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2014年11月 1日 (土)

あなたは妻のキャリアのために自ら転職できるか

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(転職の動機はさまざまですが)

WATANKOは先日新聞記事でも紹介されていた、いわゆる91世代ですが、勤務先にてWATANKO入社から数年後の90年代半ばに入社してきた年次に遠藤さん(仮名)という方がいます。新卒入社以来、お互い長年同じ部門に所属していますが、仕事上で関わったことはなく顔名前がわかる程度の間柄です。遠藤さんは一貫してとある専門部署に在籍し、キャリアを磨いて20年。現在ではその部署の部長候補となるくらいの実力を備えた一級の社員でした。彼は社内で年下の女性と結婚し、やや遅まきながら子供もできて仕事も家庭も順風満帆そのものでした。

その遠藤さんが先月、突然退職しました。(WATANKOは顔名前がわかる程度の間柄でしたので判明したのが直前というのが実態ですが。)

表向きの理由は自宅が勤務先から遠くにあり、しかも夫婦揃って同じ会社で働くために二人とも長距離通勤となっていることから子供の送迎など家族の面倒をみる時間がとれない。そのためにもっと自宅の近くの会社に転職するというものでした。

これだけ聞くと退職の理由としてはちょっと弱いかなと思ったのですが、遠藤さんと親しい社内の知人に聞くと、そこに彼の苦悩と決断とそして自信をうかがい知ることができました。

子供の面倒をみる時間をとるために、共働きの夫婦のどちらが時間的な制約を背負うか。よくあるケースなら母親がいろいろと自分の仕事・キャリアを妥協しながらその制約を負ったことでしょう。しかし遠藤さんの場合は、自身がそれを負ったわけです。

遠藤さんの奥さんが担当する仕事は、WATANKOの勤務先ならではの特殊な仕事でした。しかも30代半ばでキャリアも積み重なり、今現在相当な伸び盛りの時期にあります。しかしながら特殊な仕事ゆえに外部の労働市場では需要が見出しにくく、転職は難しい模様です。もし転職するとなればそれなりに異なるキャリア形成を余儀なくされる可能性がありました。

そこで遠藤さんは奥さんの就業状況(同じ勤務先だからよくわかる)を踏まえて、奥さんではなく自分が転職することを選んだわけです。遠藤さん自身の職種は労働市場において流動性がある職種でした。(むしろ比較的募集が多い職種といえます。)そこで遠藤さんは奥さんよりも自分の方がまだ転職が容易と判断したのでしょう。

ですが当人も40歳を超えており、そうやすやすと転職できるかどうか。しかしそこは冒頭説明のとおり社内でも相当の実力をもった遠藤さんは、勤務先と同じ業界でかつ自宅から近い他社への転職をあっさりと決めました。

遠藤さんは勤務先に対するロイヤリティが高い人でもありました。通常であればこのまま勤務先で更なる輝かしいキャリアを積んで出世したことでしょう。(彼の退職願いを聞いて社長が自ら慰留したとも伝聞されました。)彼が相当悩んだことは想像に難くありません。

しかし奥さんのキャリアを大切に思う気持ち、家族との時間を大事に思う気持ちは、勤務先での素晴らしい将来よりも勝っていたわけです。

そしてWATANKOも含めた90年代の入社組にとっては、40歳を過ぎても奥さんと家族の事情を理由に果敢に転職するという、遠藤さんのその突破力に感嘆しました。40歳過ぎの転職は若い頃にくらべればリスキーでしょう。転職についてWebや雑誌で華やかな紹介される成功事例を裏側には失敗事例も数多くあることでしょう。

でも遠藤さんは自分の実力を信じて転職していきました。きっと彼ならば新しい職場でも活躍できるに違いありません。

優れた専門知識・能力を培ったビジネスマンであれば、キャリアを自在に変えることは可能かもしれません。しかしもしあなたが遠藤さんと同様に優れた専門知識・能力を備えているとしても、はたして奥さんのキャリアのために転職することができますでしょうか。

遠藤さんの突破力の源泉は家族愛と自分に対するゆるぎない自信なのでしょう。

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コメント

私は資格職なので転職なんて当たり前ですよ。
でも、それ程実力もない←(謙遜ではありません)ので、まあ分相応かと・・。
自宅から勤務先が近いのはいいことです。
例えば都内(家賃15万+駐車場3万)=18万、郊外(家賃9万+駐車場1万)=10万。
この8万は結構大きい(あくまで例ですが)。
ローンを組んでマンションでも買えばさらなる差が・・。

ちなみに妻にイニシアティブを取らすと、後がなかなか大変です。
まず、①セダンではなく子供の為(!)のクルマ。
家計は楽ですが、②投資に対する理解(ナイショにしても多分ばれる)。
③将来の年金問題。

日本人は、金に対して必ずしも透明性を歓迎してない傾向があります。
まあ・・40代からは、(貯蓄があることが前提ですが)趣味を楽しむゆとりが欲しいですね(苦笑)

預金王さん

コメントありがとうございます。

>自宅から勤務先が近いのはいいことです。

これ自体に反論はありませんが、住居コストとの折り合いをどうつけるかですね。少しくらい通勤時間が長くてもひどいラッシュ状態を回避できれば読書など自分ひとりの時間をいつも確保できます。

かくいうWATANKOも通勤電車で駄ブログ記事を書いています。

いや、都内に住むのはその分、(支出が多くなり)貯蓄ができないかと(笑)
近隣に職場があるのは楽ですが、近すぎるのもちょっと。
東京一極集中は、もっと見直されるべき課題です。

ロマンスカーとか、特急ならくつろげるでしょうけど。。
つくばエキスプレスとかなんですか?

預金王さん

私も高い家賃を支払うことにはネガティブです。

駄ブログの過去記事ですが、ご参考まで

高額な家賃を支払っていてカネが貯まるのか?
http://watanko.way-nifty.com/fundandcar/2011/06/post-e86b.html

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