2年連続した年末の商品売却は本年末はどうするか
(売却すべきか、否か)
年末になると何かと断捨離したくなるのが人情というもの。WATANKOの資産運用でも同様に過去2度の年末では評価損が大きかった商品を売却整理して運用を仕切り直ししたかったり、証券優遇税制の廃止(税率が10%から20%に変更)前の駆け込み売却であったりといった動機で保有商品の一部売却を2012年末、2013年末と実行してきました。
関連記事
サルベージ・レポート①PRU海外債券、年金積立 海外債券
ポートフォリオのリストラクチャリング2013師走(その1)信託報酬の高いインデックス投信の売却
2年前の2012年11月末時点では以下のとおりインデックス投信、バランスファンド、ETFあわせて28本もの商品を保有していました。(赤字は当時の積み立て商品)
これが2度の年末売却の結果、今や預金・外貨MMFを除いて、以下の2014年11月末では9本と3分の1まで絞り込まれました。
通常、バイ&ホールドの資産運用であるならば、その中にあって商品の売却を行う場合の合理的な理由としては以下のような事項があげられます。
1)自分のポートフォリオの見直しの結果、不要あるいは縮小と判断したアセットクラスの商品に該当する。(含むリバランス)
2)高コストの商品であるため、これを保有し続けると同種のローコスト商品の保有と比べてリターンが劣後するため後者に乗り換える。
3)まとまった新規(含む想定外)の資金需要が発生する。
上記の他にも合理的な理由があげられそうですが、ともかくこれらの目的がある時以外は、保有商品には手をつけず税金の後払いメリット(手元に留保する税金相当分も再投資に廻してリターンをより向上させることを狙う。)を享受した方がよいでしょう。
一方で、WATANKOの過去2年の年末の商品売却の動機は保有商品の構成をスッキリさせたいとか、税金が安いメリットがあるうちにこれを享受しようとかはなど、動機としてはやや不合理でありました。
2012年末の保有商品群のままで継続保有していたら、2012年末から現在までの相場上昇・円安効果で2年後の資産残高は現在よりも高かったでしょう。タラレバを言っても仕方がないので試算はしませんが、運用資産の合計はおそらく100百万円の大台に到達していたかもしれません。
ただしこれはもし2012年末以降も相場低迷が続く、あるいはこの2年間で暴落が再発すれば逆の状態もありえたことも申し添えておきます。
さてWATANKOのポートフォリオ、本年末の整理整頓(売却)はどうするか。
(つづく)
« タクシー運転手よ、疲れたサラリーマンをこれ以上疲れさせないでほしい | トップページ | (続)2年連続した年末の商品売却は本年末はどうするか »
「ポートフォリオ」カテゴリの記事
- 2019年9月の積み立て購入商品(2019.09.14)
- 2019年8月の積み立て購入商品(2019.08.14)
- 2019年7月の積み立て購入商品 (2019.07.16)
- 2019年6月の積み立て購入商品(2019.06.17)
- 2019年5月の積み立て購入商品(2019.05.13)
この記事へのコメントは終了しました。
« タクシー運転手よ、疲れたサラリーマンをこれ以上疲れさせないでほしい | トップページ | (続)2年連続した年末の商品売却は本年末はどうするか »
コメント