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2015年6月26日 (金)

DCとNISAはほったらかし投資の中にあって、最も「ほったらかし」な部分を割り当てるべきでしょう

【6月24日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

66,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

41,141千円

■損益率

62.3%

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

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(DCとNISAでは投資したら、あとはひたすらホールド)

インデックス投資を実践する個人投資家の方々の間で話題沸騰の新刊「全面改訂-ほったらかし投資術」ですが、なかでも特に興味深い内容のひとつにDCとNISAの活用において具体的な商品までも推奨するくだりがあります。(←オイオイ、前回記事と同じ書き出しやないけ。)

同書では“ほったらかし”投資術として一般人向けに勧めるアセットアロケーションとして国内株式50:外国株式50をあげています。そして税制の優遇を受けられるDCとNISAを用いてこのアセットアロケーションを組成することを紹介しています。

この駄ブログでも先日の記事でちょっと触れましたが、この「国内株式50:外国株式50のアセットアロケーション組成」と「DCとNISAの制度の特徴を踏まえた商品選択」のカップリングがとても新鮮味があり、かつ同意できる内容でした。

同書による解説+αを要約して申し上げますと、

①NISAは非課税期間中に売却するとその非課税メリットを逸してしまうため、投資の状況が変わった場合においそれと売却したくなるようなアセットクラスの商品は避けるべき。

②なおDCではこうした売却でも非課税メリットは維持されるが、DC専用の商品ラインナップをみると国内株式よりも外国株式の方が公募投信に比べて信託報酬がより低廉な商品が揃っている傾向がある。(ニッセイ外国株式インデックスファンドの登場でそれも薄れてはいるが。)

③そこでDCにはより低廉な専用商品を選べるメリットを活かして外国株式アセットクラスの投信を選ぶ。

④他方NISAでは日本株式アセットクラスを選ぶことになるが同クラスは公募投信、ETFの中から他のアセットクラスに比べてかなり低廉な商品を選ぶことができる。いわずもがなではあるが、それが期待リターンの確保に寄与する。(損益通算できないリスクを少しでも減じる。)

となります。

WATANKOは現在、DCでは先進国株式アセットの商品を積み立てしていますので、上記の方針に合致しております。ただし以前保有していた他のアセットクラスの商品を売却した分は定期預金で暫定運用しています。これはDCの中でのひとつのリスク・コントロールであります。(というと聞こえは良いですが、要は相場下落時にスポット買いするための資金であることも正直申しあげておきましょう。)

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一方、NISAではやはり先進国株式アセットクラスの商品を積み立てるつもりでしたが、制度開始時点で相場がひまひとつ上がっていない(=以降の相場上昇が期待できそうと解釈)新興国株式アセットクラスの商品を積み立て投資先として採用しています。

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しかしながら今回の「全面改訂-ほったらかし投資術」におけるDCとNISAの活用法にインスパイアされ、WATANKOもまたNISAについては投資先の見直しを行う予定です。

DCもNISAもそのメリットを最大限活かすためには、個人のアセットアロケーションの中で最も岩盤(=いじることがほとんどない)の部分をあてることが肝要であります。ほったらかし投資の中にあって、最も「ほったらかし」な部分をDCとNISAに割り当てるべきでしょう。


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コメント

DCは信託報酬が安いですよね。
自分も先進国株式アセット中心です。

ただ、DCは他のNISA、特定口座とは別枠で管理していいます。
DCは放置プレイで半年に1回届くレポートしか見てません (^_^;;

おひげ☆ぼーぼーさん

コメントありがとうございます。

>DCは放置プレイで半年に1回届くレポートしか見てません (^_^;;

私の同じようなモンです。せいぜいこの駄ブログで半年に1回、運用状況を記事にするくらいです。

この記事へのコメントは終了しました。

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