不動産賃貸のオファーが増えたのは景気の上昇の証なのか
【4月17日終値ベース運用状況速報】
■投資元本(待機資金含む)
66,000千円
■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)
38,713千円
■損益率
58.7%
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(「山を切り拓いて、温泉センター作りましょう」なんて話においそれとは乗れません。)
WATANKOはサラリーマンの傍らで半ば家業ともいえる不動産賃貸業を行っています。兼業なので不動産賃貸業に割ける時間は週末が中心になります。昨今、勤務先での仕事があまりに繁忙になり週末もほとんど出社している状態なので、たまに休める日があるとホッとします。しかしながらそんな数少ない安息日であっても家業関係のアポイントを入れざるをえないことが少なくありません。
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さて株価は2012年末か既に2年と4か月間上昇基調であり、政府統計によれば景気もまた好況が続いています。
ちょっとお堅い参照データをリンクしておきます。
景気動向指数(速報、改訂値)(月次) 結果
平成27年2月分速報
ところでいくら世間では景気は上昇していますと報じられていても、各々の個人の生活における実感がないとなかなかピンときません。
WATANKOの場合、世間の景気の良さを皮膚感覚でとらえる機会として、不動産賃貸業におけるオファー数があります。
WATANKOは幹線道路沿いに遊休地を所有しています。かつては古くて小さな店舗をそこに建てて所有しており、借り主が焼き肉店を営んでいました。しかしながら借り主の高齢化に伴い3年前に賃貸契約を終了し、退店いただきました。店舗は古いのでそのまま解体・撤去し、現在は更地になっています。
その遊休地について、地元の不動産業者や建築業者を介してロードサイド系の飲食チェーン店や物販店の経営者(会社)が借りたいというオファーがここ数か月で何件か寄せられて来ています。また店舗用地としての賃貸だけでなく、駐車場や看板設置用地としてのオファーもあります。
WATANKOとしては平日の仕事が忙しい中、週末の時間をやりくりしてこれらオファーに対応しています。しかしながらさばききれずに、なかにはいちいち話をうかがって回答するまでもなく、電話で内容を聴いてそのままお断りさせていただくケースもしばしばです。
景気の拡大をうけて色々な商業者が出店増を目論み、用地を探しているのでしょうか。それにしてもここ数か月でのオファー数は、それ以前のペースと比べるとかなり多いです。
それに地元の友人知人からの伝聞でも、アパートや店舗の新築や土地の売買取引の話がよくあがってきます。これは背景として団塊の世代ないしはその親世代の死去に伴う相続の発生や、ひいては相続に対する法改正の動きと無縁ではないのかもしれません。
ともかくもWATANKOは自身の不動産賃貸のオファーを通じて、巷で言われている景気の良さを実感するひとつの機会となりました。
(あとがきにかえて)
しかしここで景気の良い話につられて、上物を建ててその所有者となったり、新規の土地を購入するなどしてそれらを賃貸に供する方法を拙速に採ることは避けるべきです。それらは自己資金負担が大きく、かつ流動性の低い資産を増やすことであり、さらには様々な賃貸リスクをほとんど全て被ることになるからであります。
景気の良し悪しにかかわらず、不動産投資として注意すべきは証券投資と同様にリスク・コントロールであります。
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