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2014年11月30日 (日)

2014年11月の積み立て購入商品

11月も終わり、今年もあと残すところ1か月になろうとしています。ドル円の為替レートは118円あたりまで円安になってきました。リーマンショックの後に円高が進むと、(根拠もありませんが)「もう120円なんて為替レートにはありえないのでは」と漠然と考えておりましたが、それがいまや120円目前であります。WATANKOの余裕資金による資産の中に占める外貨資産の割合は全体の2/3、リスク資産にかぎれば8割近くとなっているため、相場上昇だけでなくこの円安がWATANKOの資産運用をかなりのプラスに導いています。

さて今月の積み立て商品のお値段(購入単価)は如何であったか?

Notes)表中の金額単位は円です。

201411302

さらに11月の仕入れの結果、10月末と現在とを比較して、平均購入単価はどれくらい変動したのか?以下のとおりです。

Notes)表中の金額単位は円です。

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先進国株式アセットの積み立て投資はSBIポイントが付与されるキャンペーンに応募中のためSMTグローバル株式インデックス・オープンを200千円積み立て購入しています。

その他にはいつものとおりニッセイ日経225インデックスファンド、野村インデックスファンド・新興国株式Funds-iをそれぞれ100千円購入しました。

冒頭に外貨資産の割合が高いWATANKOの場合、円安が運用成績をブーストUPさせていると述べましたが当然ながら将来は円高の局面もあるでしょう。

WATANKOが60歳以降でリスク金融資産を全て売却し手仕舞いする時の為替レートはどれくらいの水準になるのか。予測などできませんが、ある程度円安の時を狙いたいものです。それを自在に決められるのも個人投資家の強みですね。

2014年11月28日 (金)

マイカー保有と代替手段を比べる時には前提条件をすり替えないでほしい

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(セダン1台あればたいていのファミリーユースに合います。)

最近、相互リンクさせてもらいましたよよよさんの『新・低収入男「よよよ」が30歳でセミリタイアを目指すブログ』の記事「軽自動車でも生涯2000万円かかる」における引用記事 あるじゃん(All About マネー)車にかかる費用は生涯で約4000万円!をみてツッコミをいれたくなりました。

****以下、引用****

皆さんはどんな車に乗っていますか? 車種や年式、状態、使い方などによって、車を有するのにかかる費用もさまざまですね。共通して必要な項目と年間にかかる金額として、私の妻の車を例に計算してみました(以下、すべて1年当たりの費用に換算)。

●ガソリン代:18万7500円
・車 日産キューブ(2010年式)
・平均燃費 約12キロ/1リットル 
・1リットルのガソリン代 約150円(山口県内 2014年11月時点の価格)
・年間走行距離 約1万5000キロ
→1万5000キロ÷12キロ/リットル×150円/リットル=18万7500円

●整備費用など:9万6000円
・車検、点検、オイル交換費用 8万円(車検代は1年分のみ算入)
・タイヤ代 1万6000円(1万6000円/本×4本÷4年ごと)

●税金・保険:8万3890円
・自動車税 3万4500円(1500CC以下)
・任意保険 3万5470円(ネット損保 17等級)
・自賠責保険料 1万3920円 (2年間2万7840円÷2年)

●高速道路通行料:3万円程度

●駐車場代:14万4000円(1万2000円/月×12カ月)

ここまでを合計すると、年間54万1390円、月額で4万5115円がかかっています。その他にも、カー用品や洗車代、出掛けた先でのパーキング代、不具合やぶつけた場合の修理代などの費用も不定期に発生します。

◆年間でトータル80万円超もかかる
また、7年に一度新車250万円(諸費用込み)を乗り換えるという人なら、下取りが40万円としても、7年ごとに210万円を車両購入費用として準備するか、ローン返済(金利がプラス)しないといけません。210万円を乗り換えまでの7年間で割ると、単純計算で年間30万円になります。

車に対する車両購入費用約30万円と維持費約54万円を合計すると、1年間の支出は84万円(月額7万円)ということになります。あらためて金額を計算すると、こんなにお金がかかっていたんだなとビックリしてしまいますね。

◆車と生涯付き合ったらなんと約4000万円!
同じ条件で、仮に20歳~70歳までの50年間、車に乗り続けたらいくらになるでしょうか。

●車の購入代金
210万円(下取りを差し引いた金額)÷7年間×50年間=1500万円
●車の維持費
54万円/年間×50年=2700万円

合計でなんと4200万円! 思わずため息をついてしまう金額ですね。マイホームの購入金額に匹敵します。もちろん、車の種類や使い方でこの金額は大きく変わってきますが、いずれにしても数千万円単位の出費が必要です。

(略)

このように思い切って車を所有せずに、代わりにかかる費用を試算してみましょう。

●交通費
月に1万円ずつタクシーを使ったとして50年間で計算
→1万円/月×12カ月×50年間=600万円

●レンタカー代
月に1回レジャーを楽しむためにレンタカーを24時間借りる場合
→トヨタ プリウスで約1万2000円+高速代・ガソリン代約7000円=約2万円/月
→2万円/月×12カ月×50年間=1200万円

合計すると、50年間で1800万円。生涯キューブクラスに乗り続けた場合の4200万円との差額は、2400万円にもなってしまいます。

****以上、引用おわり****

ツッコミ1>マイカーコストはもっと平均的かつ現実的なケースで考えるべき

引用記事では記事執筆者の家族の事例を取りあげていますが、もっと平均的かつ現実的なケースで考えるべきです。

年間走行距離15,000kmは多い事例です。国土交通省の調査資料(11ページ目)によると年間走行距離の平均10,000km程度でしょう。したがいガソリン代は2/3となり62,500円/年①、減額です。

タイヤ代については単価は少なくとも3割くらいは高く、せいぜい12,000円。かつ1台あたり7年間保有するのであれば、その期間中は1回の交換で十分なため1回のタイヤ交換代を7年で割るべきです。

したがって(単価12,000円×4本)÷7=6,900円/年となり、9,100円/年②も減額です。

駐車場代も地方にいけば月額5,000円なんてざらです。ここで地方での使用を想定して12,000円との差額7,000円は年間で84,000円③減額です。

①②③合計で155,600円となり、引用記事での試算額541,390円から385,790円にまで引き下がります。

また車両代(下取り額控除後)も7年間で2,100千円とありますが、車をコモディティで単なる道具として捉えれば中古車という選択肢もあります。車両代1,000千円でカーセンサーNetででも検索すればいくらでも見つかります。7年間での均等割りなら142,900円。維持費とあわせて528,690円。50年間では26,435千円まで引き下がり、42,000千円の6割強に収まります。

ツッコミ2>タクシー利用が月10,000円ですむはずがない

引用記事ではタクシー利用を月10,000円としていますが、これは「たまにタクシーを乗っている」という程度の出費であり、マイカー利用の代替としては少なすぎます。

タクシー1回の利用料金は地域によってばらつきありますが250~300mごとに80~90円です。以下に都心と地方都市のタクシー料金情報をあげておきます。

参照記事
Taxisite 東京都のタクシー料金 
Taxisite 静岡県のタクシー料金

タクシーで移動する1回の距離を5km(徒歩や自転車では時間がかかる距離)とすれば初乗り料金とあわせて2,500円前後かかります。往復で5,000円程度です。つまり10,000円では月に2回しかタクシーに乗ることができません。これがマイカーの代替手段としてのタクシーの現実的な利用頻度でしょうか。

マイカーの代替手段としての利用頻度を想定すれば、例えば1週間で平日2回、土日で各1回利用するとして週4回。年間208回。一往復10kmで2,080km。これを初乗り・迎車・消費税無視で料金計算しても年間643,000円程度になります。

加えて記事にあるレンタカー代の年額240,000円を加算すれば、合計883,000円とツッコミ1でWATANKOが試算した529千円よりも高くなります。また記事におけるマイカー保有のケース840,000円と比べてもまだ高いです。

ツッコミ3>比較する前提がすり替わっている

本来は最初にツッコミするべき視点ですが、タクシーの利用が月10,000円であれば移動距離は約3.2km、年間約38kmです。月1回、レンタカーの24時間利用で移動する距離を片道200km、往復400kmとすれば年間4,800km。タクシーでの移動分とあわせて合計で4,838kmです。

引用記事のケースではマイカーでの移動は年間15,000km。かたや代替手段では年間4,838kmとマイカーの3割強にすぎません。受ける便益のボリュームがこうも異なる対価を並べて高いの安いのと断じるのはおかしくないでしょうか。

