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2014年10月30日 (木)

読書のコツ紹介

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(アナタの読書のスタイルは?)


最近は気がつくと、通勤電車の向かいの7人掛けイスに座っている乗客すべてがスマホをいじっている光景も珍しくありません。昔は新聞や文庫本、ちょっと昔は携帯電話、そして今はスマホというわけです。かくいうWATANKOもSNSやブログを手軽にのぞけるスマホをついいじりがちです。

しかしながら、WATANKOはまとまった時間がとれる長距離通勤の強み?を活かして、電車の中での過ごし方の王道である“読書”を積極的に行っています。

というわけでWATANKOが普段行っている読書から、そのコツについて紹介します。

1.すぐに読まない

いわゆる「積ん読」というわけではありませんが、買ってきた本を他のまだ読んでいない本と並べて、改めて読む順序を決めます。一日で読書をする時間が限られているため、同じくらい関心がある本と比べて先に読むか、あとに読むか関心度合いにあわせて選びます。

2.最初から読まない

本は必ずしも最初から読む必要はありません。目次をみて知りたいことが書いていそうなところ、関心が大きいところから読みます。本の途中の第4章とか、場合によっては最終章から読むこともあります。知識やものの考え方を得ようと読書する場合、必ずしも最初から読む必要があるでしょうか。なお巻頭で本の構成や各章の関連について丁寧に説明されている本の場合には、それを参考にします。

3.全部読まない

「はじめに」から始まり全12章、そして「おわりに」まで漏れなく読む必要はありません。上記2と同様に、知識やものの考え方を得ようと読書するのであれば、必要十分なところまで読みます。1冊目に3時間かけるよりも、2時間で切り上げて残り1時間は2冊目に充てるというわけです。

また読み始めてみたものの、どう読んでもあまり面白くないと判断すれば、途中ですっぱり読むことをあきらめます。かかった図書費は諦めます。その浮いた時間を使って別の1冊を読みます。

4.全力で読まない

既知のことが触れられている箇所や、ごく平易な箇所は適当な流し読みで済ませます。極端にいえば場所によっては1ページを右上から左下までざっと袈裟懸けするかのように読みます。一方で重要と思われるところはじっくり何度もなぞるように読みます。

5.綺麗に読まない

知りたいところ、大いに参考になったところはページを折ったり、ペンでマーキングしたり、付箋をつけっぱなしにしたりします。後で読み返す際にとても参考になります。こうして汚しまくった本を見ると「ああ、読み込んだなあ」と実感が湧きます。

6.ダラダラ読まない

「この本は3日間の通勤時間合計6時間で読む。」というように1冊の本を読む時間をだいたい決めてかかります。限られた時間でもって読むことを心がけすることで集中力を高められるし、読むべき個所の取捨選択がすすみます。

7.一度読んでも捨てない

上記1~6のスタイルで読み切った本は原則捨てません。傍に空き家となった実家があり保管場所に困らないという面もありますが、その図書に書いてある内容をたよりとして、将来の読書に繋がることがあるやもしれません。

なお学生の頃、友人知人の家を訪ねることがあった時、彼らが何を読んでいるのか興味があったものです。本棚に並べられた図書は、その人についてのひとつのプロファイルであります。

以上、7つの大罪ならぬ7つのコツをあげてみました。自分が稼いだお金でもって買った本ですから、どれもこれも中学校の教科書やハーレクインロマンスのように最初から順序どおりにビッチリと読む必要はありません。自由自在な読み方をすればよいです。

ここで紹介したのは必要な時に、必要な知識やものの考え方を、必要な分量だけ得ようとする読書のスタイルです。

ジャスト・イン・タイム読書

(あとがきにかえて)

WATANKO妻「母屋に随分と古本がたまっているわね。ブックオフに電話して引き取りに来てもらいましょう。」

WATANKO「ふふん、いろいろ汚している本も多いから、引き取ってくれる本は何冊あるかな~。(ちょっとドヤ顔)」

WATANKO妻「安心して。ブックオフが引き取ってくれなければ、古紙回収業者に引き渡してトイレットペーパーをもらうから。」

WATANKO「!!!」

2014年10月26日 (日)

レガシィよ、10年後も日本で販売していますか

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スバルの看板モデルであるレガシィがFMCしました。

ここ1~2年くらいのスバルの商品展開はとても好調であり、インプレッサ、XV(とそのハイブリッド)、レヴォーグ、WRXときて、大トリにトップレンジモデルのレガシィがFMCです。

WATANKOは別にスバリストでもレガシィ愛好家でもないのですが、ひとりの日本人ユーザーの立場からみれば、日本市場に今回投入される新型レガシィの内容をみて「ああ、レガシィはもう販売の軸足が完全に北米に移行したのだな。」と感じざるをえませんでした。

世界の自動市場規模を主要な順に言えば中国、北米、欧州といった各々10百万台~20百万台のところであります。これに対して日本は4~5百万台ですから、各主要市場それぞれのおよそ1/3~1/5といった規模です。

とくにこのなかで歴史的にみて日本車メーカーはざっくりいえば国内の生産台数の半分を北米に輸出してきました。したがって日本車メーカーにとって北米は長らく他地域と比べて抜きんでて重要な市場でした。そのためモデル開発において北米市場からの要求にはとても抗しがたいものがあるわけです。

その北米市場からの要求は、わかりやくすえば「もっとボディを大きく、もっとパワフルなエンジンを積んでほしい。でないとデトロイトのビッグ3(今やビッグ2+1?)のモデルに見劣りする。」というものでした。立派にみえてググンと加速する。ステーキやファストフードに代表される誰にでもわかりやすい美味さ(バリュー)を欲したわけです。

日本車メーカーは自社モデルのFMCの度に頭を悩まします。北米市場の声に応え続けることは、ともすると日本市場の嗜好に合わない方向になってしまうことがしばしばあるからです。

