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2014年9月11日 (木)

あの土地を埋め立てろ-(その3)排水不良で田畑が水浸しに

【9月10日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

26,947千円

■損益率

45.0%

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

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(前回からの続きです。)

WATANKOは所有する田畑土地(以降、W田畑)を造成、更地にして隣接する自動車ディーラーに賃貸する計画を実行することにしました。その体験談 第3話です。

<登場人物>
・川越氏:自動車ディーラーの意向をうけ、賃貸の提案をしてきた不動産業者
・山野氏:川越氏から紹介された許認可関連の手続きを代行する土地家屋調査士
・渡部氏:西側の角地の所有者
・長谷部氏:東側の隣地の所有者
・斉藤氏:北側の隣地の所有者

W田畑の隣地所有者である渡部氏や長谷部氏との協議を経た矢先、施設に入所していた父が亡くなりました。とても悲しい出来事でしたが造成工事の計画を止めるわけにはいきません。開発申請のための準備をWATANAKOは粛々と進めていきました。その矢先、2005年の春にとんでもないトラブルが起きます。

なんと春の長雨が続いたせいか、W田畑の土地の7~8割方がすっかり水浸しになってしまったのです。水浸しになったのはW田畑だけでなく東側の隣地も敷地のほぼ一面が水浸しです。
しかし不可解でした。いくら長雨があったとしても以前からこんなあたり一面が水浸しになることはありませんでした。

よく見てみると北側の地にある擁壁が雨水を堰き止めており、このため雨水が排水されずW田畑と東側の隣地が水浸しになってしまっていることがわかりました。

北側の隣地は以前は田圃でしたが、1年ほど前に造成工事を行い盛土をして周囲を擁壁で囲んでしまったのでした。その擁壁が雨水を堰き止めてしまったというわけです。

この事態への対処をお願いすべく、WATANKOは北側隣地の所有者である斉藤氏のところに出向きました。丁度その時、同じく水浸しにあった東側隣地の所有者の長谷部氏とも出くわしました。長谷部氏もまた水浸しの事態に怒り心頭です。特に長谷部氏はこの東側の所有地でこれから稲作をするため、今回の件で稲作に悪影響がでれば補償してもらうと息巻いています。

(このオヤジ、よく言うよ。境界線の見直し協議の一方的な打ち切りの件は忘れていないからな、と思いつつ)ここは長谷川氏と共同戦線を張り、斉藤氏に対して水浸しの状態からの復旧を要求しました。

W田畑と長谷部氏の土地の大半が水浸しになる異常事態をうけて、斉藤氏側には反論の余地もなく、復旧対応をする旨を確約してくれました。

さてここで排水の問題について、少し補足します。

整備された住宅地街であれば雨水の排水ルートはきちんと確保されているのが通常です。各住宅の側溝に流れ込んだ雨水は目前の道路下の排水配管に流れ込み、それがやがては幹線道路の大型の集合管へと集められて流れていきます。

しかし郊外の土地の場合かならずしもこのような排水配管が整っておらず、大抵が地面に直接浸透して地下雨水として吸収されたり、もとからあった地上の排水網を伝わって流れていきます。

このように郊外の土地の場合、排水ルートは場所によってまちまちであり、中には曖昧なケースもあるので、これらの土地を土木・建築工事する場合には既存の排水ルートを確認するとともに、工事によって雨水の排水ルートが制約を受けるようであれば新たな排水ルートを工事主の責任でもって設けなければなりません。

つまるところ土地をいじって排水ルートを変えてしまう者は、周辺に対して新しい排水ルートを確保する義務があります。こんなことはわざわざ土木・建築工事の専門知識を持ち出すまでもなく、半ば常識の範疇といってよいでしょう。

事実、WATANKOのW田畑の造成工事においても、南側に赤道(公道)を介して接している畑がありますが、W田畑を盛土で埋めてしまうことによってこの畑の雨水の流れを堰き止めてしまうことになるため、W田畑の地下に雨水配管を埋設して、この南側の畑から排水を下流に流すように工事設計しています。

さて一方でW田畑の北側隣地ではどうであったかというと、水浸しになったしまった事態を見ると、現状では造成工事において排水ルートの計画が不十分であったといわざると得ません。

結局その水浸しになったW田畑と東側隣地ですが、自然に地下に浸透したのか、排水をポンプでくみ上げたのか詳細は定かではありませんが、しばらくたってから雨水はすっかりひいて無くなりました。

そしてこの排水ルートの件が、やがてW田畑の造成工事における最大の問題へとつながっていきます。

関連記事:
あの土地を埋め立てろ-(その1)田畑の再活用
あの土地を埋め立てろ-(その2)隣地の所有者との協議の日々


(つづく)

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