もちろん都心部にすむ方であれば代替の大量輸送による安価な交通手段が充実しているためにマイカー保有の必要性は薄まるでしょう。(ただし代わりに地価が高いために家賃や飲食費その他の生活コストは上昇します。)さらには年間数百キロ程度しか車で移動しない人であれば趣味性が無ければもう全くマイカー保有する意義がないかもしれません。

また一方、地方に住んでおり交通手段は車に頼るような場合、年間10,000kmないしそれ以上移動するのが常態であればマイカー保有が現実的です。タクシーで年間10,000km移動したら3,000千円もかかってしまいます。

「マイカーの保有コストが高いので貯蓄のためにはマイカー保有を見直しましょう」という節約系の記事をみかけるたびに、マイカー保有する場合の移動距離が代替手段になったとたんに激減する前提へとすり替わっていないかよく注意が必要です。

このような記事は所詮は最初から「マイカー保有は金がかかるから、やめましょう」という結論ありきの記事として片付けるしかないのでしょう。

関連記事:
カーシェアリングとマイカー保有-へんてこな比較

2014年11月27日 (木)

個人投資家は投資のゲームセットを自分で決められる【Refrain 2014】

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(目標達成するまでゲームを延長するぞー)


WATANKOは個人投資家による長期投資という行動に楽観な一面をもっています。その理由のひとつとして「自分にとって有利な時、目標を達成した時に自由にやめることができる」からです。

野球でいえば9回を終わった段階で負けていれば、引き続き10回、11回とプレイすればよいわけです。規定の9回で良い結果を出すことが求められるプロとは違い、勝つまで続けることができるわけです。投資した資金について別途需要が発生し現金化が必要な局面になったりしなければ、それこそ死ぬまでゲームを続けることができます。

個人投資家は、プロと異なりこの点はメチャクチャ有利ではないでしょうか。

しかし注意すべきは、ここで投資先がたとえば個別株式だと心配な面があります。例えば株価が取得時に比して数分の1の水準まで下がってしまった。取得時の株価まで回復するのにどれくらい時間がかかるのか。ナンピン買いで平均購入単価を引き下げて、評価益への早期回復をめざそうとしても、そもそも回復するものなのか。先行きが見えないというシチュエーションに陥るおそれがあります。

しかし市場全体を購入する場合であれば、こうした個別株投資で恐るべき永遠ないしどえらい長期間の右肩下がりや低迷を心配する必要は相対的に少ないです。格言「卵を一つのカゴに盛るな」と同じです。

(あとがきにかえて)

以上の話は相場が下落・低迷期にこそ、述べたい内容であり、現在の相場好調期にはアピールが弱いかも知れませんし、そもそも聡明なる個人投資家諸氏におかれましては既知のことかと推察いたします。

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皆さんは一体何歳まで投資行動を続けるのでしょうか。WATANKOは60歳時点で目標が達成できればそこで手仕舞いする予定です。しかしもしその際にたまたま暴落に出くわしており目標を大幅に下回っている状態であれば最長10年を限度として投資を延長するでしょう。

WATANKOが60歳を迎える2027年の頃の相場はどうなっているか。2020年の東京オリンピックによる好況のあとに相場は落ち込み、そこから回復している頃かなあとつらつら想像しています。

(以上、過去記事を4回にわたってRefrainしました。次回から通常営業に戻ります。)

2014年11月26日 (水)

インデックス投資はアクティブ投資と競争する投資ではない【Refrain 2014】

【11月25日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

34,193千円

■損益率

57.1%

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(大事なことは投資の結果を花咲かせること)

WATANKOがインデックス投資を始めたころからずっと抱いていた違和感があります。
それはインデックス投資がアクティブ投資と比較され、その成果の優劣が論じられることに対しての違和感です。

インデックス投資とはそもそもはたして他のアクティブ投資と成績を比較する性質の投資手法なのでしょうか。インデックス(投資)は成果のモノサシのような存在であり、とあるアクティブ投資がこれに勝つとか負けるとかを論じてもそれは本当の勝ち負けなのでしょうか。

アクティブ投資の成果として、ベンチマークのインデックスを○%上回りましたなどと喧伝されることがありますが、これはアクティブ投資がいかに凄い結果を出したことを喧伝したいがゆえにインデックス(市場平均)を引き合いにした表現をしているにすぎません。

またインデックス投資とアクティブ投資のふたつの投資手法を並べて比較する記事をよくみかけます。これは投資方法の違いを説明することで各々の投資手法をより正しく理解するための表記方法と捉えることができます。

インデックス投資をやっている身としては、あるアクティブ投資に負けても悔しいとは思えてこないし、勝っても嬉しいとは思えません。なぜならインデックス投資とはアクティブ投資と勝負しようなど最初から思っていない投資手法だからです。

とあるアクティブ投資家がインデックス投資家のWATANKOに対して、「ホレ、おれは○○に集中投資するアクティブ投資でお前さんよりも××%も多く儲かったぞ。」と言われても、WATANKOとしては以下の面持ちです。

「はあ、貴方はそれだけ投資リスクをとられたのだから、良いリターンを獲得する資格があります。よろしいのではないでしょうか。あなたはその儲かった投資先を事前に選ぶことができてすごいですね。(ただし、とられたリスクに対して果たして見合ったリタ―ンかどうかはともかくですが)」

ここでアクティブ投資が競うべき相手は、インデックス投資ではなく他のアクティブ投資ではないでしょうか。

アクティブ投資は、それぞれ自由意志のもとに儲かる投資対象を自らの知見と判断により絞り込み、そこに投資した結果を競い合うものです。ですからアクティブ投資αとアクティブ投資βのアクティブ投資同士でいくらでもしのぎを削ってください。そして自らが相手よりもより儲けることをどん欲に目指してください。インデックス投資のWATANKOよりも儲かったか減ったかという点を気にしても、無味乾燥で物差しのような存在と己の自己努力の成果を比べても、そこにほとんど意味はありません。

(あとがきにかえて)

WATANKOはそれらアクティブな皆さんの平均に沿った結果だけ享受させていただきます。せいぜい気をつけているのはコストをセーブすることぐらいです。

それが市井の、凡人のそして投資の他に自らの人生の多くの時間を費やしたい人にとってコストパフォーマンス抜群の投資手法です。

2014年11月25日 (火)

毎月分配型投信の選球眼があるならば個別株を買った方が良いのではないか【Refrain 2014】

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(神のごとくお金を増やすことはできません。)

参照記事
Fanet マネーライフ
投信フォーカス
分配金の注意点「特別分配金」の実態を調査、2011年7月末


最近の毎月分配型投信の分配金の多くが特別分配金(元本払戻金)であったという事実が紹介されていますが、WATANKOにとってもはや大した驚きではありません。ああ、やっぱりね...という感じです。

預けたそばから返してもらう。無税ではあるけれど預けた期間分だけ信託報酬が取られているのでその分はしっかり目減りしている。しかもその信託報酬ときたらインデックス投信よりも高いときたもんだ。毎月分配型投信を買う皆さん、辛くないのでしょうか。

それでもなお毎月分配型投信を嗜好する人々の立場に立てば、せめて分配金に占める特別分配金の比率が極力少ない商品を選びたいところです。でも果たしてそんな商品を事前に選べるのでしょうか。もしそのような選球眼を持っているのならばいっそ個別株の選択においてもきっと良い銘柄選びができるのではないでしょうか。

抽象的な運用方針を読んだだけでどんな技量をもったファンドマネージャーがどのような投資先をどのくらいの比率、タイミングで売買しているのかを忖度し、その商品の正味の利回りを予想できるなら、その優れた能力でもってインカムゲイン、キャピタルゲインが高そうな個別株の銘柄だって選ぶことが可能ではないかと考えます。

個別株なら信託報酬はかかりません。国内株なら売買手数料も気にならないレベルでしょう。

逆にそのような選球眼を持ちえないのならば、毎月分配型投信、いやアクティブ投信自体を購入することは辞めた方がいいと思います。しかしながらタチの悪いのはオーバーコンフィデンスを自覚できないことかもしれません。

勿論、投資自体が趣味という人はそもそもどうぞご自由にとなりますが。


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自分が儲かる投資先を選ぶことができる能力をもつのであれば、投資先は個別株とか生債券、個別リートなどのなるべく生の素材に近い方が余計なコストや余計な介在者の判断が混じらずによいでしょう。