▼日本の道路・駐車事情に合わない大き過ぎるボディサイズ。

▼抑揚が効きすぎるベロ~ンとした、またあるいはウエッジが効ききすぎた(一本間違えると単調な)デザイン

▼細部の作り込みにコストを廻さない内外装のあつらえ

▼無用なパワーと燃費の悪化を伴うエンジンの排気量アップとマルチシリンダー(6気筒以上)搭載。


一方で日本市場の規模が1990年をピークに下降の一途をたどる中、日本車メーカーは自社モデルの海外市場との兼ね合いにおいて以下の方向性をさぐりつつ、FMCを繰り返してきました。

①日本市場重視を変えず。

②両方の市場に受け入れられる共通グローバルモデルをつくる。

③日本市場と北米市場をそれぞれの嗜好にあわせて作り分けする。

④北米市場重視にシフトする。

日本市場の将来動向を見据えれば①は取り難く、次に開発と収益面で理想的ともいえる②を目指しますが、そもそも2つの市場の嗜好が乖離してきているからこそ今回のような問題が生じているのであり、限界が見えます。そこで③となりますが開発・収益面では負担が大きいことはいうまでもありません。そうこうしているうちに日本市場の収縮に伴い相対的にその地位は低下し、日本車メーカーといえども④を志向する空気が徐々に強まってきました。とりわけセダンモデルは市場が縮む日本の中にあってさらに販売台数が減少していているため、尚更のこと④にシフトしていったわけです。

これまでの典型例としてはトヨタ・カムリやホンダ・アコードがあるでしょう。日産のスカイラインも同様でしょう。

これらは過去に日本と北米にて同じモデルを販売していましたが、やがてこれに限界をおぼえ今度は各市場での作り分けにチャンレジします。やがて日本市場での販売台数の減少に伴い、今や同市場向けのモデル開発投資は制限され、北米市場のモデルの一部を廻す有様となりました。勿論ながら一部仕様の変更やスキンチェンジくらいは施しているケースが多いですが、搭載エンジンや基本的なグレードの絞り込みが行われます。

主に昔からカムリやアコードを乗り継いできた年配客向けに「一応昔とかわらず同じモデルは取り揃えてございます。」という姿勢です。

こうしてセダンモデルは細々と日本市場でも売られ続けていますが、その存在感は低下の一途です。街中でずんぐりしたBセグハッチバックやミニバンをみて即座にフィットやステップワゴンと判別できますが、貴方は現行アコードを瞬時に見分けることができますでしょうか。

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さて前置きが長くなりました(というか今回は前置き話が内容がメイン?)が新型レガシィをみてみます。

エンジンは2.5リッター1本。グレードも単一です。またレガシィといえばワゴンモデルでしたが既報のとおり新型からはセダンのみです。(どうしてもワゴンボディが欲しい方はアウトバックをどうぞというわけです。)北米にてもっと売るべく全長も全福も先代モデルよりも拡大します。ボディデザインについては先々代から先代にFMCしたときに大分大味なデザインになりましたが、今回の新型も同様の傾向です。

かつて同じクラスの他社モデルが90年代に入り軒並み3ナンバーボディを採用する中、レガシィは11年前まで5ナンバーボディをキープしました。エンジンバリエーションも4種類から5種類と豊富。(初期型は1.8リッターもありました。)内装デザインはオーソドックスすぎて垢抜けないものでしたが、万人に受け入れられやすいものでした。

こうしてレガシィは、新車を開発するリソースが大手よりも限られている中堅の日本車メーカーのスバルが、これ1本で食っていくといわんばかりの気概をもったモデルでした。いたずらにボディを拡大させない日本市場を見据えたサイズと、幅広い予算に応じて購入してもらえるようなバリエーション展開。アウトドアユースもスポーツドライビングも、それ向きなグレードがすべてレガシィには揃っていますというものでした。

それに対して今回の新型は北米で展開するモデル構成の一部を日本にも廻しますといわんばかりの内容です。

日本市場におけるスバルの量販車種のメインの座はワゴンはレヴォーグ、スポーツモデルはWRXにその役割を引き渡しました。もっと安価でプレーンなセダンをお好みの方にはインプレッサがあてがわれるでしょう。こうしてかつてレガシィが幅広く応えてきた顧客層は他のモデルに受け継がれていきます。残るレガシィの役割は車格上、スバルの旗艦モデルとしての役割でしょうか。

かつて若い家族のレジャーやドライブにイキイキと使われてきたモデルが、今やもっぱら年配顧客によってしずしずとドライブされるモデルに変容してしまう。トヨタをはじめとする多くの日本車メーカーのセダンがたどりつつある道を、レガシィもまた同様にたどるのでしょうか。

レガシィについては車種構成を一気に絞り込んでしまったことが顧客層の矮小化、販売台数の減少を引き起こさないか心配されるところです。販売台数が減少すれば将来のFMCにおいて、日本市場向けの開発投資はさらに縮小され、北米モデルをそのままもってくるようになるでしょう。その北米モデルは日本市場にマッチせず、販売台数はさらに減少の一途をたどります。

このような悪循環が起きる一方で、残酷ながら10年もたてばレヴォーグやインプレッサが十分な台数を販売するようになり、メーカー内部でのレガシィの存在価値はますます低下します。そして日本での販売終了がひっそりとアナウンスされます。

そのような日がくるのかどうか、このブログが今後10年間つづくかどうかわかりませんがフォローしてみたいと思います。

2014年10月25日 (土)

2014年10月の積み立て購入商品

10月は相場が乱高下しました。WATANKOの運用状況で言えばちょうど9月20日に28,384千円、+47.4%あったリターンが、10月17日には22,541千円、37.6%となり、1ヶ月で5,843千円、9.8ポイントも下落しました。

えっ?屁のカッパですよ。これくらい。1年間で雨が降った日があったからといって、すべての天候を嘆いたりはしません。

それよりも10月17日に投信を約定した方はさぞかし安く買えたことでしょう。WATANKOは同日の終値をみてむしろ「お、はや年末商戦(バーゲンセール)の始まりか。」と期待するも、あっという間に戻りました。残念至極。

さて各月の積み立て商品のお値段(購入単価)は如何であったか?

