
また今年になってETFに投資する投信としてEXE-iシリーズ(EXE-i先進国株式ファンド)が登場したり、iシェアーズから先進国株ETF(MSCIコクサイ)(1581)が東証に上場したりとETFの存在感は益々増すばかりです。
一方のSMTやeMAXIS、Funds-iはといえば信託報酬引き下げ競争よりも、為替ヘッジ有りやバランスファンドなど商品のバリエーション展開に注力しています。
ところがここにきてお見事というかやっというかニッセイ外国株式が信託報酬最安値の記録を更新しました。考えてみればニッセイはニッセイ日経225インデックスファンドという日経225連動の信託報酬最安値インデックス投信を販売している実績があります。
さらに最近ではニッセイJリートインデックスファンドと、これまた国内リートの信託報酬最安値インデックス投信も揃えています。
金融機関というところは実績や前例を重んじるところですから、ニッセイには新たに信託報酬の業界最安値のインデックス投信を発売する土壌があったのかもしれません。
それであってもWATANKOはニッセイについては完全にノーマークでした。もし先進国株式インデックス投信が信託報酬を引き下げてくるとしたら、純資産の積み上がりからしてSMTあたりではないかと読んでいたのですが。
しかも従来最安値の0.525%から0.4095%と約2割も引き下げです。ニッセイ外国株式の純資産の積み上がりやその他のコストも気になりますが、他に追随する商品がでない限り、先進国株式アセットの積み立て投資商品としてニッセイ外国株式を据えようとひそかに思案している個人投資家は少なくないでしょう。
(つづく)
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