WATANKOはそのような能力はないと自覚していますので無難に分散投資を指向しています。投資行動でWATANKOが目指すのは元本を5倍も10倍も増やすためのタイトロープな銘柄選択や神技のごとき絶妙な売買タイミングではなく、優れた効率のもとに投資目標を達成することです。

2014年11月24日 (月)

家族との間でも投資のフェアネスは守りたい【Refrain 2014】

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(貴方は投資について、奥方からどれだけ理解を得ていますか。)

この駄ブログは2010年3月に開設し、以降4年8か月を経過しました。そこで過去の投稿記事から、自分自身の投資やライフスタイルその他についての考え方を記したものをいくつか再度紹介したいと思います。

なおこれまでの再度紹介記事は左のカテゴリーの「Refrain」をご参照いただければ幸いです。(なお初回掲載記事に対して追記・修正している場合もあります。)

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WATANKOがいつも拝見している個人投資家ブログのひとつ「30歳代からの資産運用~人生設計と資産形成ブログ ver40s」に興味深い記事がありました。

参照記事
「30歳代からの資産運用~人生設計と資産形成ブログ ver40s」
心のリスク許容度のホントのところ

記事の趣旨からはちょっと外れるのですが、気になるくだりがあり、WATANKOが昔からもっているひとつのモヤモヤな気持ちに繋がる部分でしたので以下抜粋します。

*****以下引用*****

心のリスク許容度では、自分以外の家族の反応も影響してきます。含み損が膨らんでくると家族の反応が厳しいものになります。(略)投資すればするほど含み損が拡大していく状況下では、家族の機嫌も悪くなってしまいます。特に我が家のようにオープンな家庭では、妻はもちろん、子どもからも厳しい言葉を浴びせられます。娘に「投資をしていなかったらDSのソフト1000本は買えたのに」と言われたらどう感じますか?

*****引用終わり*****

投資についてなかなか理解を得られない家族の存在は仕方がないことかもしれません。(私の妻も同様)

でもそのような家族には一つ釘をさしておきたいこともあると思います。

それは「投資は自己責任」という言葉の表裏として、「リタ―ンはリスクをとった者のみが享受できる」というフェアネスは遵守してもらうということです。家族が投資を否定するならば、その投資によって得た果実を享受する権利はその家族には無いということです。

投資で下手打って損失を出した場合、総資産のうち、投資した当人の財産持ち分から家族に対して損失補てんするということを前提とすれば、一方で投資の結果、獲得できた良好なリタ―ンは投資した本人だけのものです。

投資に否定的な家族は普段は「投資は怖い。損をする。」と唱えており、損失が実現すれば「それみたことか。投資しなければお金が残った。あれが買えた。」という態度です。一方で逆に投資が上手くいきリターンを得た場合、当然のごとく、ちゃっかりその分け前にあずかろうとする。あるいは投資のリターンまでもが共有財産であるかのように認知する。

負けたら全部アンタのせい、勝ったら少なくとも何割かはこちらに割り当てなさい。

⇒これなら「常勝」です。繰り返しますが、これなら「負け」はありません。

WATANKOが普段から「インデックス投資で地道に運用して得たリターンでスーパーカーを手に入れるなどの自動車趣味に浸りたい」というのは、その裏では「投資で得た利益が例えば10,000千円でも20,000千円であってもいくらであろうが、リスクをとって長期間粘り強く積み立て投資した私が何に使おうが私の勝手である」ということを宣言しているわけです。

*40年前の大古車スーパーカーをわざわざ数百万円も出して買う。

*趣味車を納めるため山を切り崩してガレージを作る。

*年間6~7回くらい海外のF1観戦ツアーに出かける。

*昔からずっと欲しかった車が中古1台30万円で売っており、それらの3台や4台を買い並べる。

などなど

もう全く好きに使わせてもらいますぜ、いうことです。自動車に関心がない人から見れば、全くの浪費にみえるかもしれません。一方で同じ自動車好きからみれば垂涎のライフスタイルかもしれません。

いずれにせよ「リタ―ンはリスクをとった者のみが享受できる」というフェアネスはたとえ家族であっても遵守してもらうということです。

◆あとがきにかえて

ビジネスの世界でも転職した、独立した、事業投資した結果、成功した人間を羨むだけでなく、どこか卑屈に妬む人がいます。そのような人はそうして成功した他人と比べてリスクもとらない、努力もしなかったわけです。それはそれで手堅く、失敗を回避する生き方です。一理あるでしょう。しかしながらそのような人には成功した人を妬む権利は一遍もありません。

「失敗すれば嘲笑し、成功すれば妬むだけ。自分は安全圏」は単なる評論家兼欲深者にすぎません。

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上記はWATANAKOが自身の投資行動について、妻の無理解からちょっとした衝突を起こしたことがあり、その時に書いた記事です。WATANKOの資産運用状況は当時すでにアベノミクスの影響で株高・円安が進行しており一定の評価益を得ていましたから、WATANKOも強気な姿勢でした。

今でも相手が誰であれ同様の気持ちですが、ちょっと穏便にはなっています。

2014年11月23日 (日)

インデックス投信は433本ありました

前回記事でバランスファンドが大分出揃い、かつ今後も増加が期待されることをうけてバランスファンドのシンプルで最も効率的な活用法を記事にしました。繰り返しますがバランスファンドをもっとも活用する手段は他に何もしないことです。過去の商品選択と保有に一切とらわれることなく、自分がこれからの資本主義経済の中で成長の果実を享受するために一番理想的と考えたバランスファンドを1本だけ選んで、それだけを積み立て投資することです。

さて昨今はバランスファンドが増えてきたと前回記事で触れましたが、そもそもインデックス投信はこれまでどうやって増えてきたのか。簡単に調べてみました。

モーニングスターのサイトで調べてみると2014年11月時点にて現存する投資信託は4,609本。(DC専用やラップ専用の商品を除く。)このうち設定後経過年数ごとに投信の本数を調べてみました。結果は以下のとおりです。

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青い棒線グラフは年毎の本数であり、赤い折れ線グラフが年毎の本数が全体に占める割合を表しています。

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過去に設定された投信の何割かは既に償還されているものもありますので単純比較はできませんが、それでもここ2年以内に設定された投信だけで全体の5割近くを占めています。これも相場上昇のおかげでしょうか。また一方で18年あたりを経過すると現存する投信はグッと減りますね。

また累計本数は以下のとおりです。

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現存する投信全体では設定後5年以内の投信で全体の5割を超え、また10年以内で8割を超えます。設定後20年を超過する投信はもはやレア商品です。

次にインデックス投資に絞ってみてみます。インデックス投信は4,609本中433本と全体の一割も満たしません。

でもインデックス投資歴6年8ヶ月のWATANKOからすれば頭に思い浮かぶインデックス投信は100本あるかないかというところですから、「え、400本以上もあるの?」というのが正直な感想です。

さて全体と同様に設定後経過年数ごとに投信の本数を並べると以下です。

201411233

インデックス投信においても全体と同様にここ2年以内での設定本数が多く、インデックス投信全体の4割以上を占めています。くわえて特徴的なのは7年前、つまり2008年に設定された投信について、現存数がその前後の年に比べて多いという特徴がみられます。

償還される比率が一定と仮定するならば、この頃には結構な数のインデックス投信が設定されたと思われます。思い起こせばSMTシリーズが設定されたのも2008年1月でした。

それと14年前のITバブルの頃にも当時としては多くのインデックス投信が設定されたようですね。

さらに累計本数は以下のとおりです。

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設定後6年以内で全体の5割を超え、13年以内で8割を超えます。投信全体と比べれば少しばかり投信の平均寿命が長いでしょうか。

インデックス投信は2008年以降設定されたもので現存する本数の3分の2を占めています。これらインデックス投信が今後もどれくらい運用が続けられるか注目したいと思います。はたしてこれから5年、10年と経過してもほとんどが残っているという状態になるでしょうか。

また一方で2007年以前に設定されたインデックス投信の行く末はどうなるでしょうか。これらは2008年以降設定された投信に比べてコストの面ではほとんどが劣後しています。資金流入もあまり期待できないかもしれません。

関連記事:
先進国株式インデックスファンドのシェア2014

(あとがきにかえて)

もしこれら2007年以前の投信を保有する個人投資家が昨今のローコストなインデックス投信のラインナップを理解していれば、商品の乗り換えに何の躊躇もいらないと思います。しかしそこをあえて乗り換えしていないのでしょうか。

これもまた立派な『ほったらかし投資』のひとつ?

