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2014年3月22日 (土)

消費増税-駆け込み買い物はどうぞ冷静に

来月から上がる消費税を前にして、駆け込みで買い物をする消費者の姿がTVで報じられています。

しかしながら消費増税の前に高額商品の駆け込み購買を行ったり、日用品のまとめ買いをすることにはたしてどれだけのメリットがあるのでしょうか。以前も記事にしましたが、再度紹介しておきます。

1.増税前に大きな買い物を前倒しで行う

具体的には自動車、エアコン、冷蔵庫などの耐久消費財、あるいは海外旅行などのサービスの購入について当初予定を繰り上げて増税前に前倒し購入する。

これについて、前倒し購買は消費増税分程度の税金費用を浮かしても、それが廃棄する耐久消費財の償却残高分を上回るケースはほとんどないと思われますのでちっともお得になりません。

数万円程度以上の償却残高が残っている(まだかるく数年は使える)家電を前倒しで買い替えて数千円の消費税節約にほくそ笑えむのは滑稽です。

まだ使える家電は淡々と使い続けましょう。

2.普段定期的に買っているものをできるだけたくさん買い込んでおく

次に普段沢山使う日用品を増税前にため込んで買うのはどれだけ経済的でしょうか。

普通の家計において買いだめができる日用品の対象品目と買いだめできる分量はたかが知れています。頑張ってもざっくり月額ベースで100千円前後、ため込む分量はいいとこ3か月分でしょうか。となれば合計300千円であり消費増税分にして9,000円を浮かせた計算になります。

しかし留意すべきはため込んだ以上は、その分の消費コントロールをきっちりやることです。沢山ストックがあるからといって、通常よりもつい使いすぎて消費ペースが通常よりも3%以上、多くなってしまえば浮かせた増税分はすぐにとんでしまいます。

そういった緻密な消費コントロールができる家計であれば、そもそも増税後、家計を3%カットするコントロールが容易にできると考えます。買いだめによる増税回避には分量的限界がありますが家計自体を3%カットする方策の方が増税分の吸収は永続的に可能です。

(結論)消費増税にあわてることなく平常通りの購買行動でOK。ただし家計の数%節約を検討、実行する良いきっかけともいえる。

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タイミング的にみて、このメッセージは遅きに失した感もありますが、まだこれから本日・明日、そして来週末に駆け込み買い物を考えている方々におかれましては是非耳を傾けていただけると幸いです。

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