BNDからの2015年1月分分配金+今月の債券雑感
【1月13日終値ベース運用状況速報】
■投資元本(待機資金含む)
66,000千円
■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)
32,101千円
■損益率
48.6%
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WATANKOは手元にある外貨をつかって資産運用のひとつの実験ともいうべき外国債券のETFであるBNDのバイ&ホールドを実行中です。
さてBNDから2015年1月分の分配金が入金されました。今月は税引き後で667.8ドルです。これまでの推移は以下のとおりです。なお購入元本は1株80.48ドル×2,000株=160,960ドルであり、累計リターンは2.4%です。
続きまして債券に関する雑感です。いや今月は債券というかETFについての雑感です。
ETFは決算期間中に受け取った配当や利息などの収益から信託報酬などの費用を控除した全額を保有者に分配することが法律で定められていますので、必ず分配金が支払われます。
長期投資を続ける個人投資家は、期間中にはき出される分配金なぞ不要でありさっさと再投資に廻したいところであります。
ところでこの発生不可避な分配金に少しでも役に立ってもらうひとつの方法については、不意の資金需要やリバランスその他の事由により保有資産の売却損を出さざるを得なくなった場合、このETFの分配金と損益通算することによってせめて税金分を還付してもらうというのがあります。
WATANKOの事例で言えば1306、1308、BNDの分配金が合計で税引き前年間440千円発生しています。繰り越し控除は3か年適用ですので1,320千円分の損失×20.315%=270千円までは損益通算で還付できる勘定になります。仮に売却損率が10%であれば2,700千円の元本が10%評価損発生したところで売却するケースを上限として税金が還付されます。
※注:実際の申告は各人で条件が異なりますのでご注意願います。
もちろんながらETFの分配金との損益通算があるからといって損失を伴う売却をどんどんしましょうというわけではありません。しかしながら長期に渡り資産運用する中では事故、怪我、被災など不意の事態に陥ることもあり損失を抱えた時点での商品売却を余儀なくされる事態もあるやもしれません。あるいは個別株や死に体のアクティブ投信で評価損が慢性化し、回復の見込みが立たなくて処分をしたくなることもあるかもしれません。
そんな時の善後策のひとつにETFの分配金でも投信の普通分配金でもよいのですが、3年分の損益通算で税還付できる金額を頭に入れておき、年単位の損失発生の調整に役立てることもがあってもよいでしょう。
(あとがきにかえて)
「私は生活防衛資金をたんまり持っているからそんな心配は不要です。」という貴方。貴方は正しい。今回はWATANKOのように生活防衛資金を持たない個人投資家へおくるほんの小さなアドバイスです。
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
含み損がある時は株式配当金に合わせてクロス取引にて
確定損失を作って損益通算させています。
配当金の税還付があると得した気分になります (^_^)
投稿: おひげ☆ぼーぼーさん | 2015年1月15日 (木) 12時41分
おひげ☆ボーボーさん(さん)
コメントありがとうございました。
本質的には損失確定なので手放しで喜べませんが、税金分でも慰めになれば良いですね。
投稿: WATANKO | 2015年1月16日 (金) 06時11分