2014年11月22日 (土)

バランスファンド選びを活かしたシンプルなインデックス投資

【11月21日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

33,539千円

■損益率

56.0%

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(アセットも通貨もバランスよく持ちたいですね。)

三井住友トラスト・アセットマネジメントからSMTシリーズの新しいバランスファンドが発売されました。すでに多くのインデックス投資ブログや関連サイトで紹介と感想が載せられております。

新興国リートが含まれた9資産に分散投資するSMTインデックスバランス・オープン。分散投資にますます拍車をかけた最新バランスファンドであります。このバランスファンドを信託報酬0.5%(税抜)にて購入できるとは素晴らしいです。今頃eMAXISシリーズの担当者も、新興国リートを入れたバランスファンドを企画しているかもしれません。

WATANKOがインデックス投資を始めた2008年頃は、信託報酬が1%未満で買う気にさせてくれるバランスファンドといえばセゾン・グローバル・バランスファンド、マネックス資産設計ファンド、SBI資産設計オープン(すご6)、グローバル・インデックス・バランスファンド(投資生活)ぐらいしかありませんでした。

あれから6年が経ち、それが今や伝統4資産はもちろんのこと、新興国アセットの有無、REITの有無、時価総額や均等配分など様々なポリシーに基づくアセットアロケーションといった多くの切り口から選ぶことができるバランスファンドが出揃う時代になりました。特に後発商品ほど信託報酬が低いケースが多く、まさに歓迎すべきところです。

今や1%未満の低廉な信託報酬水準のバランス・ファンドは以下サイトによると16本もあります。

参照サイト:
ノーロード投資信託 徹底ガイド
バランス型ファンドの信託報酬と特徴


また今般ではNISA向け推奨商品として、リスクを抑えつつもある程度のリターンを狙うという文脈でもってバランスファンドが着目されているため、今後も更に新商品が出てくることが期待できそうです。

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さてインデックス投資を実践する個人投資家の皆さんの中には単一アセット商品を自分で買いそろえてポートフォリオを構築する方もいれば、リバランスいらずのバランスファンドをメインに据える(+多少の単一アセット商品で補完)方もいます。

昔のように低廉なバランスファンドがまだ少ない時代であれば、前者のケースをとる人が多かったかもしれませんが、今現在においてはここまでバランスファンドの商品が揃ってきたことによって、なかには自分の思い描くアセットアロケーションにかなり合致した商品を選ぶことが出来るようになり、後者のケースも増えてきているかもしれません。さらにここにNISAをきっかけとして分散投資を始める方がとっつきやすいケース、インデックス投資を長らく実践してきた方がさらに投資の省力化を志向するケースなども含まれてくるでしょうか。

ここでこれから始めるバランスファンド選びを活かしたシンプルなインデックス投資を改めて提案してみたいと思います。

1.バランスファンド1本を積み立て投資

まず昔のこと(現在まで保有してきた商品群)は一切忘れます。そのうえで今後の積み立て投資を行うにあたって、その時点で売られているバランスファンドの中から、現在の自分にとって採択したいアセットアロケーションに一番近い商品を1本だけ選択し、積み立て投資を行います。

昔のことを一切忘れるのは、今後の投資先の判断にあたって過去の結果に引きずられるべきではないとする「買値にこだわるな」の精神です。

2.より理想的な新商品が発売されれば積み立て先を切り替え

積み立て投資を継続する過程で自分にとってより理想的なアセットアロケーションのバランスファンドが新発売されたら、積み立て投資先を躊躇なくそちらに切り替えます。一方で積み立てしてきた既存バランスファンドはそのまま保有します。資産取り崩しステージになったら、あるいは途中で資金需要が発生したら、古いバランスファンド(その時点の自分が採択しているアセットアロケーションとの乖離が一番大きい)から売却します。

例えばその昔、セゾン・グローバル・バランスファンドを選び、そのうち世界経済インデックスファンドが発売されると、債券も含め新興国投資を重視してこちらの乗り換えし、さらには今般、REITへの分散を図りSMTインデックスバランス・オープンへ新たに乗り換えるとったイメージです。

この場合は分散投資をより徹底させたいという方針のもと、伝統4資産から新興国やREITへの分散を強めた商品が発売されればそちらに乗り換える指向をもっており、これに沿った積み立て先の切り替えです。

3.年1回の検討結果で切り替えても良い

また新商品のバランスファンドが発売されなくとも、年1回定期的にこの先1年間の自分の望むアセットアロケーションを再確認し、場合によっては別の既存バランスファンドに乗り換えるという手法もあるでしょう。

例えば、若い頃は株式アセットの長期的成長に主眼をおいてeMAXIS全世界株式インデックスを積み立てしてきましたが、壮年期を迎えてリスクを抑えたくなり世界経済インデックスファンド(債券シフト型)に切り替えるといったケースです。

このようにその時々で自分にとってベストなバランスファンドを1本選び、これに積み立て投資する。より自分にマッチした新商品が発売されれば、あるいは年月を経て自分のアセットアロケーションに変更が生じたら、躊躇なく切り替えるとうシンプルなバランスファンドによるインデックス投資です。

ここで強調しておきますが、これ以外の余計なことは一切せずにひたすらバランスファンドの利点を最大限活かすことがキモであります。なにか余計なことをしてしまうともうそれでもってバランスファンドを選んだ意義が薄れてしまいます。

あと、この方法を推奨する背景をひとつ補足すれば現在、単一のアセットについては日本、先進国、新興国の株式/債券/REITクラスのインデックス投信がそれぞれ出揃った状況です。今後はさらに新しい単一アセットを用いた低廉なインデックス投信の発売がどれだけ期待できるでしょうか。様々な地域の中小株式?、コモディティ?あるいは新しいインデックスに連動する商品が増えるのでしょうか。

こうしてみると単一アセットについては一定の「出揃った感」がある一方で、バランスファンドはその組み合わせによっては、まだまだ商品展開が期待できます。今は自分にピッタリのバランスファンドがなくとも1年後はわかりません。(1年前にSMTインデックスバランス・オープンの登場を予想できたでしょうか。)この手法を採りやすい環境が今後ますます整うことが期待できるのが推奨する背景です。


(まとめ)

●今の自分に一番合うバランスファンドを1つ決めて積み立て投資する。

●新商品の発売やアセットアロケーションの考え方の変更に伴い、積み立て先を躊躇なく変更する。

●過去の保有商品はそのまま保有。資金需要があれば古い商品から売却する。


バランスファンドに関心が高い個人投資家の皆様におかれまして、以上のとおりこの駄ブログからバランスファンドを活用したシンプル投資を謹んで上奏申しあげます。

2014年11月18日 (火)

自動車メーカーには大人の趣味としての車をつくり続けていてほしいです

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(WATANKOがスーパーカーを手に入れる将来、自動車社会はどうなってしまうのか。)

一昨日、日曜日の日経新聞朝刊の特集記事で「クルマは夢から共有品になった」という主旨の記事がのっていました。

若者50年の足跡⑦ デートだって軽自動車でいい(若者50年の足跡)

内容をかいつまんで言うと「若者のクルマ離れが定着。就職氷河期とリストラ、賃金抑制時代が続きクルマは高根の花に戻った。一方でインターネットや携帯電話という楽しみもある。買うよりもレンタカーや共有がクールだと考える若者が増えた。」というわけです。

確かに車の維持費は少なくはありません。家計の節約と投資ネタが巷で取りあげられるとき、車の所有についてはネガティブに語られることが大半です。また若者は90年代中盤以降はPCや携帯、いろいろなネットサービスに消費をシフトしたことは当時の肌感覚だけでも察することができます。ガソリン代と自動車関連の税金は通信費とPCショップに流れたわけです。

一方で同記事では日産OBの伊藤修令氏の「自動車は消費者の変化にきちんと向き合ってこなかった」との指摘も鋭いです。確かに1990年代後半あたり以降は相変わらず80年代を引きずっていたスポーツ&スペシャリティ一辺倒な車づくりでした。

(ちなみにここで伊藤氏をのコメントを載せるとはなんともニクイです。伊藤氏は日産スカイライン史上、もっとも名車と言っても過言ではない8代目R32の開発主査です。)

太いタイヤとパワードリフトな走りを売りにしたモデルは、280馬力の自主規制がある中、性能向上面では90年代半ばに行き詰ります。バブル崩壊の影響が開発費を抑制させ、若者に対するメーカーからの新しい提案があまり見られなくなりました。

