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2014年8月30日 (土)

2014年8月末運用状況

暴落を警戒する、あるいは暴落に備えてマインドセットするなどという警告と啓蒙の記事がちらつく昨今ではありますが、今月末も前月に引き続き保有資産(元本+確定損益+評価損益の合計)は最高額を更新しました。

というわけでインデックス投資を初めて6年6ヶ月が経ちました。2014年8月末の運用状況です。

(Notes)◆商品名は略称です。

◆各アセット毎に、購入順に並んでいます。

◆表中の金額単位は千円です。

◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。

◆海外ETFの円換算レートは103.89円/ドルです。

◆投資待機資金には以下が含まれます。

購入元本:インデックスファンドの売却により回収した元本、年度ごとに新たに投資に廻す資金

評価額及び評価損益:インデックスファンドの売却により確定した損益結果及び税還付額等。

なお日本債券アセットに属する極低リスクのインデックス投信(暫定的な所有分も含む。)や外貨MMF、SBIポイントで還元された現金もここに含みます。

◆NISA枠にて購入した商品も含みます。

◆評価記号の内容は以下です。◎:+25.0%~
○:+15.0%~+25.0%
△:+15.0%~+ 5.0%
▲:+ 5.0%~▲ 5.0%
×:▲ 5.5%~

201408314

売却済みファンドの履歴は以下のとおりです。

201408315

続いてファンド・オブ・ファンズに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。

201408316

さらに「わたしのインデックス(my INDEX)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに過去平均リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●過去平均リターン
6.0%(6.1%)

●リスク
12.9%(12.8%)

●シャープレシオ
0.47(0.47)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●購入元本+投資待機預金元本分
59,930千円(59,930千円)

●評価損益+確定損益分
25,684千円(24,689千円)

●運用期間
78ヶ月(77ヶ月)

●元本平均残高
40,890千円(40,642千円)

●平均年間利回り
9.7%(9.5%)

<概況>

WATANKOの資産運用は40歳から60歳までの20年間で、税引き前で年間平均利回り5%を達成させ、投資元本を1.5倍に増やすことを目指しています。

今年ももう3分の2が経過しました。2013年に休止していた積み立て投資を本年初から再開し、投資待機資金を4,100千円取崩してリスク資産を積み増ししました。相場が好況の中であり、リスク資産の平均購入単価はほんの少しずつではありますが引き上がってきたにも拘わらず、日経平均株価もMSCI-KOKUSAIインデックスもWATANKOがインデックス投資を開始して以来の最高値を更新し続けていまして、確定損益+評価損益の累計リターンはほぼ43%と極めて好調です。

2014年8月29日 (金)

2014年8月の積み立て購入商品

【8月27日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

25,694千円

■損益率

42.9%

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もうすぐ8月も終わりですね。気温は下がってきましたが、相場の方は別に頼んでもいないのにアゲアゲです。したがって今月の積み立て購入も高値買い?となりましたが相場も為替も人智を超えたところで決まるため、高いのか安いのかという後講釈はするだけ虚しいです。

さて各月の積み立て商品のお値段(購入単価)は如何であったか?

Notes)表中の金額単位は円です。

201408312

さらに8月の仕入れの結果、7月末と現在とを比較して、平均購入単価はどれくらい変動したのか?以下のとおりです。

Notes)表中の金額単位は円です。

201408313

先進国株式アセットの積み立て投資は従来からの外国株式インデックスeを100千円、SBIポイントが付与されるキャンペーンに応募するためにSMTグローバル株式インデックス・オープンを100千円、それぞれ購入しました。

来月は8月の追加キャンペーンにこれまた応募したために外国株式インデックスeの購入資金100千円もまたSMTグローバル株式インデックス・オープンの追加購入に振り向けます。

2014年8月26日 (火)

「eMAXIS、SMTの純資産が1,000億円達成」の裏で考えたこと

Emaxis

Smt

(1,000億円オメデトウ)


インデックス投信の定番シリーズであるeMAXIS、SMTがそれぞれ純資産1,000億円を突破しました。ここのところの株高・円安による評価益の増加という側面もありますし、1,000億円はまだまだ通過点のひとつにすぎませんが、個人投資家ブロガーの間では結構話題になっております。

あちこちのブログ記事で取り上げられており、ここでは紹介しきれませんが当該記事をまとめているブログ記事をとして以下をあげておきます。

セルフ・リライアンスという生き方
「SMTインデックスシリーズ純資産残高1,000億円」のニュースに思うこと


ブロガーの皆さんの間では「ついにここまで到達したか。」「個人投資家目線の商品展開が素晴らしい。」という祝賀と称賛トーンが多いです。たしかに純資産の増大は繰上償還のリスクからの脱却、スケールメリットによるローコスト・オペレーション(⇒信託報酬低減につながる可能性)に寄与することなので歓迎すべきことです。

さてWATANKOもまたeMAXIS、SMTを現在それぞれ保有しておりますが、一方でこれから次のことを少し考えてみました。

1.インデックス投信の今後の信託報酬の引き下げに与える影響

先月、先進国株式のインデックス投資のシェアを調べて、記事にしました。

関連記事:
先進国株式インデックスファンドのシェア2014

直近6か月間での資金流出入額はeMAXISとSMTだけで過半を占めており、この2シリーズによる寡占化がこのまま進むかもしれません。

そのようなシェアになったとき、2シリーズのそれぞれの運用会社にとって今後、信託報酬の更なる低減を検討・実行する動機付けがどれだけでてくるでしょうか。

市場でメジャーなシェアを占めるメーカーが市場全体の価格動向を左右することはよくあることです。2シリーズの運用会社はインデックス投信の市場のナンバー1、ナンバー2にそれぞれがなった今、信託報酬をさらに引き下げて追いかけるべきメジャーなライバルはいません。

