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2015年2月19日 (木)

ホンダよ、S660でいいのか

【2月18日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

66,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

35,452千円

■損益率

53.7%

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

S660_01s1

(迷彩カモフラージュを載せても仕方ないので、東京モーターショーのプロトタイプです。)


2103年の東京モーターショーに出展されたコンセプトモデルS660がいよいよ本年4月以降に発売される模様です。それに先駆けてプロトタイプが公開されました。

Response
【ホンダ S660 プロトタイプ 公開】造りたかったのはリア駆動の小さいクルマ

詳しくは上記サイトをご覧いただきたいのですが、その他のサイトから得た情報もあわせた主要内容は以下です。

◆ターボエンジン採用で、馬力はお馴染み業界自主規制の64PS。
◆トランスミッションはCVTとMTが用意される。
◆トップは布製の幌で手動開閉となる。
◆発売は4月以降の見通し。

さてWATANKOは今回のプロトモデルの公開の裏事情を推察してみたいと思います。

まず4月(以降?)に発売をひかえるこの時期に、なぜわざわざプロトタイプを公開したのでしょうか。自社のテストコースがあるとはいえ、厳寒の北海道でのオープンモデルの公開。しかものちの正式発表時の鮮度をできるだけ損ないたくないためか開発中のモデルにありがちな迷彩カモフラージュがバッチリ施されています。

しかも実際のところ、ジャーナリストたちがこの2駆のミッドシップを雪道の上でどれだけまともに運転できたのかあやしいです。今回の公開は結局、内容はともかくこのニュースが流れること自体が狙いであったのかもしれません。

するとこれはマツダ・ロードスターを意識したティーザーキャンペーンかなと勘ぐってしまいます。なにせ規模が限られた日本のオープンカー市場。S660は先行して発売されているダイハツのコペンを追いかけ、さらには同時期に発売されるロードスターとの競合にも晒されます。

ロードスターの発表は6月、それに先駆けて3月から先行予約を開始するとのこと。それを聞きつけたホンダはS660の潜在顧客の多くが一足先にロードスターに流れていくことを危惧しているのかもしれません。そこでホンダはこのタイミングでS660の存在をアピールして、ロードスターに流れる顧客を削ぐとはまでいかないまでも、せめて顧客に対して「S660も比較検討してから決めよう」という気にさせる意図かもしれません。

ところでこのモデルは社内の公募で20代の若手の応募案がもとになったと聞いています。それが商品企画として立ち上がり、ついに市販にまでこぎ着けましたが、それだけを聞くと理想のマイクロ・スポーツカーを作ろうというホンダの気概が、今度のS660の開発においてどれだけあったのでしょうか。

一方の新型ロードスターは正式発売の6月に近づくにつれて、こちらもジャーナリスト向けにプロトタイプの試乗会を開いたり、種々の情報が明らかになってきました。設計にまつわる追加エピソードをひとつあげすとすれば、新型ロードスターはドライバーの腰の位置を起点として前輪軸までの距離と後輪軸までの距離が等しいそうです。手のひらに伝わる振動とキックバックで前輪の設置感と路面状況をつかみ、お尻をセンサーとして後輪のトラクションのかかり具合と滑り具合をとらえるのに最適な設計です。

しかしホンダはさえません。フィットに代表されるリコール対応に追われて今年発表される新型モデルが遅れるなどの有様です。通常、程度にもよりますがリコールのひとつやふたつで新型モデルの発表が遅れるなんて他のメーカーなら開発・製造部門のトップは更迭ものです。(想像)

よほどリコールへの対応が深刻なのか、それを火種として開発・製造部門がなにがしかの問題を抱えているのか。

また、たとえリコールがなくてもホンダのスポーツカーメーカーとしての現状はお寒いです。現行発売車の中でスポーティモデルといえばCR-Zだけ。(おっと今風にいえばヴェゼルあたりのSUVもスポーティカーか。)アコードあたりも若々しさをすっかり失ってしまいました。

トップモデルのNSXは米国産で米国中心のスーパーモデル。いわば日本の庶民には縁遠い存在。そこで若手の公募でできあがったS660をホンダ@日本のスポーティなイメージの牽引役にすえようとしているとは、F1にエンジンを供給する自動車メーカーとしては寂しすぎやしませんか。これではとうの6年前に生産終了したS2000の中古車値段はいつまでたっても下がらないでしょう。

S660も良いですが、ホンダの脂の乗り切った中堅・ベテランのエンジニア達が、自身たちの手でもっと本格的で世界に通用するミドルクラスのスポーツカーを作りたい!と居酒屋で愚痴るだけでなく、それにむけた行動を引き起こしてくれることをコアなホンダファンはひたすら待っているかもしれません。


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コメント

ホンダは所詮、商業主義なのです。
最も売れ筋の軽に、装飾を施して利益率をよくする(話題を作るのも得意!)。
これがいいか悪いかは別ですが・・。
それをパクるトヨタ。
でもトヨタのいいところは、正統なものも残している(仕方なく??)し、時々とんでもないお買得車(テリー伊藤所有のプロナードの大幅値引きとか・・)を出してくる。

アコードインスパイアは駄目駄目(確かに見てくれはよかったが)で、北米使用のインスパイアの3.2Vは欲しかった。
http://www.honda.co.jp/auto-archive/inspire/2003/
もはや日本でマトモなクルマは少ない!
だから私は1億のわずか1%以下で、本格的FRに乗れているのですが(10%出して外車を買うのも自由ですが、もったいねェ~)

預金王さん

コメントありがとうございます。

ホンダはTYPE-Rモデルがいくつか揃っていた頃を最後にスポーティモデルはお寒いですよね。

また、その前の時代の黒いEFシビック/CR-Xや青いEKシビック(どれも3ドアHB)なんかすごく良かったなあ。

いや、懐古趣味ばかりではいかんざき、ですね。

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