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2014年3月31日 (月)

Intermission 2014/3/31

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日本企業のグローバル化がすすんだ影響か、決算期を12月に設定する企業が最近増えた印象もありますが、実態はまだまだ多い3月決算企業。

WATANKOの勤務先もそんな3月決算企業です。それゆえに2月から3月にかけては年度末なので業務多忙でした。以前は年度末の繁忙とは関連が薄い部署にいたのですが、昨年5月に異動した部署ではバリバリの季節労働者です。四半期決算ごとに頼みもしないのに忙しさがやってきます。そしてその大まとめ仕事が年度末にやってきます。

オフィスで仕事して、帰宅途中の長距離通勤の電車の中で仕事して、自宅に帰って遅い夕飯と入浴を済ませてから仕事して、就寝して起きたら会社に行く前に仕事して、朝の通勤電車の中でまた仕事して、勤務先に到着したら(以降、この段落の頭に戻る)。

・・・こうした忙しさも3月末を迎えて無事終了しました。

振り返ってみれば、まさに日本企業での働き方でした。それはかけた時間だけでなく仕事の進め方についても同様です。

▼業務のスケジュール、マイルストーンは概ね決まっていますが、細かい準備や進め方は毎回異なり一寸先は闇常態。

▼上部層に行くほど意思決定のスピードと具体性がなくなってくる。たっぷりとったはずのリードタイムがあれよあれよという間にあと1日。

▼趣味の文章変更の繰り返しでドラフトのRevision Noはいつも2ケタ。あの数値この数値も欲しいと昔の電話帳のような分厚い数値明細を添付。

▼本部長同士が話せば済む調整事項も部下が走り回ってV字調整。部長から代表役員まで話を事前に詰めいくための脚本と演出が大事。

など等、これらの仕事の進め方は就業者の職務記述書(Job Description)には具体的には書かれておらず、声の大きい者と資料を作成した者が組んで、時には業務分掌も権限規定もすっ飛ばして社内関係者の総意をまとめ、期日までにミッションを仕上げます。

・・・というわけで駆け抜けた2~3月でした。


さて本日で3月も終わり、4月からは仕事も平常運転です。

暖かくなり、桜は咲き始め外出日和。花粉症もブロック注射のおかげで発症無し。さあこれから失われたプライベートを取り戻すべし。さっそく今週末には1泊温泉旅行をセット、その翌週末は自動車関連のイベントに行く予定です。気分的にはGWを1ヶ月前倒しでスタートです。

(おまけ)

「『日本企業の働き方』というが、どれだけの数の日本企業を見てきたのか。」と問われれば勤務先の関係会社や取引先などあわせて所詮10社程度です。所詮その程度のサンプル数ですが、この他にも友人知人との会話でも同じような内容を聞きます。

「いや、私の勤務先での働き方はここに書かれたようなスタイルではない」という御仁におかれましては是非アピールいただけると幸いです。

2014年3月30日 (日)

NISA口座を設定完了、中期投資スタート

【3月28日終値ベース運用状況速報】

■投資元本
54,030千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)
21,205千円

■損益率
39.2%

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NISAについて、この駄ブログで散々取り上げておきながらWATANKO自身は口座開設請求資料は早々に取り寄せたものの、正式申込みをさぼっておりました。そこで今年2月下旬になってやっと口座開設を申し込み、先日完了の知らせを受けたので早速NISAを利用開始します。

もともと考えていたNISA活用の方針は以下の記事のとおりです。

関連記事 NISAはポートフォリオの一部として、シンプルに活用

少しおさらいしますとNISAは適用期間が5年/10年と決められています。5年/10年は短期とは言えませんが、さりとて長期かというと人それぞれでしょう。そこでWATANKOは自身の20年間の長期投資全体の中で中盤にて活用する中期投資の1Trackと位置付けています。

つまり20年間の資産運用の中で、その一部を5年/10年という中期目線で取り扱う、投資成績の状況によっては数年単位で保有資産を売却してNISA活用をお終いにするということもあるということです。

またNISAに限らない話ですが、「期待リターンがプラスと信じているならば投資期間は長い方が有利なのでなるべく早期に一括投資をすべし」と世の賢者は指南しますが、2014年~2023年の10年の間にて、経済や相場の短期~中期のどのような特異なボラティリティの影響を受けるか定かではありませんので、これを緩和する意味で積み立て投資を採っていきます。

最後に積み立て投資する商品ですが、当初は外国株式インデックスeを予定していたのですが急遽、野村インデックスファンド・新興国株式(愛称:Funds-i)に変更します。

理由は5年~10年後に損失がでてハイ終了という事態を少しでも回避するため、現在ちょっと調子が悪い(相場下落気味な)アセットクラス(ここでは新興国株式)を選択しておきたいからです。早速先日発注し、約定しました。結果は来月初の運用状況報告に含めます。

しなしながら今後の積み立て商品選択はどうするかは、まだ迷っているところもあります。
年ごとに一番調子が悪そうなアセットクラスを選んで切り替える手もあるかもしれません。
毎年、バーゲンアセットをつまみ食いする、というわけです。
(一番儲かるアセットクラスを事前に選ぶのと同じように難しいかもしれませんが。)

ただひとつだけ言えるのは、WATANKOが買うのはすべからくインデックスファンドということだけは決まっています。インデックスファンドを用いた投資だけであっても投資金額、タイミング、アセットクラス選び、ローコスト商品選び等に関して情報収集と検討、判断することが沢山あります。市井の個人投資家にとってはこれで結構お腹一杯です。

皆様におかれましてはNISA活用の滑り出しは上々でしょうか。

2014年3月27日 (木)

GPIFのポートフォリオいただきではどうか

【3月26日終値ベース運用状況速報】

■投資元本
54,030千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)
20,874千円

■損益率
38.6%

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投資の成績の8割方はアセットアロケーションで決まるとよく言われます。それゆえに個人投資家のみなさんは自分にあったアセットアロケーションをそれぞれ追求しているのでしょう。

日本株式は山崎元氏の言うように半分持とうか、いや世界の株式時価総額にあわせて10%もあれば十分か。最近の動向をみていると新興国株式はリスクが高いばかりで無用なのではないか...REITって結構リターン良いよね。コモディティは、金はどうするか、そこまでは要らないのでは。エトセトラ...

