息子の夏の課題図書、インベスタ-Z
(今年の夏は、何読もう?)
先日、WATANKOの息子(次男11歳)が、夕方のTVのニュース番組で子どもの夏休みの自由研究をとりあげた特集を見たそうです。するとそこでは個別株の取引を通して投資を学ぶという活動が紹介されていました。
そしてそこでは子ども達が投資についての理解を促進するために“インベスターZ”が紹介されていました。
インベスターZとは、大学進学を題材にして話題となった“ドラゴン桜”を代表作とする三田紀房氏が、週刊モーニングに2013年から連載する漫画です。
中高一貫の有名校の成績優秀な生徒が密かに集って、学校の保有資産を運用するというお話であり、子どもの読者層と投資とのいろいろな接点を面白おかしく持たせた内容です。
それゆえにちょっと荒唐無稽な面もありますが、そこは漫画の良いところ。
ここでとりあげられているのは個別株の取引であり、それもかなりアクティブなノリです。そのため一見、インデックス投資家には無縁なように思えますが、漫画に実在/フィクションを問わず登場する投資の賢者たちが語る投資の本質、経済・取引の本質はあらゆる投資家にとって参考になるでしょう。
夏休みに入って、わりと暇を持て余している息子は、ニュース番組で紹介されていたインベスターZに関心を持ったようです。
すると妻は「インベスターZならたしかお父さんが持っているわよ。借りて読んでみたらどうかしら。面白くなかったら、漫画なのだから途中で読み辞めても構わないわよ。」とアドバイス。
早速、WATANKOは息子からリクエストされて現在刊行されている第1巻~第9巻を貸し出しました。
息子の年代ですと学校の社会科の授業では、日本から世界にかけての経済、社会や地理について学び始めたところです。そのような知識段階の息子が一足飛びに投資についてインベスターZに書かれていることを理解するにはハードルがちょっと高そうです。
しかしながら息子が漫画を読み進めていくうちに、その内容について関心を持ち、わからないところを聞いてくるようになれば十分しめたものです。投資行動をトリガーにして、そこから資本主義、株式会社に始まり、経済社会の仕組みに遡って、いろいろなことを教えてあげることができて、息子が関心を高めてくれたとしたら親としては望外であります。
こうしてインベスターZは、息子の今年の夏の課題図書(ただし漫画)に加わりました、はたしてどこまで関心をもって読み続けることができるか。夏の終わりに彼に率直な感想を聞いてみたいものです。
(あとがきにかえて)
それにしても昔から言われていることですが、「マンガはじめての〇〇〇〇」という本がよく出回っているように、難しい題材であっても漫画にすることでとっつきやすくなるという教養習得のひとつのアプローチをまのあたりにして、やっぱり漫画でインテリジェンスをみがくというのは侮れないと思いました。
そこで山崎元氏ならびに竹川美奈子氏の監修のもとに著名なインデックス投資ブロガーの原作と絵でもって、「マンガはじめてインデックス投資」が出版される日を楽しみにしております。
原作と絵をそれぞれ担当するインデックス投資ブロガーが誰であるか。この駄ブログに来訪される聡明なる個人投資家の方々であれば、WATANKOが言わずともおわかりかと存じます。(笑)
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