2シリーズにとってそれぞれ相手が最後のライバルかもしれませんが、ここで叩き合いをしていたずらに収益を下げる愚を犯すよりも、それぞれが獲得した一定のシェアでもってそこから得られる収益をエンジョイする方が賢いといえるでしょう。インデックス投信のメジャーシリーズとして、今後も順調に資金流入が期待できるとなれば尚更です。

また2シリーズを追いかけようと、他の運用会社は現存商品ないし新規立ち上げの商品を2シリーズよりも低廉な信託報酬にして商品展開を強化するでしょうか。

2シリーズとの純資産の差はかなり開いてしまっています。さらには知名度・評判、一定の販売チャネル確立などの優位性もあるでしょう。後発組がいたとしても経費倒れにどこまで我慢できるでしょうか。

(こう考えると2010年秋に立ち上げたFunds-iシリーズは惜しかったです。商品の中には為替ヘッジあり投信など注目される商品もあったのに、全体として伸び悩んで現在に至っています。)

寡占ポジションを獲得したeMAXIS、SMTシリーズには今後、信託報酬をさらに引き下げる。後発組が2シリーズよりもさらに低い信託報酬を設定して追い上げる。こういった動きについての動機付けがどこまで期待できるでしょうか。

2.次の展開-①確定拠出年金型のインデックス投信の一般販売、②国内ETFの利便性向上を期待

現在の一般公募型のインデックス投信の信託報酬の更なる低減が、もしも期待薄ということなれば代替えとして期待したい展開が2つあります。

①確定拠出年金型のインデックス投信の一般販売

もともと一般公募型のインデックス投信よりも信託報酬が低い商品が多い確定拠出年金(DC)向けのインデックス投信が、一般にも販売されるケースが増えてくれると嬉しいです。ニッセイ日経225インデックスファンドという大成功の事例もあることですし、同様のケースがもっと増えてもよいのではないでしょうか。

②国内ETFの利便性の向上

もうひとつは、やはり一般公募型インデックス投信よりも信託報酬が低い国内ETFが、その利便性を向上させることです。収益分配金の再投資が可能になる等が実現し、商品としての使い勝手が投信に近づくことによって、その低い信託報酬がますます光ってくるでしょう。

(あとがきにかえて)

一般公募型のインデックス投信の今後の信託報酬の引き下げについてちょっとネガティブなことを書きましたが、WATANKOとて勿論ながら信託報酬の引き下げを願う一人であります。しかし一方で、WATANKOがeMAXISやSMTシリーズの担当者であれば今回記事の内容を考えることもありえます。

それに現行の一般公募型のインデックス投信の信託報酬の引き下げを促進させる意味においても、確定拠出年金向けのインデックス投信の一般販売や国内ETFの利便性の向上は良い刺激となることでしょう。

2014年8月23日 (土)

運転して面白い車に乗ろう

【8月22日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

25,358千円

■損益率

42.3%

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(運転は面白い!)


車が売れない時代といわれます。その理由のひとつとして、例えば車を乗りまわして出かけるよりも、色々な情報端末とそこからつながるバーチャルコミュニケーションの方が、費用がかからずずっと楽しいと多くの若者が感じているからだといわれます。こうしてブログを書いたりするものそのひとつでしょう。

ただここではそのようなライフスタイル、余暇の過ごし方へと話が拡散する前に、車の内なる世界に目を向けてみて、車好きとして車が売れない潜在的な原因をひとつあげておきたいです。

80年代末から90年代初頭において、日本車メーカーはバブル景気を背景に研究開発費をイケイケどんどん掛けて、主に電制面とシャシーの技術開発を進めてきた結果、欧州メーカーに追いつき、世界を取ったかにみえました。

しかしバルブ経済崩壊後、90年代半ばにかけて日本車メーカーの各車はコストダウン一辺倒になり、多くのモデルがFMCでどんどん貧相になっていきました。メジャーな例をあげれば当時のカローラを見比べればよくわかります。コストがかかる一体成形パーツや質感が高い樹脂パーツはうんと減らされ、売れ損じることをおそれてスタイルも保守的に交代です。エンジン、シャシーは当然ながらキャリーオーバーの塊です。

一方でバブル景気で虚に浮かれ、はじけた顧客達もまた一転して実利志向に走ります。車も同様で実利的なもの、お買い得なものが選ばれるようになります。全長×全幅が同じなら全高が高く、容積が大きくて値段のわりにはボディが大きく材料をたくさん使っている1BOXやミニバンがもてはやされ始めました。人も荷物もたくさん載るし、ボディの容積の割には値頃感がある1BOX、ミニバンはいかにも実利的でお買い得です。2列目シートは快適至極、AVだってつけられます。3列目とあわせてワイワイ、ガヤガヤな家族とその友人知人達。

しかし一方で、ドライバーズカーとしての魅力は薄れていきます。

1BOX、ミニバンを運転するドライバー(お父さん)の苦行は増えます。バスの運転手がごとくフロントエンドに追いやられた運転席。発進・加速時の反り返り、減速時のノーズダイブからくる不快感。重いボディを非力なエンジンで引っ張る切なさ。カーブでは高い重心高のおかげで千鳥足コーナリング。四隅の見切りがつきにくい大柄で死角が多いボディデザイン。

運転がこうも辛く、面白くない車に乗り続けていては誰だって車を運転することに嫌気がさしてくるでしょう。車は別にいらない、あるいは必要でも最低限のものでよいかという発想に行き着くでしょう。