それこそ各アセットクラスの取り込みの是非から、そのシェアの5%毎のきざみまでと、夕飯のごはんをおかわりしている最中にも迷いが浮かんではくることでしょう。

そんな貴方におくる捧げるひとつの解があるとすれば、ご存じ年金積立金管理運用独立行政法人(Governement Pension Investment Fund、以下GPIF)が採用しているポートフォリオ(以下PF)を自分の余裕資金の投資においても採用するのはどうでしょうか。

GPIFのPFは以下のとおりです。

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そしてこのPFについて、myINDEX(わたしのインデックス)にてリターン、リスク、シャープレシオを計算すると以下のとおりです。

■リターン     3.8%

■リスク      4.8%

■シャープレシオ 0.80

おお、シャープレシオはWATANKOの現在のポートフォリオの0.40程度と比べるとはるかに良好で投資効率が良さそうです。リターンがやや物足りないという方もいるかもしれませんが、このリスクの低さとのカップリングなら概ね納得できるのではないでしょうか。

さて次にこのPFのランニングコストはどうでしょうか。

日本債券は変動国債10、日本株式、外国債券、外国株式は信託報酬最安値(除くEXE-iシリーズ)であるニッセイのインデック投信(*)で保有した場合、加重平均の結果、PF全体での信託報酬は年率0.125%という低率になりました。

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(*)
日本株式:ニッセイ日経225インデックスファンド
(信託報酬0.2625%)

外国債券:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド
 (信託報酬0.399%)

外国株式:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
 (信託報酬0.4095%)

1,000千円を1年間運用しても1,245円しかかかりません。月あたりわずか104円で運用できます。

なんと低コストでしょうか。さらにSBI証券でこれらインデックス投信を保有すれば残高に対して年率0.1%の還元があります。さらに残高が10百万円を超えれば還元は0.2%になり、また更にSBIカードのポイントプログラムを活用すれば0.24%まで上がります。これを上述の加重平均した信託報酬に加味するとかなりの低コストになります。

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GPIFのPFはリターンよりもリスクを抑えた堅実派のPFのように見えます。投資は趣味のひとつだ、あるいはそこまでいかなくとも結構関心があり積極的にやってみたいという御仁においては物足りない内容かもしれません。

しかしながら投資にそれほど関心が高くはないけれど必要性は認めているし実行したい。でもリスクを抑えることも重視したいという市井の人間にとってはちょうどよいPFかもしれません。

このように「投資はするけれども保守的な人」には国(の代行機関)が作用している投資先の組み合わせであることがひとつの安心感につながり、投資のハードルの引き下げにつながるのではないでしょうか。くわえて信託報酬が低いインデックス投信を用いることによるローコスト投資もまた保守的な人にとってウケが良いかもしれません。

ただし投資は自己責任です。損失が発生したからとして国に文句を言うわけにはいきません。

そしてもうひとつだけ留意すべきなのは日本債券が6割あまりも含まれていることです。PFとあわせてまさに日本と心中というわけです。

そこがひっかかるという御仁はGPIFのPFを母体として、さらにそこに外国アセットを盛りつけてください。

「すみません、豚骨醤油味に新興国株式(チャーシュー)トッピングでお願いします。」

2014年3月26日 (水)

2014年3月の積み立て購入商品

さて相場は高いのか安いのかいまひとつ判然としませんが、長期積み立て投資を実践する身としてはいっときの上げ下げを気にしてもせん無きことです。

さて各回のお値段(購入単価)は如何であったか?

Notes)表中の金額単位は円です。

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さらに3月の仕入れの結果、2月末と現在とを比較して平均購入単価はどれくらい変動したのか?以下のとおりです。

Notes)表中の金額単位は円です。

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ところで今年に入ってから積み立て投資を再開したのですが、評価損益にはあまり影響を与えていません。上がっても下がってもどちらでも構いませんから、何か動きがあるとそれ以降の積み立て投資にも俄然関心が高まるものです。しかしながら、こうも凪いでいると自分が証券投資をしていることを思い出すのはこうしてブログを書いている時ぐらいになっています。


2014年3月24日 (月)

(番外編)文章作成マナー、凡事徹底

先日、自分なりの文章作成マナーについて、原理原則に絞り込んで書き記しました。

ところが一方でこのマナーを理解していても、あえて仕事での文章作成にて次のようなレトリックを使う場面もまた時折あったりします。

1.主語を書かない

とるべき施策やアクションを述べるとき、それを遂行する主体についてふれない(主語をかかない)ことがあります。それは部外者からの遠回しな業務命令となる印象を和らげたり、そもそもやるべき組織・担当について社内のコンセンサスが十分醸成できていない場合の際に使うテクニック(というほどでもありませんが)です。

主語を書かないおかげで皆さん総論賛成

2.数値は曖昧に書く

あえて数値を記載する際には前提をシビアにみてみたり、緩くしてしみたりとケースバイケースで曖昧に書きます。期間や期限についても読み手の主観が入る余地を残します。
数字は頭に残りやすい情報であり、これをつかって文章内容に対する賛同へと巧みに誘導します。一方、曖昧にしておくことで、後でツッコミを受けても「そのような解釈もできますね」と相手の突進をかわすための備えとします。

数値は一人歩きする便利な(あるいは怖い)情報

3.トレードオフは無視する

例として「新規顧客開拓は必要ですが、そのために出張経費がかさむ。」という事態があるとしましょう。その場合、「新規顧客開拓せよ」と「経費節減せよ」というともすればトレードオフの関係になることもある2つの主張を同じ文章に盛り込むことがあります。事例のように露骨でなくともさりげなくマッチポンプな内容を記載します。それは相反する矛盾した要求を並び立たせるテクニックです。そしてそれぞれの主張の賛同者は自分の主張が盛り込まれていることに納得するわけです。

以上、しがないサラリーマンの現実的な文章マナー面を紹介しました。
外資系ではこんな曖昧と矛盾に満ちた報告が社内を飛び交った入りしないでしょうかね。

だとしたら滑稽なり、日系企業。

2014年3月22日 (土)

消費増税-駆け込み買い物はどうぞ冷静に

来月から上がる消費税を前にして、駆け込みで買い物をする消費者の姿がTVで報じられています。

しかしながら消費増税の前に高額商品の駆け込み購買を行ったり、日用品のまとめ買いをすることにはたしてどれだけのメリットがあるのでしょうか。以前も記事にしましたが、再度紹介しておきます。

1.増税前に大きな買い物を前倒しで行う

具体的には自動車、エアコン、冷蔵庫などの耐久消費財、あるいは海外旅行などのサービスの購入について当初予定を繰り上げて増税前に前倒し購入する。

これについて、前倒し購買は消費増税分程度の税金費用を浮かしても、それが廃棄する耐久消費財の償却残高分を上回るケースはほとんどないと思われますのでちっともお得になりません。