Notes)表中の金額単位は円です。

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さらに10月の仕入れの結果、9月末と現在とを比較して、平均購入単価はどれくらい変動したのか?以下のとおりです。

Notes)表中の金額単位は円です。

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先進国株式アセットの積み立て投資はSBIポイントが付与されるキャンペーンに応募するために、SMTグローバル株式インデックス・オープンを200千円購入しています。11月まで継続する予定です。

その他には先月購入しそんじたニッセイ日経225インデックスファンドを200千円、野村インデックスファンド・新興国株式Funds-iを100千円、それぞれ購入しました。

しかし基準価額が下がってきていない時の積み立て購入は一向にワクワクしないものです。まるでスーパーで安くなっていない野菜を買うような気分になります。

来月は値段が下がっているでしょうか。ニッセイ日経225インデックスファンドもスーパーのレタスも。

2014年10月23日 (木)

お酒が好きだから、お酒をひかえる

【10月22日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

24,401千円

■損益率

40.7%

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(熱燗が旨い季節到来)

WATANKOは自身で毎月の家計について記録をつけています。この家計の記録は大げさにいえばWATANKO家のビッグデータであります。

先日ふとしたことからこのビッグデータの過去数年の記録を遡って調べてみると、WATANKOが月に飲酒する回数はほとんどが8回、たまに9回であることが判明しました。

つまり週2のペースというわけです。一か月のうち、お酒を何日飲むかなどこれまで全く気にしていなかったWATANKOですが、体から欲する要求のまま呑んだ結果は毎月ほぼ同じペースだったということです。

もちろんながら職場での歓送迎会や上司に誘われて呑む機会が8回の中に含まれていたのですが、それであっても不思議と月8回という法則がみえたわけです。

かたやWATANKOの周囲にいる同年代はどうか。勤務先の同期や学生時代の同級生としばしば飲むことがあると、彼らの最近の呑みっぷりを聞いています。

「あのさ~週何回くらい呑んどるけ?」

すると帰ってくる答えのほとんどが以下でした。

「毎日呑んでるよ。あ、週一くらい休肝日をもうけているかな。」

もちろんn=せいぜい10人足らずの結果ですが、かれらのほぼ全員が学生時代や新入社員のころはそんなにお酒を呑んでいるようには見えなかった人達ばかりです。むしろ20代のころは彼らに比べてWATANKOの方が沢山お酒を呑んでいたような印象すらあるくらいです。

そういえば同期のNは毎夜、飲み歩いている様子をFacebookにUPしている...。(家族はどうしているのだろう。)

大学時代の友人Sは毎週末、Jリーグ観戦で同じクラブのファン仲間と激しく呑んでいるようだ...。(ただし一方でいまだに女っ気ゼロ。)

どうもWATANKOの周辺のアラフィフ連中をみていると、「ほぼ毎日酒呑み」がデファクト・スタンダードになっています。

そりゃあ、WATANKOとてお酒はいまだに大好きです。

しかしアラフィフともなると、健康管理面で飲酒を節制すべきことはいうまでもありません。γ-GDPも気になります。せっかく定年を迎えてこれからハッピーリタイア生活をスタートさせるという時になって、長年の飲酒がたたった結果、定期的な通院治療が必要になったり、飲食できるものが制限されたりする状態に陥ってしまっては、自由な旅行やグルメ生活を送ろうと思ってもままなりません。

これから将来にわたっても好きなお酒を呑みつづけることが出来るように、今目の前にある呑み機会をコントロールせねばなりません。

これって目の前の浪費(不摂生)をこらえて、長期的な利益(健康)を手に入れるという点において資産形成と同じではないでしょうか。ここはマネタリーのみならず、健康面でも長期的な目標、成果を目指したいですね。

WATANKOの場合、8回を先ず7回にするよう頑張ってみます。


・・・って今月はもう7回呑んでしまった~。


(あとがきにかえて)

WATANKO妻「定年を迎えても健康でいてちょうだいね。」

WATANKO「そうだね♪ 健康でないと二人であちこち出かけるのも支障があるからね。気をつけるよ!」

WATANKO妻「いや、年をとってから傍らで病人かかえたくないから…。」

WATANKO「!!」

WATANKO妻「それと母屋の冷蔵庫に焼酎の一升瓶冷やしてあるの、バレているわよ。」

WATANKO「!!!」

2014年10月21日 (火)

太陽光発電事業に個人は金を投じても大丈夫か

【10月20日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

23,627千円

■損益率

39.4%

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(再生可能エネルギーの普及を後押し、できるかな。)

【現実・日常の一コマ】

事務系総合職の新卒採用者にとって会社員として最初に積むべきおすすめのキャリアは何でしょうか。

WATANKOのつたない実体験からいわせてもらえれば、それは経理か法務でしょう。その新人のその後の長いキャリア形成の土台たる第一歩としての会計や契約の実務経験は、当人がその後どのようなキャリアをたどるにしても必ずやメリットとなります。またそれは勤務先での仕事だけでなく、プライベートな面でもいろいろと役に立つかもしれません。

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【こちらブログ】

過日、新聞でエコ・スタイル株式会社が売り出している「エコの輪」という太陽光発電ビジネスの広告を拝見しました。(販売促進に係る意図はないのでリンクは貼りません。興味を持たれた方はWeb検索ください。)

個人が居住用建物の屋根、遊休土地などに太陽光発電設備(パネル)を設置して発電した電気を、事業主体が買い取ってくれるというスキームです。

広告での試算事例では200坪に10百万円で太陽光パネルを設置して予想年間売電収入は1,600千円。これによる予定利回りは15.3%とのこと。

主なセールスポイントは以下です。

◆発電用の土地の売却・賃貸を募集する一方で、土地・設備の賃借するビジネスも紹介。
◆太陽光発電設備の設置については当社の責任施工体制
◆2種・3種農地転用は当社が負担。
◆20年間固定価格での買い取り保証あり。しかも条件によっては固定価格+1円で買い取り。