そこでWATANKOお勧めはセダン、クーペ、ハッチバックといった伝統的なボディスタイルの車のオーナーへと回帰することです。

パワフルでスムーズなエンジンで気持ちよく加速する。軽いボディでキビキビを切り返しができる。適度に締まった足回りと低い重心高でコーナリングが楽しい。剛性感が高く、上品な乗り味がある。こういった運転する楽しみを備えた車を乗り続けていけば、所有する楽しみも含めて車そのものの魅力と価値を再発見することができるのではないでしょうか。

ファッションにたとえるとどうか。

ポケットがたくさんついて、ブカブカでゆったりしたパンツであれば便利でリラックスできるでしょう。実利的であり、そういうパンツに金を払うことは間違いがない金の使い方かもしれません。しかもみんながそんなパンツをはいていたら、パンツのシルエットが不格好でも気にならないかもしれません。

ブカブカでゆったりしたパンツは実利的ですが、そんなパンツばかりずっとはいているといつしかファッションとしてのパンツの価値を忘れ去り、やがてパンツなどどうでもよくなるかもしれません。

しかしファッションとしてのパンツの善し悪しをみるのであれば、シルエットがスタイリッシュにみえるかとか生地の色合いやポケットやステッチなどディテールのデザインがどうかというのが判断基準になるでしょう。ファッショナブルなパンツを選び、履くことはパンツの魅力と価値を再発見させてくれるかもしれません。

翻って車ですが、その魅力の根元はオーナードライブにあります。自分が運転して楽しいと思える車を所有することにあります。WATANKOはカーガイの端くれとして、何年たっても、世の中にどんな流行り廃りがあったとしても車を運転する楽しみを唱え続けていきたいです。

運転の喜びや楽しみを備えていない自動車。そりゃあ売れなくなるのも必然です。

2014年8月21日 (木)

今月もまたSBI証券の投信積み立てキャンペーンに申し込み

【8月20日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

24,751千円

■損益率

41.3%

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(今月もSBI証券の投信積み立てキャンペーンあります。)


先月、SBI証券が実施するSMTシリーズの新規/増額積み立てキャンペーンに申し込みを行いました。具体的には先進国株式アセットにて毎月積み立て投資している資金の一部をSMTグローバル株式インデックスに振り向けることにしました。

関連記事:
SBI証券の積み立てキャンペーン-久しぶりにSMTシリーズを積み立て設定

このようなキャンペーンはどんどんやってほしいなあとボヤいておりましたら、そんな市井の個人投資家の声が届いたのか今月も特定商品を対象にまたまた積み立てキャンペーンを実施してくれました。

SBI証券が厳選した投資信託の積立でもれなく最大1,300円プレゼント!

キャンペーンで商品を購入してくれた方には特典があります(一部バックします)と聞けば、普通であればキャンペーンのコストをかける見合いとして対象を割高な商品に絞るという面が時折みられます。

しかしSBI証券は対象商品にしっかりとeMAXISやSMTシリーズといった廉価インデックス投信をラインナップしています。

そこで今回もWATANKOはこのキャンペーンに応募します。具体的に先月に積み立て設定を復活させたSMTグローバル株式インデックス・オープンの積み立て設定金額を100千円から200千円に増額します。3ヶ月継続で300千円。これでもって1,300円相当のSBIポイントが付与されます。リターン0.43%が瞬時にリスク無しで得られます。

さてこうしたキャンペーン活用有無の判断基準は以下のとおりです。

1.自分が普段からとっている購買行動の延長上にあること

いくらお得といっても自分が普段必要としていない商品・サービスをキャンペーン特典ほしさにわざわざ購入することはありません。

2.キャンペーンに応募することで直接的にかかる追加コストがゼロもしくは微少であること

上でも述べましたが対象商品がもしも割高なものであれば、キャンペーンのメリットがかなり相殺されてしまいます。

3.申し込みに伴って生じる煩わしさが有る場合、それが許容範囲内であること

会員登録などが必須となり、その結果しつこい勧誘やプロモーションが来たりするとなれば敬遠するかもしれません。

こうした判断基準をクリアすれば、知りうる限りそのキャンペーンには申し込みたいですね。なぜならばキャンペーンのコストはつまるところその実施会社の経費であり、それはこの会社の顧客全体から得る収益の中で賄われます。

つまりその会社の商品を買っている顧客の身からすれば間接的にキャンペーンのコスト負担をしてるわけであります。しからばそのキャンペーンの特典を享受したくなるのは当然ではありませんか。

というわけで今月もまたキャンペーンに申し込む予定です。

2014年8月19日 (火)

1306&1308の収益分配金が入金 2014

【8月18日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

23,995千円

■損益率

40.0%

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(さて分配金が出たぞ。早速貯金・・・じゃなくて再投資だ。そうですよね、皆さん。)


WATANKOが保有している国内ETFのTOPIX連動型上場投資信託(1306)と上場インデックスファンドTOPIX(1308)の2商品から、毎年恒例“残暑お見舞い”の収益分配金の入金がありました。過去の履歴も含めて以下のとおりです。

Notes)
*金額単位は円です。
*収益率をみるときには本来、分配金を除する分母には当期の平均評価額を用いるべきなのかもれしれませんが、最終的には投入した元本に対してなんぼ儲かったのかということが現実の評価となるため、ここでは購入額を分母としております。
*とはいえ参考値として直近1年間の基準価額<簡易算定(2013年7月末価額+2014年7月末価額)÷2>に対する比率も併記しておきます。

201408191

1306と1308とでは例年、一口当たりの収益分配金に結構な開きがありましたが、今年はほぼ同じでした。昔は収益分配金のこの乖離を機にしたものですが、結局のところ収益分配金の差異はその分基準価額の高低に反映されますので、今は全く気にはしていません。