数万円程度以上の償却残高が残っている(まだかるく数年は使える)家電を前倒しで買い替えて数千円の消費税節約にほくそ笑えむのは滑稽です。

まだ使える家電は淡々と使い続けましょう。

2.普段定期的に買っているものをできるだけたくさん買い込んでおく

次に普段沢山使う日用品を増税前にため込んで買うのはどれだけ経済的でしょうか。

普通の家計において買いだめができる日用品の対象品目と買いだめできる分量はたかが知れています。頑張ってもざっくり月額ベースで100千円前後、ため込む分量はいいとこ3か月分でしょうか。となれば合計300千円であり消費増税分にして9,000円を浮かせた計算になります。

しかし留意すべきはため込んだ以上は、その分の消費コントロールをきっちりやることです。沢山ストックがあるからといって、通常よりもつい使いすぎて消費ペースが通常よりも3%以上、多くなってしまえば浮かせた増税分はすぐにとんでしまいます。

そういった緻密な消費コントロールができる家計であれば、そもそも増税後、家計を3%カットするコントロールが容易にできると考えます。買いだめによる増税回避には分量的限界がありますが家計自体を3%カットする方策の方が増税分の吸収は永続的に可能です。

(結論)消費増税にあわてることなく平常通りの購買行動でOK。ただし家計の数%節約を検討、実行する良いきっかけともいえる。

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タイミング的にみて、このメッセージは遅きに失した感もありますが、まだこれから本日・明日、そして来週末に駆け込み買い物を考えている方々におかれましては是非耳を傾けていただけると幸いです。

(続)文章作成マナー、凡事徹底

日本企業にて20年以上、事務系総合職として働くWATANKOが取り上げる(自己流の)ビジネス文章の作成マナー、後半です。

今度は書き方そのものの話ではなく、文書や資料作成のマナーについてふれます。

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5.早く書きましょう

報告書・提案書は依頼されたならばなるべく早く書きましょう。上司など依頼した相手が期待する納期よりも早めに仕上げるべきです。

上司が考えるイメージ締切が1週間であれば3日で仕上げるといった感じです。たとえ7割の出来だとしても一度上司にあげるところが大事です。その上でもらったコメントを反映することで書類作成のイメージ締切1週間に対して早期段階で上司の意向を取り込むことができ、締切土壇場での大幅修正を回避できます。また上司のイメージ締切よりも早く提出すれば、荒削りな内容であっても上司の評価も甘いかもしれません。年配である上役ほどせっかちなものです。早期提出のポイントは高いです。

逆にイメージ締切1週間のところを2週間以上もかけて書類作成し、提出したらどうでしょう。その中身はそれだけ時間をかけたがゆえに、かなりの完成度が期待されてしまいます。途中で上司の意向を確認することなしに進めたら、ひょっとして提出時に大幅な修正を余儀なくされるかもしれません。

「WATANKO君、散々待ってこの内容ですか?」

6.テンプレートを活かしましょう

文章作成の経験を重ねていくと比較的良く書けた文章をストックすることができます。また他人が書いた秀逸な報告書・提案書を目にする機会もあるでしょう。そういった良い事例をテンプレートとしてもっておき新規作成の際には、それらを下敷きにして書くことです。新規作成だからといってまっさらなキャンパスから書き出しする必要はありません。

これは特にExcelで資料を作成するときに役に立ちます。なぜならWordやPower Pointは詰め込める情報量や書式が比較的制限されているのに比べてExcelは1枚1枚の資料の中身について自由度が高いためかえって迷ってしまう場合があるからです。数値と文字量のバランス、フォントサイズや貼り付けるオブジェクト、表に記載する数字の粒度、情報の見せ方の順序立てなどがうまく組み合わされていないと読み手に対してメッセージが上手く伝わない、読んでいて疲れる資料となってしまいます。

そこでテンプレートを活かすことによってメッセージが伝わる効果的な文章、資料を仕上げます。またテンプレート活用は作成作業時間の短縮にもつながります。

作成者が自他問わずとてもよくできた文章や資料は、思わず何度も読み返したりすることがありませんか。良く書かれた文章、資料はその時のみならず、後々までも読まれたり、引用されたりすることがあります。そのようなものを1点でも多く作成したいですね。

7.文章1枚で片付くと思わないこと

文章、資料作成のマナーを紹介しておきながらではありますが、どんなに素晴らしい文章、資料を作成したとしてもそれだけでメッセージの伝達が完全に済むとは思わない方が良いでしょう。

現代であればメッセージの内容によって資料だけでなく電話、メール、直接会話をうまくミックスして伝えることが大事です。前日記事の2項でもふれましたが読み手がもつコンテクストが書き手と異なる場合や資料そのものが専門的な内容であるといくら因果や5W1Hに留意しても限界があるかもしれません。

※まとめ-凡事徹底して、一発で読み手の頭にスーっと入る平易な文章、資料を作成しましょう

自分のことを棚に上げてではありますが、他の個人投資家ブログを拝見しているとブロガー当人やコメント投稿者が書く文章の中には主語や目的語が省かれている、修飾語句が長すぎる、どこに掛かっているのかわからないといった文章を見かけることがあります。また一文が長かったり、文語調の言葉を頻発させたりとあまりに堅苦すぎる文章も見かけます。一応投資関連記事なので共通のコンテクストをもってなんとか理解を試みますが、非常に疲れます。

当人たちはスマートでポイントをついた文章、あるいは格調が高くインテリな文章を書いているつもりかもしれません。しかしこのようなわかりにくい文章を書く方々は普段、仕事で一体どのような文章を書いているのか、覗いてみたくなります。(あるいは普段、まともなビジネス文章を書いたことがないのかとすら思えてきます。)

前回、今回とWATANKOが紹介するマナーについて「そんなことはわかっている。」と言う方も少なくないかもしれません。たしかにWATANKOが取り上げた内容は当たり前で平凡な内容かもしれません。

しかし一方で前述のような文章を書く人をみるにつけ、文章作成においてこのような凡事を徹底している人はひょっとしてWATANKOが想像するよりも限られているのもしれないと思い、今回あえて記事にしました。

必要な内容が、適度な分量で、適切な時期に平易な文章、資料として作成され、一発で読み手の頭にスーっと入るようになった時、ビジネスマンであれば、誰しもがちょっとしたカタルシスを感じることでしょう。

