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WATANKOは生まれ育った街に今もなお住んでいます。正確に言えば大学、就職、結婚、長男の就学までの間離れていたのですが、35歳になって戻ってきて以降現在に至っています。この街には昔からの年初の地元行事である御奉射(おびしゃ)という豊穣と健康を祝う行事があります。詳しくは省きますが、この行事の幹事は隣組ごとに担当しますので10組あれば10年ごとに1回、幹事がまわってきます。
今年はその10年に1度の幹事がWATANKOが属する隣組にまわってくる年でした。地元の公民館を会場として、祭壇の設営、関係者の招待、供物の調達、当日の来客が参加しての直会(おもてなし)準備と結構やることがあり、WATANKOの隣組メンバーは男だけでなく、それぞれの奥方も何名か準備に駆り出されます。
このように祭壇を整えて、神様に豊穣と健康を祈願します。
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さて当日の来客に振る舞われる酒肴ですが、仕出し弁当のほかに隣組の奥方による手作りの惣菜がいくつか作られました。といってもしゃれたものではなく、ほうれん草のお浸し、キンピラごぼうと里芋の煮物、白菜や大根のお新香、醤油味のすまし汁などです。手伝いに来てくれた奥方も50歳以上の年配層であり、田舎の祭事向けなので献立としてはミートしています。
しかしこれら献立は田舎行事向けだけでなく、WATANKOにとってもなつかしの味としても正にミートしていました。40~30年前頃に亡き母がよく作って食卓にあがっていた惣菜と同種であったからです。これらはWATANKOが就職して母の元を離れて以降、久しく食べていなかったものばかりです。WATANKOは中学生から高校生になると、このような田舎臭いメニューを嫌って自分で洋風の料理や惣菜をつくって食べたりしたことも頻繁にありました。さらには実家を出てから以降はこれら惣菜を食べる機会そのものがほとんど無くなりました。したがってこのような田舎の惣菜はすっかり忘れていた味でした。
これらは母も亡くなり永遠に失われた惣菜かとおもいきや、ひょんなところで食べる機会をうけてちょっとした感動でした。母のつくっていた惣菜は同じ隣組の奥方もまた得意とするところです。油脂類の調味料は使いません。醤油、砂糖、みりん、塩、酒で味付けされたものばばかりのこれら惣菜は、見事すべて統一された味付けの世界をつくりあげています。
WATANKOはこれらを食べるとたちまちのうちに、懐かしい味の記憶が怒涛のごとく脳裏によみがえり猛烈なデジャヴュ、目を閉じれば子供の頃の食卓の前にタイムスリップした気持ちにすらなりました。
そしてこれらの懐かしい惣菜を肴にあおる酒のなんと美味いことか。ほうれん草はいくらでも胃袋に流れ込み、お新香に伸びる箸は止まりません。締めにいただくお赤飯もあずき色と米粒のなんと鮮やかなことか。仕出し弁当にはほとんど手を付けずにもっぱら田舎の惣菜ばかり食べていました。
すっかり上機嫌になったWATANKOは御奉射の直会のあと、隣組の同年代の仲間たちと一緒に裏方の打ち上げ会と称して、まだお天道様の高いうちから飲みにくりだしていきました。
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最近、高齢者が自炊をしなくなったというニュースを聞きます。一人暮らしをする方も増え、つくるのが面倒くさくなったり、コンビニやスーパーで惣菜や弁当を手軽に調達できたり宅配サービスが増えてきたりという環境の変化が原因と言われます。しかしWATANKOはたとえ一人暮らしになっても手作りの惣菜が食卓にならぶ生活を送りたいですね。コストはあまりかからないし、時間は十分にあります。ボケ防止にもいいかもしれません。油脂類を使わないこれら惣菜は、塩加減にさえ気をつければ健康面でもプラスです。
老後の生活の一場面を想像する良い機会となりました。
「これこれ、これですよ。俺に似合っているのは...」とひとり悦に入る老後の食卓。
さて今年になって積み立て投資を再開しました。月中でいつ積み立て投資を実行するかについては特に決めてはいないのですが、なんとなく月の中旬に落ち着いています。
さて各回のお値段(購入単価)は如何であったか?
