税負担、あっちで減らしているとおもいきや、こっちで増えていた
(見よ! この水も漏らさぬ納税スケジュールを!)
年中行事的な記事になってしまいますが、今年も住民税の納付時期になりました。WATANKOは自身の納税手続きに関して、確定申告に伴う所得税の追加納付と固定資産税は口座振替にしているのですが、住民税についてはあえて毎年自分で直接振り込みを行っています。これは通税感を忘れることなく節約と投資マインドを高めるための措置であります。
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通常ならここで昨年記事の更新版をUPするところでしたが、今回はここ1年くらい税金についてうすうす感じていることを思い出しました。
WATANKOの勤務先からの給与所得はわずかながらであっても毎年増え続けてきています。これも仕事のストレスや残業・休日出勤そして上司へのゴマすりの成果かもしれません。しかしながら手取り額でみるとちっとも増えていない感がありました。そこでちょうど3年前と現在の給与明細を並べてみて手取り収入を比べてみました。
すると支給額自体は3年前に比べて現在は3.6%上昇していますが、これに対して控除合計支給額比23.7%から29.0%と5.3ポイント上昇となっており、支給額の上昇を上回っております。その結果、手取り収入は実額ベースでは3年前よりも減少しています。嗚呼、なんという悲劇でしょうか。
・・・とここまで書いておいてすみません。実はこれにはタネ明かしがあります。
WATANKO家では2012年12月に母が亡くなり、母の遺産相続以降の税金負担を減らすために母名義の不動産賃貸物件の一部を妻名義としました。この結果2013年度以降は妻には一定の不動産賃料収入が発生し、WATANKOの扶養家族から外れました。扶養家族が減ったことにより、WATANKOの給与所得からの控除額もまた減ってしまった結果、税金+社会保険料の負担割合が相対的に増えたということであります。
不動産賃貸物件を引き継ぐ=不動産賃料収入を全てWATANKOに寄せるとなると累進課税上、高い税率を課せられてしまうので、夫婦で収入を分散させるというのは税金対策のひとつの手段であります。しかしながら一方で今回のWATANKOの給与所得の控除額の減少=税負担増加といったことも生じています。
あっちで減らしていた税金が、こっちでは増えていたというわけです。
毎年この時期になると、記事冒頭の写真にあるとおり、市役所から市税・県税・国税の各種税金の納税スケジュール一覧表が送られてきます。毎年これをみてWATANKOは税金や社会保険料の支払いは将来どこまで膨れあがるのだろうかと、ため息が増すばかりです。
その一方で我が家の税負担は、一体トータルでどこまで抑制ができているのか。細かいところまで全容を掴んでいるわけではありませんが、やはり節税に関しては気がついた点はできるだけ対策実行していくほかないと痛感するのでした。
(おまけ)
個人投資家の方々におかれましては諸税に詳しく、上記のような話はいわずもがな、かつもっといろいろな節税策を講じていることと思われますが、正直いって税金には関心が薄いWATANKOの税金リテラシーはせいぜいこんなところです。(自動車リテラシーのせいぜい一万分の一!?)
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