読書のコツ紹介
(アナタの読書のスタイルは?)
最近は気がつくと、通勤電車の向かいの7人掛けイスに座っている乗客すべてがスマホをいじっている光景も珍しくありません。昔は新聞や文庫本、ちょっと昔は携帯電話、そして今はスマホというわけです。かくいうWATANKOもSNSやブログを手軽にのぞけるスマホをついいじりがちです。
しかしながら、WATANKOはまとまった時間がとれる長距離通勤の強み?を活かして、電車の中での過ごし方の王道である“読書”を積極的に行っています。
というわけでWATANKOが普段行っている読書から、そのコツについて紹介します。
1.すぐに読まない
いわゆる「積ん読」というわけではありませんが、買ってきた本を他のまだ読んでいない本と並べて、改めて読む順序を決めます。一日で読書をする時間が限られているため、同じくらい関心がある本と比べて先に読むか、あとに読むか関心度合いにあわせて選びます。
2.最初から読まない
本は必ずしも最初から読む必要はありません。目次をみて知りたいことが書いていそうなところ、関心が大きいところから読みます。本の途中の第4章とか、場合によっては最終章から読むこともあります。知識やものの考え方を得ようと読書する場合、必ずしも最初から読む必要があるでしょうか。なお巻頭で本の構成や各章の関連について丁寧に説明されている本の場合には、それを参考にします。
3.全部読まない
「はじめに」から始まり全12章、そして「おわりに」まで漏れなく読む必要はありません。上記2と同様に、知識やものの考え方を得ようと読書するのであれば、必要十分なところまで読みます。1冊目に3時間かけるよりも、2時間で切り上げて残り1時間は2冊目に充てるというわけです。
また読み始めてみたものの、どう読んでもあまり面白くないと判断すれば、途中ですっぱり読むことをあきらめます。かかった図書費は諦めます。その浮いた時間を使って別の1冊を読みます。
4.全力で読まない
既知のことが触れられている箇所や、ごく平易な箇所は適当な流し読みで済ませます。極端にいえば場所によっては1ページを右上から左下までざっと袈裟懸けするかのように読みます。一方で重要と思われるところはじっくり何度もなぞるように読みます。
5.綺麗に読まない
知りたいところ、大いに参考になったところはページを折ったり、ペンでマーキングしたり、付箋をつけっぱなしにしたりします。後で読み返す際にとても参考になります。こうして汚しまくった本を見ると「ああ、読み込んだなあ」と実感が湧きます。
6.ダラダラ読まない
「この本は3日間の通勤時間合計6時間で読む。」というように1冊の本を読む時間をだいたい決めてかかります。限られた時間でもって読むことを心がけすることで集中力を高められるし、読むべき個所の取捨選択がすすみます。
7.一度読んでも捨てない
上記1~6のスタイルで読み切った本は原則捨てません。傍に空き家となった実家があり保管場所に困らないという面もありますが、その図書に書いてある内容をたよりとして、将来の読書に繋がることがあるやもしれません。
なお学生の頃、友人知人の家を訪ねることがあった時、彼らが何を読んでいるのか興味があったものです。本棚に並べられた図書は、その人についてのひとつのプロファイルであります。
以上、7つの大罪ならぬ7つのコツをあげてみました。自分が稼いだお金でもって買った本ですから、どれもこれも中学校の教科書やハーレクインロマンスのように最初から順序どおりにビッチリと読む必要はありません。自由自在な読み方をすればよいです。
ここで紹介したのは必要な時に、必要な知識やものの考え方を、必要な分量だけ得ようとする読書のスタイルです。
ジャスト・イン・タイム読書
(あとがきにかえて)
WATANKO妻「母屋に随分と古本がたまっているわね。ブックオフに電話して引き取りに来てもらいましょう。」
WATANKO「ふふん、いろいろ汚している本も多いから、引き取ってくれる本は何冊あるかな~。(ちょっとドヤ顔)」
WATANKO妻「安心して。ブックオフが引き取ってくれなければ、古紙回収業者に引き渡してトイレットペーパーをもらうから。」
WATANKO「!!!」
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