Notes)表中の金額単位は円です。
さらに2月の仕入れの結果、1月末と現在とを比較して、平均購入単価はどれくらい変動したのか?以下のとおりです。
Notes)表中の金額単位は円です。
積み立て投資している商品のうち、CMAM外国株式インデックスeは2月に分配金を出しました。そのため口数が増えております。この分配金は一説には4年に一度くらいは出さないといけないとも流布されていますが、一方でまた同じくWATANKOが積み立て投資しているニッセイ日経225インデックスファンドは2004年の設定以来、分配金を出していません。もともと確定拠出年金専用の投信であったという素性が影響しているにかもしれませんが分配金の発生要件がよくわかりませんね。
しかしWATANKOが積み立て投資している商品は毎月分配されるというわけでもありませんし、市井の個人投資家にはわかりかねる事象についてはあまり悩んでも仕方がないので、とりあえず放念しておきます。
【2月21日終値ベース運用状況速報】
■投資元本
54,030千円
■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)
20,987千円
■損益率
38.8%
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WATANKOの勤務先で先日、野村証券を呼んでライフプラン&NISAセミナーと称する説明会が従業員向けに開催されました。
このセミナーは3つの年代別にわけて3回開催され、WATANKOは真ん中の40代~50代むけの開催時に出席しました。当日のセミナー出席者は40名程度、勤務先の該当該年齢層の概ね1割程度といった参加規模でした。
以下は当日配布資料です。
前半のライフプランの話は教育費、生命保険料、住宅費、老後の生活費といった資金需要の見積もりとその手当の話に加えリスクとリターン、分散投資、長期投資、ドル・コスト平均法などの投資のキーワードの解説でした。
どれも真っ当な内容であり、投資の初心者にはそれなりに伝わったかと思いますが、投資の必要性まで強く感じさせるほどのアピールはなかったように思えます。
後半はNISAの紹介です。制度概要に始まり、新聞や雑誌でみたような図表が並んだ解説が続きます。非課税メリットだけでなく損益通算ができないことや5年経過、10年経過時に時価=簿価となることなどについてもきちんとふれており必要十分な構成でした。
しかしなんというか、全般的におとなしい内容で投資についてグングンその気にさせるとはいいがたい内容です。これなら著名な個人投資家ブログのまとめ紹介資料でもこさえて配った方がてっとり早いのではないかとすら思えてきました。
案の定、出席者の反応も鈍く質疑応答もサッパリでした。WATANKOのすぐとなりに座っていた二人の会話でも「投資しようにも借金だらけで金ないよ~」と自嘲とも関心薄ともとれる反応です。
皆さん働き盛りの年代であり、投資に関心をまわしている時間的・心理的なゆとりがないのかもしれません。そんなゆとりがあったら趣味のゴルフや釣り、アフター5に立ち寄る飲み処のことで頭が一杯でしょう。しかし勤務先が今後数十年もの間、順調である保証はありません。また経営破綻しないまでも給与待遇が当初の想定どおりに推移するともかぎりません。
そのような中で貯蓄だけでなく運用にも感心を持ち行動することは必要でしょう。その手法についてもせめて年金積立運用金の運用においてとられているリスクと同等のリスクを、個人もまたとってもよいのではないでしょうか。
ちなみに、「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)のポートフォリオは以下のとおりです。
日本債券60%
日本株式12%
外国債券11%
外国株式12%
短期資産5%
皆さんの勤務先では資産運用に関する啓蒙について、社内向けにどんなアクションが取られていますでしょうか?金融機関とかは充実しているのかな...。いや金融機関で働く人達は知識は十分なので不要?あるいは自身の資産運用においてはガチガチ堅実派なのでリスクテイクに興味なしでしょうか?
【後日談その1】
数日後に20代~30代向けの説明会も開催されました。WATANKOの職場のまわりの若手は先日記事にあるように消費に旺盛な人達でしたが、説明会に参加したあと、数人に感想を聞いてみると、やや青ざめた表情で「・・・・お金、貯めます。」といった反応。将来予想される資金需要についてタップリと説明されたようであり、我々の世代向けよりは開催した意義はあったかな?でもn=2~3人ではなんともいえないので、各説明会の参加者全員のアンケート結果でも見てみたくなりました。
【後日談その2】
説明会を開催した総務人事部署の担当者とはたまたま顔見知りでしたので、社内で出くわした時に担当者に「今度は確定拠出年金を取り上げたセミナーをやってよ。商品ラインナップの拡充とマッチング拠出の....」と切り出してみたら、話し終わらないうちに「いやです。」と即答が返ってきました。どうやら普段忙しいのに、余計なイベントやらされて不満げな様子。総務人事部署の担当者からしてこの意識ではWATANKOの勤務先での確定拠出年金の充実は望むべくもなさそうです。(悲報)