アパートを建てても人口減が続き、空室率の上昇が心配だ。事業用に賃貸しても借り手による商売が順調に続くか心配だ。それならばお天道様(自然)は裏切らない。物件の空きリスクの心配がない太陽光発電事業なら大丈夫かもしれない。そう考えたくなる人がいても不思議ではありません。

しかし以下の3つ切り口から注意が必要です。

1.初期投資、維持・運営費用について遺漏なきよう把握すること

太陽光発電設備となるとどれだけ付帯費用、諸経費がかかるのか。初期投資と毎年の維持・運営費用について遺漏なきようあげて見積もる必要があります。買い取り事業主体と個人の間での費用負担の星取り表でも作成するとよいでしょう。そうして20年等といった一定期間内におけるROIをみることが必要なことはいうまでもありません。

2.事業リスクを把握すること

パネルほか設備の品質、災害・盗難などにおける補償をどう確保するか。また天候は不安定であり出力があがらない(=売上があがらない)ケースもあるでしょう。さらには買い取り事業者の経営リスク、そしてこれが一番重要かもしれませんが国の買い取り制度の将来動向も気になるところです。

折しも九州電力など一部の電力会社にて電力買い取りの新規受け付け保留の動きが先日報じられました。当該の保留対象は限定的ですが、太陽光発電事業による収益を皮算用していた個人達にとっては大変気になるところでしょう。

これら事業リスクを踏まえれば、事業主体と取り交わす各種契約について入念なチェックがかかせません。相手と当方の権利、義務、保証はそれぞれどこまで規定されているのか。大げさにいえば専門の弁護士に点検してもらうことも必要かもしれません。

3.出口戦略を定めておくこと

もし撤退するならばその時の条件は何か。撤退の時の具体的な方法はどうするか。また撤退費用はトータル収支にあらかじめ織り込む必要があります。このような比較的新しいビジネスの場合なら将来も読みづらいため、尚更といえます。

上記を加味してXX年間、太陽光発電事業を行うことに対する総合的な投資判断が必要です。

これは会社の金ではなく、自らの手金を投じて行う事業であります。ホンネを言えば、もし太陽光発電を前向きに検討するならば情報収集と検討においては、会社の業務上よりもはるかにに真剣になるべきでしょう。頼れるのは自分自身だけかもしれません。ビジネスマンとしての会計と契約のセンスを最大限活かして、個人事業として取り組む妙味があるのか精査するべきです。

現時点でいえるところはこの辺りまでです。WATANKOはこの事業、ちょっと興味がありますのでエコの輪から資料を取り寄せてみて気が付いたことをまた記事にする予定です。

(あとがきにかえて)

既に個人で遊休地等を利用して太陽光発電事業を行っている方がおられましたら、本事業について何でも結構ですのでご意見賜りたくお願い致します。

2014年10月19日 (日)

投資のリターンに対する常識的な理解

【10月17日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

22,541千円

■損益率

37.6%

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(こつこつ収益をあげて、その一部が還元されます。)

【現実・日常の一コマ】

WATANKOの勤務する部署のお隣の部署では一生懸命、新規ビジネス投資を検討しておりそこの部署では日夜、投資案件の起案と選別にいそしんでいます。わきで見ているまた傍から聞いていると、リスクをおさえて企業がリーズナブルに投資できる案件でIRRを二桁越すものを選定することはかなり大変なようです。

そりゃそうです。金融取引にかかわらず財・サービスの取引における値段にはないがしかの裁定が働きますので、20%や30%ものマージンをずっと安定的にあげられる取引などそうそうありません。

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【こちらブログ】

ビジネスマンであれば会社が稼ぐ売上高に対して最終利益である当期純利益が、一般的にはどれくらいの比率であるか御存じでしょう。借入金の元本に対する支払利息が通常どれくらいの水準であるか御存じでしょう。それらは平均的なところでは数%の水準であります。株式であればそこから一部が配当にまわされる、債券の利率は金利の影響を受けるということを踏まえれば株式投信、債券投信のリターン(インカムゲイン)の水準もおのずとわかるというものです。勿論キャピタルゲインもあるでしょうが、とくに株式のそれは美人投票といわれるくらい移ろいやすいものであります。

つまりは株式や債券への投資リターンは振れ幅が大きいキャピタルゲインは横においておき、インカムゲインを中心に考えれば数%の水準と考えるのが妥当です。こんなこと金融リテラシーと称するのは恥ずかしいくらい常識かと思います。

誤解を恐れずに言えば企業が業績予想どおりに配当を支払ってくれる。債券のクーポンを支払ってくれる。このような堅いリターンを市場平均レベルでこつこつ積み重ねるのがインデックス投資だと考えています。一方で投信でも個別株でもよいですが、アクティブ投資はこれらリターンの水準を一定量超過することを目指しており、それはキャピタルゲインの大幅な上昇に期待をかける投資方法でしょうか。

本業に注力してそこから得る所得と節約して貯めた資金をもとにコツコツ投資元本を積上げて増やしていく。そうやって元本を大きく増やした自己努力に対して、リスクがあるとはいえ、そして数%とはいえ、それでも市場全体に投資するがゆえに比較的堅実なリターンを与えてくれる。インデックス投資とはそのようなものではないでしょうか。

これが市井の個人投資家によくマッチしています。

(あとがきにかえて)

「キャピタルゲインが大きく得られる銘柄をみつけることこそが投資における努力なのである」と考える個人投資家もいることでしょう。(「投資」とはむしろこのような行動規範であると一般的には思われているやもしれません。)

しかしながらインデックス投資を選好する個人投資家にとっての投資とは、個別具体的な金脈(銘柄)を選んで鉄火場をはるのではなく、経済成長が期待できる世界に大事な手金を預託することです。