メーカー各社が90年初頭から前半にかけてデビューないしFMCさせた若者向け車はほとんどどれも次世代へのモデルチェンジはなされずフェードアウトばかりです。代わって出てくるのはいっときワゴン系やパジェロ等大型の四駆が流行りますが、それも廃れて大中小のミニバンがメインになり現在に至ります。

現在、新車で買えるスポーツカーないしはスポーティカーはトヨタの86/スバル BRZ、日産GT-R、フェアレディZ、ホンダCR-Z、マツダロードスター、それと強いて加えればレクサスRC Fぐらいしかありません。この中で若者がなんとか買えそうな価格帯のモデルはCR-Zとロードスターくらいです。

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日本ではそのうち車のコモディティ商品化がますます進み、荷物がたくさん載るモデルがますます増えます。ついでにその名のごとく自動運転が主流になるでしょうか。また個人所有ではなくシェアリング、レンタルが主流となっていくのでしょう。

一方で自動車メーカーにとって日本市場の重要性はどんどん小さくなるでしょう。インドやブラジルなどの新興国に販売台数で追い抜かれるかもしれません。このため日本車メーカーはますます日本以外の世界各地で車を企画・製造・販売するようになります。

日本国内の変化としては車が売れなくなり台数が減れば、燃料の消費が減りガソリンスタンドは経営が立ち行かなくなってしまうかもしれません。街も自動車の騒音が減り静かになるでしょう。交通事故も減るかもしれません。販売台数の減少がすすめば駐車場はビジネスとしては厳しくなるかしれません。オートバックスとイエローハットは合併して自動車用品の需要減をのりきるのでしょうか。

ただそんな環境の変化の中にあっても、例えばバイクにように大人の趣味としての車は残り続けていてほしいです。

各メーカーのイメージリーダーをつとめるようなフラッグシップモデルでもよいし、多くの人が手に入りやすいライトウェイトスポーツでもいい。譲歩して上等なスポーツドライビングができるセダンやホットハッチ、SUVでもいい。そうしたメーカーが自社のアイコンとなるモデルを作り続けてほしいものです。

(おまけ)

日本で車が売れなくなり台数が減れば週末の高速道路渋滞の緩和も期待できます。また将来、ようやく全線開通した環状3線放射9線を快適に走ることができるでしょう。長距離ドライブ三昧です。

2014年11月16日 (日)

教育費の脅威を固定費の見直しを強化するきっかけとする

【11月14日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

32,273千円

■損益率

53.9%

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(我が家の受験はひとまず平場の戦いは避けられました...。)

先週、WATANKOの長男が第一希望に掲げていた大学の公募推薦に合格しました。高校卒業までおよそ4か月も残して受験終了です。複数の大学を一般受験する費用はかからずじまいで家計は助かりましたが、なによりも子供の受験が終わりかつ希望の大学への入学が決まったわけですから親として安堵感で一杯でした。戦いの極意は戦わずして勝つです。

さっそく大学からは入学金ならびに初年度授業料他の納入通知書類がとどきました。みると初年度に支払う学費は合計2,300千円にもなります。事前におおよその金額を知っていたとはいえ、一般の家庭にとってその負担は甚大です。

以前、WATANKOが大学に進学した1980年代後半、入学金と授業料他をあわせた初年度納入額は確か900千円程度だった記憶があります。WATANKOは文系であったのに対して、一方で長男は理系なのでWATANKOのケースよりももっとかかるだろうと覚悟はしていました。もちろん30年近い年月を経ていることから値上がりも当然かもしれませんが、それにしても高くなったものです。

参照記事:
Garvage NEWS.com
60年あまりの大学授業料の推移をグラフ化してみる(2014年)(最新)

長男が通っていた予備校の担当先生によると、最近は以前にもまして国公立狙い・現役合格・自宅通学志向が強いそうです。サラリーマン世帯の所得が伸びない一方で大学へ支払う授業料等が上述のとおり右肩上がりであること踏まえれば当然の傾向と言えるでしょう。長男は現役合格と自宅通学は実現してくれましたが、私立大学にいくことになり授業料等については負担が大きくなります。

具体的にWATANKO家の事例をあげますと長男が通うことになる大学へ支払う初年度納入額は2,300千円、2年目以降は1,900千円となっております。大学のカリキュラムには実務実習も含まれており6年間通学となっています。つまり大学に支払う学費は6年間合計で11,800千円にもおよびます。


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さてこの教育費負担をどう乗り切るかにあたっては、ビジネスの指南書あたりにもよく使われる格言かもしれませんが「ピンチをチャンスに変える」ことが必要ではないでしょうか。

この場合であれば迫りくる教育費の脅威を固定費の見直しを強化するきっかけとすることです。

参照記事
吊られた男の投資ブログ(インデックス投資)
お金は貯まらない: 普通+普通+普通+・・・・・・+普通+普通=普通じゃない

上記記事によると、一見すると周囲も行っており普通にみえる数々の出費もひとつの家庭で全て積み重ねるとなれば大きな出費になり貯金がすすまなくなる。しかも困ったことに当人はそれにつかないという指摘がされています。

ちょっと堅苦しい言い方をすれば、企業経営も家計やりくりでも有限なリソースをどこに投入するか、換言すれば何をやめるかを判断・実行するのがマネジメントであり、意思決定する者の責任であります。

20年を超える長期の住宅ローン、硬直化した保険料支払い、定期的な海外旅行や車の買い替え、ブランド・ファッションの追求、頻発する娯楽や外食...。

子供にかける教育費が発生不可避な支出であるならば、それ以外の固定的な出費を削減して乗り切る方向を模索すべきでしょう。もちろん収入を増やすことにも注力するべきですが、固定費の削減の方が自分の裁量が効く部分がかなりありますので、先ずこちらから取り組むべきです。

迫りくる教育費の脅威を家計の見直しをすすめるきっかけとして、一定の固定費削減を達成することができれば、子供が大学を卒業し、教育費の負担がなくなった際にはその分を貯蓄にまわすことができますし、削減後、低くなった固定費水準自体が老後生活における経済的な負担を軽くすることにつながるのはいうまでもありません。

2014年11月13日 (木)

BNDからの2014年11月分分配金+今月の債券雑感(投信ブロガーの外債保有シェア)

【11月12日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

31,914千円

■損益率

53.3%

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WATANKOは手元にある外貨をつかって資産運用のひとつの実験ともいうべき外国債券のETFであるBNDのバイ&ホールドを実行中です。

さてBNDから2014年11月分の分配金が入金されました。今月は税引き後で247.79ドルです。これまでの推移は以下のとおりです。なお購入元本は1株80.48ドル×2,000株=160,960ドルです。

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続きまして債券に関する今月の雑感です。外国債券(ほぼ)不要論が喧伝される中、それでも外国債券をポートフォリオに加えている個人投資家ブロガーもまた散見されます。
(と、ここまで先月と同じ書き出し)

では具体的にインデックス投信を保有する個人投資家ブロガーの皆さんが各々のポートフォリの中でどれくらい外国債券を保有しているのか。ブロガーの皆さんのブログ記事から調べてみました。

Notes)
*過去1年間のブログ記事でインデックス投資を行っていると認められる個人投資家ブログを対象とする。
*ここでいう外国債券とは先進国債券および新興国債券が該当する。
*1%未満の保有シェアまたは分配金をためておくなど一時的な保有であることを明言しているブロガーは外国債券を保有しているとはみなさず。
*保有シェアはブログ記事で確認できる直近の数値とする。

(1)調査対象となった個人投資家は56名。その内訳は以下のとおり。

・過去1年間でポートフォリオを開示おりかつ外国債券を保有する者
22名(39%)

・過去1年間でポートフォリオを開示おりかつ外国債券を保有していない者
16名(29%)

・過去1年間でポートフォリオを開示しておらず不明
18名(32%)

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かりに不明分が外国債券を保有していないとしても、それでも全体の4割近くが外国債券をポートフォリオに組み入れているというわけです。外国債券を組み入れたポートフォリオは完全にメジャーとまではいえませんが、さりとてマイナーともいえないでしょう。

(2)22名のブロガーの外国債券の保有比率の分布は以下のとおり。

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5%超~10%以下、15%超~20%以下の2つの比率帯にて保有者が目立っております。

5%超~10%以下とはマイナーながら組み入れている、あるいはかつて積み立てしていたが今は新規購入をやめて保有のみにしてきた間に株式ほかのアセットの純資産が積み上がり相対的にシェアが低下したという成り立ちでしょうか。

一方で15%超~20%以下というのはポートフォリオにおけるまずますの存在感を現しております。なお20%を超えるシェアにて保有する人は少ないです。

ちなみに22名のブロガーの平均保有率は14.1%、中央値は13.0%でした。

(あとがきにかえて)

上述の22名のブロガーの外国債券のシェア分布を眺めてみると、一方でWATANKOの保有率23.4%(10月末運用状況)は高い部類に属します。でもこれは160千ドルという外貨をもっていたがゆえなので、シェアは気にしていません。

むしろこの外貨保有を動機として海外ETFの中から国内ETFでは代替できない商品を購入しています。

2014年11月11日 (火)

(続)勤務先の確定拠出年金向け商品が追加される

【11月10日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

30,563千円

■損益率

51.0%

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(年金資産は増やしたいけれど...)