かねてから取り沙汰されていましたが、業績不振にあえぐフランスの自動車メーカーのプジョーがフランス政府と中国の東風汽車の増資を受け入れて経営の立て直しを図ることになりました。このニュースを聞いてWATANKOは21年前の予感を思い出しました。
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1993年のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを覚えているでしょうか。フォード・モンデオです。なんの変哲もないDセグのブレッド&バターなセダンです。この時のモンデオはドイツで設計・開発、労働力が比較的安価なベルギーで生産され、ヨーロッパの各地で売られるモデルです。個性に乏しい汎ヨーロッパ・モデルの登場がヨーロッパの自動車メーカーの行く末を示唆していました。
その前年にヨーロッパの主要国では経済統合が実現し、各国の間では単一市場が創設され域内での商品、サービス、資本、人の自由な移動という4つの自由の確保が追求され始めました。国境を越えてこれらの流動性が高まることをうけて自動車業界では各国メーカーが自国内の消費者に向けに嗜好されたモデルからヨーロッパ全域に受け入れられるような普遍化したモデルの開発・販売を志向します。
国ごとにそれぞれの民族メーカーが、個性豊かなモデルを販売していた時代が終わり、ヨーロッパのどこでも受け入れられそうな無個性なモデルばかりが今後開発・販売されるのか。フォード・モンデオはそんな予感が浮かび上がらせるモデルでした。(一部のエンスーの間ではこれを自動車の“モンデオ化”と呼ぶとか。)
フォード・モンデオの発売の後を追うかのように、早速WATANKOが好きなメーカーのひとつであるシトロエン(奇妙キテレツなモデルばかり出すフランスの理想主義とエスプリを具現化したかのようなメーカー)がこれまだ没個性なコイル・スプリングのハッチバックモデルのZXを発売し始めました。
この汎ヨーロッパ・モデルの傾向はノン・プレミアム市場はモンデオやZXに代表され拡大されていきますが、一方でプレミアム市場では性能に定評があったドイツ車を、非ドイツ車メーカーがこぞって追随するトレンドが生まれました。しかしイギリスで唯一残っていた民族系メーカーのローバーやスウェーデンのボルボは生き残りをかけてモデル開発しましたが、うまくゆかずそれぞれ90年代の終わりには非ヨーロッパ・メーカーの資本下におかれます。サーブにいたってはそのパトロンがどんどん変わり、そのあげくに消滅に瀕してしまいました。
一方ラテン系メーカーは本来B・Cセグを得意としてきましたが、総じて販売の主流は自国マーケットであり、他国に販売を拡大させようとしても自社モデルでは嗜好があわず、また定評あるドイツ車に似たモデルをつくっても本家のドイツ車との競合に打ち勝つには厳しかったです。
それでも1990年代半ばまではラテン・メーカーはデザインを売りにして、それなりのシェアを保ちましたが、メルセデス・ベンツがAクラス発売に象徴されるようにラテン・メーカーの得意とするB・Cセグメントに進出してきたり、VWが他社買収を重ねてシェアをのばしてきたりと攻勢を強めてくる中、ラテン・メーカーはジリジリと追いつめられてきます。
ルノーはまだ業績好調な頃のうちに日産というパートナーを掴みましたし、東欧・ロシアや韓国メーカーも取り込みました。フィアットは21世紀に入ってからバツ1&自己破産から立ち直りつつあるクライスラーを引き入れて生き残りを図っています。
しかし気位の高い伝統的メーカーであるプジョーは自動車メーカーの婚活にのることもなく、一方でBMWなどのように単独での生き残りに希望が湧いている状態でもありません。フランス国内のマーケット悪化に加えて他国(特に新興国)への進出も遅れており、ジリ貧に陥っていました。
当時のモデルを振り返ってみればDセグではピニンファリーナデザインの香りが残る406から、実用性よりもデザインに振りすぎた407となりますが下火。そしてその直接の後継モデルはつくられずフェードアウトです。その下のB・Cセグは206、307あたりまではよかったですが後継の207、308は誤解を恐れずに言えばVWゴルフやポロのフォロワーでしかありませんでした。一見華やかなCCモデル展開の陰で、主力モデルがこうしてジワジワと劣勢に追い込まれていきます。最近は208や2代目308でかつての小粋なモデルへの回帰を図ってきていますが、一方Dセグのセダンは相変わらずドイツ勢に押されているようです。
こうして特徴に乏しく、成長マーケットへの参入も今一つなこのラテン・メーカーはついにリーマンショック後のダメージからの回復も軌道に乗らず、この度中国の資本を受け入れることになったわけです。しかし新興国メーカーに下ったといっても復活の目はまだあります。日本同様、ヨーロッパも成熟した自動車社会です。汎ヨーロッパのようなモデルづくりを脱したザ・ラテン・モデルを開発してもらいたいものです。環境技術はよそから買ってくればよいとして、車の根源的な魅力を追求したモデルが待たれます。たとえばいっそ後輪駆動モデルをつくってみてはどうでしょうか。お得意のフィアットあたりとのシャシー共有でコストを抑えてコンパクト・セダンを開発するなんて魅力的に思えてきます。
かつての306や406が大好きであったプジョーを支持する車好きの一人として、プジョーの鮮やかなる復活を期待しています。
【2月17日終値ベース運用状況速報】
■投資元本
