プリペイドカードに振り回されてしまった
(前回に引き続き、とっても小市民なお話です。もともと小市民だから仕方なし、とも。)
巷ではお得な消費生活のテクニックとして、ポイントを賢く貯めようという記事を時折みかけます。しかしそのために不要不急な消費を重ねるという消費生活は、ポイントを貯めることによってかえって損を招く結果になりがちになるので気をつける必要があります。
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さてポイントカードには振り回されないぞ、あくまで通常の購買行動の範囲内で得られるポイントで十分だと、プチな悟りを開きかつ上記のようにえらそうな記事を書いてきたWATANKOでしたが、最近、見事にヘタをうちました。
今回はプリペイドカード(以下プリカ)で、2発もやらかしました。
<事例その1>機械式洗車機
WATANKOが妻の軽自動車ムーブを洗車するときは、近所のガソリンスタンドでよく機械式洗車機を使います。その洗車機の利用料についてのプリカが時折、店頭キャンペーンでお安く買えることがあります。実例をあげますと3,000円のプリカが2,500円という具合です。しかも有効期限がありません。そこでWATANKOはキャンぺーンの際に買い増しして2~3枚もっていました。
やがてそのうち機械式洗車機がシステムごとに入れ替わり、もっているプリカは残高そのままに新カードに切り替えてもらえました。ところが新カードには有効期限がしっかりとあり、よく注視していなかったWATANKOは気がつけばおよそ5,000円分のプリカが有効期限切れになってしまいました。店にとりあっても機械が読みとるシステムなのでどうしようもないとの一点張りでした。
<事例その2>リフレクソロジー
WATANKOは時折、妻と一緒に週末リフレクソロジーに出向きます。よくつかうのは市内の量販店の中にある某チェーン系列のお店。そこでもプリカを取り扱っておりX万円分買うと14%割引になりますので、そこでよくプリカを購入して使っていました。先日、うっかり残高を残して有効期限が切れてしまい、こちらも店に陳情しても機械が読みとるシステムなので、店の裁量ではどうにもできないとのこと。およそ10,000円をフイにしました。
以前もうっかり残高を期限切れさせてしまったことがあり、その際にはお願い倒して特別に使わせてもらったことがあってか今回もタカをくくっていたのですが、今回はプリカのシステムが変わってしまったのでダメでありました。
さてプリカの残高の有効期限切れから得た教訓
いくら割安だからといっても、通常の消費ペースで使いきれないサービスの事前購入は避けるべきです。洗車もリフレクソロジーも期限内に使い切るには過剰な残高を購入してしまっていました。
また有効期限内で使うことに縛られるあまり、本来よりも費消ペースを早めて贅沢に使ってしまっては割引のメリットもありません。売り手のマーケティングに見事はまっています。普段の無理のない生活スタイルの中で期限内に使いきれる分量の事前購入ならよいですが、大量に購入するとついてくる高い割引率の前に、得てしてその見積もりは甘くなりがちです。
今回紹介した2つのヘタによって、それまで得ていたお得分が吹き飛んでしまいました。これも自己責任といえばそれまでなのですが、かような愚者であってもここから何かを学びとり次に活かさねばなりません。
いっそ一切のプロペイドカードは購入しないという鉄の掟をとることもアリかもしれません。
ちなみにこれって先に利を得ておいて、あとで帳尻を合わせようとするところが毎月分配型投信にちょっと似ています。まずは分配金をもらっておきます。あとは運用で基準価額を上げて頂戴というわけです。
ところが実際には最後に締めてみれば、(分配金+売却額)<元本という憂き目に終わる...。
プリペイドカードも最初に割引GETするも、あとで期限切れの残高が残ってしまったり、あるいは贅沢に使ってかえって無駄使いに陥ってしまったりと本当にお得であったのかどうかは最後までわかりません。
やはり取らぬ狸の皮算用は避けた方がよいですね。
(あとがきにかえて)
WATANKO妻「リフレクソロジーのプリカ、残高がまだ結構あったわよね。今週末にでも行こうかしら?」
WATANKO「いや...その、ロードスターでのドライブにしない?」
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