NISA-株式よりも不動産投資信託よりも選ぶべき商品
【2月6日終値ベース運用状況速報】
■投資元本
54,030千円
■評価損益
(分配金・確定損益・税還付込み)
18,614千円
■損益率
34.5%
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日経新聞の今日の朝刊によると、主要証券を対象にNISA開始後1カ月の利用状況を調べたところ、3000億円規模の資金が流入したとのこと。さらには以下特徴がある模様です。
■1口座当たりの平均投資額は大手証券の平均で71万円、ネット証券平均で53万円。
■利用者の69%が投資先に株式を選んでいる。
■投資信託では不動産投資信託が売れている。
世の個人投資家の方々は別にNISAだからといって、従前と比べて商品選好に違いがでるわけではないようです。
また以下の記事もご参照ください。
Moneylife スタートしたNISAのがっかりする現実
WATANKOが特に気になるのは上記の日経新聞記事にあるとおり、株式に投資している御方が7割(69%)にも及ぶことです。国内株式の販売手数料はネット証券であれば極めて低廉ですし、信託報酬のような維持コストもかかりません。その意味では投資信託と比べて一見ローコストです。しかしながら特定銘柄(含むせいぜい10件未満の複数銘柄)への集中投資が持つリスクを正確に推し量っているのでしょうか。
もしNISAで投資デビューを果たした人や果たそうとしている人であれば、よく分散効果が効いた投資信託を先ず選ぶべきでしょう。特定銘柄の株式に投資して、その銘柄を選んだがゆえに市場の中で一人負けする展開は避けるべきです。購入するにたる銘柄を選ぶ能力もろくに身につかないうちに投資対象をごく特定化してはいけません。(恐ろしいことにその「能力」が果たしていつ身につくのか、本当に身につけることができるのかについても誰にもわかりませんが。)
では投資信託であれば、すべからくOKかと言うとそうでもありません。分配金が高いからといって、投資信託購入デビューが不動産投資信託というのは、野球のピッチャーで言えば、ストレートとカーブを身に着けるまえに、チェンジアップを覚えるようなものです。「そっちから入ってどうする」感が強いのはWATANKOだけでしょうか。
先ずは特定銘柄の株式に集中投資してしまうリスクを回避するために、十分に広く投資先銘柄を分散した日本株式の投資信託、ついでにいえばリターンの向上に寄与するローコストな商品を選ぶあたりから始めるべきです。
でもって毎度ですが、WATANKO一押し投資信託のひとつが「ニッセイ日経225インデックスファンド」です。ミッチーも大和証券もビックリ、投資信託を使った国際分散投資のセンターポジションに位置付けられるインデックス投資信託です。
【2014/2/11追記】
サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。
NISAの買い付け銘柄ランキングを見て思ったこと。
上記のブログでは楽天証券やSBI証券でNISA口座にて購入されている投資信託のランキングが紹介されております。これによると上記で推奨したニッセイ日経225インデックスファンドが4位、5位にそれぞれランクインしております。店頭販売含めてNISA口座全体でのランキング詳細はわかりませんが、ネット証券ユーザーにとってはニッセイ日経225インデックスファンドの認知度もまんざらではなさそうですね。
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