54,030千円
■評価損益
(分配金・確定損益・税還付込み)
20,420千円
■損益率
37.8%
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WATANKOは海外ETFのTOKとEEMを売却して手元にもどってきた外貨をつかって資産運用のひとつの実験ともいうべき海外債券のETFであるBNDのバイ&ホールドを実行中です。
そのBNDから2014年2月分の分配金が入金されました。税引き後で246.67ドルです。これまでの推移は以下のとおりです。購入元本は80.48ドル×2,000=160,960ドルです。
こうして毎月お金が入ってくるとそれは単純に嬉しい一面がありますが、一方でこの分配金を今の段階でもらってみても「だからどうしろと?」と自問してしまいます。本当は自動再投資してほしいです。
ちなみに、冒頭述べた「ひとつの実験ともいうべき海外債券のETFのバイ&ホールド」について
山崎元氏が主張されている「外国債券の期待リターンは日本債券と同じ」御説は書いてある文章を読むとごもっともなのですが、2014年から20XX年までの期間中で果たして実際にそのとおりになるのか。社会科学の世界は自然科学よりも曖昧で、あらかじめ導き出された因果どおりにはならないことが多々あります。そこで実体験を通して実験してみたいという気持ちがふつふつと湧いてきました。
ただしWATANKOのBNDのバイ&ホールドの結果、そのリターンが日本債券を上回ったとしても、それをもって山崎元氏の主張を反証したいとかまで考えているわけではありません。そのようなことをしてみてもリターンが上乗せされるわけでもありませんし、原稿料が入ってくるわけでもありません。たまたま2014年~20XX年の期間が貨幣経済の一時的なゆらぎによってたまたま海外債券>日本債券となったのでしょう。ただ債券クラスは日本債券のみでした運用してこなかった方々よりも多くリターンを得たこの実験結果にニンマリとするだけです。
また外国債券(BND)と日本債券のリターンは同じという結果に終わったならば、それもまた損な話というわけでもありません。債券クラスに投資した結果を黙って受け止めるだけです。
では海外債券<日本債券となったらどうするか?おそらくそれは円高が進行し、円貨ベースでの目減りが主因となる可能性が大きいです。その場合は為替レートが円安に振れるまでホールドを続けるでしょう。それによって、このような最終結果に陥る危険を最小化します。
昨年は関東では成人式に大雪が降りました。その時の経験を活かして今回の大雪に対して、皆さんはどれだけの対策を講じていたでしょうか?WATANKOは忘れないうちに大雪への備えをまとめておきます。
■食料
有る程度日持ちがする食料であることはいうまでもありません。特に停電を想定した食品も含める必要があるでしょう。特にオール家電住宅の場合はなおさらです。カセットコンロは常備してもいいかもしれません。
■雪かき関連用品
スコップはプラスチック製とアルミ等金属製の2本があれば尚良し。その他に雪を運ぶ道具としてプラスチック製のそりや手箕なども結構役に立ちます。
■防寒具
合羽やヤッケ、手袋(防水加工)などです。なお長靴はくるぶしから少し上迄程度のものでは心もとないので、しっかりひざまで丈があるタイプにすべきでしょう。
■自動車タイヤのチェーンやスタッドレスタイヤ
我が家のセカンドカーのムーブは毎年12月~3月にはスタッドレスタイヤを履いています。もっとも過信は禁物であり、雪が15cm以上積もる場合には、余程の重要な目的でもなければ自動車で外出しません。
■医薬品類
外出先や雪かき作業における転倒、打撲等のための湿布薬や風邪薬など。中高年にありがちなのが雪かき作業による腰痛です。私も見事になりました。
■乳児向け用品
乳児向けの品物の中には、紙おむつや離乳食など大人向けで代用できないものも時折含まれます。赤ちゃんは待ってくれません。
■連絡先情報
自動車事故や自宅被害に対応するための保険会社は普段からわかるとして、修繕関連対応として建築業者、電気業者等の目星をつけておくことも必要かもしれません。
とくに雪用スコップやタイヤチェーンなどは、雪が降り始めてからあわてて調達する様をよくみかけます。雪が到来する前に調達しておけば、待たされたり割高なものを買わざるを得ないといった展開を避けることができます。
もう皆さんは雪の苦労を忘れかけていませんでしょうか。
本日は晴天・星空なり。
Calculator and Euros / Images_of_Money
前回記事で一定以上の金額で耐久消費財を購入する場合には、購入費用(あるいは年間あたりの償却額)と、その耐用年数(償却年数)とのバランスを十分検討するべきでしょうと書きました。
一般的な家庭ですと趣味・嗜好の品々を除く耐久消費財の種類としては、PC以外には、
TV、ビデオレコーダー、給湯器、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、電子レンジ、食洗機、エアコン、空気清浄器、電気カーペット・こたつ他暖房器具、テーブル・椅子・ソファア類、自動車、バイク・原付、自転車etc
などがありますが、実際のところ皆さんの家庭にあるこれら各々の耐久消費財の現在の償却残高の合計はどれくらいでしょうか。5,000千円?1,000千円?
