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2015年8月19日 (水)

【重要:お詫びと追記】お父さん、その資産運用は三井住友信託銀行ではなく、息子の僕に一任してくれませんか【は法令違反にご注意】

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(お父さん、僕の話を聞いてくれませんか。馬の耳に念仏ではありません。)

【2015/8/19追記】
個人が(親族を含めた)他人名義の金融関連の取引を代行することは法令違反である旨が他の投資ブログ記事にて紹介されておりました。

参照記事
おやじダンサーのひとりごと
個人の資産運用代行はルール違反です

公のブログで記事執筆する立場のWATANKOとしては、上記記事の内容に異はありません。本記事ではラップ口座を揶揄する意図であえて同じ「一任」という言葉を記事中で用いてしまいましたが、その名の通りの行動をとれば法令に抵触すると受け止められるかもしれません。

本記事における本意は家族の会話レベルでの助言やアドバイス、はたまた金融機関との対話への同行など大小、有形無形の親に対するサポートであります。ただこれとて形式や程度によっては法令に抵触するかもしれませんので、皆様におかれましてはゆくゆく慎重に行動されんことをお願いします。

また公に開示されるブログ記事において、今回のような誤解を招く表現を用いてしまったことについて、ご来訪いただきました方々にお詫び申しあげます。

なお本記事は不適切なブログ記事例としての反省と自戒を込めて、そのままにしておきます。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

たまたま視聴している時間帯が同じだからかいつも三井住友信託のTVCMを観かけます。佐藤浩市が教育資金贈与信託、遺言信託、不動産売買...なんでもお任せくださいと宣伝しているアレであります。その中には退職金などを主要とした資金の老後の運用も含まれていることでしょう。

前回記事にも書きましたが、金融機関に出向き、そうした資金の運用について相談すれば、ラップ口座を勧められる可能性が高いかもしれません。

ラップ口座のよくない点は以下の記事を読めば一目瞭然であります。

参照記事
ダイヤモンド・オンライン
山崎元のマルチスコープ ラップ口座が明らかにダメな4つの理由

その昔、WATANKOがリスク金融商品による資産運用を始めようかと、勤務先近くの野村証券に出向いた際に、やはりラップ口座を勧められました。

当時のラップ口座はまだ最低預け入れ額が10百万円からとなっており、そんなに高額をひとつの運用商品にいきなり任せられないと思い、購入する気はおきませんでした。もちろん高い手数料を嫌気したこともやめた理由のひとつです。

ひとたびラップ口座に資金を投じれば、果たして顧客が説明した許容リスク内でポートフォリオを組んでくれるのか。個々のアセット商品はコストが安いものを選んでくれるのか。

えてしてリスクが高い商品はコストも高いです。またコストが高い自社系列の商品が選ばれるということもありえるでしょう。そしてなにより顧客が想定している許容リスクを超えて投資させられる可能性があります。

さて、夏休みに実家に帰省した紳士淑女の皆さんにおかれましては、実家の父上・母上がこうしたラップ口座の勧誘に晒されていないか点検が必要です。

もし金融機関から勧誘されていたのであれば、そこが提案するポートフォリオに対して、ご自身が対案を作成してぶつけてみてはいかがでしょうか。

ラップ口座で用いられようとするポートフォリオとインデックス投資を実践する貴方のポートフォリオとを、想定されるリスク、必要となる年間コストそれでもって得られる期待リターンなどの切り口でもって比較説明します。

とくに年間コストのところは強調しましょう。リスクやリターンと異なり、コストはハッキリと断言できる比較内容であり、ご両親が老後の節約生活に留意しているのではあれば、一定の感度が期待できます。なおコストの説明をする際には%よりも金額の方、ご年配のご両親にとってわかりやすいでしょう。

さらにそこで、人に資産運用を丸ごと委託し、あれやこれやで手数料を支払うくらいなら、いっそ私(息子/娘)に運用を任せてほしいと願い出るのはどうでしょうか。

【2015/8/19追記】
冒頭にも触れましたが、親側が受け入れるか否かはさておき、このような行動を露骨に行うことは法令に抵触するおそれがありますので、ご注意願います。

たとえば住宅資金の借入において、金融機関から借り入れるのはなく、親から借り入れるという事例があります。借入金利を金融機関に支払うくらいなら、親に支払った方が良いという発想です。

資産運用においても同様に、他人に委託して手数料を支払うくらいなら、実の息子/娘に支払った方が良いという着想です。

ただもしも運用を任されたとしても、貴方がご両親から金融機関のような手数料をいただかなくてもよいでしょう。手数料分は勿論親孝行であることはいうまでもありません。

さらにこれは息子/娘にとってはなかなか聞き出しづらい両親の資産内容についての情報を引き出す機会ともなりえます。ついでに老後生活の収支計画づくりのサポートもできればなお良いでしょう。

(つづく)

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資産運用」カテゴリの記事

コメント

預金王さん

当記事にコメントいただきましたが、あやまって記事の追記更新に伴って誤って消してしまいました。すみません。

記憶しているコメント内容を元にお答えいたしますと、実の子どもでも親との対話が難しいというのは重々承知しています。

親子の対話が実りあるものにするためには、普段からのやりとりが重要でしょう。盆暮正月に会って話す程度では、何年も経ってしまえば赤の他人並みの距離感が出来てしまうのではないでしょうか。

両親との解合に向けた努力は、親孝行と同じくらい頑張ってみる価値があると思います。

この記事へのコメントは終了しました。

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