さて前回WATANKOの勤務先の確定拠出年金において、追加導入された金融商品の中からインデックス投信(含むバランス型)を紹介しました。新興国アセットクラスの商品が株式・債券ともに追加されたのですが、信託報酬がおもったよりも低くなくてちょっと残念でした。一方で国内外の株式・債券・REITの8資産+短期金融資産に分散投資するバランス型投信も追加され、これは魅力的でした。

ともかくもこれでWATANKOの勤務先が導入する確定拠出年金向け商品のラインナップはいまどきの内容になりました。

しかしそれでWATANKOの商品選びはどうするかといえば、三菱UFJ プライムバランス(8資産)に大いに魅かれたものの、現在は野村先進国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI 1本に絞って運用してきましたのでこれを続ける予定です。

関連記事:
確定拠出年金の商品売却、そしてアセットアロケーション変更

▼放置される従業員の金融リテラシー

ところで一方で、WATANKOの勤務先では確定拠出年金向け商品の選択機会を活かした従業員に対しての金融リテラシーの向上についてはお寒い環境が続いています。

これまで過去に勤務先が従業員向けに野村証券による資産運用のセミナーを開催してくれたこともありました。(おそらくは野村証券のプロモーションにのっただけだと推察していますが。)

関連記事:
勤務先でライフプラン&NISAセミナーを開催。でも40代の関心はサッパリか

しかし記事にもあるとおり、従業員の反応はいま一つでした。今回せっかく商品が追加されたこの機会をつかってまた金融リテラシーをたかめるための工夫をこらすことは従業員にとっての福利厚生のひとつではないでしょうか。しかしながら今回は社内のイントラネットでお知らせがなされたのみにとどまり、社内向けの特別なイベントはありませんでした。勤務先の従業員に対して何か開催したほうが、なにもやらないよりはマシではないかとおもえるのですが残念でした。

▼いまどき商品追加する魂胆

ところで追加商品の導入をこの時期に実行したのは、やはりおよそ2年近く続いてきた相場上昇傾向をうけてのことなのでしょうか。民主党政権下で株価が低迷する数年前においては、リスク商品を拡充したところで多少なりとも関心をもつ人でさえ見向きもしなかったかもしれません。

アベノミクスでも官製相場でも何でもよいですが、しばらく続いてきた相場上昇を背景として売り手側が商機とみて商品の拡充をプロモーションしてきたのかもしれません。

▼リターンしか書いていない

今回の追加商品の説明資料のサマリーには商品ごとの直近3か月、6か月、1年、3年の実績リターンが記載されていました。過去3年までというと最近までの相場上昇を反映して、インデックスだろうがアクティブだろうがおおむね良好な成績を出しています。従業員の皆さんがまさにここをみてリターンの高い、いやかつて高かった商品を安易に選んだりしないか心配です。

なにせ説明資料のサマリーにはリターンは載っていてもリスクについては実績数値どころか定性的な説明すらありません。同添されていた個々の商品ガイドブック(≒目論見書)を丹念に読めばそこに価格変動(リスク)要因が書かれてはありますが、堅苦しい専門用語が並ぶそれら文章を丹念に読み込んで個々の商品のリスクの程度を推し量ることができればよいのですが。

もしWATANAKOが社内の同僚から確定拠出年金にて定期預金からリスク商品へと拠出金を預け替えたいという相談を受けることがあれば、リスクについてできるだけわかりやすく説明したいと考えています。

ついでに商品選びについて聞かれたら、インデックス投信を推奨することは言うまでもありません。

2014年11月10日 (月)

勤務先の確定拠出年金向け商品が追加される

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(年金資産の運用、迷います)

WATANKOの勤務先では2007年4月から確定拠出年金を導入しています。導入とはいってもWATANKOの勤務先の場合、退職給付資産の25%のみが対象であります。それでもその25%について自ら運用先を決めねばなりません。

勤務先が契約している運用コンサルティング会社が用意する商品ラインナップはこれまで元本保証の定期預金や元本確保の保険商品のほか、日本株式、日本債券、先進国株式、先進国債券の伝統4資産を対象にしたインデックス投信(含むバランス型)やアクティブ投信でした。

以上の商品構成でもって2007年から7年半もの間ひっぱり続けてきたので、現在の一般公募型のファンド群に比べればあれもない、これもないと物足りない感が漂っていました。

★確定拠出年金向け商品が追加される

いったい商品ラインアップの見直しはいつのことになるのやらと半ばあきらめていたところ、先日勤務先からの告知で運用コンサルティング会社が商品ラインナップを追加して、11月から購入可能となったことが判明しました。

社内で確定拠出年金向け商品の新しいラインナップをいそいそとチェックしている社員なぞ、WATANKO以外に一体何人いることやらと思いましたが、仕事の合間をぬってこっそり追加商品を調べてみました。

すると確定拠出年金向け商品ラインナップは従来25商品ありましたが、今回12商品追加されて合計37商品となっています。12商品の内訳は保険商品2、インデックス(含むバランス)投信3、アクティブ投信7となっています。

★追加されたインデックス投信について紹介、でも...

●三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンド
MSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動
信託報酬0.594%(税込)信託財産留保額 なし

●三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンド
JPモルガンGBI・EMグローバル・ダイバーシファイドに連動
信託報酬0.5616%(税込)信託財産留保額 なし

これまで伝統4資産の投信しかラインナップされていなかったところへ、ここにきてようやく新興国アセットクラスの商品が追加されました。

しかしながら今回追加された新興国クラスの商品に対しては、日興AMのインデックスファンド海外新興国(エマージング)株式、インデックスファンド海外新興国(エマージング)債券(1回決算型)といった一般公募型の投信で同じ信託報酬の商品がすでにあります。

同種商品の場合、信託報酬は確定拠出年金向け<一般公募型というケースが多い中、上記商品は確定拠出年金向けとしてはあまり信託報酬が安くなっていません。確定拠出年金の中だけで複数のアセットクラスの商品へ分散投資することを考えるとき、新興国クラスを入れたくなるでしょうがこのコストでは物足りないです。

★注目に値する商品

残るひとつはバランスファンドですが、これは注目に値する商品でした。

●三菱UFJ プライムバランス(8資産)
以下のアセットクラスのインデックス連動に分散投資するバランスファンド
信託報酬0.3456%(税込)信託財産留保額 なし

一見eMAXISバランス(8資産)と同じとおもいきや、短期金融資産も若干ながら含まれており実際には9資産であることと、各アセットクラスの配分が以下のとおりとなっているところが異なります。

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株式と債券はほぼ同じ割合で株式は先進国、債券は国内がそれぞれメインとなっていることから攻守ともに手堅い内容でしょう。

これを信託報酬0.3456%で購入できるのはかなり素晴らしいです。確定拠出年金向けの商品を1本に絞るのであれば、ひとつにはバランス型を選ぶ考え方があるでしょうが、その場合これまでラインナップされていたインデックス型のバランス投信はどれも国内アセットの比率が高くて不満でした。それらにくらべてこの商品は分散投信の観点からみてより良い選択肢となりえる商品です。

勤務先で今まで定期預金しか選んでこなかった同僚が、もしリスク商品を1本だけ選ぶとしたらWATANKOならこれをすすめるでしょう。

(つづく)

2014年11月 8日 (土)

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2014」に投票しました+投信ブロガー出口調査

【11月6日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

30,982千円

■損益率

51.7%

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今年で8年目を迎える「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2014」の投票期間がスタートしました。