これら耐久消費財を購入する場合、何年かかけて償却していくことになりますが、その耐用年数についてはこれを短く保つことが、家計にとっての安全性を高めます。逆に年数が長ければ家計の中に占める償却費(統制不可能な支出)の割合がなかなか減りません。家計の中の統制不可能な支出がへらないと家計のコントロールについて制約を受け続けることになります。
したがい比較的高額な買い物をする場合には、その償却年数はなるべく短期とするべきです。そのためには購入費用を抑えるか、年あたりの償却額を大きくするしかありません。
しかしながら、もともとかなり高額な部類の商品の場合はそのどちらもなかなか難しいです。
そこで視点を変えてそれぞれの耐久消費財を購入する時には購入費用と耐用年数のバランス、つまりは年間あたり償却額について家計の状況から許容できるか確認が必要です。さらには年ごとにみて、耐久消費財の償却残高合計が膨らんでいないかチェックが必要です。
家計と資産の管理は年度ごとの資金収支(C/F)だけでなく、減価償却費や引当金の概念をいれた損益(P/L)やある時点の保有資産とその調達元の状態を確認する貸借対照表(B/S)もふくめて多面的にみるべきです。
当年度の本当の利益はいくらのか、保有資産の原資はどこにあるのか、その真の姿を知ることで将来の家計を正しく予想することができるでしょう。
【2月14日終値ベース運用状況速報】
■投資元本
54,030千円
■評価損益
(分配金・確定損益・税還付込み)
20,195千円
■損益率
37.4%
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WATANKOの自宅にはデスクトップ、ノートブックの2台のPCがあります。もともとはデスクトップのみでしたが丁度8年前に海外赴任する際にノートブックを買い増しして、それを持っていきました。帰国後、ノートブックは家族向けの2台目PCとして利用していましたが、OSがWindows XPであり4月にサポート期限を迎えます。そこで迷ったあげく、この2台目のPCを買い替えることにしました。
車に興味のない人がコストを重視してコンパクトカーやミニ・ミニバンを選ぶように、PCに興味のないWATANKOは味も素っ気もないビジネスユースのようなモデルではありますが、比較的低価格な商品を選びました。メーカーはLenovoでOSはWindows7、Office2013(パワポ入りが肝)入り。詳しいスペックはわかりませんがおそらく並みかやや下か。(だいたいWATANKOの場合、自宅ユースではメモリやハードディスクの容量に不満をもったことはまずありません。)キーボードや画面の大きさも必要十分。ノートブックであっても実際には持ち歩かないので、筐体の大きさや重さはどうでもよかったです。
近所のPCデポに出向いて、入店後10分でこのモデルに決めました。自宅に持ち替り、メールの初期設定とウィルスソフトのインストールを済ませて、さっそく現在の1台目のPCと異なるキーボードのタッチに習熟するためにこのブログ記事を書いています。
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さて今回買い換えたPCのお値段は約60,000円でした。これがWATANKO家の家計にとって妥当であったのか。
我が家のPC利用のこれまでの経験からすると、PCは買って4年もすぎるとディスクドライブが壊れたり、PC自体の動作が遅くなったりとなにかと不具合が出てきたり、不満が積もり積もってきていました。
おまけにこの類の商品は進歩が著しく、5年もたてばOSは変わるわアプリはバージョンアップするわで、その一方で自分のPCの旧型ザク感はハンパなく増してきて、ストレス満杯状態になってきます。したがいこれまではどこかがちょっと壊れるとか、今回のようなOSのサポート終了など外的要因が生じたことをきっかけに買い替えを実行してきました。
そうして我が家は15年前に初めてPCを購入して以来、これまで4台のPC(うち1台は現在使用中のデスクトップ)を購入してきており、その平均保有期間は5.3年です。ちなみに会計・税務の世界の話ですが、パソコンの法定耐用年数(資産価値がほぼゼロになるまでにかかる年数)は4年であります。我が家のケースと大きな乖離はありません。
ここで我が家にとってPCの耐用年数(償却期間)を5年とおいた場合、今回のPCの購入金額の場合、定額法であれば年間あたりの償却額は12,000円(月1,000円)となります。
もしPCの購入金額が200,000~300,000円でしたらどうでしょう。年間の償却額が同じく12,000円ならば償却完了まで軽く10年以上かかります。かといって5年償却とすれば単年度あたり40,000~60,000円もの多額な償却額となり、その負担は大きいです。
今回60,000円でPCを購入したということは、換言すれば年間あたりの償却額が12,000円、60,000円を5年間で償却することを決めたというわけです。
一定以上の金額で耐久消費財を購入する場合には、購入費用(あるいは年間あたりの償却額)と、その耐用年数(償却年数)とのバランスを十分検討するべきでしょう。商品は経年劣化でかなり減耗していたり、陳腐化しているにもかかわらず、予定した償却年数に達しないばかりにだましだまし使い続けていくとストレスが溜まります。そしていざ買い替えとなると、それまでの不満からくる反動で、つい高級機種を選んでしまい、またぞろ長い償却期間に突入してしまうという連鎖に陥ります。
今回のPCの購入は今回で通算5回目ですが、TVと同様にPCも随分と安くなりました。年間あたりの償却額が10,000円前半ですむくらいであれば、5年後には心置きなくまた買い替えができるというものです。
本日、1970年代F1のニキ・ラウダとジェームス・ハントのライバル物語を映画化した『RUSH ラッシュ/プライドと友情』を観ました。