「社長、(ワタクシが作成した)資料は読んでいただけましたでしょうか。」

なお聡明なる皆様方におかれましては、それぞれが文章、資料作成の折に日頃考えている凡事を是非ご披露いただけると幸いです。

【2014/3/23】

記事タイトルを変更しました。投稿後に記事タイトルを変えたくなる衝動にかられることがしばしばあります。良く考えてタイトルつけねばと反省しています。

2014年3月21日 (金)

文章作成マナー、凡事徹底

【3月20日終値ベース運用状況速報】

■投資元本
54,030千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)
20,382千円

■損益率
37.7%

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WATANKOの勤務先は海外向け売上高が数十年前から過半を超え、外国人の採用もそれなりに行っています。しかしながら社内風土としては曖昧なルールが蔓延、以心伝心コミュニケーション、事なかれ主義、上に弱く下に強い、官僚的とコテコテの伝統的日本企業度合い満点です。でも世に言われるブラック企業という印象でもなく、よくある日本企業のひとつではないかと想像します。

さてこのような日本企業にて20年以上も働いていると、事務系総合職としてこれまで報告書や企画書を山のように書いてきました。そこから湧いてきた相手に意図を伝えるためのビジネス文章の(自己流ですが)作成マナーについて取りあげます。

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1. 文章は因果で書きましょう

先ず大原則として、何か提案する際には因果で書きましょう。一文または一段落の中に原因(因)と結果(果)をセットで書くということです。

「○○であるべきだ。」「△△しなければならない」と唱えるだけなら簡単ですが、その理由や、結論に至った動機を書かずして○○や△△の説得力はでてきません。「因」が正しければ、そして因と果の繋がりに蓋然性があれば、「果」に対して異を唱えることは難しくなります。

「果」が相手の腹に落ちない場合は、「因」に疑義を持たれたり、「因」と「果」の繋がりに無理や飛躍がある場合であり、「果」を唱えたければ、そこを見直す必要があるでしょう。

これは昔、中小企業診断士資格の試験勉強をしていた頃に経営アドバイスの記述回答を書く際のアドバイスとして、当時通っていた予備校の先生からの教えがルーツになっています。

2.5W1Hを整えましょう

上記1にて言及したWhyを含めて5W1Hをしっかり書きましょう。

日本語とは便利なものでして能動態であっても主語を省いた文章が書けてしまいます。また一方で修飾句は沢山ついているものの被修飾語が大変わかりにくくなっているケースも見かけます。

これは文章の書き手と読み手との間で、文章内容を円滑に理解するための基礎的な情報が土壌として理解されている(共通のコンテクストを持っている者同士の)場合ならでは通用するケースでしょう。

しかし文章は様々な立場・属性の人(中途入社社員や外国人従業員を思い浮かべてください。)の目にとまることがありえるため、原則として共通のコンテクストをもっていない相手にも通じるように文章はかくべきです。

(実はコレ、文章だけでなく相手との実会話においても省かれがちでことであり、重要です。)


3.数字を必ず入れましょう

文章には客観的なデータを表す数値がちりばめられていると、読み手の関心を引く可能性が高いです。なぜならそこには客観的事実が述べられており、読み手の好奇心をそそりやすいからです。

「へー、こんな数値がでているのか。」⇒「それで理由は?対策は?何が言いたいの?」と読み手の意識が繋がれば提案している内容に目を向けてもらいやすくなります。上記1の因果で書きましょうと同様に説得力も増してくるでしょう。

文章の書き出しから2~3段落目あたりからは数字を散りばめ始めてていきたいところです。読み手に貴方の文章のポエム部分を我慢して読んでもらえるのは冒頭からせいぜい15~20行目くらいまでです。

4.書きすぎはやめましょう

MS Wordの文字数や行数設定をわざわざ変更してギッシリ文字を詰めて書く。Excelの余白を最小にして端から端まで数字表をびっしり貼り付ける。Power Pointで14フォントくらいで箇条書きばかりで書き埋める。見つけたこと、調べたこと、言いたいことを寸分漏らさず、思いの丈を全てぶつける文章はやめましょう。たくさん詰めると、その結果、一番言いたいことがかえって埋没してしまいます。

相手に集中して読んでもらえるのはWordならA4書式で2~3枚、Excelなら本紙の添付分として3枚程度、Power Pointなら16ページ以内(ハードコピーで上下二分割、両面印刷で4枚未満)、そしてそれらはどれもある程度の余白がある資料です。

(つづく)

2014年3月16日 (日)

BNDからの分配金-2014年3月分

【3月14日終値ベース運用状況速報】

■投資元本
54,030千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)
20,128千円

■損益率
37.3%

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WATANKOは手元にある外貨をつかって資産運用のひとつの実験ともいうべき海外債券のETFであるBNDのバイ&ホールドを実行中です。

さてBNDからの2014年3月分の分配金が入金されました。税引き後で246.67ドルです。これまでの推移は以下のとおりです。購入元本は1株80.48ドル×2,000株=160.960ドルです。

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分配金は3ヶ月累計で895.78ドル、今月の分配時の申告レート基準では91,450です。一方で元本の変動はどうかというと3月14日終値では外貨建て損益は1,632.75ドルの評価益がでていますが、一方で円換算では為替が購入時よりも円高になっているため115,607円の評価損です。前述の分配金3か月累計とあわせてたトータル損益は24,157円のマイナスです。

毎月チビリチビリと分配金をもらい、そこだけ見ていると利益があがっているように一瞬思えます。しかし元本の評価損益とあわせみると、今回のように損しているケースも少なくないかもしれません。これが無分配ファンドであるならば分配金入金による刹那的な錯覚に陥ることもなく明快に評価損益を捉えられるのですが、分配金マジックには要注意ですね。

さてこのブログ主は先月は分配金についてわりと肯定的なことを書いていましたが、今月はそうでもありません。いったい分配金について肯定的・否定的どっちなのか、という疑問をもたれる方がいるかもしれません。

それにお答えするとしたら、ニュートラルであり毎月の分配金受け取りと元本の変動をペアで実体験することにより、どのような投資の心理変化がおきるか実験をしているところであります。

2014年3月13日 (木)

(再掲)WATANKO トヨタ86試乗インプレッション

【3月11日終値ベース運用状況速報】

■投資元本
54,030千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)
21,842千円

■損益率
40.4%

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以下の記事は今からほぼ2年前の2012年4月8日に掲載した記事ですが、諸般の事情により半年くらい前に一度削除させていただきました。(決して係争ごと等の事情に拠るものではありません。)

ほとぼりもさめたので、今回再掲させていただきます。(一部だけ加筆修正)昨年末、証券優遇税制が終了する間際に手持ちの証券を売却し、お小遣いが余っている自動車好きの御仁、手頃なスポーツカー1台如何ですか?

