JPX日経インデックス400連動ファンド登場、人気の沙汰もコスト次第
【1月14日終値ベース運用状況速報】
■投資元本
54,030千円
■評価損益
(分配金・確定損益・税還付込み)
22,530千円
■損益率
41.7%
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日本経済新聞社が新たに導入した日本株式インデックスのJPX日経インデックス400。
こいつは儲ける企業だけ集めたインデックスですぜ、ということですが、ファンドを買う個人投資家の関心事項はこのインデックスに連動するインデックスファンドの登場です。早速ながらとJPX日経インデックス400連動ファンドがポツリポツリと出始めました。
特に個人投資家ブロガーの皆様の反応をみていると、三井住友トラストAMからSMT JPX日経インデックス400・オープンが信託報酬0.3885%で発売開始されると俄然注目が集まりました。これは日本株式インデックスeなど現在TOPIXに連動するインデックス投信の最安値信託報酬と同じです。投資先の分散度合いと投資コストの関係からみれば、約1,700社に分散投資するファンドよりも400社に分散投資するファンドの方がコストが高いというのは素人目にみて割りにあいません。せめてJPX日経インデックス400に連動するファンドのコストはTOPIXに連動するファンドと同等が必須ではないでしょうか。そのような目線に見事答えてくれたのがSMT JPX日経インデックス400・オープンであると解釈しています。
さらには日興AMが上場インデックスファンドJPX日経インデックス400(1592)を信託報酬0.105%にて設定してきました。これはTOPIX連動のメジャーETFであるTOPIX連動型上場投資信託(1306)の信託報酬0.1155%に対して、ほぼ同水準の信託報酬であります。多くのインデックス個人投資家にとって1306はローコストのETFとして広く知れ渡っているでしょうから、同様に1592についてもまたローコストぶりがよくわかるでしょう。これによってますますJPX日経インデックス400連動インデックスファンドに注目が集まってくるでしょう。
どんな魅力的なインデックスが新たに設定され、それに連動するファンドが発売されたとしても、例えば信託報酬が1.5%もかかってしまってはコスト重視の個人投資家としてはなかなか食指が動きません。逆に信託報酬がとても低い商品が発売されれば、それが多少ヘナクソなインデックスファンドであろうと、さらにはアクティブファンドであっても一定の注目を集めるやもしれません。
これは考えてみれば商品・サービスに対する消費者の一般的な反応と同じです。昔、10万ルピー(当時のレートで約28万円)で車を製造販売すると発表したタタ・モーターズが注目されたり、最近では高級料理を低価格で提供する「俺のイタリアン」などが大人気となったりしています。そのほか日常でも従来製品・サービスと同等で大幅に安い新製品・サービスが発売されれば消費者の感応度は高いでしょう。
ファンドの発売においても、このような世間の常識がもっともっと浸透してほしいものです。
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