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2014年6月 7日 (土)

アマゾンの中古車販売に注目【重要なこと追記】

【6月5日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

22,889千円

■損益率

38.2%

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★<

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(ドライブには好きな車を駆りたいね。)

数日前の日経朝刊に記事が出ていましたがアマゾンが中古車のネット販売に乗り出すようです。中古車販売のネクステージがアマゾンのサイトに出店する形で、国産車を購入に必要な諸費用を含めた総額を明示。価格は550千円以下の3つに固定し分かりやすくします。ネットでの価格比較や商品購入に慣れた若年層を中心に、中古車のネット販売の需要が見込めるとアマゾンはみているそうです。

早速アマゾンの自動車本体の販売サイトを見てみました。

新聞記事を読んだ時点で予想していたことですが、売られているのは新車価格がそれほど高くなく、車種としては万人向けかつ実用的なモデルばかりです。また在庫も登録後10年前後の低年式で走行距離が多いタマばかりです。車好きにとって触手がのびそうな在庫はいまのところみられません。

というわけで、はたしてこのネット販売はヒットするでしょうか。車好きのWATANKOにとっては既ににかなり興味が失せたサイトではありますが、それでもいくつかの点で注目しています。

1.これは既存のヤフオクなどでも言えることなのですが、購入者は実車をこの目で確認せずに購入するリスクをどこまで負えるでしょうか。1,000千円を超える金額なら難しいかもしれませんが、330~550千円という価格帯ならリスクを負って購入できる価格帯とアマゾンはにらんだのかもしれません。それとクレジット決済がしやすい価格帯であることも重要です。

2.低年式の万人向けかつ実用的なモデル、言い換えればそれらは趣味性が極力排除されたコモディティ商品といえます。しかしそのような商品をわざわざネットで購入し、大枚払って所有したくなるものなのか。住んでいる市内にある中古車屋にいけばそれなりの在庫があります。もし利用頻度が少ないから、できるだけ安く調達したいと考えるならば、それこそカーシェアリングやレンタカーとの競合があっても不思議ではありません。

3.これを機に販売価格500千円前後あるいはそれ未満のモデル(とくに330千円の在庫は下取り価格がゼロに近い=日本の中古車市場としては資産価値ゼロ)の流通の活発化につながるか。そうなれば低年式のタマに対する人気もあがり、低年式の下取り車の相場が上昇するやもしれません。(資産価値の復活)

以上を総じていえば、もしアマゾンの中古車販売はヒットすれば日本の自動車文化も相当成熟してきた(自動車がコモディティ化してきた)といえるでしょう。

【6/8重要なこと追記】

本記事へよせられた預金王さん、工員さんのコメントを読んで重要なことを書き漏らしたので追記します。

何でもかんでもネットで気軽に買える時代ではありますが、中古車購入におけるリスクとは個々の中古車の当たり外れというリスクに加えて販売業者選びというリスクがありますので、販売業者選びがとても重要です。

投資の世界と同じで中古車販売の世界でもタダ飯はありません。購入者にとって一定の品質を保つ商品を手に入れるためには相応のコストがかかります。中古車の値段はマーケットにおける人気度を素直に表した結果と、相応の品質(整備や部品交換にそれなりのコストをかけている)のうえに成り立っています。

もしアマゾン(ネクステージ)での購入を検討される方は、ネット注文であっても販売業者と現車を直接確認すべきでしょう。

ネット注文なのに現物確認!?なんてまったく逆説的な話ですが、ここを端折ってしまい安物買いの銭失いにならないように気を付けるべきです。

(なんだかネット注文の意義がほとんどない、という結論にたどり着いてしまいましたが。)

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自動車」カテゴリの記事

コメント

アマゾンにしろガリバーのオークションにしろ、ろくな物件がないですね。
他方、ディーラーのサービスは充実してきており、(店によっては)トータルコストで最安水準のも、ちらほら。
まずは年式、次に走行距離・・といった感じで見ると、まともな物件は限られています。
あとはメンテ状況、内装の手入れ・・等々。
私の場合は中古のそのままの状態は嫌で、クリーニングかせめて消臭処理はして欲しい。タバコの臭い、怪しげなシミ(笑)がある、シートが切れている・・このようなクルマはいかがかと。
手間をかけてリサーチし、不人気な(とはいえ性能の高い)車種を選び、新車を買うのがばかばかしくなるような美車は、きちんと記録が残せるような販売店でないと難しい。

クルマを単なる道具として消耗するにしても、トラブル(修理の保証等)は事前に抑えておきたいものです・・

ネクステージは購入時の諸費用やアフターケアの整備料金に多くの疑問がなげかけられている企業です。上場してしまいましたが。

そのネクステージが諸費用込みで総込み50万円のクルマをネットで売りだすのは中古輸入車ファンのわたくしとして感慨深いものがあります。

アマゾンも組む相手を考えるべきでしょう

預金王さん

しっかりしたメーカー系中古車ディーラーもしくは良心的な中古車屋さんなら仕入れた車をそのままの状態で売ったりはしませんね。誤解を恐れずに言えば仕入れた状態のままの車はほとんどが使用済感タップリのボロ車です。これをそのまま横流しで販売するのは、賃貸住居でいえば前の住人が出て行ったあと、そのままの状態で次の賃貸人にあてがうようなものです。

中古車購入におけるリスク(最大リスクといってもよいかもしれません)である業者選びを書き忘れました。追記します。

工員さん

コメントありがとうございます。

>ネクステージは購入時の諸費用やアフターケアの整備料金に多くの疑問がなげかけられている企業です。上場してしまいましたが。

ネクステージという中古車販売業者は今まで知りませんでした。ネットでの評判を読むとなるほどという感じがします。アマゾンの販売では「8つの主要消耗品を新品、アフター保証は交換納車から1年間、走行距離は1万キロ」を謳っていますが、購入を検討する場合にはよくその内容を確認する必要があるでしょう。例えばタイヤ一つとってみても店が言うところの新品とは「使用1,000km未満(←どうやって証明するのか?)、韓国製、製造から24か月以上経過の長期在庫品」かもしれませんね。

中古車購入においては販売業者選びが大事です。

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