WATANKOも個人投資家ブロガーの端くれとして今年で5年目となる投票を行いました。

投票方法は以下サイトに紹介されております。

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2014」


投信ブロガーの皆さんにおかれましては、上記サイトに掲載されている投票方法にしたがい期日までにぜひ投票しましょう。

さてWATANKOの場合ですがあれもいい、これもいいと持ち点をいくつかのファンドに分散して投票するよりも、自分が投資信託に求めている一番重要なメッセージを伝えたい気持ちをこめて、それを具現したファンドを1本選び、そこに5ポイントすべてを割り当てることにしています。

投票するファンドについては昨年も結構迷った記憶がありますが、今年はさらに迷いました。なぜならWATANKOの投票ファンド選びの主要な基準としては、次の2つをあげています。

A.信託報酬の最安値記録を更新したファンドであること

資産運用におけるローコスト化に寄与する歓迎すべき商品であるからです。

B.自分が実際に購入・保有しているファンドであること

自分が買ってもいないファンドを評論家じみた態度でもって選びたくはないからです。

今回まず頭に浮かんだ投票ファンドは<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドでした。既に皆さんもご存じのとおり、長らく?続いた先進国株式インデックス投信の信託報酬0.5%(税抜)の水準を初めて下回った投信であり、上記Aの基準に合致した商品でしたからです。

しかしながら設定からまだ1年経過をしておらず実質コストの把握ができていない段階では、まだ購入を控えていました。よって上記Bを満たしておらず、投票ファンドとしては今回見送りました。

では代わりに選んだファンドは以下です。

『ニッセイ日経225インデックスファンド』

昨年と同じく、このファンドに持ち点5点を全て投票しました。

この駄ブログにお越しの皆様であれば、選択理由も含めてもはや説明不要のファンドでありましょうが、一応選択理由をあげておきます。

1)一般公募型の日本株式インデックス投信の中では信託報酬が最安値だから。

2)純資産が多くかつ運用年数も長いことから安定運用されていることがわかる投信だから。

3)分配金をこれまで一度も出していないから。

4)DC型投信を一般向けに販売した商品であり、同様のケースが増えてくれることを願っているから。

まさに国際分散投資を構成する際の鉄板の選択となるインデックス投信のひとつです。

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このアワードに投票したファンドについて、例年では投票締め切り後にブログ記事で紹介していたのですが、今年は投票と同時に紹介してしまいました。これはほかの投信ブロガーの皆様の中には投票を表明するブログ記事の中で投票したファンドを公開している方も多く、これにならったかたちであります。

ところで投信ブロガーの皆さんの投票ファンドはどのようなものでしょうかとふと気になり、出口調査してみました。

普段WATANKOが拝見している投資ブログをざっと閲覧してみると、11月7日夕方時点で投票を表明した記事を掲載したブログは21件確認でき、さらにこのうち投票ファンドまで紹介しているのは14件ありました。

投信ブロガーの皆さんの投票ファンドを眺めてみると次の2ファンドの人気が高そうです。

◎<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

◎世界経済インデックスファンド

また上記2ファンドのほかには次のファンドに複数の投信ブロガーの支持が集まっているようでした。

〇セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

○EXE-iグローバル中小型株式インデックス

○外国株式インデックスe

○ひふみ投信

○ニッセイ日経225インデックスファンド

○バンガード・トータル・ストックETF(VT)

昨年投票した投信ブロガー数は86でした。直近1年で新たにブログデビューした投信ブロガーもいろいろ見かけますので、今年は投票数は100を超えるかもしれません。

そのボリュームにくらべれば上述した出口調査の結果はまだ2割にも満たない分に過ぎません。残る投信ブロガーのファンド選択を含めた最終結果がどうなるか楽しみであります。

2014年11月 6日 (木)

(続)GPIFはポートフォリオを見直しました。今後の成果に注目しましょう

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(前回からの続きです。)

前回、GPIFのポートフォリオの見直しを紹介しました。後期高齢者ポートフォリオは平均年齢並みポートフォリオへと今後変わっていくことになります。

さて今回のGPIFのポートフォリオ見直しについて、いつものとおり市井の万年素人個人投資家目線で所感をかましてみます。

★1.見直しの時期は最悪か最善か

現在これだけ相場が上がり、円安が進行する中で株式や外国債券の比率を上げるというのは高値掴みにはなるのでやめてくれという見方もある一方、数年前の日経平均1万円未満、1ドル80円台をうろうろしていた頃では今回のような見直しをとても実行できる土壌にはなかったかという見方もあります。リスク資産をもつ機関・個人投資家がウハウハで、従来よりもリスクをとるポートフォリオの採用にも寛容になっている今だからこそ実現できるのかもしれません。実行する側から見れば最善の時期なのか。

もちろんながら数年前の株安・円高の時点で見直し断行(安価になった資産をじゃぶじゃぶ購入)すれば、年金資産のその後のリターンも相当よかったはずですし、相場を下支えすることにもつながったのですが。

せめて見直しに伴う株式などの今後購入は相場への影響を考慮しつつ徐々にてお願いしたいものです。

★2.外債不要論はどこまでメジャーなのか

今回見直しでは外国債券も比率上昇しています。一体、山崎元氏が提唱する外債不要論は、GPIFの運用担当者には馬耳東風なのでしょうか。それとも外債不要論は山崎元氏しか分かり得ない高等な理論なのでしょうか。それとも外債不要論には別の識者からみて何か反論の余地があるのでしょうか。

・・・それとも外債が不要だとわかっちゃあいるが、色々と大人の事情で保有・拡大を余儀なくされているのでしょうか。

★3.投資に目覚めた人からみれば抵抗は少ない?

普段ブログを拝見している個人投資家の皆さんが採択しているポートフォリオの中には、今回GPIFが見直ししたポートフォリオよりもリスクをとっているものも少なくありません。

こうしてリスクあるポートフォリオをTAKEしている個人投資家であれば、今回のGPIFのポートフォリオの見直し内容が意味するところは十分理解でき、そのため受入れられやすい内容ではないでしょうか。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを支持する個人投資家が今回のGPIFの見直しにネガティブになるのでしょうか。

★4.関心の薄い人でもリスクをとらされる

一方でいまだにリスク商品の購入する投資行動に目覚めていない人達からみれば、不安視される見直しかもしれませんが、そういった人達は今回の見直しに対して、まずそもそも関心が薄いかもしれません。

「貯蓄から投資へ」が一向に進まず、みな現預金で老後資金を貯め込むなら、一方で年金運用はアグレッシブに運用しても構わないと思うのは極論でしょうか。

いやいやそんなことをされては困るというのなら、もっと資産運用そして政府の金融政策に関心を持ち、モノ言う国民になる必要があると思います。


(まとめ)

国内債券が多かった従来型ですとGPIFは日本の債券(国債)と命運を共にする覚悟でしたのでしょうか。また運用成果が伸び悩んでも国債のせいにすることで責任転換するつもりというわけではないですよね。いずれにしてもWATANKOはそのような特定アセットの影響が色濃く出るポートフォリオからの今回見直しを忌避はしませんし、今後の成果を注視してみたいです。

2014年11月 5日 (水)

GPIFはポートフォリオを見直しました。今後の成果に注目しましょう

【11月4日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

30,509千円

■損益率

50.9%

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ちょっと(だいぶ?)遅ネタです。

年金積立金管理運用独立行政法人(Government Pension Investment Fund / The Pension Welfare Service Public Corporation、以下GPIF)のポートフォリオ(資産構成)の見直しが先月31日に発表されました。

これまでのポートフォリオは以下のとおりです。

201411062

WATANKOはこれを後期高齢者ポートフォリオと称します。

巷ではポートフォリオにおける適正な株式比率は「100-年齢」とよく言われております。GPIFの従来のポートフォリオでは株式は国内外あわせて24%であり、適正な株式比率の算式から逆算すれば従来は100-24=76歳におけるポートフォリオだとみなしたからです。

いかにリスクを抑えた無難なポートフォリオであるかが見てとれるでしょう。

また年金なる資金給付が一体誰のために存在しているのかを象徴しているかのようです。

さて今回のGPIFのポートフォリオの見直しについは以下のとおり開示されました。

201411063

資産構成比率は日本債券中心のスタイルから国内外の株式と債券の伝統4資産に等分する分散投資のオーソドックスな形に近づきました。国内:海外=6:4、株式:債券=5:5と教科書的なポートフォリオであります。

