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2015年2月10日 (火)

(続)リスク許容度をはかる起点は元本なのか、時価なのか

(前回からの続きです)

さて前回、リスク許容度の起点となる金額は投資の元本なのか。それともその都度の時価なのかという検討について運用益がでていることを前提として比較してみました。

ではこれがもし運用損がでている状態の場合にはどちらがよいか。この場合では答えは瞬時に出そうですが一応述べてみます。

【事例】
個人投資家のXさん。投資元本が10百万円、リスク許容度が30%とします。さて今般、あいにくと運用残高は8百万円に減ってしまいました。今後のリスク許容度をみるべき起点は投資元本10百万円でしょうか。それとも現在の運用残高8百万円でしょうか。

【解答】
これは2ケースを比較するまでもなく投資元本10百万円が適当でしょう。損失が2百万円発生したのでリスク許容度の残分は1百万円です。

201502101

もしこれが損失控除後の8百万円を起点としてリスクを測れば30%控除後の5.6百万円までの下落を覚悟することになります。しかしこれを繰り返していくとやがて保有資産がジリ貧となりかねません。

201502102

前回分とまとめて結論をいえば、リスク許容度の起点は運用益がでている時には時価、損失が出ている時には投資元本を用いた方がリスク管理としては手堅いといえそうです。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

さて過日、生活防衛資金の記事において「生活防衛資金よりも先に投資資金から取り崩すべき」と保守的な主張をしました。

関連記事
生活防衛資金で守るのは家族の生活ですか?それとも投資の元本ですか?

今回のテーマについても運用益が出ていれば時価を起点にリスク許容度でみるというこれまた保守的な提言でした。

そしてこれら記事を引用、言及いただいた他の個人投資家ブログやツイッターならびにそこでのコメント交換などを参照させていただきました。(駄ブログ記事をとりあげていただきありがとうございます。)

するとしっかりとカウントしたわけではありませんが、生活防衛資金の捉え方もリスク許容度の測り方も上記のような保守的な考えよりもむしろもっと投資に積極的なスタンスを選択する個人投資家が多いかもしれないという印象をうけました。

しかしながら個人投資家ひとりひとりにとってリスク耐性は様々です。そういった多様な集団に対してメッセージを発するのであれば、集団内のリスク耐性が低い方の存在を忖度して前々回、前回と保守的な内容としてみました。

あるいはただでさえ今は相場好調で、個人投資家の皆さんはリスク・オンをどんどん進めたがる状況かもしれなか、そういったムードに対する軽い警鐘にもなるかもしれません。

(あとがきにかえて)

最後にWATANKO自身のリスク許容度を述べておきましょう。投資元本を起点として50%までの下落がリスク許容度であります。理由は稼得して貯めたお金のせめて半分は手元に残したいという要望からです。

現在の水準でいえば投資元本66百万円の50%下落後33百万円がボーダーラインです。これは現在の運用残高1億円に対しては67%の下落を許容している計算になります。

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資産運用」カテゴリの記事

コメント

>リスク許容度の起点は運用益がでている時には時価、損失が出ている時には投資元本を用いた方がリスク管理としては手堅い


常に時価処理する方が現実的だと思います。
セルフサービング・バイアスに捉われると、今のような上昇相場とリーマンのような下落相場とどちらも同じく対応ができません。

生活防衛資金に依存している方々は、結局は安全資産が絶対ということがわかっているのです(但し、投資家である以上認めたがらない・・)。
当初のこの手のブロガーは外債を含む海外ばかり(日本国債を含めた安全資産の軽視)でしたし・・

預金王さん

コメントありがとうございます。

>常に時価処理する方が現実的だと思います。

下落し続けた場合、それでも都度時価から一定比率のリスクを取り続けるタフな個人投資家を目指しましょうとメッセージと受け取りました。

そもそも下落を想定するのであれば、リスク資産を絞り込むのが合理的だと思います。
リーマン時に1000万以上の損出(当時の時価)を出して青くなっていた人たちがいたので、当戦略は(この時点では)正しかったのかと・・。

http://diamond.jp/articles/-/10338?page=2
>自分が投資で儲けた話を他人にすることがよくない理由の一つは、他人に話すことを意識すると、自分の買値よりも安い価格で保有資産を売って、損失を確定させることに躊躇が発生するからだ。

不動産もインデックスFも外貨も皆同じ。
時価会計を円資産で換算して、いつでも同じように換金できないと。
只、商売上で不動産を貸している場合は、そのものの価値よりも運(満室かどうか)にもよります。
ヘッジ(損失への保険)を掛けていれば、儲けは少なくも確実に利益を得られる。
これが金融資産で学んだ教訓でもあります・・

預金王さん

将来、XXショックが起きた時、個人投資家ブロガー諸氏がリスクコントロールをどうするか、注視したいと思います。

>個人投資家ブロガー諸氏

多分、また入れ替わる・・と思います。
インデックスブロガーは何もしません。
でも、損は許容できる。

ブルになると注目され、ベアになると叩かれる。
株式投資とはそのようなものではないでしょうか?(良い悪いは別として)

預金王さん

個別株でも投信でも投資は長く続けたものが報われるようになりたいものです。

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