分譲マンションのオーナー達は運命共同体
【12月17日終値ベース運用状況速報】
■投資元本(待機資金含む)
59,930千円
■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)
30,455千円
■損益率
50.8%
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
(同じマンションに住む他人は、遠くに住む親せきよりも重要かもしれません。)
WATANKOは実家の敷地内に自宅を新築して以来10年が経ちましたので、10年目のメンテナンスということで今年秋に防蟻・防腐工事と塗装の工事を行いました。
その結果、外壁については高圧洗浄の後にサイディングはクリア塗装、加えて雨樋・軒天・破風板・幕板そしてエアコンのホースカバーを塗装してかなり綺麗に仕上がりました。また玄関ドアの一部破損も修理する一方で、長男がサッカーボールをぶつけて破損させたウッドデッキの一部は軽微でしたので補修せずに済ませました。
合計で1,600千円ほどかかったわけですが、10年分の保守修繕と解釈すれば単純計算でひと月あたり13,000円程度の費用負担であったというわけです。
自宅は戸建てということで保守修繕の内容も時期も自分で好きに決めることができます。予算をケチって褪せた外観のままに済ませることも、しっかりと費用をかけて綺麗にリニューアルすることも自分次第です。今回はトラブルがなかったので見送りましたが、空調や給排水設備などの更新も自在に判断できます。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
勤務先の親しい同期のBさんに、「自宅の塗装工事やなんやかんやで1,600千円もかかってもうた。今夜はBのおごりで飲ませておくれ~。安っすい店でええから。な、な?」とからむと、逆にBさんのため息交じりの愚痴を聞く羽目になりました。
なんでもWATANKOと同時期に分譲マンションを購入したところ、施工不良が見つかり販売店と施工業者を相手どってかれこれ3年も係争してきたとのことです。
かいつまんで言うと以下のとおりです。
◆施工不良問題を乗り越えるためBさん含めオーナーたちが一致団結。建築コンサルタントに依頼して、建物診断を行うところから始めるなど積極的な行動を展開しました。そして3年にもわたる交渉の結果、相手方に一定の瑕疵を認めさせて補修工事させるところまでこぎ着けるに至りました。
◆上記問題に取り組み続けた中で管理組合の運営も強化してきました。維持修繕についてもコストマインドを徹底させて費用低減に努めるなど積極的な運営をすすめてきました。
◆Bさんのマンションの世帯数は30世帯と比較的少なく、かつ年代や似通っていたため大半のオーナーとはかと合意形成がしやすかったのが幸いしました。一方で中には組合の意向に異を唱えるオーナーも存在しましたが、粘り強く交渉を続けることなどによってひとつひとつそうした障害を乗り越えてきました。
そして何よりBさん自身がマンションオーナーの中でリーダー格として旗振り役となってきたおかげで、他のオーナー達と広く良好な関係を築き上げることができたという副産物もありました。
「・・・うわ、焼き鳥5本で350円とはホントに安っすいわ、ここ。日本酒も焼酎も銘柄わからないけれどとにかく安いから許す。」
WATANKOはBさんに連れてこられた安酒場で半分酔いながら、Bさんの苦労と大団円を迎えつつある3年間の話を聞くのでした。
Bさんいわく「住んでいるマンションのこうした自治活動はもうほとんど副業のようなものだった。」とのことでした。
(つづく)
« 子ども版NISA創設-子どもより大人を先に改善してください | トップページ | (続)分譲マンションのオーナー達は運命共同体 »
「住居」カテゴリの記事
- 春とともにやってくるお隣さん(2017.03.06)
- 田舎の平屋暮らしにはタワーマンション、アトリエにお金をかけられません(2016.07.06)
- 子ども部屋の仕立て方-部屋の広さと配置(2016.04.05)
- (続)分譲マンションのオーナー達は運命共同体(2014.12.20)
- 分譲マンションのオーナー達は運命共同体(2014.12.19)
この記事へのコメントは終了しました。
« 子ども版NISA創設-子どもより大人を先に改善してください | トップページ | (続)分譲マンションのオーナー達は運命共同体 »
コメント