レースを題材にした映画はただでさえ少ないところにくわえて、ガッカリな内容の作品が少なくありません。(あくまでWATANKOの感想ですが)そんな中でこの映画は当時の様相を十二分に再現しており、WATANKOのような70年代のころからのF1ファンにとっては拒絶反応がなく、映像面では完璧な出来栄えでした。
主役の二人は本人に似ています。ニキ・ラウダ役のダニエル・ブリュールはラウダのしぐさや立ち振る舞いについて当の本人から指導をうけたとのことです。また二人だけでなくビエルフランチェスコ・ファヴィーノが演じるクレイ・レガッツォー二もまた本人に良く似ていました。
またラウダとハントのキャラクターも見事です。ラウダは理論派の天才、ハントは天然系な天才でありレーサーとしての生き様は大きく異なります。マシンに詳しく開発能力に長けたラウダのスタイルはその後のF1で成功するほとんどのレーサーが踏襲するスタイルです。一方ハントのように天然というか、四の五の言わずナチュラルに速いタイプについてもその後のナイジェル・マンセルやジャン・アレジに引き継がれ、これまた魅力的なスタイルです。現在のF1におけるNo.1ドライバー、セバスチャン・ベッテルにラウダやハントのようなレーサーとして個性がどれだけ備わっているのでしょうか。
ネタバレになるので、映画の内容に関わる部分についてはふれませんが本作品は映像のリアリティもさることながらそのストーリーもまた魅力です。しかしWATANKOのような古くからのF1ファンにとってはラウダとハントの物語はよく知るところなので、正直言ってストーリー自体には新味は無いです。ですがこの映画でラウダとハントの物語を始めて知った方々は、映画のストーリーにどのような感想をもつでしょうか。
さて映画で取り上げられた1976年から以降について触れますと、ハントは1978年にF1を引退、テレビの解説者などを務め、1993年に45歳で病没します。なんと太くて短い人生でしょうか。一方ラウダは翌年1977年に2度目のチャンピオンになり、その後一度引退。航空会社(ラウダ航空)を経営し、それが傾くと資金稼ぎのためにF1に復帰して、84年に3度目のチャンピオンになります。現在もF1界の重鎮です。
どちらの人生が幸せなのか。普通に考えればWATANKOはラウダ派ですが、人生が45年で終わるのであれば、ハントのような生き方に対する理解もあります。毎日が人生最後の日であるかのような全力な生き方です。
(あとがきにかえて)
このくらい上出来にF1を再現できるとなると、欲もまた出てきます。今度はアラン・プロストとアイルトン・セナのライバル物語を観てみたくなりました。2部作にして1本目を84~88年シーズン、2本目を89~93年シーズンを取り上げて映画化してくれないかなあ。ロン・ハワード監督。
相互リンクさせていただいております著名な個人投資家のとよぴ~さんのブログ記事である
高配当ETFで戦略的インデックス投資日記
ダイワファンドラップで感じた違和感
では昨年話題のTVドラマ「半沢直樹」に出演していた及川光博を起用した大和証券のファンドラップのCMが取り上げられています。
万年素人の個人投資家ですが、それでも一応インデックス投資家の端くれでもあるWATANAKOとしては、大和証券のファンドラップのCMを次のとおり読み替えてしまいました。
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ターミナル駅のとなり駅前の薄汚い立ち飲み屋にて
(WATANKO)あのさ・・・インデックス投資っていうのがあるんだけどさ
ネット証券で買い付けるのがいいのと思うんだよね
ローコスト抜群の
積み立てなら500円から始められるらしいよ
国際分散投資
資産運用も国際化の時代だな
我が家もグローバル
(相手の人)
『楽しそうですね』
(WATANKO)
なんだよ・・・持っていればの話だけどね
(相手の人)
『小遣い厳しいんですね(笑)』
(WATANKO)
バカにすんな!!(・・・そりゃそうだけどさ。)
(ナレーション)
500円からどうぞご相談ください
インデックス投資といえば○○○○証券(←ご贔屓のネット証券の名前を入れてください。)
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大和証券に限らずですが、この手のファンドラップは投資顧問料と取引等管理手数料に加えて投資対象のファンドの信託報酬をあわせて合計で年間2%半ばものマージンをハネていきます。そして他の金融商品同様、元本棄損リスクは一切負いません。
かつてWATANKOが金融商品による投資を検討しはじめた6年前に、当時、勤務先の近くにある野村証券の支店を訪ねた時にもファンドラップを勧められました。この時もやはりマージンは大和証券と同じくらいであり、最低購入金額は10,000千円でした。なんて高いマージンとるのだろうと思いながら、その場で謹んで断り店を後にした記憶があります。
そういえば野村証券のファンドラップは今どうしているのだろうとちょっとだけ気になってHPを見てみると相変わらず販売していました。
野村証券 野村ファンドラップ
現在では10,000千円からのアクティブ運用のプログラムの他に、なんと5,000千円からインデックス運用を行うプログラムも追加されています。
もしこのインデックス運用のプログラムについても合計2%半ばのマージンをハネており、そしてこのプログラムを申し込もうとしている人がいたら、1時間でよいからインデックス投資についてWebでググってみて、巷で喧伝されていることを理解してくださいと言いたくなります。
このインデックス運用のプログラムにて野村証券がどんな珠玉のアセットアロケーションを提示してくれるのかわかりませんが、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドをはじめとするローコストなバランスファンドを相手にどれだけの成果をだせるのか。