さて収益分配金ですが、どこかのブログでコメントされたように酒代や鮨代金に消えてしまわないうちに、直ちに再投資に回したいところです。しかしながら少額でありかつ端数を含めていることから同じETFを収益分配金分だけ購入するというのは手数料、最小購入単位の面からみて現実的ではありません。そこで収益分配金を再投資先としては、同じ当該ETFと同じインデックスに連動する投信が適当でしょう。

というわけで、WATANKOは昨年+今年の収益分配金を原資として、日本株式インデックス投信を購入します。

投信は何にするかというと、それは言わずもがな以下の商品です。

ニッセイ日経225インデックスファンド

これ以外の推奨があったら教えてほしいです。

・・・まさか日経225ノーロードオープン(信託報酬0.864%<税込>)とか?


2014年8月17日 (日)

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2014>予想一番乗り

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(世界で一番早い予想をしてみました。)

インデックス投資ナイトは今年は休止となりましたが、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 」(以下FOY)は今年も開催される模様です。概要紹介記事は以下です。

参照記事:
「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2014」のお知らせ#1 #foy2014 | rennyの備忘録 (投資信託でk2k2と育ててます!)

この手のランキング投票イベントは、その時代の人々の関心・注目の移り変わりの記録が残る大事なイベントでもあります。おもしろいイベントはいつでも企画、開催できますが、例えばn年前に一番人気があった○○は何かということを現在になって決めることはできません。それゆえに体裁はともかく毎年続けていただけることが大変重要であります。

さて別名、不動産賃貸悲喜こもごもブログ、あるいは車趣味の独り言ブログなど昨今自分でも思い始めてしまう「資産運用でスーパーカーを手にいれよう!」ですが、本道は(主にインデックス)投資ブログです。よってもって駄ブログを開始した2010年から始めて過去4年、FOYに投票してきました。

関連記事:

“投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2010 ”に投票しました

“投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2011”に投票しました

“投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2012”に投票しました+今年の予想

“投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2013”に投票しました+今年の予想

もちろん、今年も投票させていただきます。しかも今後、9月以降に株式アセットクラスで信託報酬の最安値記録を更新かつSBI証券取り扱いの公募インデックス投信が新規発売されない限り、もう既に投票候補はほぼ絞れております。

まあ駄ブログの管理者の投票先なぞはさておき、世界で一番早い?FOY2014の予想をあげておきます。

今年も本命はVT。これに対して昨年にはない強力な対抗馬として、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(以下、ニッセイ)を挙げておきます。

幅広い分散投資+低い信託報酬の最強組み合わせのVTが今年も盤石さを見せるのか。それともかつて誰もがポートフォリオのメインに据えるであろう先進国株式アセットにて、最安値の信託報酬記録を更新してFOYを受賞した外国株式インデックスeの再来のように、ニッセイが登場初年度に颯爽と受賞をかっさらうのか。

もうひとつWATANKOが注目しているのはバランス・ファンドが果たしてのびてくるのか?という点です。

NISAがスタートしたことをうけて、いろいろな媒体でいろいろなアドバイザーがNISA向け投資信託をいろいろと推奨しています。そのような動きの中でリスクとリターンのバランスがとれ、リバランスいらずのバランス・ファンドを進めていた向きが少なくありません。

そのために今年は昨年以前と比べてバランス・ファンドに注目が集まるのではないでしょうか。

ちなみにWATANKOが現在推すバランス・ファンドはeMAXIS バランス(8資産均等型)と世界経済インデックスファンドです。どちらもバランス・ファンドとしての信託報酬は低廉です。REITも組み入れて幅広くクラス分散したければ前者、REITは不要となれば後者でしょう。おっと低廉なバランス・ファンドの元祖&定番のセゾン・バンガード・グローバル・バランスファンドをこれらに加えることを忘れてはいけません。

今年のランキングにバランスファンドはどこまで食い込んでくるのか、ちょっと注目しています。

(あとがきにかえて)

今回記事、本来は11月頃ブログにUPすべきネタですが、記事ネタに困って早出ししてしまいました。

本文にも書きましたがニッセイとバランス・ファンドのランキングが注目です。

と、ここでカットイン。

(WATANKO妻)「ほら、あなた宛てに通知が来ているわよ。『収益分配金関係書類』だって。」

今年も夏のお中元ならぬ収益分配金がやっていました。次回記事はコレです。

2014年8月16日 (土)

夏のスーパーカー課題図書

【8月15日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

23,996千円

■損益率

40.0%

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この駄ブログのタイトルにあるスーパーカーですが、その定義についてはカッチリとしたものはありません。おおむね衆目の一致するスーパーカーの定義をあげるとすれば、エンジンはマルチシリンダー(できればV8以上)、ミッドシップレイアウト、2シーター、そして普通の量販車にはない非日常的なデザインといったところでしょうか。しかしながらRRレイアウトで2+2のポルシェ911、ミッドシップだけれどもエンジンは4気筒のロータス・ヨーロッパがスーパーカーの部類ではないという人はまずいないでしょう。このあたりがスーパーカーのドメイン定義の難しさです。

などというようにスーパーカーといっても様々なモデルがあり、その生まれた背景や実際の評判なども含めたストーリーは、車好きにとってメーカーの興亡の歴史以上に興味をひかれるものであります。