2014年10月15日 (水)

定年を迎える前に確定拠出年金の見直しを早くお願いします

【10月14日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

23,908千円

■損益率

39.9%

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(確定拠出年金の拡充はよ)

ご覧になった方も多いかと思いますが本日の日経新聞朝刊一面にて確定拠出年金の見直しが報じられておりました。

記事によると見直しの骨子は、勤め先に企業年金がない人が加入する「個人型」について加入対象者に専業主婦(第3号被保険者)、公務員そして確定給付型や確定拠出型の企業年金に加入している会社員を加えるというものです。

記事の図表から上記の該当者が合計でおよそ27百万人にものぼることがみてとれます。今回の見直しにより「個人型」は働き方に関係なくこれらのうち希望する人なら誰でも入れるような制度になるとのこと。

また個人が転職先の年金制度にかかわらず、辞めた企業からの確定拠出型の年金資産を転職先に持ちこめるようになるようにすることも検討されているようです。

この確定拠出年金の見直しが実現すれば大変うれしいです。老後の備えは誰しもが心配すること。その備えを後押しするために税制の優遇を伴った本制度の拡充が進むことに対して諸手を挙げて賛成であります。

多くの人がその働き方によらずに加入でき、自己裁量で運用できる年金制度は、ちょっと大げさにいえば個人の金融リテラリーの向上を後押ししすることになるかもしれません。3年定期預金商品で運用しても利率はある程度つきますが、元本保証がないリスク商品を購入する(=貯蓄から投資へ)土壌ができてくるかもしれません。

27百万人が自らの金融リテラシーを上げようとするとき、金融業界にとってもそこにはコンサルティングサービスや金融商品の販売拡大などのビジネスチャンスが潜んでいるのでないでしょうか。

見直しが実現すれば確定拠出年金に対する人々の関心も高まる可能性が高く、金融機関側としては確定拠出年金向けの金融商品のラインナップの拡充につながるかもしれません。

その場合、理想を言わせてもらえれば全世界の株式に分散投資するインデックス投信を信託報酬0.2%未満にて発売していただきたいです。

今回報じられた確定拠出年金の見直し内容が実現した場合、WATANKOは現在勤務先にて加入している企業型に加えて個人型にも掛金目一杯加入する予定です。さらにはWATANKO妻の分も加入します。購入商品は上述のインデックス投信一択といきたいところです。

(注)今回の確定拠出年金の見直しは早く実現願います

さて最後にですが、こうした確定拠出年金の見直しは早く実現してほしいです。なにせもうすぐ47歳にならんとするWATANKO夫婦にとって、確定拠出年金の拠出期限の60歳まで現時点で残り13年しかないからです。

見直しが実現するのは1~2年後とかいう時間軸でしょうから、WATANKO夫婦の場合、個人型加入後の運用期間がいいとこ10年+αといったところです。もし平均利回り5%程度ならば、10年+αではようやく複利効果がしっかりと出てくるレベルではないでしょうか。税制優遇の恩恵は複利効果でより高まります。そのメリットを具体的に享受できるようになるためにも早期の見直し実現が望まれます。

2014年10月13日 (月)

相続税対策の大基本-現金から不動産への資産転換

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(最上階からの眺めをいっぺんだけ見せて欲しい。それで十分です。)

来年の相続税の改正をひかえて新聞・雑誌等で節税の記事がチラホラ見られる昨今、先日の日経新聞の記事にてタワーマンションを用いた相続税の節税テクニックが紹介されていました。

2014/10/9「タワマン」が秘める節税効果 富裕層が注目 
(大人の事情でリンクは省略でございます。)

記事の要旨をざっくりといえば、

1.資産は現金で持たず、不動産に換える。

2.持ち家よりもマンションの方が専有面積の広さに対して、敷地の持ち分が小さくなり、課税対象額が下がる。

3.特にタワーマンションは2の傾向が大きくなり、しかも購入価格と評価額のギャップが大きい。

4.賃貸に供することにより賃貸人の借地権・借家権の割合に応じて評価が下がる。

これらの条件の一部または全部を満たすことにより、相続税の課税対象としての資産の評価額が軽減されていき、大きな節税を得ることができるというものです。

タワーマンションを買うとなれば、そもそも相当高額な資金が必要になります。そのよう資金を用意できる人はお金持ちであり、そのような人であれば相続税の節税対策をとる意義は大きいです。

新聞記事で紹介された事例だけでなく、親の現預金等を不動産に換えることにより相続税における課税対象資産としての評価額を引き下げるテクニックはよく用いられます。

現金から不動産への資産転換は相続税対策への大基本でしょう。

かくいうWATANKOも10年前に自宅を新築する際には資金を母と折半して、共同名義にしました。自宅の価値が目減りした8年後の時点で母の持ち分を相続したわけです。さらに言えば母が拠出した資金は当時、認知症がすすみ入院していましたが、まだ存命だった父からの母への住居にかかわる非課税贈与の制度を使いました。

他の相続税対策の事例としてはアパートを建てる例をWATANKOの周辺だけでも非常によく聞きます。トータルの収支や現物不動産が抱えるリスクをどこまで把握・理解しているのか、他人事ながら心配に思えてきますが。

なお新聞記事のような事例について、多少注意点を補足するとなれば以下でしょうか。

◆タワーマンションに限らずマンションなど住居用不動産を取得した場合、取得時の諸経費や不動産取得税だけでなく、毎年の固定資産税や修繕積立金などの負担も発生するので親子トータルでみてどれだけ節税になるのか十分な試算が必要。

◆子供へ賃貸している事実を客観的に証明するためには契約書など必要書類の具備はもちろんのこと、銀行口座の履歴など賃借人/賃貸人の間での賃料の入出金を証明できるものを用意すること。

◆賃貸期間が長くなると賃貸側に賃料収入が貯まってくる。賃貸した親が亡くなり相続が発生した場合、相続課税対象としての賃料(の累計額)の存在が追求されるかもしれない。

などなど。WATANKOは税理士ではないので、あまりこれ以上踏み込んだ言及は避けますが、節税対策が当初の目論見どおり実現できるようにしっかりとした事前チェックと準備は必要でしょう。そうそう先ずは親がお世話になっている税理士と十分相談すべきです。

(あとがきにかえて)

しかしそんなにタワーマンションってよいのでしょうか?眺望以外のメリットがあるとは思えず、デメリットばかりが気になってしまいます。特に大規模災害時におきそうな事態を色々と想像するとゾっとすらします。(以上翻訳「買えない者のヒガミ」)

所詮田舎者のWATANKOには自然に囲まれた一軒家が性に合っているか。大好きな車も何台でも停め放題ですし。

ビバ!地面!