また大和にしろ野村にしろ、一体ファンドラップによる一任運用で一体どんなアクティブ運用をやってくれるのか物見遊山な気持ちもありますが、それを体験するチケット代としては3,000千円はいささか高すぎます。そこで及川光博になりきって相手に勧めて、その内容を聞いてみたいという悪魔の誘惑にかられますが、大損こいた相手から刺されたくないので妄想だけでやめておきます。
【2月6日終値ベース運用状況速報】
■投資元本
54,030千円
■評価損益
(分配金・確定損益・税還付込み)
18,614千円
■損益率
34.5%
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日経新聞の今日の朝刊によると、主要証券を対象にNISA開始後1カ月の利用状況を調べたところ、3000億円規模の資金が流入したとのこと。さらには以下特徴がある模様です。
■1口座当たりの平均投資額は大手証券の平均で71万円、ネット証券平均で53万円。
■利用者の69%が投資先に株式を選んでいる。
■投資信託では不動産投資信託が売れている。
世の個人投資家の方々は別にNISAだからといって、従前と比べて商品選好に違いがでるわけではないようです。
また以下の記事もご参照ください。
Moneylife スタートしたNISAのがっかりする現実
WATANKOが特に気になるのは上記の日経新聞記事にあるとおり、株式に投資している御方が7割(69%)にも及ぶことです。国内株式の販売手数料はネット証券であれば極めて低廉ですし、信託報酬のような維持コストもかかりません。その意味では投資信託と比べて一見ローコストです。しかしながら特定銘柄(含むせいぜい10件未満の複数銘柄)への集中投資が持つリスクを正確に推し量っているのでしょうか。
もしNISAで投資デビューを果たした人や果たそうとしている人であれば、よく分散効果が効いた投資信託を先ず選ぶべきでしょう。特定銘柄の株式に投資して、その銘柄を選んだがゆえに市場の中で一人負けする展開は避けるべきです。購入するにたる銘柄を選ぶ能力もろくに身につかないうちに投資対象をごく特定化してはいけません。(恐ろしいことにその「能力」が果たしていつ身につくのか、本当に身につけることができるのかについても誰にもわかりませんが。)
では投資信託であれば、すべからくOKかと言うとそうでもありません。分配金が高いからといって、投資信託購入デビューが不動産投資信託というのは、野球のピッチャーで言えば、ストレートとカーブを身に着けるまえに、チェンジアップを覚えるようなものです。「そっちから入ってどうする」感が強いのはWATANKOだけでしょうか。
先ずは特定銘柄の株式に集中投資してしまうリスクを回避するために、十分に広く投資先銘柄を分散した日本株式の投資信託、ついでにいえばリターンの向上に寄与するローコストな商品を選ぶあたりから始めるべきです。
でもって毎度ですが、WATANKO一押し投資信託のひとつが「ニッセイ日経225インデックスファンド」です。ミッチーも大和証券もビックリ、投資信託を使った国際分散投資のセンターポジションに位置付けられるインデックス投資信託です。
【2014/2/11追記】
サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。
NISAの買い付け銘柄ランキングを見て思ったこと。
上記のブログでは楽天証券やSBI証券でNISA口座にて購入されている投資信託のランキングが紹介されております。これによると上記で推奨したニッセイ日経225インデックスファンドが4位、5位にそれぞれランクインしております。店頭販売含めてNISA口座全体でのランキング詳細はわかりませんが、ネット証券ユーザーにとってはニッセイ日経225インデックスファンドの認知度もまんざらではなさそうですね。
(前回からの続きです)
世代間にて年金のもらい得、払い損の格差があるのなら、その格差を埋めるべく子供達に対して、親のスネをかじりましょうとエールを送ってみました。
しかしそのためには親の資産を把握することが必要です。かじることができるスネがどれくらい太いのか。その太さによってかじり方が変わってくるでしょう。
また親の資産を把握する目的としては、スネかじりだけでなく、次の目的もまたあります。
■いざという時には親の老後の面倒をみる
親はいつ怪我や病気にかかるなどして日常生活に支障が発生し、経済的や人的なサポートが必要になるかわかりません。とくに認知症にかかったり、特養や老人介護施設に入所するとなったらそのケアにかかる負担は大きいです。
そのような時には親の資産を適切に取り崩して活用していくことが必要であり、そのためには親の資産について事前にどこに何がどれだけあるのか把握が必要です。
もしスネをかじりつくしたあとに、親が老後の暮らしにて支出が嵩むことがあれば、そんな時こそ子供の出番です。余計にかじってきたスネの一部でも、今度は子供から出してあげることです。
■自分の長期的な家計の参考とする
親の資産を把握することは、あわせて親の家計や経済行動を把握することでもあります。
親がこれまで長期間に渡りどのような家計や経済行動でもって暮らしてきたのか。そのストーリーを知ることは子供にとって自身の将来の家計や経済行動にとって参考になるのではないでしょうか。
通常であれば子供は幼少期から長年、親と子供は同じ生計の下に一緒にくらしてきたわけですから、子供は親の家計や経済行動ひいては消費における価値観を受け継ぐケースが多いのではないでしょうか。(例えば母親が倹約タイプの場合、その娘もまた母親の気質を受け継いで同じ倹約タイプになるとか。)
となれば子供は親がとってきた家計や経済行動と似た道をたどる可能性も低くはないのかもしれません。
親の家計や経済行動は、自分(子供)にとって先行実践型の記録として活かせるやもしれません。
まとめますと、
■親のスネをかじることで実質的な所得移転をコツコツ進める。
■親が病気や怪我の際には支援にまわるための事前準備をする。
■自分の将来の家計や経済行動の参考とする。
これらを目的として親の資産を把握する必要があります。
Let's Try!!