そこで夏(といっても8月も後半突入ですが)の課題図書としてスーパーカーについてその造詣を深めるための書籍、ムックをいくつか紹介します。

★図説 スーパーカー少女 ~大萌え超車だもの~

のっけから46歳の中年が真顔で推奨する書籍としてはちょっと恥ずかしい萌え系ですが、内容は侮れませせん。年代ごとの時代背景を解説したショート漫画をはさみながら、代表的な車種を発表年の時系列に紹介しています。


★伝説の「スーパーカー」がよくわかる本

美少女の絵柄が載った書籍など電車の中で読めません、という方はこちらをどうぞ。文庫サイズなので邪魔になりません。


★伝説のスーパーカー―スーパーカー世代に捧ぐ“あの頃”のアルバム

これは代表的なスーパーカーの前後および側面写真をはじめとした掲載写真が充実している一冊です。資料的価値大のムックです。


★スーパーカーリバイバルインプレッション

これはスーパーカーの試乗記が載っている一冊です。とはいえその内容はよくある新車試乗記に比べれば緻密とは言い難いですが、スーパーカーのリアルな一面が垣間見えるでしょう。


★今日からはじめるスーパーカー

スーパーカーのバイヤーズガイドな一冊です。ただし10年前の出版なので価格相場の情報は古いため注意が必要です。好景気である2014年現在では、価格相場は10年前よりも上昇しているのが全般的な傾向です。


★語れ! スーパーカー

歴史解説とオーナー紹介が充実した1冊です。最近発刊されたばかりなので、最新のマーケット情報も載っています。

スーパーカーはどのモデルもが当時のメーカーの最新鋭の技術とデザインを投じて作られたモデルというわけではありません。スーパーカーの中には、半ば荒唐無稽なショーモデルとして発表されたのち、実際の生産車として仕立てるまでに大変な苦労と妥協があったモデルもあります。それ以外にもメーカーの技術や資金の制約から見た目に比べて中身はショボいモデルもあります。

そんな悲喜こもごもが備わったスーパーカーを1台1台見ていると、一人一人の人間ドラマを見ているようで飽きがきません。

2014年8月15日 (金)

新築住宅数を制限しても、それならばと築30年の住宅に住みたいと考えるだろうか

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(新築住宅を減らせば、みんな空き家に住むようになる?)


日本経済新聞のWeb版にて、空き家の原因は新築住宅の「造りすぎ」という記事が掲載されています。

さて件の記事で空き家の原因は「必要以上に新築を造りすぎ」という指摘がなされていますが、これを聞いてなんだか数字合わせだけの統計屋じみた解説だなと感じたのはWATANKOだけでしょうか。

空き家が増えてきたから新築住宅をこれ以上建てるのをやめて、これから家が欲しい人は古い空き家をリフォームして住んでください、と言ってみたところで単身含めた核家族たちがハイそうしますとなびくでしょうか。

例えば築年数30年以上経って空き家になったような家は造りが古いため、地震で即倒壊とはならないまでも耐震性能には不安が伴います。間取りが古くて今どきの若手・中年層の生活スタイルに合いません。建具や設備が現在のそれに比べて機能が不十分です。大幅なリノベーションをしたとしても新築に比べれば実現できることに制限があるでしょう。

さらには立地にしても駅から離れており、バス通勤・通学を強いられる。中心市街地にあっても空洞化が進んでいるため買い物等の利便性が悪いといった条件を抱えているかもしれません。

いくら空き家だからといっても、(大幅なリノベーションのコストを織り込んでもなお)破格のコストメリットでもない限り、上記のような立地と仕様の住宅にすき好んで住みたいと思う人がどれだけいるでしょうか。

豊洲や武蔵小杉に代表される都市住宅の開発、交通網の発達によって増えてきた新しくて便利な街、最新の仕様の住宅に住みたい気持ちは自分と家族の幸せな未来を夢見る人なら持って当然のメンタリティです。

それを住宅が空いているからといって高度成長期に建てられ、その役目を終えたかのような郊外の○○ニュータウンのようなところに誰が住みたいと思うのでしょうか。

築年数がかなり経ち入居者がいなくなった空き家が増えているというのであれば、そのような空き家の解体撤去を促進させることで、当然ながら空き家率は改善します。そこに社会経済的なメリットが見いだせれば、その範囲内で国や自治体が空き家の解体撤去を促進する施策を税金を投じてでも進めればよいだけです。

一方で住宅を探す人達は、これまで述べてきたとおり、もともとそのような空き家とは無縁です。よって空き家が残ろうが取り壊されようが新築住宅市場における需給バランスにはあまり影響がないと思われます。

建てられた当時の役目を終えて残った空き家は、今後住宅を持ちたいと考える人達のニーズにマッチしません。誤解を恐れずに言えば産業廃棄物と言われても仕方がないかもしれません。そのような空き家の増加と新築住宅の増加を数字の上で結びつけて同列に語るのは、現実から乖離している違和感をぬぐえません。

2014年8月14日 (木)

BNDからの2014年8月分分配金+今月の債券雑感

【8月13日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

23,370千円

■損益率

39.0%

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(お金をどう増やすのか、その行動には時には矛盾があってもいいじゃあないか。人間だもの。みつを)


WATANKOは手元にある外貨をつかって資産運用のひとつの実験ともいうべき海外債券のETFであるBNDのバイ&ホールドを実行中です。

さてBNDから2014年8月分の分配金が入金されました。今月は税引き後で246.77ドルです。これまでの推移は以下のとおりです。なお購入元本は1株80.48ドル×2,000株=160,960ドルです。

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さて債券に関する今月の雑感です。外国債券クラスについては得られるリターンに比べて、為替変動リスクが大きいため妙味が無いとよく言われます。さらには得られるリターンについての根源的な理論としては購買力平価が取り上げられたりしています。

