確定拠出年金用投信の2014年12月末状況
WATANKOのインデックスファンドによる資産運用手法は手元の余裕資金だけでなく、勤務先が2007年4月から導入している確定拠出年金においても取り入れています。
これまでの運用の変遷は以下のとおりです。振り返ってみるとバイ&ホールドを目指しておきながら非課税優遇をいいことに売却するなどこれまた結構ブレていました(笑)。
■2007年4月
勤務先で確定拠出年金スタート。制度開始時のDB(確定給付企業年金)からの移管拠出金分ならびに毎月の拠出分はメガバンクの3年定期預金を選択。
⇒制度開始時はインデックス投資はおろか投資信託もろくに知らないウブな状態で、デフォルトの定期預金で運用していたのみでした。
■2008年5月
インデックス投資を知り、余裕資金でもって運用開始したのと同時に、確定拠出年金でも日本株式、先進国株式、先進国債券のインデックス投信とインデックスファンドを組み合わせたバランスファンドの4本を4分の1ずつ購入、積み立て開始。
⇒ほどなくリーマンショックで大きな評価損を抱えてしまい、回復へ向けた長い旅が始まります。
■2011年5月
積み立て購入を先進国株式インデックス投信1本に絞り込む。
⇒勤務先が契約した年金コンサルが用意する商品ラインナップに不満があり、かつ管理をシンプルにすべく確定拠出年金だけでひとつの完結したポートフォリオを築くことはやめて大胆な絞り込みを行いました。
なぜ先進国株式1本に絞ったかについては過去記事をご参照いただければ幸いです。
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シンプルなポートフォリオ①オンリーワン
■2014年9月
日本株式、先進国債券、バランスファンドの3本を売却し、3年定期預金を購入。
⇒つまり現在の確定拠出年金のポートフォリオは先進国株式と3年定期預金の2本立てというシンプルな構成になっています。
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確定拠出年金の商品売却、そしてアセットアロケーション変更
そのシンプルなポートフォリオの現在の運用状況は以下のとおりです。
(Notes)
◆商品名は略称です。
◆金額単位は千円です。
勤務先が加入している確定拠出年金サポートサイトから運用状況の詳細を知ることができ、そのサイトによると(年間)運用利回りは7.29%(前回記事14年7月末時点では5.77%)とのこと。3年定期預金分は前回からの利回り上昇にほとんど寄与しておらず、もっぱらここ半年で先進国株式がまた高騰したことが要因です。
このポートフォリオについて「my INDEX」で平均リターン、リスク、シャープレシオを測ってみると以下です。(カッコ内は14年6月末時点)
●平均リターン
5.4%(6.0%)
●リスク
9.2%(14.2%)
●シャープレシオ
0.52(0.42)
日本株式、先進国債券、バランスファンドを売却して預金に切り換えたらリスクが随分と下がりました。まあ予想どおりですが。
さて確定拠出年金のポートフォリオの今後ですが、半分以上を占める3年定期預金を今後ともこのままにしておくわけではありません。相場下落と円高が進行すれば毎月の拠出金に加えて、この3年定期預金を取り崩して先進国株式のインデックス投信をコツコツ買い増ししていきます。さながらスーパーのタイムセールを待つかのように今は静観です。
(あとがきにかえて)
確定拠出年金では売却時の税金がかからないというメリットを活かしてバリュー平均法を試してみる手もあります。そういえば昨日の日経新聞の特集記事M&I(マネー&インベストメント)でも紹介されていましたね。
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