(あとがきにかえて)
そんなことを言ったところで、子供からは、ピンシャン元気な親に対して露骨に「いくら持っているの?」とは聞けないことは百も承知です。
実はこれは子供が親の資産を把握しやすくさせるために、今の親世代にこっそりと、そしてしっかりと読ませたい記事なのです。
親の世代よりも子供の世代の方が社会保障給付は乏しくなることは避けられないです。親がいざという時には子供の世話になる場面もたくさん出てきます。親の家計を維持してきた姿を見せることで子供にも少しでも役にたててもらいたいです。
子供から親の資産について問われたら、喜んで資産の目録を開示しましょう。
かつての大家族世代のように、親世代と子供世代が補完し合って家計を営むことが世知辛くなってくる社会を生き抜く処方箋のひとつではないでしょうか。
先日の記事 貯蓄上手は投資に興味をもつかで入社4年目にして8,000千円貯蓄した若手社員について触れました。記事中に「おそらくは自宅から通い、色々と節約してひたすら貯蓄道に励んだ」と記載しましたが、そこからインスパイアされた本日投稿です。
今のシニアは年金もらい得世代、若手は払い損世代とよく言われます。最近、個人投資家ブログでも取り上げられました。
吊られた男の投資ブログ(インデックス投資)
年金世代間格差:制度維持のための「貰いすぎ世代への負担」がない
また10年前と古いデータですがこのような記事もあります。
WATANKOのような現在、40歳代半ばの世代は払い損世代です。しかし今の20代など若手世代に比べればまだマシな収支でしょう。
そこで我々40代以上からみた若手である子供世代には、親のスネをかじりまくれ!とエールを送ります。
●親と同居する場合でも(親に)生活費を入れる必要はありません。
●昼食の弁当もつくってもらいましょう。
●クリーニング店の利用もガンガンお願い。いつもYシャツ、スーツはパリッとしましょう。
●一人暮らしの時には、帰省時にはガンガン物資調達あるいは普段から送ってもらいましょう。
●車を利用したいときには親のマイカーをガンガン使い倒しましょう。燃料タンクは空っぽ返却でOKです。オールフリーなレンタカーです。
●自己啓発の資金は出してもらいましょう。教育費に終わりはありません。
●孫でもできれば、産湯を入れるバスタブ代から成人式に着る振袖費用まで拠出してもらいましょう。
と、まあ好き勝手に書かせていただきました。
親の世代は年金もらい得あるいは、年齢によってはたとえもらい損であっても、その損失は比較的軽いです。そのために取り得る身近なところ(つま https://twitter.com/tsurao/status/432540585937731585り親)から、あの手この手で子供世代への所得移転を行います。もちろん贈与税の申告も無しに親から子供の口座へ現ナマを直接振り込んでしまってはいけません。上記にあげたとおり日々の生活の中から様々な形で経済的な便益を享受するのです。
ただしここで終わってはただの放蕩息子(娘)に過ぎません。親のスネがかじれないほど細くなった時点でただのアウトです。
親のスネをかじったその分、子供は自分のお金は使わずに済むわけですから、その分コツコツ貯蓄するのです。親の側も子供が自分のスネをかじる分、コツコツと貯蓄するのではあれば、本望でしょう。
そしてさらに親の側に余裕があれば、毎年非課税の範囲内で子供に対して贈与を行います。勿論、子供の側もしっかりと貯蓄に上乗せしていきます。
そうやってじわりじわりと世代間で所得移転をすすめていきます。
(つづく)
どうしたマラドーナ!(大古っ)のアルゼンチンの通貨危機、それがトルコ、南アフリカと続き、新興国アセットで資産運用する個人投資家は滝汗。またそれだけでなくMSCI-KOKUSAIも日経平均もズルズル下降。NISAで年初に早速1,000千円分ファンドを買い付けた方は忍耐モード突入になってしまいました。
というわけでインデックス投資を初めて5年と11ヶ月が経ちました。2014年1月末の運用状況です。
(Notes)
◆商品名は略称です。
◆各アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは102.44円/$です。
◆投資待機資金には以下が含まれます。
購入元本:インデックスファンドの売却により回収した元本、年度ごとに新たに投資に廻す資金
評価額及び評価損益:インデックスファンドの売却により確定した損益結果及び税還付額等(評価額・評価損益)
なお日本債券アセットに属する極低リスクのインデックス投信や外貨MMFもここに含みます。
◆評価記号の内容は以下です。
◎:+25.0%~
○:+15.0%~+25.0%
△:+15.0%~+ 5.0%
▲:+ 5.0%~▲ 5.0%
×:▲ 5.5%~
売却済みファンドの履歴は以下のとおりです。
続いてファンド・オブ・ファンズに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。
さらに「my INDEX(わたしのインデックス)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに過去平均リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)
●過去平均リターン
5.5%(5.7%)
●リスク
12.5%(12.7%)
●シャープレシオ
0.44(0.45)
それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)
●購入元本+投資待機預金元本分
54,030千円(54,030千円)
●評価損益+確定損益分
20,363千円(23,443千円)
●運用期間
71か月(70か月)
●元本平均残高
38,877千円(38,661千円)
●平均年間利回り
8.9%(10.4%)
<概況>
BNDの分配金が入金されてうれしいと言っていたところへこの下落。先月末比で総資産が3,000千円減少しました。比率にして先月比4%です。でもまあ為替や株価なぞひと月で4%くらい動くことはざらですので全く気にしていません。
春になれば通常の余裕資金に加えて長らく加入していた養老保険が満期になったり、農協の出資金の戻り金が入金され、本年の新規投入資金がいよいよ用立てできそうです。相場が下がれば積み立て投資の金額追加の絶好の機会です。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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