しからばランニングコストが比較的安い国内債券のインデックス投信や、いっそコストゼロの国債でもって国内債券クラスを全て占めてしまう方が合理的だとする向きもあるでしょう。

しかしそのように考える方々が、一方で天災リスクを恐れるあまりに日本における現物不動産投資を否定しているとしたならば、そこにちょっと矛盾を感じてしまいます。日本における現物不動産投資はダメで、日本一極集中の債券投資はOKなのでしょうか。WATANKOは別に不動産投資を推奨しているわけではありませんし、日本債券への集中投資を否定しているわけでもありません。常日頃、分散投資が重要と考えているならば債券とて分散しないのかと素直に考えてみた次第です。

・・・と、ここまで四角四面にかたい事を書きましたが、誰しもが自らの行動について全くの矛盾が無く、完璧に合理的に行動できるはずもありません。○○○○○○○のような明らかな非合理なものは別として、それぞれの場面、場面で都度自分の都合の良いドグマを採用してしまうこともあるでしょう。(○○○○○○○にはお好きな投資商品や投資行動を入れて下さい。)

かくいうWATANKOとて保有するBNDは米国一国を投資対象とした債券ファンドです。よってもってこれの長期間の保有はリスクの取り過ぎと捉えています。

2014年8月11日 (月)

Intermission 2014/8/11

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(子供と過ごす夏休み。カレンダーには予定書き込み完了です。)


WATANKOの夏休みは毎年、田舎の御盆シーズン(8月13日~15日)を含めた前後期で取得しています。とくに長男が就学してから以降は、学校の夏休みに合わせるかたちで、毎年この時期に夏休みをとっていました。この時期は夏休みの中でもトップシーズンであり、どこへいくにも高くて、混んでいて、しかも猛暑真っ只中なので、できれば避けたいところですが、いろいろなイベントを考えるとこの時期に取らざるをえません。そこで今年も12日~20日の7営業日+土日の合計9日間の夏休みを取ります。

さて「孝行したい時に親は無し」とはよく言ったものです。自分が社会人になって仕事が大きなウエイトを占めてくると、近しい肉親と過ごす時間がなかなか取れないこともあるでしょう。そのため、WATANKOは長男が生まれてから以降、お互いの両親のところにかなり頻繁に訪ねて行ったものです。

時は経て、親も亡くなりWATANKOは孝行する相手もいなくなりました。

残る近しい肉親といえば、近所にすむ叔父・叔母のほかは家族です。夏休み期間中、妻はWATANKOの希望などお構いなしにアウトレットや大型量販店モール巡りの予定をいれます。やれやれとおもいつつ、出先でショッピングにまわっている妻を待つ間、涼しい屋内でブログ記事の下書きができるのでWATANKOもまんざらではありません。

あとは子供達と過ごす時間です。長男は高校3年生であり受験勉強に没頭中。いやも没頭していなくても、もう親とは一緒に出掛けたりはしません。よって夏休み期間中のお相手は主に小学5年生の次男となります。しかし小学5年生ともなれば、そろそろ親から離れていき、一緒に行動する機会が減りそうな微妙なお年頃です。もう来年は親と一緒には出掛けてはくれなくなるかもしれないでしょう。そう思うと今年は子供と無邪気に過ごす最後の夏休みかもしれません。

子供からみて、もうそろそろ親は万能ではなくなります。子供が望むこともであっても親にはできないことがポツポツとでてくるかもしれません。親を頼れなくなってくるようになると、それが子供の一人立ちの始まりです。自分の子供達が手元からはなれて成長していくこと自体は勿論喜ばしいことですが、子育てに掛かりっぱなしであった昔を思うと寂寥感が湧いてくるのもまた正直なところです。

そんな時が来る前の、自分の子供との間に残された最後の夏休みを大事に過ごしたいです。

子育てに時間をとられている30代のお父さん。ひょっとして自分の時間がないとお嘆きかもしれませんが、今の時期もまた代え難い貴重なものです。資産運用はほったらかしインデックス運用に任せて、いつか、そして必ず終わりがやってくる子供との貴重な時間を大切にしましょう。

(あとがきにかえて)

WATANKO妻「そうね、子供達が手がかからなくなったら、しょうがないから貴方のお相手をしてあげるわ。」

WATANKO「え、本当? じゃあこのオープン2シーターを買って...(とカタログを取り出しながら)」

WATANKO妻「嗚呼、あなたの話はいつもそこになるのね。」

2014年8月 9日 (土)

イベントの企画・運営は大変だけど楽しい!と思えるうちにやめておこう

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●学生時代はサークルの合宿にはじまりインカレで開催するシンポジウムや講演会

●企業に勤めるようになってからは社内の横断的な会議体、関係会社を集めたイベント、顧客向けマス・プロモーション等

●さらには社外では異業種交流や資格を活かした自主的なコンサルティング活動の集まり

●ごくプライベートなところでは地元仲間が集まる交流会など

WATANAKOは年食っているだけあってか、これまで各種イベントのとりまとめを沢山やってきました。(そのせいか社内外から割と「仕切り屋」なイメージで見られることが多いです。)

色々なイベントの事務局、仕切り屋としてその裏方、栄枯盛衰を見てきた、やってきた側としては、イベントにもライフサイクルがあることがわかります。

【黎明期】

いままでにないコンセプト、趣旨のイベントを企画、運営する。開催側にとってはクリエイターとしての面白みやワクワク感、ゼロから成し遂げる達成感を体験できる。周囲からは潜在的なニーズに応えたこと、パイオニアとチャレンジ精神に対する称賛が送られる。

