「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2014」の投票結果についての感想
「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2014」の投票結果が発表されました。
詳細は相互リンクいただいているすぱいくさんの以下のブログ記事をご参照ください。
1億円を貯めてみよう!Chapter 2
[速報]投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2014 結果発表 #foy2014
そこでWATANKOの感想を述べたいと思います。
先ずは昨年、2013年の投票結果です。
【第1位】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
【第2位】ニッセイ日経225インデックスファンド
【第3位】結い2101
【第4位】外国株式インデックスe
【第5位】ひふみ投信
【第6位】ニッセイJリートインデックスファンド
【第7位】EXE-iグローバル中小型株式ファンド
【第8位】セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
【第9位】SMTグローバル株式インデックス・オープン
【第10位】eMAXIS新興国株式インデックス
そして今年、2014年の投票結果です。
名称の後の( )は昨年からの順位変動です。
【第1位】ニッセイ外国株式インデックスファンド (初登場)
【第2位】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT) (▼1)
【第3位】セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンド (△5)
【第4位】結い2101 (▼1)
【第5位】eMAXISバランス(8資産均等型)(△9)
【第6位】ひふみ投信 (▼1)
【第7位】世界経済インデックスファンド (△5)
【第8位】SMTグローバル株式インデックス・オープン (△1)
【第9位】ニッセイ日経225インデックスファンド (▼7)
【第10位】eMAXIS新興国株式インデックス (変わらず)
さて感想ですが、いくつかに括って述べたいと思います。
【第8位】SMTグローバル株式インデックス・オープン (△1)
【第9位】ニッセイ日経225インデックスファンド (▼7)
【第10位】eMAXIS新興国株式インデックス (変わらず)
日本株式、先進国株式、新興国株式のそれぞれ代表的なインデックス投信が今年もライクインしました。とくにニッセイ外国株式インデックスファンドが多く得票して第1位となったにもかかわらず、SMTグローバル株式インデックス・オープンは同じアセットクラスでありながらしっかりと得票。相変わらず根強い人気です。(一方でやはり同じアセットクラスであり、2011年のFund of the Year第1位に輝いた外国株式インデックスeは今回ベスト10外にはじかれてしまいました。)
SMTの先駆者利益は大きく、純資産の大きさと保有者の多さがあたかも国政選挙における組織票のように安定的な支持を集めています。
またニッセイ日経225インデックスファンドは、アベノミクスで日本株式が上昇する中で注目度が高まったのか昨年は第2位と大躍進したものの、今年はその反動か第9位にとどまりました。もともと地味で話題の少ない投信ですから第9位でも立派かもしれません。
換言すれば信託報酬が安いだけでここまでランクインするこのアワードの傾向をもっともあらわしたファンドかもしれません。
【第4位】結い2101
【第6位】ひふみ投信
インデックス投資ブロガーに支持されているこの2つの日本株式アクティブ投信が今年もランクインしました。不祥事でもやらかさない限り今後もランクインが続くでしょうか。なお将来、相場下落が起きた時に、これら独立系アクティブ投信がどれだけ基準価額を維持できるか、そしてこの投票で支持をキープできるかが興味深いです。(すみません、後半は昨年同様のコメントです。WATANKOはアクティブ投信に興味ないもので...。)
あれ、あとひとつあったような気がしましたが...。
【第3位】セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンド
【第5位】eMAXISバランス(8資産均等型)
【第7位】世界経済インデックスファンド
このアワードには例年、新しいアセットクラス等をターゲットにした新規ファンドがランクするというトピックスがありましたが、今年のトピックスはバランスファンドの躍進ですね。NISA導入を背景に、初心者が購入しやすいバランスファンドに注目が集まった模様です。
ちなみにこの3ファンドはどれを選んでもハズレ無しであり、WATANKOもまた推奨する商品であります。これらに加えて次点をあげるとすればSMTインデックスバランス・オープンでしょうか。
【第1位】ニッセイ外国株式インデックスファンド
【第2位】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
そして今年の頂上決算。予想どおりサッシーとまゆゆこの2つの競り合いとなりました。WATANKOはニッセイ外国株式インデックスファンドがいくら信託報酬最安値を更新したとしても、過去2年間、第1位のVTを超えて得票するには厳しいかなと予想していましたが、結果は逆でした。インデックス投信においてはやはりコストが注目されることがまたまた証明されたわけです。
これもインデックス投資@川崎のkenzさんや、ますいっちと世界分散投資?のますいっちさんなど著名なブロガーさんらがインデックス投信のコスト比較記事を定期更新されて情報発信を続けてきた結果かもしれません。
来年は日本株式か新興国株式あたりで信託報酬最安値を更新するインデックス投信がでてくればものすごい注目を浴びることでしょう。
最後に今年のアワード予想についての関連記事を紹介しておきます。
“投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2013”の投票結果についての感想
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2014>予想一番乗り
(あとがきにかえて)
このアワードでランキングするファンドには以下のジンクスがあります。
●第1位を獲得する商品は全世界株式もしくは先進国株式アセットを対象にしたインデックスファンド。
●その年に信託報酬の最安値を更新したファンドはランクインする確率が非常に高い。
このジンクスが今年も破られることはありませんでした。このままでは来年もまたVT対信託報酬最安値更新ファンドの競り合いになるのでしょうか。
このジンクスが破られる年が続くことが起きれば、このアワードもまたさらに進化・進展した個人投資家のイベントになりえるかもしれません。
(「あとがきにかえて」のあとがき)
昨年の同記事コメント「ニッセイの商品が将来、第1位を獲得してもやはり欠席するのでしょうか。」
⇒今年、第1位を獲得しても、ニッセイはやはり欠席しました。So, Cool!!
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