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2015年3月12日 (木)

分配金発生で損なわれる複利効果とは一体いくらの話なのか@Refrain 2015

【3月10日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

66,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

36,328千円

■損益率

55.0%

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


投資信託の分配金とは資産運用の考え方によって善悪が入れ替わるものであり、とても興味深いです。

通常は金利や配当と同様に定期的なリターンとして、これが払い出されることは保有者にとってとても喜ばしいことであるように金融機関の窓口、マネー雑誌、さらにはネット証券によって喧伝されています。(注:特別分配金については論外であることは言うまでもありません。)

しかしながら長期投資を実践する個人投資家であるならば、余裕資金を用いて時間をかけてじっくり増やそうとしているのに、せっかく得たリターンを運用の途上でわざわざ払い出されても困ります。投資対象からのリタ―ンがあれば即、再投資に廻して複利効果で雪だるま式にふやしてほしいものです。

・・・ところでそもそも複利効果とよくいわれますが、それは分配金の発生で一体どれくらいその効果が減ってしまうものなのでしょうか。

無分配のファンドと、分配金が支払われてこれを再投資に廻した場合とを比較して、分配金(相当分)への課税が都度発生することによるトータルリターンに違いを簡単ながら試算してみます。

<設定条件>

1.初年度に元金1,000千円を投資してスタート。2年目以降同じく1,000千円/年を投資します。合計20年間で累計20,000千円を運用します。

2.分配金無しコースでは1年後から20年後にかけて各年度で全額売却した場合の元本+税控除後リターンの金額を表しています。

3.分配金有り・再投資ケースでは分配金は年1回、当期のリターン全額を払い出し対象とします。同じく元本+税控除後リターンの金額を表します。

4.税率は20%。売買手数料、信託報酬など各種コストは考慮しません。

5.リターンは年間平均3%、同5%を想定します。

(金額単位:千円)

201305191

このスケールでは分配金無しと分配金有り・再投資とではほとんど違いがわかりませんので、15年目~20年目をクローズアップしてみます。

201305192


20年後の累計リターンを比較しますと以下の通りです。

<3%リターンの場合>

201503111

○分配金無しケース
 6,141千円

●分配金有り・再投資ケース
 5,896千円

分配金無しに比して分配金有り・再投資は20年間累計リターンが▲245千円、▲4.0%です。金額を20年間で均等割りすると1年あたり12千円少ない計算です。

<5%リターンの場合>

201503112

○分配金無しケース
 11,775千円

●分配金有り・再投資ケース
 10,969千円

分配金無しに比して分配金有り・再投資は20年間累計リターンが▲806千円、▲6.8%です。金額を20年間で均等割りすると1年あたり40千円少ない計算です。

さて、皆さんはこの差をどう捉えるでしょうか?

分配金分無しと分配金有り・再投資を比べると、その差は無視できない金額ともいえますし、許容できる程度の話ともいえます。

ここは人によって見方が分かれる金額水準ではないでしょうか。

(つづく)

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コメント

もりやまといいます。

この手の計算を私もしたことがあります。しかし、前提がちょいと違っています。

その違いとは、そもそも期間の最後に現金化する、という前提です。

そうすると、最後に税金をどーんと払うため、意外に差が小さくなってしまい、無理に分配金を出さない投信を選ばないでも、よいような気もしてきました。


もちろん分配金を出さないほうが好ましいことは好ましいのですがね。。。。

もりやまさん

コメントありがとうございます。

記事本文中にも記載しておりますが、分配金無しコースでは1年後から20年後にかけて各年度で全額売却した場合の元本+税控除後リターンの金額を表しています。

たとえば5年後時点では4年間無分配でリターンを積みあがった評価額でもって売却し、評価益にかかる税金を控除した金額を表示しております。

本文中の説明がわかりにくかったらすみません。

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