適正な株式比率の算式からまた逆算すれば、見直し後のポートフォリオは50歳向けということになります。一方で日本の平均年齢は2014年時点でおよそ46歳ということですから、見直し後のポートフォリオの対象年齢は日本の平均年齢に近い形になります。

参照記事:国立社会保障・人口問題研究所 人口の平均年齢,中位数年齢および年齢構造指数:中位推計

さて一方で海外の事例としてよく紹介されるのが、米最大の年金基金であるカリフォルニア州公務員退職年金基金(カルパース)です。

そのポートフォリオは以下です。参照元はこちら

カルパース 基本ポートフォリオ

201411061

(参照記事内ではGPIFの従来ポートフォリとの比較も掲載されています。)

株式は世界+その他(プライベート&エクイティ等)で66%。つまりは100-66=44歳のポートフォリオであります。実際にはその他資産15%の中には株式なみのハイリスク資産も入っていると思われるので実際にはもう数ポイントは若い年齢のポートフォリオと見なしても良いでしょう。

最新のポートフォリオは以下をご参照ください。
参照記事:CalPERS Asset Allocation

ただし本年8月カルパースはコモディティーやアクティブ運用型企業の株式、ヘッジファンドへの投資をやめるか、大幅に減らすことを考えている模様であることも添えておきます。

参照記事:カルパース、リスク投資を見直し

GPIFのポートフォリオは見直し後の結果、従来よりもカルパースのポートフォリオに近づきました。別にカルパースのポートフォリオが最良というわけではありませんが、国内債券偏重であった従来型からの変更検討において影響を及ぼしたかもしれません。(と市井の個人投資家の勝手な想像)

(つづく)

2014年11月 3日 (月)

2014年10月末運用状況

相場が急降下そして戻りと揺れ動いた10月も過ぎました。最後に日銀の追加緩和とGPIFの運用比率の見直し、そしてとどめに円安のトリプルコンボで皆さんの10月末の証券資産価値はぐっと上昇です。

一方の駄ブログですが10月は記事本数が伸びず。その裏で実はいっぱしに没ネタもそこそこあり。(いつも没ネタと変わらない記事だろというツッコミはご容赦ください。)一番気合いを入れて書いたのは自動車の樹脂パーツについての記事。でもあまりにマイナーすぎてボツにしました。

おっと、この駄ブログは一応投資ブログでした。投資成績を公開せねば。

というわけでインデックス投資を初めて6年8ヶ月が経ちました。2014年10月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆各アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは110.37円/ドルです。
◆投資待機資金には以下が含まれます。
購入元本:インデックスファンドの売却により回収した元本、年度ごとに新たに投資に廻す資金
評価額及び評価損益:インデックスファンドの売却により確定した損益結果及び税還付額等。
なお日本債券アセットに属する極低リスクのインデックス投信(暫定的な所有分も含む。)や外貨MMF、SBIポイントで還元された現金もここに含みます。
◆NISA枠にて購入した商品も含みます。

◆評価記号の内容は以下です。
◎:+25.0%~
○:+15.0%~+25.0%
△:+15.0%~+ 5.0%
▲:+ 5.0%~▲ 5.0%
×:▲ 5.5%~

201410314_2

売却済みファンドの履歴は以下のとおりです。

201410315

続いてファンド・オブ・ファンズに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。

201410316

さらに「わたしのインデックス(my INDEX)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに過去平均リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●過去平均リターン
6.1%(6.0%)

●リスク
13.0%(12.9%)

●シャープレシオ
0.47(0.46)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●購入元本+投資待機預金元本分
59,930千円(59,930千円)

●評価損益+確定損益分
27,870千円(27,528千円)

●運用期間
80ヶ月(79ヶ月)

●元本平均残高
41,366千円(41,131千円)

●平均年間利回り
10.1%(10.2%)

<概況>

日銀は脱デフレに懸命です。昔、学校の政治・経済の授業で「資本主義経済で望ましいのは緩やかなインフレ」と教わった通りの姿に持っていくべく黒田日銀は一生懸命です。その様をみていると前任の白川総裁がとてつもなく怠慢だったとも思えてくるくらいです。

自動車づくりと同様、経済政策は数多くのトレードオフをはらんでおり、絶対の正解がない中、黒田日銀が今優先すべきことを明確に打ち出して打ち手を講じていることは評価できるのではないでしょうか。批判を受けない安全地帯から汗流している相手にイチャモンつける人もいるでしょうが、代わりにやる気がないのなら黙っていろといってやりたいです。

皆さんが働く会社でも、そう思えてくるシーンがありませんかね。


2014年11月 1日 (土)

あなたは妻のキャリアのために自ら転職できるか

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(転職の動機はさまざまですが)

WATANKOは先日新聞記事でも紹介されていた、いわゆる91世代ですが、勤務先にてWATANKO入社から数年後の90年代半ばに入社してきた年次に遠藤さん(仮名)という方がいます。新卒入社以来、お互い長年同じ部門に所属していますが、仕事上で関わったことはなく顔名前がわかる程度の間柄です。遠藤さんは一貫してとある専門部署に在籍し、キャリアを磨いて20年。現在ではその部署の部長候補となるくらいの実力を備えた一級の社員でした。彼は社内で年下の女性と結婚し、やや遅まきながら子供もできて仕事も家庭も順風満帆そのものでした。

その遠藤さんが先月、突然退職しました。(WATANKOは顔名前がわかる程度の間柄でしたので判明したのが直前というのが実態ですが。)

表向きの理由は自宅が勤務先から遠くにあり、しかも夫婦揃って同じ会社で働くために二人とも長距離通勤となっていることから子供の送迎など家族の面倒をみる時間がとれない。そのためにもっと自宅の近くの会社に転職するというものでした。

これだけ聞くと退職の理由としてはちょっと弱いかなと思ったのですが、遠藤さんと親しい社内の知人に聞くと、そこに彼の苦悩と決断とそして自信をうかがい知ることができました。

子供の面倒をみる時間をとるために、共働きの夫婦のどちらが時間的な制約を背負うか。よくあるケースなら母親がいろいろと自分の仕事・キャリアを妥協しながらその制約を負ったことでしょう。しかし遠藤さんの場合は、自身がそれを負ったわけです。

遠藤さんの奥さんが担当する仕事は、WATANKOの勤務先ならではの特殊な仕事でした。しかも30代半ばでキャリアも積み重なり、今現在相当な伸び盛りの時期にあります。しかしながら特殊な仕事ゆえに外部の労働市場では需要が見出しにくく、転職は難しい模様です。もし転職するとなればそれなりに異なるキャリア形成を余儀なくされる可能性がありました。

そこで遠藤さんは奥さんの就業状況(同じ勤務先だからよくわかる)を踏まえて、奥さんではなく自分が転職することを選んだわけです。遠藤さん自身の職種は労働市場において流動性がある職種でした。(むしろ比較的募集が多い職種といえます。)そこで遠藤さんは奥さんよりも自分の方がまだ転職が容易と判断したのでしょう。

ですが当人も40歳を超えており、そうやすやすと転職できるかどうか。しかしそこは冒頭説明のとおり社内でも相当の実力をもった遠藤さんは、勤務先と同じ業界でかつ自宅から近い他社への転職をあっさりと決めました。

遠藤さんは勤務先に対するロイヤリティが高い人でもありました。通常であればこのまま勤務先で更なる輝かしいキャリアを積んで出世したことでしょう。(彼の退職願いを聞いて社長が自ら慰留したとも伝聞されました。)彼が相当悩んだことは想像に難くありません。

しかし奥さんのキャリアを大切に思う気持ち、家族との時間を大事に思う気持ちは、勤務先での素晴らしい将来よりも勝っていたわけです。

そしてWATANKOも含めた90年代の入社組にとっては、40歳を過ぎても奥さんと家族の事情を理由に果敢に転職するという、遠藤さんのその突破力に感嘆しました。40歳過ぎの転職は若い頃にくらべればリスキーでしょう。転職についてWebや雑誌で華やかな紹介される成功事例を裏側には失敗事例も数多くあることでしょう。

でも遠藤さんは自分の実力を信じて転職していきました。きっと彼ならば新しい職場でも活躍できるに違いありません。

優れた専門知識・能力を培ったビジネスマンであれば、キャリアを自在に変えることは可能かもしれません。しかしもしあなたが遠藤さんと同様に優れた専門知識・能力を備えているとしても、はたして奥さんのキャリアのために転職することができますでしょうか。

遠藤さんの突破力の源泉は家族愛と自分に対するゆるぎない自信なのでしょう。

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