【発展期】

黎明期のイベントに対してこれをもっと充実・発展させようといろいろな追加企画やアイデア・工夫が取り込まれる。関わる人も増えて利害と調整ごとも増える。周辺からは口出しをする人もでてくる。その結果、イベントを開催する側の手間も時間も金もどんどんかかるようになる。でもまだイベントの創造性と達成感>手間・時間・お金なので、開催側にとって膨張するイベントをやりきるモチベーションは保たれる。

【成熟期(あるいは衰退期)】

イベントがある程度の回数を経てくると以前から変化も少なくなり、新鮮味が乏しくなる。変化のための変化、開催すること自体が目的化する。常連メンバーだけのムラ社会化する。あげくの果てにイベントはただの惰性、やっつけ、ノルマになる。

最後にはアイデアかマンパワーか予算か、またはそれら全てが尽きたところでそのイベントは寿命を終えていく。

企業等が一定のお金とマンパワーを継続的に投入する基盤が備わっているイベントならばともかく、特に特定個人の自主的な集まりによるイベントはこうしたライフサイクルにさらされることが多いでしょう。

個々人の属人的な行動力の集合体だけでもって毎回、創意工夫にあふれたイベントを安定的に運営していくことは大変です。

そこで大事なのは引き際です。イベントが成熟期に入ってからもヘトヘトになって継続するよりも、発展期のどこかで一度イベントを見直し、将来の新しい企画のための余力を残して一度解散することは、衰退ではなく再出発の種です。

2014年8月 7日 (木)

住まいの沙汰も金次第-高齢者でも賃貸住宅は借りられるのか

【8月5日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

23,667千円

■損益率

39.5%

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(家がなくても桜の木の下でずっと余生を過ごせれば...)

自分の住まいについて賃貸派の方々の中には、「高齢になったら賃貸住宅が借りられなくなるのではないか」と懸念される方もいるやと思います。高度成長期のその昔、住宅事情においては需要が旺盛な一方、供給は不足気味であったため、家主は与信がより大きい人に貸したがりました。その中でとくに昔の高齢者は、現在にくらべて所得、貯蓄も乏しかったと思われ、家主からは冷遇されたかもしれません。

しかしながら、前回の記事にあるような実情を見知った人であれば、

『いやいや、心配する必要はないよ。だって全国で空き家は増えている。賃貸の需給バランスは昔とは逆転している。家主からみれば空き家率を上げないためには借主の年齢になぞこだわっていられなくなるよ。少子高齢化なのだから、逆に借主の方から借主のボリュームゾーンである高齢者をターゲットに入居をすすめてくるよ。』

と考えても不思議はないでしょう。そこでWATANKOが取引がある大手アパート賃貸業者に高齢者への賃貸について簡単に問い合わせてみました。

賃貸業者いわく、高齢者に賃貸する場合の留意点は以下のとおりです。

1.収入源がしっかりと確保されているか。特に高齢者は勤労所得がないため、年金も含めてどこからの収入が充てこめるのか、慎重なチェックが必要です。

2.将来にわたっての賃料支払いを担保できる保証人が付けられるか。特に高齢者の場合、高齢ゆえに周りに頼れる親族がいないケースが多いです。

3.賃料を担保する保証人だけでなく、借主が高齢からくる病気、怪我などの突然のトラブルに見舞われた場合、面倒をみてくれる人が近くにいるかどうか。

上記について、家主からみれば確かに高齢者に関しては不安がありますが、そもそも1、2は高齢者に限った話ではありません。

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さてここで上記2の保証人についてクローズアップします。

いっぱしのアパート賃貸業者であれば、賃貸を申し込みしてきた人についてそれなりの審査を行います。その際、収入の有無・程度の確認は勿論のこと、保証人の有無も大事な確認事項です。

しかしながら今や世知辛い世の中、親以外に保証人になってくれると人を捜すのは難しいかもしれません。そんな人たちのためにアパート賃貸業者は借主に対して保証会社と契約し、同社に法人として保証人になってもらう方法を提案しています。(この保証会社ですが、アパート賃貸業者の系列会社であるケースもあり、その場合まさに賃貸にかかわるワンストップサービスを提供しているわけです。)

勿論ながらこの保証サービスを受けるためには保証会社の審査を通る必要がありますし、保証料を取られます。しかしながら保証人がなかなか見つからない場合であっても、保証会社が保証を引き受けてくれれば賃貸契約を結ぶことができます。

更に言えば、アパート賃貸業者いわく今やリアルな保証人を立てるよりも、先ず保証会社との契約を勧めているのが現状とのこと。リアルな保証人を立てても、今度はその人が「保証人として保証できるのか」という問題が出てくるからです。実際には保証人に連絡をとってみると転居して連絡がつかなくなっていたり、死去していたりというケースがあるそうです。

こうして家主にとっての賃貸のリスクは、最終的には人(保証人)ではなく保証会社、つまりは金でヘッジするということです。

しかし換言すれば、高齢者であっても金があれば住居だけでなく、賃貸の保証も受けることができます。

結局は若者だろうが高齢者だろうが、住まいの沙汰もすべて金次第、というわけです。

2014年8月 5日 (火)

平成25年住宅・土地統計調査から賃貸物件の空き家率を推計してみる

【8月4日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

23,588千円

■損益率

39.4%

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先日、総務省が平成25年住宅・土地統計調査を発表しました。著名な個人投資家ブログの記事で取り上げられました。

参照記事:
ホンネの資産運用セミナー
平成25年住宅・土地統計調査結果が発表~空き家数は5.3%増加

家業ともいうべき不動産賃貸業を手掛けるWATANKOとしても関心がありましたので、早速、総務省のサイトで調査結果の概要をみてみると、先ず大見出しとしては以下です。

