無料ブログはココログ

ブログランキング

« あの土地を埋め立てろ-(その4)いろいろと忙しい日々、そしてやっと着工 | トップページ | あの土地を埋め立てろ-(その6)悪意をもつクレーマーが引き起こす騒動 »

2014年9月13日 (土)

あの土地を埋め立てろ-(その5)悪意をもつクレーマーの登場

112_1241no5

(前回からの続きです。)

WATANKOは所有する田畑土地(以降、W田畑)を造成、更地にして隣接する自動車ディーラーに賃貸する計画を実行することにしました。その体験談 第5話です。

<登場人物>
・川越氏:自動車ディーラーの意向をうけ、賃貸の提案をしてきた不動産業者
・山野氏:川越氏から紹介された許認可関連の手続きを代行する土地家屋調査士
・渡部氏:西側の角地の所有者
・長谷部氏:東側の隣地の所有者
・斉藤氏:北側の隣地の所有者
・大林:斉藤氏の義弟であり代理人

W田畑の造成工事が半分程度すすんだ2006年1月の半ば、W田畑で工事作業をしている工事業者のところへ北側隣地の所有者である斉藤氏の代理人と名乗る大林という年配の男が訪ねてきてクレームをつけてきました。彼の主張は以下のとおりです。

『北側隣地との境界線から15cm後退したところに北側土地の擁壁があるが、WATANKO側は境界線から15cm後退した当方の土地部分に勝手に盛り土している。即刻、工事を中止しろ。』

この第一報をうけて、山野氏と一緒に大林と面談することになりました。

その面談の矢先、母から大林について過去のエピソードを聞くことができました。

*大林は北側隣地の所有者である斉藤氏の義理の弟であり、市内で駐車場業を営んでいる。

*1~2年前、北側隣地の土地が造成工事されることに伴い、W田畑の排水ルートの確保が心配になったWATANKOの父が市役所に問い合わせ、排水ルートについて改善要望を伝えた。

*すると大林が父のところに怒鳴り込んできて、「なぜ市役所に連絡した!」とその行動を非難した上に、排水ルートを確保してほしければ排水管を埋設するが、その工事代を負担するよう要求した。

*父はしぶしぶこれを受け入れ、工事代を支払し、排水工事は施工された。

ところがこの工事の結果、設置された排水ルートは過日の水浸し事件からもわかるとおり、満足に機能していません。どうやら排水口に不具合があり雨水が適切に流れ込まない形状になっています。しかもそんないいかげんな工事の代金を自らではなく、老齢な父に負担させた男が大林というわけです。

もしその場にWATANKOが居合わせたならば、絶対に阻止したであろうし、その後であっても支払った工事代金を取り戻すべく行動を起こしたでしょう。

さてこうしたいきがかりがある大林と、造成工事現場の仮設事務所内にて川越氏とともに面談しました。

山野氏と事前に確認した限りでは、北側隣地との境界線の確認時においては境界付近の取り扱いに関して斉藤氏と取り交わした内容が口頭ベースの曖昧なものでした。したがいこちらが境界線を越えて擁壁に接するところまで土を持ってしまったことについての事前合意の物的証拠を出すことが難しいため、一定の過失を認めて土を直ちに撤去する旨を大林に説明するつもりでした。

しかしながら面談の席上、大林が提示した要求内容と発言は以下のとおりです。
(以下は当時、市役所向けに作成した説明資料からの抜粋で仮称以外は原文のままです。特に発言は大林の肉声内容そのままです。なお斉藤家の土地とは北側の隣地を指します。)

<大林の要求内容>

1.境界を越えて斉藤家の土地側に盛り込まれた土は斉藤家の所有物である。土を斉藤氏の許可なく撤去することは禁じる。

2.斉藤家の土地の擁壁まで盛り土したければ、擁壁の施工にかかった費用の半分をWATANKO家が補填すること。

3.かつて斉藤家の土地の造成をした際に排水管を埋設した箇所は基礎杭を打てない(建物建てられない)土地になってしまっている。土地の価値が棄損している。斉藤家のこの土地部分(配管が埋まっている部分)とWATANKO家の土地部分(斉藤家の土地との隣接部分)を交換すること。交換比率は斉藤側1に対してWATANKO側5。

4.W田畑から現在ある斉藤家の土地の排水管への排水ルートつなぎこみにかかる追加工事費用はWATANKO家が全額負担すること。

<大林の発言>

「人の土地に勝手に砂をいれた。これは刑事事件である。

「砂を取り除けば済む話ではない。泥棒が盗んだものを返せばそれで許されるのか?。」

一度いれた砂の所有権はこちらにある。勝手に取り除かないように。」

「私はこのままほうっておいてもらってもかまわない。決着がつくまで何年かかっても結構だ。その間、工事はずっと中止しておくこと。

「(斉藤家の土地の造成の折)、WATANKO家と長谷部家からはいじめられた。同じように仕返しをしてやる。(WATANKO注:以前、父が市役所に要望した排水ルートの確保のことを指す。完全なる逆恨み。)」

境界処理は相手が喜ぶようにやるもんだ。

「(大地主でもある)斉藤家は家の格がWATANKO家と違う。その斉藤家に対してよくもこのようなこと(上述のクレーム)をしてくれたな。」     

土の所有権が移る?擁壁工事費用を補填しろ?排水管が通る細長い土地を交換比率1:5で取り替えろ?大林側のこの常道をあまりにも逸した勝手な要求にWATANAKOは山野氏ともども呆然としました。

また大林のこの半ば荒唐無稽、逆恨みな発言からわかるとおり、この大林なる人間がまともな交渉をするに値する相手とはいえないことが瞬時にわかりました。

関連記事:
あの土地を埋め立てろ-(その1)田畑の再活用
あの土地を埋め立てろ-(その2)隣地の所有者との協議の日々
あの土地を埋め立てろ-(その3)排水不良で田畑が水浸しに
あの土地を埋め立てろ-(その4)いろいろと忙しい日々、そしてやっと着工

(つづく)

« あの土地を埋め立てろ-(その4)いろいろと忙しい日々、そしてやっと着工 | トップページ | あの土地を埋め立てろ-(その6)悪意をもつクレーマーが引き起こす騒動 »

不動産投資」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/95774/60299351

この記事へのトラックバック一覧です: あの土地を埋め立てろ-(その5)悪意をもつクレーマーの登場:

« あの土地を埋め立てろ-(その4)いろいろと忙しい日々、そしてやっと着工 | トップページ | あの土地を埋め立てろ-(その6)悪意をもつクレーマーが引き起こす騒動 »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

応援クリックいただけるとありがたく

参考ブログ&サイト

にほんブログ村

  • 記事紹介