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2012年3月6日に正式発売開始されたトヨタ86に試乗してみたくて早速市内のディーラーにコンタクトしました。すると、展示車・試乗車ともにあるとのことなので、天気も良いし、空いてそうなお昼の時間帯を狙って軽い運動兼ねて自転車コキコキして試乗に行ってきました。

トヨペット(ディーラー)に到着すると、展示車のまわりに数人あり。よくみると皆オジサンじゃないの。運転席に座っている50代なんか子供のように嬉しそう...。

◆見た目

サイズからわかっていたことですが、実物を間近で見ると写真から想像していたよりも小さいです。全長も短く全高も低いので前からみると横幅が広く感じます。スタイルは予想どおりGood。フロントマスクもサメのようにシャープな印象。リアフェンダーは下品一歩手前のグラマラス。マフラーも太いカッター付きで印象良し。ただしリアスポイラーのデザインにバリエーションがあったらよかったです。

インテリアについて、細かいパーツはオリジナリティありますが全体としてオーソドックスすぎるか。色合いも黒一辺倒でなんぼなんでもちょっと地味すぎやしないか。サイドウインドは小さいので開放感はありません。

時間帯柄狙い通り試乗車が空いていたので早速20~30分くらい試乗させてもらいました。

◆◆走りっぷり

走らせるとエンジンパワーは十二分です。というかパワーよりもサウンド先行型。迫力があり豪快です。サウンドは今回の試乗で一番印象に残りました。

ドライバビリティについては確かに低重心で着座位置も地を這う感じがします。車重の軽さも実感できます。ハンドルは小さく、車両重量が軽いので扱いやすく、タイヤサイズもほどほどなので操舵感も想像していたよりも重くもありません。
しかしながらMTのギアシフトは想像したよりもややカッチリ感に欠けます。

◆◆◆まとめ

購入検討者にわかりやすくポピュラーな同類車であるマツダロードスターとの比較で印象を話しますと、86はロードスターより少しだけ大きく重いです。エンジンはパワーでやや勝りますが、それ以上にキャラクターがとても目立っています。ホイールベースは23cmも長いのにレーンチェンジ時のスパッと感は互角で秀逸。ですが残念ながらMTの操作感は劣ります。(あくまでとびぬけて優れたロードスターとの比較上の話ですが)

それと助手席からみたらうるさくて狭くて乗り心地の悪いだけの車に思えてしまうかもしれません。

比較的軽量FRスポーツカーが欲しいけれど、オープンはどうしてもいやな人は86を選んでまず後悔しないと思います。また一方、オープンでも良い人は貯金しながら2年後?のロードスターのフルモデルチェンジを待って比較するのも一手かもしれません。

今回の試乗は自動車のジャンルの中で「パーソナルカ―」というものがあったことを久しぶりに思い出させてくれました。(アメリカ流では「セクレタリーカー」と揶揄されるかもしれませんが)これはドライバーのためだけに存在意義がある車です。

これを200万円台で買える日本人は幸せであることに気がついている人間の数だけ、この車は売れます。


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あれから2年が過ぎました。WATANKOの近所でも2~3台、86をみかけます。(そのうちの一人はわざわざガレージを新設したようです。)86はプリウスと同じタイヤを履いていますが、その車の数十分の一しか売れていません。でも街中で時折みかける86は、どれもドライバーがとても満足げにドライブしているように見えるのは、車好きのただの錯覚でしょうか。

2014年3月11日 (火)

【前日譚】インデックス投資を始める前の日々

前々回に資産運用満6年、前回にブログ運営満4年を記事にしてきましたが、両記事の補足として、WATANKOがインデックス投資を始める2008年3月以前の資産運用はどうしていたのか。

インデックス投資を始める前のプレクリエル(前日譚)を記しておきます。

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(↑インデックス投資スタートの”夜明け前”イメージです。)


1991年~1994年:貯蓄ゼロ時代

社会人になってから結婚する前迄は「月給は1ヶ月以内で使い切り」生活ばかり送っていました。ボーナスが入ってもいつのまにか使ってなくなってしまいました。

せいぜい大手生保に就職した大学サークルの知人女性の勧誘や、職場に潜り込んでくる保険オバちゃんの営業攻勢に負けて生命保険を1~2つ契約していたくらいです。

会社の同期や先輩の中には給与天引きで貯蓄したり、持ち株会に加入したりしていましたがWATANKOは関心ゼロでした。

若い頃から貯蓄と投資をコツコツ続けておられる方々に比べたら、全く落第生のような生活ぶりでした。

1995年~2004年:給与天引き貯蓄時代

結婚してからは扶養家族ができたため、給与天引きで毎月50千円+年2回のボーナス時それぞれ300千円くらいを財形貯蓄につみたてたり、生命保険を見直したりしました。

こうして財形貯蓄にて貯めた資金は2004年に注文住宅を新築する際に解約して、新築資金にすべて充てました。

最初から住宅財形にしておけば税制面の優遇もうけられたという後悔もありましたが、積み立てを行っていた頃は資金用途もはっきりしていませんでしたので仕方ありませんでした。

2002年~現在:不動産賃貸業の引き継ぎ

父が年老いてくるに従い、2000年頃から実家の不動産賃貸業を徐々にサポートする機会が増えました。やがて父が認知症にかかると賃貸業一切を引き継ぐことになります。
といっても当初は積極的な不動産投資をするわけでもなく現有物件の維持管理が中心です。やがては田畑埋め立てして駐車場にしたり、遊休土地にアパートを建てる一方、古くからある賃貸物件を手仕舞いするなどのリストラも進めてきました。

2007年以降

短期の海外赴任を終えて翌2007年に帰国後、給与所得と不動産賃貸業から貯まってきた余裕資金をどうにかして増やせないものか考え始めました。お金が手間いらずで多少でも増えてくれれば家計に余裕を持たせることができると発想しました。

また銀行の預金金利はタダ同然の水準であり、こんなにも低コストで資金を調達している金融機関に対して、なんだか搾取されているような気分にもなっていたことも起因しています。

しかしながら個別株やFXなどのハイリスクな投資はやりたくない。せめて年間利回りが3%~5%程度で十分だからリスクを抑えた資金運用はないものかと思案していたところでインデックス投資に出会い、長期・分散・積み立て投資が自分にフィットしていると判断して、これをはじめたというわけです。

そうしてイートレード証券(現SBI証券)とジョインベスト証券(現野村ネット&コール)に口座を開設し、6年前の2008年2月末に始めて投資信託の「三菱UFJ225インデックスファンド」をWeb発注してインデックス投資を始めました。

おそらくこの駄ブログに来訪いただく多くの個人投資家の方々に比べると、WATANKOの証券投資デビューは比較的遅い方ではないかと想像します。しかし40歳からスタートして20年間、残りまだ14年間もあります。(14年間しかない?)