****************************************************

住宅宅数は6063万戸と,5年前に比べ,305万戸(5.3%)増加
空き家数は820万戸と,5年前に比べ,63万戸(8.3%)増加
空き家率(総住宅数に占める割合)は,13.5%と0.4ポイント上昇し,過去最高

****************************************************

調査結果では空き家率が増えているとのことですが、賃貸事業の視点でみると、持ち家と賃貸と区分をしたのち、賃貸の空き家率を把握することが必要です。

そこで調査結果から賃貸における空き家率を推計してみました。

総住宅数は6,063万戸。このうち居住世帯のある住宅は5,210万戸であり、この中に借家は1,845万戸①あります。(以下グラフの借家合計)

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一方で空き家830万戸のうち、賃貸用の住宅が429万戸②あります。

201408051_2

ここから①+②を分母、②を分子として賃貸の空き家率を計算すると18.9%になります。

WATANKOが住む地元の大手アパート業者の資料によると、地元における空き家率は10%前後です。業者によるセールス用のお手盛り資料ですから鵜呑みにはできないかもしれませんが、入居者の入れ替えがある程度生じるということは、すなわち需給の動きが活発であることをしめすため、賃貸マーケット上はむしろ歓迎すべきことです。したがって10%程度の空き室は許容範囲内でしょう。

しかし空き家率18.9%とは相当に高い数値です。許容範囲内を約9ポイント近く上回るため、物件の賃貸期間合計における平均の空き家率がこの水準であれば、それだけ収益見込みが落ち込んでしまうことを意味します。また換言すれば、例えば賃貸物件を建てる際のコストがそれだけ割高になってしまうことを意味します。ROIはがくんと落ち込み、はたして賃貸経営の旨味はそこにどれだけ残っているでしょうか。場合によってはトータル利回りがプラスにならないかもしれません。

なお18.9%というのは全国平均ですから人口流出が進む地方都市等であればこの比率はもっと高いでしょう。

さてこうした統計調査の結果については全国のほか都道府県、市区別の結果も順次公表されるとのことなので、自分が保有する賃貸物件がある地域の傾向を掴むことも参考になります。

WATANKOも夏休み期間中に図書館に出向く用事がひとつできました。

2014年8月 2日 (土)

2014年7月末運用状況

前月に引き続き相場は好調かつ足元では為替も円安です。したがって結論から言えば、7月末の保有資産(元本+確定損益+評価損益の合計)は前月に引き続き最高額を更新しました。

しかしインデックス投資の良いところは、これが自分の実力と思い込むことが少ないことです。今の結果は投資対象やギリギリのタイミングを図る選球眼でもって、綱渡りのように脂汗を流して投資をして得た結果ではありません。せいぜいやっていることといえば、暴落時に積み立て額を増やしたり、あまりに高騰している時には投資を一休みしてみたりといったくらいです。

6年以上もインデックス投資をやっていると、すっかりとこの投資スタイルが自分に馴染んでいます。おそらく仕事をリタイアするまでこれを続けることは難しくないでしょう。

というわけでインデックス投資を初めて6年5ヶ月が経ちました。2014年7月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆各アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは102.73円/ドルです。
◆投資待機資金には以下が含まれます。

購入元本:インデックスファンドの売却により回収した元本、年度ごとに新たに投資に廻す資金

評価額及び評価損益:インデックスファンドの売却により確定した損益結果及び税還付額等。

なお日本債券アセットに属する極低リスクのインデックス投信(暫定的な所有分も含む。)や外貨MMF、SBIポイントで還元された現金もここに含みます。

◆NISA枠にて購入した商品も含みます。

◆評価記号の内容は以下です。
◎:+25.0%~
○:+15.0%~+25.0%
△:+15.0%~+ 5.0%
▲:+ 5.0%~▲ 5.0%
×:▲ 5.5%~

201407314

売却済みファンドの履歴は以下のとおりです。

201407315

続いてファンド・オブ・ファンズに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。

201407316

さらに「わたしのインデックス(my INDEX)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに過去平均リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●過去平均リターン
6.1%(5.7%)

●リスク
12.8%(12.8%)

●シャープレシオ
0.47(0.45)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●購入元本+投資待機預金元本分
59,930千円(59,930千円)

●評価損益+確定損益分
24,689千円(23,002千円)

●運用期間
77か月(76か月)

●元本平均残高
40,642千円(40,388千円)

●平均年間利回り
9.5%(9.0%)

<概況>

WATANKOの資産運用は40歳から60歳までの20年間で、税引き前で年間平均利回り5%を達成させ、投資元本を1.5倍に増やすことを目指しています。

といってもこれは大変ラフな目標設定ではあります。というものあまりガチガチに金額目標を設定してみても、実現の可能性が高まるわけではありませんし、最終的に1.5倍にならず、1.3倍では不幸が待っているというわけではありません。老後は手に入れたお金の範囲内で生きていくだけです。

むしろ絶対的な金額目標に固執するあまり、それを狙って途中でむやみにハイリスクな投資手法に切り替えたりすることこそ慎むべきでしょう。ワイン、海外不動産、牛、わけのわからない海外債券などを買ってしまったり、不動産の共同オーナーになってしまったり...。

(おまけ)

最近、Twitterでのブログ更新お知らせを始めました。Twitterはこれまで駄ブログ記事を引用ツイートしてくれた方々にお礼を伝える時ぐらいしか使っていなかったのですが、にほんブログ村に記事更新をお知らせ送信する感覚で、Twitterにもお知らせ配信を始めた次第です。

皆様におかれまして、引き続き当駄ブログをご笑覧いただければ幸いです。

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