地中に眠るもの
WATANKOは約1年前に戸建て賃借家屋を老朽化に伴い解体撤去しました。その後、跡地に生えてくる雑草を自ら草刈り機をつかって刈り取りつつ、跡地の状態を逐次点検していました。
さて解体撤去工事から1年をすぎようとしていた今般、工事契約の瑕疵担保期間も終わろうとしたところで、請負業者に跡地についてのクレームを行いました。
具体的なクレーム内容は以下の2点です。
1.跡地には樹脂パイプの端が地中から着きだしているところが2か所ある。掘ってみるとパイプはかなり長く深く埋まっており、個人のスコップ作業では取り出しできないくらいだ。地中に埋設されていた配管類に未撤去のものが含まれているのでないか。
2.家屋解体によって発生したコンクリートやタイルなどのガラ(破材)がいくつかみられる。地表のものは拾い集めたが、地面を掘削して埋め戻す際にこうしたガラが地中に一定量埋められているのではないか。
週明けに請負業者に連絡し、その週末に請負業者の営業担当、実際に施工を担当した下請業者の作業スタッフ、当方が現地に集合して地面を掘削してみることにしました。
さてどんなお宝が出てくるものか...。
掘削した場所は上記1の樹脂性のパイプが見える2カ所、それと解体後、雑草が何故かあまり生えてこないいくつかのポイントです。(敷地面積の約5分の1ぐらい)
樹脂パイプの埋設箇所について1カ所は接道の地下にある排水溝につながっているものでした。以下がその写真です。
いくら排水溝に繋がっているとはいえその仕様は明らかではなく、今後使用する可能性はいたって低いため切断・閉口処理をしました。
もう1カ所は家屋から雨水や雑排水を地中に流すパイプのようでした。
敷地の外には繋がっていないことが判明し、これも丸ごと撤去しました。
さて次は雑草が何故かあまり生えてこないいくつかのポイントです。クレーンであちらこちらを地表から50cmくらいどんどん掘削していくと、予想どおりというかコンクリートやタイルなどのガラが出てくるわ出てくるわ。よく見れば玄関のたたきや玄関外、屋外の水道周り等のコンクリートや石材、浴室やトイレに使われていたタイルなどです。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、以下がその様子です。
クレーンでガラを掘り起こしたあと、下請業者の作業スタッフがこれらガラをどんどん取り出していきます。私も拾い漏れされそうなガラを見つけては一緒に拾って集めます。請負業者の営業担当も申し訳なさそうに一緒に拾います。ついでに草刈り作業の途上で見つけておいた跡地内のガラも集めました。
1~2時間くらいの作業で1tトラック半分程度のガラが集まり作業を終えました。ガラの撤去についてとりあえず目に付くところはこれで完了です。
WATANKOとしては地中にもっと大規模なガラが埋まっている疑惑があったのですが、とりあえずその懸念は概ね払拭できました。
夕暮れの中、請負業者、下請業者の皆さんに軽く御礼の愛挨拶をして解散となりました。
(つづく)
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