2014年10月11日 (土)

ブログ運営小噺-記事カテゴリー見直し、FC2移転検討中断そして訪問者数・PV数よりも大事にしているもの

【10月10日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

25,239千円

■損益率

42.1%

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(フー、今日も1本書き終えました。)

ブログ運営の小ネタ3連発です。

【その1:記事カテゴリーを見直し】

さてこの駄ブログは従前ではどちらかといえば記事カテゴリー数が少なかったのですが、記事も1,000本達成が視野に入ってくると、

①記事内容のバリエーションがそれなりに膨らんできた。

②①ゆえに運営者WATANKOもブログ記事の整理・把握に手間取るようになった。

③閲覧者の記事閲覧の利便性へのさらなる配慮が必要。

などが気になりましたので、先月より足かけ数日をかけて駄ブログのカテゴリーの見直しを行いました。いくつかのカテゴリーを新規追加するとともに、一部の既存記事のカテゴリーを変更したわけです。

それにしてもカテゴリー分けはあまり細かくやり過ぎても見難くなってしまうのでほどほどが良いです。また1記事にあまり多くのカテゴリー(この場合タグと呼んだ方がふさわしいか)とつけてしまうと、結局カテゴリー分けした意味がなくなってしまうので、大半の記事は1カテゴリーしかつけていません。

また自分にとってネガティブなテーマ(例えば毎月分配型投信などは)はあえてカテゴリー設定していません。

【その2:幻に終わるかFC2版 駄ブログ】

WATANKOは駄ブログを始めるにあたっていろいろとブログサービスを検討した結果、初心者向けで平易な印象をもったココログ(ニフティ)を採用しました。一方でしかしながら個人投資家ブログの方々の多くはブログサービスとしてFC2ブログを使っています。ブログを数年続けているうちに、ブログ機能がより充実していそうなFC2ブログへの移転をひそかに検討していました。

IDは取得済みであり、いつ本格的な移転準備を始めてようかと時折考えていたのですが、最近アダルト動画を放置してFC2が摘発されたニュースを聞いて、FC2ブログの雲行きが怪しくなってきたような現状では、移転検討はとりあえず中断になりそうです。

FC2のブログサービス提供は無くなるかどうかなどはわかりませんし、ユーザー側が議論しても仕方がないのですが、あわててFC2ブログに移転を進めなくてもよさげでしょう。

【その3:訪問者数やPV数も大事ですがコメントはもっと大事】

訪問者数やPV数が伸びていくことはブログを続ける励みになることはいうまでもありません。カウントを伸ばしたくて時折エキセントリックなニュースやテーマばかりを追いかけた記事をつい書きたくなるのはブロガーの性というもの。

ただこの訪問者数やPV数というものは計測ツールによって数字が変わります。一体どの計測ツールが訪問者数やPV数を正しくカウントしてくれるのか諸説あるでしょう。またそもそも「正しい訪問者数やPV数」なるものは存在するのでしょうか。計測ツールのカウント方法に唯一絶対の真実な正解はあるのでしょうか。

以上を踏まえれば、WATANKOは訪問者数、PV数は一応人並に気にしますが、それよりも投稿いただいたコメントひとつひとつを大事にしたいです。100件のコメントはどこからどうみても100件であります。計測ツールがなんであろうとも間違いなく100件です。駄ブログ記事に賛同・共感あるいは疑問・反発を現したい閲覧者の方々の欠け目なしのコメントです。

日本のどこかからこの駄ブログに向けてコメントが発信されてくる。これだけでもブロガーとして嬉しい事この上ないではありませんか。

2014年10月10日 (金)

BNDからの2014年10月分分配金+今月の債券雑感

【10月9日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

25,778千円

■損益率

43.0%

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WATANKOは手元にある外貨をつかって資産運用のひとつの実験ともいうべき海外債券のETFであるBNDのバイ&ホールドを実行中です。

さてBNDから2014年10月分の分配金が入金されました。今月は税引き後で231.37ドルです。これまでの推移は以下のとおりです。なお購入元本は1株80.48ドル×2,000株=160,960ドルです。

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さて債券に関する今月の雑感です。外国債券(ほぼ)不要論が喧伝される中、それでも外国債券をポートフォリオに加えている個人投資家ブロガーもまた散見されます。

彼らが外国債券インデックスファンドをポートフォリオに加えている理由をざっと俯瞰しますと以下なところです。

◆株式オンリーもしくは中心なポートフォリオに比べて、分散効果をより効かせたい。(リスクを抑えたい。)

◆債券アセットクラスに投資する場合、日本債券だけでは地域リスクが大きいのではないか。

◆安定的なインカムゲインが魅力的である。

いずれにしても長期投資を継続するための方策として外国債券をポートフォリオに組み入れていると見受けます。

しかしながら外国債券クラスは外国株式クラスよりも期待リターンが少ないと言われているため、株式クラスよりもさらにローコストな商品が求められます。

2014年10月 9日 (木)

食費よりも健康が大事になる時、人はそれを中年と呼ぶ

【10月7日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

26,555千円

■損益率

44.3%

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(写真はサーモンですが、WATANKOの好きなネタは白身です。)