これからも投資をコツコツと続けていきます。

2014年3月10日 (月)

忍耐と煩悩のブログ、5年目に突入です

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改めまして来ブログの皆様へ 

万年初心者個人投資家のWATANKOといいます。

2010年3月に当ブログを始めて以来、満4年が経過し、今年の3月から5年目に突入します。そこで当ブログと筆者についてちょいととりあげます。

★当ブログ運営者WATANKO

首都圏の私立大学を卒業後、民間企業で働く40代サラリーマン。妻1、子供2を扶養する世帯主です。兄弟もおらず両親も既に他界しており、シンプルな核家族です。

都心から50km圏内の地方都市在住。10年近く前に実家の敷地内に平屋の一軒家を建てて住んでいます。住宅ローンはありません。サラリーマン以外に親から継いだ不動産賃貸業をやっています。

就職後に結婚、出産、資格取得、家づくり、相続、海外赴任と公私ともにいろいろありましたが40歳手前を迎えたころから、やっと腰が据わった人生中盤の巡航モードになってきました。

■資産運用の方法

WATANKOは給与所得と不動産賃貸所得から得た余裕資金をもとに年間5~10百万円ずつ投じて金融商品による資産運用を行っています。資産運用の方法はインデックス投信、ETFおよびそこから派生したファンド・オブ・ファンズを購入・保有する手段をとっています。

資産運用は想定20年間、資産運用した結果、元本に対して利回り目標5%(税引き後4%)達成、元本総額を1.5倍(税引き後1.4倍)に増やすことを目指しています。

勤務先では年金給付の25%が確定拠出年金となっているので、これまたインデックス投信を積み立てしています。

不動産投資については、新規物件をガンガン購入して規模拡大を狙う「アクティブ型」ではなく、現在所有する物件の維持・更新が中心となる「パッシブ型」のスタイルです。(これでも一個人としては不動産投資のリスクは十分すぎるくらいとっているつもりです。)

●関心事

無類の車好きであり、小学生の頃に憧れたスーパーカーを手に入れてみたいと思ってブログタイトルにも掲げています。スーパーカー以外にもスポーツカーやオープンカー、GTなども大好きです。60歳、いや早ければ55歳くらいでリタイアして、自動車趣味に明け暮れる悠々自適な生活を夢見ています。

好きな車の基本条件はサイズがDセグ以下(大体全長4.6m以下)で後輪を駆動すること。

◆当ブログのスタンス

一応、金融商品による資産運用が当ブログのメインテーマです。しかしながらWATANKO自身は金融リテラシーがそれほど高くなく、資産運用の面では初心者の域をいつまでたっても出ない市井の社会人です。したがって当ブログは、よく勉強されている個人投資家のブログのような有益情報満載、知見の披露、主張の発信のようなブログではありませんが、凡人の目線で資産運用に関する率直な疑問や感想、意見を述べていきたいと思っています。

またインデックス投資だけでなく、不動産投資や家計ネタ、そして当然ながら自動車ネタを織り交ぜながら月15回~20回のペースにて記事更新します。

ここでひとつお詫びです。

自動車ネタの記事を書くときには、読み手としては自動車にある程度の知識がある方々を想定しています。(レベル的にはカーグラフィック等の自動車雑誌を読まれる方を想定)

様々な方がブログに来訪されることを考えると、例えば専門用語にも解説を付記するなどをして自動車に疎い方にもわかるように書くべきなのでしょうが、そもそも自動車に興味の薄い方には自動車記事には関心が薄いでしょうし、逆に自動車記事に関心がある方であれば、自動車に関するある程度の知識をお持ちであると想定して細かい解説を省かせていただいています。

とはいえ、もし当ブログの自動車記事で不明点などあればどんどんご質問ください。WATANKOの知り得る限りの内容をなるべく平易に説明致します。

というわけ忍耐と煩悩、蓄財と消費のパフォーマンス・ストーリー、「資産運用でスーパーカーを手に入れよう!」、皆様ご笑覧のほどよろしくお願い致します。

2014年3月 9日 (日)

資産運用を始めて満6年を迎えました

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(先日の記事冒頭で触れたとおり、我が家の裏のお隣さんの土地にある梅の木の花が咲きましたので載せておきます。)

さてWATANKOがインデックス投資を始めてこの3月で満6年になりました。資産運用=元本保証無し・リスク有り金融商品の売買ならびに保有ととらえるなら、資産運用を始めて満6年とも言い換えられます。

6年間の購入元本と評価額+確定損益の推移です。なお後者については当ブログを開始した2010年3月以前には断片的なデータしか残っていないので割愛します。

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続きまして当ブログを開始した2010年3月以降の評価損益と損益率の推移です。

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今のところ2013年12月末時点の成績がピークとなっています。この時点が有史以来、世界経済の最頂点というわけでもないでしょう。したがい今後の成長をさらに期待しています。

WATANKOの資産運用の目標は積み立て投資を20年間続けたうえで、元本総額に対して平均年間利回りが税引き前5%、トータル損益+50%と設定しています。

WATANKOの資産運用は今のところ72ヶ月経過時点ではトータル元本54百万円に対して平均年間利回りは9.3%、評価損益+確定損益合計で+40%となっています。20年後の目標に対して平均年間利回りは軽く超過達成ですが、トータル損益目標+50%に対しては道半ばになっています。

先ほど2013年12月末時点からのさらなる経済成長を期待すると書いたものの、この20年間の運用の結果としてトータル損益目標+50%は果たして達成できるでしょうか。

振り返りますと2008年9月のリーマンショック発生から2012年11月の野田政権による衆院解散決議までの51ヶ月の間、(72ヶ月中の7割もの期間にあたります)コツコツ積み立てを継続してきました。

51ヶ月といえばWATANKOのこれまでの全投資期間72ヶ月のうちの7割もの期間を占めています。全体の7割もの間、相場低迷・円高をくらっておりその間に積み上げた投信の安値買いのインパクトをもってしてもトータル損益は+40%までしか達しません。

同様に考えれば残り14年間のうち10年間くらいはリーマンショック級の大暴落にまたさらされて相場低迷・円高が続き、その間コツコツと積み立て投資する忍耐が必要なのでしょうか。

