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2014年12月17日 (水)

子ども版NISA創設-子どもより大人を先に改善してください

【12月16日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

59,930千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

30,674千円

■損益率

51.2%

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(NISA、まだの人はどうぞお早目に)

先週の日経新聞朝刊にてNISA制度見直しの方針が報じられていました。まだまだ情報は限定されており何よりも正式決定されたわけではありませんが、この駄ブログで早出しブログ記事として取り上げます。

新聞で報じられた見直し概要は非課税投資枠を年間1,200千円に拡充するとともに、子ども版NISAを以下のとおり創設するというものです。

・対象年齢0~19歳
・非課税投資枠 年間800千円
・親や祖父母が子や孫の名義で運用、18歳になるまでは引き出せず。

▼なぜに子ども版を別枠で設けるのか

子ども版の800千円枠を別途設けたところでその資金は親が拠出します。そしてその運用はまずまちがいなく資金を拠出した大人が執り行うでしょう。

それならば大人版を1,200千円から更に800千円上乗せして2,000千円に拡大設定すると一体何が異なるのでしょうか。

実態としては子ども版などをわざわざ別途用意せずとも、大人版2,000千円の中で子どもに対する支援をすればよいわけです。

800千円の名義は子どもなので、名目上は子どもが18歳になれば自分の意思で自由に取り崩せる形かもしれませんが、親としても子どもが若いうちには当人の自由気ままに取り崩させることはなかなか容認しない場合が多いのではないでしょうか。

なぜに大人版とは別に子ども版を設ける必要があるのか。親がわざわざNISAの別口座を設けるにすぎないのが実態であり、管理が繁雑になるだけではないでしょうか。

▼諸制度は使い勝手を考えてシンプルでありたい

国でも企業であっても諸制度の改善は根源的な部分で問題があればこれを先ず見直すべきであり、枝葉のつけたしを重ねて複雑にすることに心血を注ぐべきではありません。

諸制度は細かく複雑に規定するほど、それを活用しようとする者にとってはわかりにくくて使いにくい代物になります。NISAに関しては現行時点ですでに「仕組みが簡単でわかりやすい」という評判は聞こえてきません。よってここへきて制度をさらに複雑にするべきではなく、むしろもっとシンプルにして使い勝手を向上させてほしいものです。

皆さんの勤務先にも増改築を繰り返してきた老舗温泉旅館のように、小手先の見直しを重ねてきた結果、複雑になりすぎた制度・システムのひとつやふたつはありませんか。

さらに視点を変えると子ども版NISAは親から子への贈与非課税の別枠という見方もあるかもしれません。仮にそのような狙いがあったとしても、ならば現行の贈与税の非課税限度額(年間1,100千円)を引き上げた方がこれまたシンプルでよいのではないでしょうか。

(それでも贈与税では贈与後の運用先が預貯金どまりになることが考えられるので、NISA枠にすればリスク商品の購入促進に繋がりますから、金融業界としては嬉しいでしょう。)

ちなみにWATANKOの場合ですが、こども版NISAが2016年からのスタートとなれば長男が成人になるので対象外であり、残る次男の名義にて13歳から6年間だけの利用となります。どこか物足りないですね。やはり子ども名義の資産を増やすのであれば贈与税の非課税枠の方が年齢の制限もなくありがたいです。

▼大人NISAの改善が先

結局、現時点で推察するに子ども版を創設する背景にはNISAなど投資にかかわる優遇措置が「金持ち優遇」と誤解ともとられる批判を避ける意図があるのかもしれません。そこで「子どものためのNISA枠なのです。」というふれこみで拡充を図ろうとしているのかもしれません。

しかしながら個人の投資を促進するのであれば、名目をつけて枠を増やす前に、恒久化実現などのもっと根本的で効果的な改善を早期に実現させるべきでしょう。

ひょっとして現時点で恒久化を高らかに謳い、これを実現してしまうと上述の金持ち優遇の批判がまたぞろ高まることでも心配しているのでしょうか。それを避けるためにNISAが導入後年月を経て国民の間で広く普及し、定着する時期を待ってから恒久化に踏み切るつもりなのでしょうか。

NISA(言い換えれば「貯蓄から投資へ」の動き)を国民に広く定着させたいのであれば、普及をスピードアップさせるためにもまず先に根本的で効果的な改善から実現させるべきでしょう。

(あとがきにかえて)

子ども向け〇〇〇という制度を公的でも民間でも時折みかけることがあります。しかしわざわざ子ども向けなどと謳わなくと、親は自分の子供に対する愛情を注ぐ用意はできています。もともと子どもに800千円を拠出するつもりである親からみれば、お仕着せの非課税枠の有る無しなど全くささいな違いでしかありません。

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