秋を迎え健康診断のシーズンがやってきました。周囲では良好な診断結果を出すべく、この時とばかりに食事の節制と運動に励む人が少なくありません。WATANKOは診断向けにいっときのボディ・チューニングを施しても、それ以外の期間で不摂生をしていれば意味がないので診断に向けた特別なことはやっておりません。もしやるなら診断シーズン如何を問わず通年、慣習化です。(←結局、通年でたいしたことをやっていないことに対する言い訳)

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WATANKOの好物のひとつにお寿司があります。子供の頃、TVアニメ「ど根性ガエル」で寿司職人の梅さんがスーパーカブでお寿司を出前配達するのをみてお寿司への興味が湧いて以降、すっかり好物になりました。

そのお寿司ですが、1990年代以降、回転寿司の普及によりとても手軽に食べられます。WATANKOは20代の頃は夕食だけでなく、時には昼食でもお寿司を食べていました。その頃の食べていた量は回転寿司の皿数でいえば標準で13枚、週末気合いを入れて食べるときには20枚程度でした。皿数をしっかりと記憶しているのは食事代を気にしながら食べていたからです。高いネタと安いネタを組み合わせて平均の皿単価を抑制することを考えながらよく食べたものです。若くて新陳代謝が高いけれども懐もまだ寂しい当時、回転寿司の皿数を決める重要なパラメータは食事代でありました。

時は経て20年後の2010年代半ばの現在もWATANKOはお寿司が大好きです。生憎と妻はお寿司があまり好きではないので回数は限られてしまいますが、それでも近所の回転寿司(100均ではなく、ネタにより単価が異なるいわゆるグルメ寿司)に時折出向きます。

40代半ばのWATANKOにとって回転寿司で食べる皿数を決める重要なパラメータは食事代ではなく、いまや健康に置き換わってしまいました。勿論ながら年をとり新陳代謝が低下する中、満腹となる食事量そのものが減ってきているわけですが、それでも好物のお寿司となれば通常よりもついたくさん食べたくなってしまいます。

しかし健康を意識するあまり、回転寿司の皿数は自然とシーリングされてしまいます。今や標準で9枚、週末気合いを入れた場合で若い時の標準の13枚です。そして炭水化物をかなりとってしまいますから、食べたあとのジム通いは欠かせません。

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WATANKOが回転寿司で食べる皿の枚数の変遷を事例としてあげましたが、このような食費のほか、交通費や何がしかのサービス費用を支出する場面において、若くて収入が少なかった頃は、支出の可否を決めたパラメータは予算でした。それが年をとってからは健康へと変わっていきました。

電車やタクシーを使わず目的地まで歩いたり、マイカーの洗車をスタンドに行かずに自分でやっている理由は、若い頃は節約目的であったのが、年をとってからは健康目的へと変わっていくわけです。

何がしかの支出を判断する際、貴方の心に浮かんだ動機が「節約」から「健康」へと変わった時、貴方は中年と呼ばれる世代にはいったといって差し支えないでしょう。

(あとがきにかえて)

WATANKO妻 「たしかにお寿司はあまり好きじゃあないけれど、イクラと中トロだけは大好きよ。だから回転寿司に行ったときにはそればかり食べるわ。握りと巻物をチャンポンでね。」

 
WATANKO 「店員さん、僕はイカとタコとマグロ赤身でいいです...。」
(単価の高いものばかり食べる妻と行く以上、健康だけでなく依然として予算も重要か...。)

店員さん 「まいどあり!」

2014年10月 6日 (月)

第3回 eMAXIS ポートフォリオの達人にチャレンジします

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これまでその存在を知ってはいたのですが、そのうち応募しようとおもっていつのまにか締切が過ぎていたというこの企画に、今回は忘れずに応募してみました。

第3回 投資にチャレンジ eMAXIS ポートフォリオの達人

チーム戦のメンバーを集めるやり取りがツイッターで交わされているところからも、個人投資家(の一部?)の間で前回同様に今回も盛り上がる様子が伝わってきます。

さてWATANKOもまた登録にあたって必要なポートフォリオ組成について、とりあえず組んでみたのですが高いシャープレシオを狙うとなるとリスクの少ないアセットのウエイトを高める傾向が出てしまいます。したがいWATANKOがいまのところ組んでいるポートフォリオはおそらく堅実型に分類されるでしょう。

ところで、前回にこの企画を眺めた時にひとつだけ気になる点があります。

この企画への応募者については年齢情報が開示されます。これについて抵抗がある人がいるのではないかと考えるのはWATANKOだけでしょうか。特に女性などは匿名とはいえ、自分の年齢が開示することに抵抗がある方もいるかもしれません。

また投資ブログを運営する個人投資家ブロガーが応募する場合、当人はブログでは年齢を非公開としていますが、この企画では開示することになります。WATANKO自身は自分の年齢の開示には全く抵抗はありませんが、気になるブロガーはいないのでしょうか。

さて些細かもしれない心配事は置いておき、拙に願うことがひとつあります。

この企画はどうか日頃インデックス投資に対してアンチなアクティブ投資家ブロガーの方々にも参加いただけたら面白いかもしれません。彼らが考えるポートフォリオとは如何なるものか。それともアセットクラスなどどうでもよくて要は儲かる商品を選べばよいのだという行動原理でしょうか。

2014年10月 4日 (土)

新型デミオ-ボンネットが目立つグッド・デザイン

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マツダのデミオがFMCしました。事前に喧伝されていたとおりマツダのエンジン・ドライブトレーン・シャシーの統合新技術であるスカイアクティブを全面投入したモデルです。エクステリアデザインもアテンザ、アクセラと共通イメージです。

さてこの新型デミオをみて、車好きであれば、そこになにがしかのかっこよさを感じることでしょう。WATANKOもまたアテンザ、アクセラに通じるカッコよさを直感しました。

