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2015年3月24日 (火)

長期投資はそのゴールまで、我慢一辺倒なのか

【3月20日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

66,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

37,026千円

■損益率

56.1%

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(投資のリターンはいつ使う?)

個人投資家ブロガーの間で時折紹介される本多静六の著書「私の財産告白」は大変意義深い内容であり、他の個人投資家同様にWATANKOにとってもまた投資と人生を考えさせられる推薦図書のひとつであります。


さて上述の著書で紹介されている「本多式四分の一貯金法」ですが、これはいまさら言うまででもありませんが給与所得の1/4を天引き貯蓄する方法です。本多氏はこの方法を給与所得だけでなく、インカムゲイン(利子収入)にも適用しています。

ここでWATANKOがちょっとだけ着目したのは、インカムゲインは全額ではなくその1/4のみを資産運用に廻しており、残りの3/4は生活費に充てているということです。

資産運用の規模が大きくなってくればインカムゲインもまた増えます。そこから3/4を生活固定費にまわしていったわけです。

もともと赤貧な暮らしからスタートした本多氏にとっては年々増えるインカムゲインの上乗せにより、家計生活は徐々に楽になっていったことでしょう。コツコツ貯蓄と運用を続ける一方で目の前の消費にもきちんと気を配っていたというわけです。

ちなみにですが明治時代の金利を例にとると3~7%程度の模様です。(JETRO 郵便貯金の発展とその諸要因 第1図 郵便貯金と東京有志銀行の損貯金利子の推移

仮に5%として年間手取り給与所得の1/4を貯蓄し、金利5%で運用。その3/4を生活費に廻したとします。1/4×5%×3/4=0.94%の利子収入が翌年の給与所得に上乗せされて生活費となります。単純計算では10年後には年あたり9.4%の生活費上乗せが実現できたわけです。

実際には給与所得自体の増額、投資リターンの再投資による複利効果などもあり、生活費の上乗せはもっとハイペースですすんだと思われます。

本多氏は「本多式四分の一貯金法」にて多くの財を成したわけですが、繰り返しますが一方で資産形成の過程において日々の消費生活への恩恵も忘れていなかったわけです。

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では現代の我々はどうでしょう。投資先からのインカムゲイン含めたリターンの一部を長期投資の予定期間の途中で費消することは全くの悪なのでしょうか。

(TYPE-A)
投資の効率のためにはその中途で得たリターンはすべからく再投資に廻して、最大限のリターンを追求します。もしも単年度当たりのリターンが比較的高くない水準であればなおのこと、投資効率を最大限活かすためには全額再投資するに限ります。長期投資の最終ゴールに到達までリターンは一切欲しがりません。

(TYPE-B)
投資の成果を早速享受したいです。とりあえず見込みリターン分を頂戴しておきますから、あとは残り分でじっくり増やしてください。ひょっとしてこの先、投資元本が棄損するかもしれませんから、いまのうちに少しずつ使ってしまうのが合理的です。(幻におわるかもしれない利益を先取りする派。これはいわゆる毎月分配型投信と同じ。)

(TYPE-C)
投資のリターンを一切全て再投資に廻すことが合理的かもしれませんが、再投資一辺倒だと、投資元本をひたすら貯めて投資にまわし続けることについて、ゴール到達時の喜びだけでは投資期間中のインセンティブとしてはもの足りないです。やはり年々のリターンの一部は目の前の消費に充てたい。その喜びがまた更なる投資の継続の動機付けを強めます。

このブログにお越しになる聡明な皆さんであれば上記のうちTYPE-Bを選好する人は少ないと思われます。

それではTYPE-AとTYPE-Cではどちらでしょうか。

ひょっとして中には若い頃はひたすら投資効率を重視して年々のリターンは全て再投資に廻し、ひたすら雪だるまをつくることを是としてきた人(TYPE-A)であっても、壮年を迎えるころには人生の時間を多少なりとも意識する、仕事のキャリアや育児・教育も一定の落ち着きやゆとりを得るころになるかもしれません。

そうなると目の前の貯蓄・投資と消費の間にバランスを取りはじめようと考える(TYPE-C)ことは不思議ではないでしょう。

長期投資はそのゴールまで、我慢一辺倒なのか。いやいや長期投資の途中で、そのリターンのいくばくかを目の前の消費生活に充てる生き方は、人生の家計のうえでバランスがとれているといえるかもしれません。

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資産運用」カテゴリの記事

コメント

私は(実は)TYPE-Bだと思います。
個人国債キャッシュバック、株の配当(分配金)、MRF残高・・は結構遣っています(外貨は手数料が掛かるので放置)。
但し、毎月分配とかではなく年一回の分配が理想(ベンチマーク乖離はここで調整して欲しい)。他方、インデックス投資家でも高配当ETF、外債ETFがブーム(?)になりましたが、国内のは年何回も分配金を出すのでこれもNG!

貯蓄で得られるストックは(所得によりますが)限られてきます。
これに対して消費は工夫することができる。
例えば500万のクルマがすぐ買えるのに、敢えて買わず100万で抑え、残りの400万をストックする(とか)。
3000万のマンションも(もち現金で)買えるのに、公的なところに住んでコスト(税金等も含む)をシビアに計算する等々。

最近のUR住宅は結構豪華ですよ(値段も掛かりますが)。
他方、人に貸すときは少し安めに出して(一棟ごとに)管理していき、トータル利益で見る。利益分は経費で消化し、節税に励む(苦笑)。

もちろんサラリーマンの福利厚生も忘れずに!

以前から読ませていただいていましたが、初めてコメントします。

私は(TYPE-C)に近いと思います。
まさに本多氏の考えがぴったり私に合っています。
若いころの楽しみ、壮年になってからの楽しみは変わってくると思っています。旅行にしろスポーツにしろ若いころしかできないようなことも結構あるように思えます。
いつ老化が進み寝たきりになるかも未来は分からないと思っているので、小額ずつでも使うのがひとつのリスクヘッジになるとも考えています。

「ちょっと」豊かな生活にするが、私の投資の目的なので。
投資のゴール・目的をどのように設定するかで変わってくるかもしれませんね。

預金王さん

コメントありがとうございます。

定期的なリターンがすべて運用による獲得利益にもとづくものであればTYPE-BとCはかなり似通います。

ちなみにですが、預金王さんとこうしてやりとりしていると、なんだか不思議と車を買い替えたくなってきます。(笑)

(名無し)さん

コメントありがとうございます。またいつも駄ブログ閲覧いただきまして、ありがとうございます。

コントロールをしっかり行うことができれば、年々のリターンの一部享受も問題ないと考えます。

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