「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2015」がいよいよ始動しました
(恒例のイベント、始まる。)
個人投資家有志による毎年恒例のイベント、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2015」がこの度公表されました。詳しくはリンク先の公式サイトをご参照ください。
さて前年の記事でも書きましたが、この手の企画は継続開催こそがもっとも重要であり、今年も開催されるこのイベントの結果について、WATANKOは今から楽しみであります。
具体的に言えば、まず日本レコード大賞(古っ)がごとく投信ブロガーの支持を当年最も集めたファンドは何であるのかという興味・関心があります。
このイベントは過去8年間開催されておりますが、第1位を連続獲得した過去事例は2012年&2013年のバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)しかありません。その他は毎年第1位が入れ替わっております。
時には信託報酬の最安値記録を更新した新顔の先進国株式インデックスファンドが颯爽と第1位を獲得するケース、あるいは過去1位を獲得したファンドが堅い支持を得て再び第1位に返り咲くケースなど様々な結果がこれまでうまれてきました。
一方で2008年以降、外国株式のインデックスファンドが第1位を獲得するというジンクスも続いています。
さらにWATANKOには注目すべき点もあります。それは第1位を獲得したファンドだけでなく、WATANKOの予想外のファンドがランキング入りしたり、あるいは上位に食い込んだケースです。
そこには個人投資家の最新の商品選択のトレンドがあり、またそのファンドが支持を集めた理由から、WATANKOがそれまで気がついていなかったそのファンドの良いところを知る機会を得られるかもしれません。
今年は果たしてどんな結果がまっているか。前年同様、今年の注目点をあげてみます。
1.バランスファンドに対する支持はどう変動するか
NISAが始まった影響から昨年はバランスファンドが支持を集めてくると予想しました。2013年にトップ10入りしたバランスファンドはセゾン・バンガード・グローバル・バランスファンド(以下、セゾン)のみでしたが、2014年は予想どおりセゾンに加えてeMAXISバランス(8資産均等型)(以下eMAXIS)や世界経済インデックスファンド(以下、世界経済)がトップ10入りしました。(ちなみにWATANKOはこの3つを勝手に「バランスファンド御三家」と呼んでおります。)
今年はさらにこれらバランスファンドの支持は増えるでしょうか。セゾンは今般、信託報酬の更なる引き下げを行いました。またインデックス個人投資家ブログを拝見するとeMAXISや世界経済の積み立て投資を表明している人も結構目立ちます。
さらには御三家の他に、新登場した信託報酬0.34%(税抜き)というローコストなバランスファンドである<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)もまたどのようにライクインするか興味深いです。
2.第1位の有力候補は三井住友・DC全海外株式インデックスファンドか
これもWATANK0の勝手な予想ですが、先日、一般販売化された三井住友アセットマネジメントの確定拠出年金(DC)専用投信シリーズの中で最も注目されている三井住友・DC全海外株式インデックスファンド(以下、三井住友・全海外株式)が果たして第1位を獲得するか要注目です。DC専用投信の一般販売化、信託報酬はETFと同等の0.25%、先進国と新興国はこれ一本でOKと話題性の点からいえば、文句なしではあります。
ただ発売開始から日が浅いこと、いまのところ楽天証券のみの取り扱いであることから、インデックス個人投資家に対して認知度がどれだけ浸透しているかという点が第1位を狙う点においてやや心配材料かもしれません。(いや、たくさんの著名なインデックス個人投資ブログで取りあげられているから認知度はすでに十二分か。)
3.ちょっとだけ注目している三井住友・日本債券インデックスファンド
日本債券アセットクラスへの投資においては国債を選んでいるという人が多いかもしれません(もはやそれは無リスク資産としてポートフォリオとは別立てしているか)が、それでもあえてこのインデックス投信に注目してみたいです。理由は信託報酬が0.16%(税抜き)と非常に安いため他の同種ファンドと比べてリターンはどうなるかな、買ってみようかなとムクムクと考えている人がいるとしたら面白いからです。はたして今回の投票でランクインするか。
さて最後にWATANKOの投票行動ですが、このイベントはWATANKOがインデックス投資をちょうど始めた頃にスタートしたので初回から注目していました。2010年にこの駄ブログをスタートし、同年から投票を行っております。
WATANKOの投票におけるポリシーはただひとつです。それは実際に自分が購入・保有しているファンドの中から投票するファンドを選ぶということです。自分が買ってもいないファンドを選びたくはありません。身銭を切って買ったものの中から他人に推奨できるものを選びます。なおこれはWATANKO自身の行動原理であり、これと異なる投票行動を行う方々を揶揄しているわけではありません。あしからずであります。
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