まだ実物も見ていない写真だけの感想でそう直感したのはなぜか。しばし考えてたどり着いた結論は「ボンネットがしっかりあって目立つから」でした。

スペース効率をなによりも最優先するミニバンのボディ形式はボンネットが申し訳程度に突き出た1.5ボックスか、弁当箱とは言わないまでもトヨタ・エスティマのようななだらかなラウンドフォルムで包まれた1ボックスです。Bセグメント以下のコンパクトカーもフィットに代表されるように、小さなボディがゆえに一層スペースを稼ぐためにやはりラウンドフォルムのモデルが多いです。

それに対してデミオは全長4mの短いボディに対してフロントのボンネットが長く目立っています。上述したラウンドフォルムのデザインからは明確に離れています。ボンネットは「ここにエンジンが入ってまっせ」と自己主張せんがごとくそこにあります。

ボンネットがキャビンからくっきりと独立していることにより、ラウンドフォルムに比べてフロントエンドデザインの自由度が上がるでしょう。魅力的な小顔デザインだって可能です。さらにはボンネットがこれほどに長く独立しているとフェンダーラインのデザインもまた目立たせることができます。そしてフロントフェンダーからAピラーへとつながる屈曲線の麗しさ。(女性に例えればバストからウエストにつながるボディラインといったところです。)

こうしてフロントセッションが見どころ満載の魅力的なモデルができる素地が出来上がります。おっと衝突安全性の確保にとってもプラスに働くことはいうまでもないでしょう。

同様の例をあげるとすれば、メルセデスのAクラスもまた2012年にFMCした現行モデルは従前よりもフロントが目立つ“デカ顔”デザインであり、スポーティと若々しさを訴求しています。BMWやボルボなどもしかりです。

もちろんボンネットのために犠牲にしたものが皆無というわけではありません。新型デミオはフィット等の同クラスでラウンドフォルムを採用するモデルに比べて室内スペースは明らかに狭いでしょう。まだ見てはいませんが新型デミオのカタログではおそらくスペース効率はあまりアピールされていないにちがいありません。

デミオはかつてWATANKOも初代モデルを所有していました。修理費が嵩んで手放さざるをえなくなったシトロエンXMの代わりに半ば緊急避難的に買い換えたモデルでしたが、取り回しのしやすいサイズ、ベビーカー等が積みやすいスペース効率の良さ、Dセグ並みといわれた分厚く大きなシート、開口部が大きく開放的なサンルーフなどと和製フィアット・パンダのような過不足のないカジュアルさがあり、思いのほか気に入りました。勤務先が業績不振で給与カット、資格試験勉強のための学校費用で家計が苦しい中、維持費が安いデミオが当時のWATANKO家にぴったりのモデルでした。

今度のデミオ、その車両価格は軽自動車のそれと比べると割安感がかなりあります。別にディーゼルエンジン車でなくても構いません。一番細いタイヤを履いたグレードでよいので我が家のセカンドカーのムーブカスタムから買い換えてみようかとも思案しています。

新型デミオにはまだ試乗したわけではなく、今回の記事はWebサイトで眺めた限りのデザインに関する内容ですが、上記のこともありそのうち試乗に出向きたいと考えています。

(あとがきにかえて)

ボンネットが目立つデザインと記事で書きましたがマツダのデミオ専用サイトでも同様のことがしっかりアピールされていました。なんだか当ブログ記事の方がパクリみたいでいやですが、せっかく書いたのでUPしておきます。

2014年10月 2日 (木)

2014年9月末運用状況

インデックス投資ブログでよく取り上げられるリスク許容度ですが、ふと自分の場合はどの程度だろうかと振り返ってみました。しかしながら確固たる算定根拠なんてたいそうなものはありません。我が家のこの先40年間の家計上の最低必要額をイメージしながら見積もるとすればリスク許容度は投入元本の半減、比率でいえば50%といったところでしょうか。

ただし「そこまでスッても構わない覚悟があるのならば、もっとハイリスク・ハイリターンを狙った投資方法に切り替えていきましょう」という甘言あるいは挑発には全くのる気はありません。世界経済全体の成長に沿って、市場平均のリターンを獲得するという堅実路線のインデックス投資からの逸脱はしません。外野がブログであれこれ騒いでも、それはWATANKOの意思、判断に一片の作用も与えることはないでしょう。

というわけでインデックス投資を初めて6年7ヶ月が経ちました。2014年9月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。◆各アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは109.27円/ドルです。
◆投資待機資金には以下が含まれます。
購入元本:インデックスファンドの売却により回収した元本、年度ごとに新たに投資に廻す資金
評価額及び評価損益:インデックスファンドの売却により確定した損益結果及び税還付額等。
なお日本債券アセットに属する極低リスクのインデックス投信(暫定的な所有分も含む。)や外貨MMF、SBIポイントで還元された現金もここに含みます。
◆NISA枠にて購入した商品も含みます。

◆評価記号の内容は以下です。
◎:+25.0%~
○:+15.0%~+25.0%
△:+15.0%~+ 5.0%
▲:+ 5.0%~▲ 5.0%
×:▲ 5.5%~

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売却済みファンドの履歴は以下のとおりです。

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続いてファンド・オブ・ファンズに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。

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さらに「わたしのインデックス(my INDEX)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに過去平均リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●過去平均リターン
6.0%(6.0%)

●リスク
12.9%(12.9%)

●シャープレシオ
0.46(0.47)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●購入元本+投資待機預金元本分
59,930千円(59,930千円)

●評価損益+確定損益分
27,528千円(25,684千円)

●運用期間
79ヶ月(78ヶ月)

●元本平均残高
41,131千円(40,890千円)

●平均年間利回り
10.2%(9.7%)

<概況>

別に頼んでもいないのに運用状況は絶好調です。ブログを始めてから毎月この運用状況を記事にしています。最も成績が悪かった頃は5,000千円程度の評価損を抱えていましたが、その頃に比べれば随分と良くなったものです。将来また暴落が起きた時、この評価損益の好転の体験が狼狽売りを防止する良いクスリとなるでしょう。

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