運用期間の最後に相場がガツンとあがって報われるのであれば、そのような長期間に忍耐を重ねる気も起きますが、そんな都合の良い展開が起きるとはかぎりませんよね。むしろそのような都合よい展開は起こりそうもないかもしれません。

さてどんな未来が待っているのか。何であれ自己責任のもとに受け入れる覚悟が必要です。

2014年3月 7日 (金)

子どもがいる世帯といない世帯が背負うコストは等しくあるべき

【3月5日終値ベース運用状況速報】

■投資元本
54,030千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)
21,318千円

■損益率
39.4%

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3月6日の日経新聞朝刊によると政府・与党内にて所得税の抜本改革を議論されているようです。少子化対策として子どもが多いほど所得税が少なくなるよう課税対象を今の個人単位から世帯全体にする。一方で女性を支援するため、働く意欲をそぐとされる配偶者控除の廃止・縮小も目指すとのことです。(リンクを貼りたいところですが、大人の事情で割愛します。)

もう8年くらい前になりますが、妻のママ友の一人に美人でしかもわりとインテリな方がいました。ふとした懇親の場で色々会話する機会があり、社会制度についても意見を交わしたことがあります。そんな中でそのママ友から「子供がいない人は社会負担をより多く背負うべきだわ。どう思います?」と質問されました。その時WATANKOは直観的に「それを実現させるためには子供のいない人達から表層的な反感を買われないようにするべきですね。」と返した記憶があります。

冒頭の日経新聞の記事を読んでそんな昔のことが頭によみがえりました。8年もの前のささいな会話をはっきり覚えていたのは、そのママ友がママ友皆さんの間では抜きんでてインテリだったことに加えて、自分の意見がその時まだモヤモヤしていたからです。

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政府統計によると平成22年のデータで世帯主が30~54歳までの世帯19,876千世帯のうち子供がいる世帯といない世帯の比率は6:4となっています。世帯主が働き盛りである世代にて子供のいる/いないが全世帯を概ね二分していますね。
e-Stat 政府統計の総合窓口
当該Webの「世帯の家族類型(16区分),世帯主の年齢(5歳階級),世帯主の男女別一般世帯数及び一般世帯人員-全国(平成7年~22年)その1 一般世帯数」参照 

成年は子供を産み育てて、子供が大きくなれば今度はその子供が年老いた世代の面倒をみたり、次世代の子供をまた産み育てる。社会の自然な世代の移り変わりのサイクルです。これは自分の老親や子供に対して直接的に経済的な面倒を見ることだけに限定せず、税金や保険、年金等といった社会全体の仕組みの中で世代間扶助を成り立たせていけばよいのでしょう。

しかし経済の右肩成長の時代はとうに終わり、雇用は不安定、加齢とともに収入が自動的に上がっていく時代はとうに終わっています。そんな中で働き盛りの世帯主の世帯にとって、老親は蓄えなどもあり支援のための負担が少ないかもしれませんが、特に子育てにおいてはコスト負担は軽くはありません。
それら背景を思い浮かべると、政府・与党が議論している所得税の抜本改革の方向感は納得がいくものです。

一方で子供をもたない世帯は、もつ世帯に比べて様々な面で家計の負担が軽いことは言うまでもありません。子供を育てるコストの負担がないため、当該個人だけをみれば経済的に恵まれた生活をおくることができる可能性は子供をもつ世帯に比べて高いでしょう。しかしながら一方で、年齢を重ねた時に必要となる様々な社会の仕組みを整備・維持するために負担すべきコストはどうでしょうか。

子供を持つ世帯だけで構成される社会集団と、子供がいない世帯だけで構成される社会集団があったとします。老後も含めて安心できる生活をおくるために必要な様々な社会の仕組みをそれぞれの集団が整備・維持するとしたら各々の集団の構成員にとってコスト負担はどうなるでしょうか。

子供を持つ世帯だけで構成される社会集団は、子供が育ち生産年齢人口となってくれればこの社会の仕組みの整備・維持コストを分かち合うことができます。子供を育てるコスト負担はありますが、その見返りもあるというわけです。

一方、子供がいない世帯だけで構成される社会集団は、自身の生活コストは安く済みますが、一方で社会の仕組みの整備・維持コストを子供と分かちあえない分、自身の負担が重くなるのは仕方がないことです。

WATANKOは子供を持つことについての損得勘定を考えたことはほとんどありません。子供を持っても、持たなくても経済的な恩恵は同じ社会に住む以上、同じであるべきだと考えているからです。それが実現されるべき社会であるという信念のもとに一人一人がどちらかを自由に選ぶべきです。

将来に寄与する子供を持つ世帯にはコスト負担に対する十分な支援を、子供がいない世帯にはそれなりの負担をお願いするべきでしょう。
 

2014年3月 6日 (木)

2013年確定申告(Pay Tax For 2013)

WATANKO家の2013年の確定申告について、毎年申告業務を委託している税理士と先日打ち合わせを終えました。近日中に申告完了することでしょう。

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2013年(平成25年)の申告における主要トピックスは以下のとおりです。

1.課税所得は変わらないが、キャッシュフローが減少

2013年の不動産賃貸業の収入については前年比横這いでした。一方、支出も大差ありません。結果として課税所得は例年並です。なお例年夏にシルバー人材センターに委託していた草刈り作業を一部取りやめて、自ら草刈を行いました。その際に購入した草刈り機や消耗品類はしっかりと必要経費にさせてもらいました。(たいした金額ではありませんが。)

その一方でキャッシュフローについては、店舗の解体費用や相続税の申告関連費用が発生しており、収支は余裕資金がでるどころかトントン近くまで減少しました。2014年はこうした一過性の支出は当面予定しておらず、キャッシュフローは改善する見通しです。

2.母に代わって妻の確定申告が必要になる

昨夏に亡き母の相続税申告を完了させ、母名義の不動産のうち現在、収益性のある物件の大半は妻が相続しています。私が相続した不動産は車5台分の小さな駐車場、近所にすむ叔母夫婦に無償提供している土地、自宅についての母の共有名義分といったところです。

したがいまして2013年からは母に代わって妻に一定の所得が発生したことにより、妻はWATANKOの扶養家族ではなくなり、所得に対する確定申告を行うことになりました。

3.申告分離課税でETFの売却益を申告

昨年末にETFのTOKとEEMを売却して一定の利益がでました。WATANKOはSBI証券の口座を利用しており、海外ETFは特定口座ではなく一般口座にて取引しているため、今回2つのETFの売却益を申告しました。今月末の運用状況報告にて運用成績に算入します。しかし後からこうして税金を支払うとなると、なんだか惜しい気分になってきます。

