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2014年1月 8日 (水)

NISAはポートフォリオの一部として、シンプルに活用

剛力彩芽をCMに起用して今もなお盛んにプロモーションしているNISA。WATANKOもなんだかんだと意見がありますが、投資にかかわる優遇制度の今後拡充を期待する一個人投資家としてNISAを活用してみたいと思います。

NISAについてはこれまで何度か記事としてとりあげて、その後各記事を再三訂正してきたのでここで改めてまとめつつ、活用について触れます。

1.NISAに対する理解と所感

(1)投資結果のボラティリティをより拡大させてしまう制度

NISAは利益に対しては非課税で丸々懐に入りますが、損失があっても税制面の補填はありません。これに対して従来投資では利益には課税され、その分懐に入る金が少々減りますが、損失があった場合には税金分は補填してもらえる仕組みがあります。

これではNISAは利益がでても損失がでても、従来投資よりも投資結果のボラティリティがより大きいことになります。(やや大げさにいえば従来投資よりもNISAはハイリスク・ハイリターンです。)

この現行制度にて、それまで預貯金に資産を預けていた投資初心者がNISAを積極的に選びたくなるのでしょうか。投資初心者を呼び込むためには、利益がでた場合のメリットは増やす一方、損失というデメリットの緩和についても従来投資より優れているか、せめて同等であってしかるべきです。

金融庁はどうしてNISAを大本気で普及させたいのであれば、NISAを従来投資よりもあきらかにメリットがある仕組みにするべきです。

(2)金額枠が少なすぎる

非課税枠が1,000千円/年、5か年で累計5,000千円とは正直言って少なすぎます。この10倍くらいの枠があってもよいでしょう。

巷に喧伝されている老後の必要資金は諸説ありますが、ほぼどれも8ケタの中盤の水準です。そのレベル感とのバランスを考えると老後の必要資金の1/3~2/3はISAでカバーできるくらいの規模でもよかったのではないでしょうか。

なんかこうリスクをとって投資する気持ちにグググっとさせるような魅力を備えてほしいものです。将来の枠の拡大を期待したいです。

2.NISAの活用

(1)目標リターンを達成したら10年待たずにさっさと売却か

累計リターンをなるべく獲得したいと考えてNISAの適用期間を目一杯利用したい気持ちもありますが、一番避けるべきは5年/10年経過時に元本>評価額の状態を迎えることです。

それを避けるためには、例えば7~8年目あたりで一定の評価益がでていたら、その時点でさっさと売却してNISA活用を終了させることが懸命でしょう。もちろん5年以内の早期売却もありです。

(2)選ぶ商品はコア・アセットの無分配型、ローコストのファンド

NISAでは最長15年間、1,000千円~5,000千円の資金を固定的に運用することが可能です。売却すると非課税枠が消失してしまいますからずっとホールド続ける前提です。そこで資産運用の大黒柱であるコア・アセットの一定部分についてNISAを活用します。

商品の特徴は①非課税メリットを十分に享受できるように期待リターンが高いこと、②投資効率が良い(なるべく)無分配型、③リタ―ンに明確に寄与するコーコスト商品を選びます。

なおETFのローコストは確かに魅力ですが1,000千円/年の非課税枠をキッチリ活用しようとなると定額投資が行いやすい投資信託が良いです。しかしながら世の中にはそのような細かいことにあまりこだわらない御仁もいて1,000千円+α/年の投資をするかもしれません。それでも1,000千円/年までの元本分は非課税対象であることに代わりはありませんからよいのでしょう。

上記の結果、先進国株式アセットで、現時点で無分配、ローコストのインデックス投信として外国株式インデックスeをNISAにて購入対象とします。管理の煩雑さをできるだけ回避するために、NISAを使って購入するのはシンプルに先進国株式アセットの積み立て投信1本です。

(3)一括投資ではなく積み立て投資

賢者がいうように理論的には運用期間×運用金額の積をMAXとするためには、早速今月から1,000千円投資するのが正しいのかもしれません。しかしながら我々は2014年~2024年という限られた10年、特定された10年でもって良い結果を狙っていかねばなりません。(換言すれば、投資を行いつつも損失をできるだけ回避しなければなりません。)

今後10年間にどのような相場の中期的変動が待っているかわかりませんので、慎重に資金を投じるべきです。その意味から、WATANKOは月100千円程度の積み立て投資とします。

(まとめ)

NISAは「損益通算ができない」と「期間が10年と限られている」という2つの難点を抱えています。せめてどちら一方でもなかりせば(損益通算ができる、もしくは恒久化なので評価益がでるまで待つという手段がとれる)よかったのですが、おかげで従来投資と比べて決定的に有利という制度ではありません。得もするし、損もします。

その前提にたてばNISAの活用は従来投資と同様に、リスクを抑えつつできるだけ高いリターンを狙うという資産運用の本来手法となんら変わりません。

したがい選ぶ商品もまた、個人投資家が従来から選考する商品と大差はないのです。

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コメント

個人的にはNISAは老後資金向けではないと思ってます。軽減税率廃止との入れ替えですし、あくまで「増税するけど資産が少ない人は軽減してあげる」というものかと。

老後資金は確定拠出年金でしょう。個人型なら年80万円ほどで30年やれば元本で2400万円。これに運用益と控除される税金分を考えれば、結構いい線いきます。企業勤めで他年金あると上限はだいぶ小さくなりますがその場合は企業年金もありますし。

吊られた男さん

コメントありがとうございます。

確かに「NISAは老後資金の準備施策の決定版」というような喧伝はあまりされていませんね。

でも中にはWATANKOのように40代半ばにとっては(NISAが終わる)10年後は老後生活が視野にはいっている頃なので、その備えのひとつとしてNISAもまた位置付けられると捉えています。またNISAが10年よりも延長もしくは恒久化となれば、今の30代にとってもNISA活用のゴールが老後スタート近くという人も増えるでしょう。

それと確定拠出年金、もっと拠出金を増やしたいですね。私の場合、定年までの拠出金累計は5,000~6,000千円程度と推計しており、これもまた今ひとつ少ないです。

「元本毀損リスク負っているんだから、税金まけてくれ~」と叫ぶ新春。

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