Intermission 2014/3/31
日本企業のグローバル化がすすんだ影響か、決算期を12月に設定する企業が最近増えた印象もありますが、実態はまだまだ多い3月決算企業。
WATANKOの勤務先もそんな3月決算企業です。それゆえに2月から3月にかけては年度末なので業務多忙でした。以前は年度末の繁忙とは関連が薄い部署にいたのですが、昨年5月に異動した部署ではバリバリの季節労働者です。四半期決算ごとに頼みもしないのに忙しさがやってきます。そしてその大まとめ仕事が年度末にやってきます。
オフィスで仕事して、帰宅途中の長距離通勤の電車の中で仕事して、自宅に帰って遅い夕飯と入浴を済ませてから仕事して、就寝して起きたら会社に行く前に仕事して、朝の通勤電車の中でまた仕事して、勤務先に到着したら(以降、この段落の頭に戻る)。
・・・こうした忙しさも3月末を迎えて無事終了しました。
振り返ってみれば、まさに日本企業での働き方でした。それはかけた時間だけでなく仕事の進め方についても同様です。
▼業務のスケジュール、マイルストーンは概ね決まっていますが、細かい準備や進め方は毎回異なり一寸先は闇常態。
▼上部層に行くほど意思決定のスピードと具体性がなくなってくる。たっぷりとったはずのリードタイムがあれよあれよという間にあと1日。
▼趣味の文章変更の繰り返しでドラフトのRevision Noはいつも2ケタ。あの数値この数値も欲しいと昔の電話帳のような分厚い数値明細を添付。
▼本部長同士が話せば済む調整事項も部下が走り回ってV字調整。部長から代表役員まで話を事前に詰めいくための脚本と演出が大事。
など等、これらの仕事の進め方は就業者の職務記述書(Job Description)には具体的には書かれておらず、声の大きい者と資料を作成した者が組んで、時には業務分掌も権限規定もすっ飛ばして社内関係者の総意をまとめ、期日までにミッションを仕上げます。
・・・というわけで駆け抜けた2~3月でした。
さて本日で3月も終わり、4月からは仕事も平常運転です。
暖かくなり、桜は咲き始め外出日和。花粉症もブロック注射のおかげで発症無し。さあこれから失われたプライベートを取り戻すべし。さっそく今週末には1泊温泉旅行をセット、その翌週末は自動車関連のイベントに行く予定です。気分的にはGWを1ヶ月前倒しでスタートです。
(おまけ)
「『日本企業の働き方』というが、どれだけの数の日本企業を見てきたのか。」と問われれば勤務先の関係会社や取引先などあわせて所詮10社程度です。所詮その程度のサンプル数ですが、この他にも友人知人との会話でも同じような内容を聞きます。
「いや、私の勤務先での働き方はここに書かれたようなスタイルではない」という御仁におかれましては是非アピールいただけると幸いです。
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