4.医療費が大幅に減少

その他の小ネタとしては医療費が大幅に減少したことがあげられます。2012年までの母が存命中は年間500~700千円の医療費がかかっていました。入所している24時間介護施設にて、かかりつけ医による月次の往診料のほか、数ヶ月おきに特定の傷病で通院したり、入退院を繰り返していたからです。2013年はそれらがなくなり夫婦子供2人で年間10数万円のレベルになりました。

なおこれには次男に適用されている小学生迄の児童を対象とした市の医療費補助(診察は1回200円、薬代の自己負担はゼロという特に病気がちな子供を持つ家庭にとっては大変ありがたい補助制度。)も寄与しています。

そもそも医療費がかかりことはそれだけ傷病にかかることを意味しており、事故に気をつけ、できるだけ健康を維持することの方が本来あるべき姿です。

今年は年間の医療費が100千円を下回り、医療費控除を使わなくなるくらいに健康を保ちたいですね。

医療費をかからなくすることによって、その分を生活をもっと豊かにする有意義な消費に廻したいものです。

2014年3月 4日 (火)

2014年2月末運用状況

我が家のすぐ裏にあるお隣さんの梅の木には花が咲き始めました。花粉症に悩まされる頃になってきました。春の到来です。しかし相場には春が来ているのでしょうか。

枕詞ならぬ枕チャートとして直近1年の日経平均です。

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ちょっと古いネタですが軽減税率の終了に伴い、年末にまで評価益がある保有証券を売却した個人投資家はとても幸福でした。そして年が明けて1月下旬あたりからまた仕込んだ方も安値買いができてラッキーでしたね。長期投資派からみれば刹那的な相場に一喜一憂するのは愚かしいのかもしれませんが、退屈なインデックスファンドによる長期投資を実践する身としてはたまにはこのくらいのスパイスがあってもよいのではないでしょうか。

というわけでインデックス投資を初めて先月末でちょうど6年が経ちました。2014年2月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆各アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは101.64円/$です。
◆投資待機資金には以下が含まれます。
購入元本:インデックスファンドの売却により回収した元本、年度ごとに新たに投資に廻す資金
評価額及び評価損益:インデックスファンドの売却により確定した損益結果及び税還付額等(評価額・評価損益)
なお日本債券アセットに属する極低リスクのインデックス投信(暫定的な所有分も含む。)や外貨MMFもここに含みます。

◆評価記号の内容は以下です。
◎:+25.0%~
○:+15.0%~+25.0%
△:+15.0%~+ 5.0%
▲:+ 5.0%~▲ 5.0%
×:▲ 5.5%~

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売却済みファンドの履歴は以下のとおりです。

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続いてファンド・オブ・ファンズに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。

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さらに「my INDEX(わたしのインデックス)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに過去平均リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●過去平均リターン
5.2%(5.5%)

●リスク
12.7%(12.5%)

●シャープレシオ
0.42(0.44)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●購入元本+投資待機預金元本分
54,030千円(54,030千円)

●評価損益+確定損益分
21,701千円(20,363千円)

●運用期間
72か月(71か月)

●元本平均残高
39,088千円(38,877千円)

●平均年間利回り
9.3%(8.9%)

<概況>

評価損益、平均年間利回りは先月にくらべて少し上昇しました。アセットクラスでみると日本株式クラスが抜群の評価益です。わずか1年半くらいまでは当の日本株式クラスが一番ダメダメであり、WATANKOのポートフォリオは新興国株式クラスの評価益によって長らく下支えされてきていました。毎月こうして駄ブログにて記事にあげて来たのではっきりと記憶しています。

それが今や日本株式と新興国株式では立場が逆転しています。新興国通貨の暴落によるリスクオフがどれくらいひどくなるのかそして続くのかわかりませんが、WATANKOとしてはこの新興国バーゲンセールが加速しても構いませんし、むしろ期待しています。

あとは新興国株式の信託報酬最安値を更新するインデックス投信の登場を待つばかり。

2014年3月 3日 (月)

ブログ再開のよろこび

年度末を迎えるにあたり、1月から2月にかけて勤務先での仕事が激忙状態に陥りました。特に2月の後半からは、帰宅してからも自宅PCからリモートで会社PCにつないでメールやサーバーを覗き込みながら一日おきぐらいで深夜1~2時まで仕事がつづく有様でした。

3月もまだ忙しさが続きますが、やや時間が取れるようになってきたので当ブログ更新をを再開したいと思います。

ちょうど1週間、ブログ記事がまったく書けない状態が続くと、「ひょっとしてこの駄ブログも、もうフェードアウトかもしれない...。これでもう『投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 』へも投票できなくなるかもしれない...。」などとメランコリーな気分にどんどん引き込まれて...

ということは全くなく、「はやく記事が書きてー。ネタも大体3か月先の分まで貯まってきたよ。」といっぱしのブロガー魂がどんどん湧いてきました。

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さて記事のネタも貯まってきたということで、2014年の春の駄ブログ記事予定について、あらましを紹介します。

●不動産投資

不動産契約をめぐるよもや話です。かといって法令や契約条項をとりあげた堅苦しい内容ではなく、駄ブログらしく常識と現実の世界に立脚した不動産オーナーからの意見です。ギリギリ反感を買わない程度に書き連ねたいと思います。

◆証券投資

万年初心者個人投資家のWATANKOが、正真正銘、投資デビューする方におくる素人が素人に語る微笑ましい内容。金融リテラシーに長けた賢者の方々におかれましてはどうぞ高所大所から暖かく見守って(スルー)していただければありがたく。

■家計の管理と支出

人生で一番大きな買い物といわれる「家」ですが、ブロガーの皆さんは建売やマンションのポン買いばかりなのでしょうか。注文住宅を語る方をほとんど見かけません。そこでWATANKOの体験をもとに注文住宅にかかわるアドバイスをひとつふたつ話してみたいと思います。

★モノの書き方の話

自分のことは棚にあげての話ですが、職場の若手におくる文章の書き方のコツを記します。といっても通常の論理的な文章の書き方的な内容ではなく、どちらかと言えばサラリーマン処世術的な経験をもとにした文章です。(一部のブロガーには読んでもらいたい気持ちもあり。)

実際に記事にする順序はまちまちですが、上記のテーマについて各々数回にわけて記事を投稿する予定です。

もちろん、自動車ネタも随時盛り込んでいきます。

当ブログに来訪された方々におかれましてはご笑覧いただければ幸いです。

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