先駆者たちの次の一手は何か


(頑張ってくださいよ。)
初代ロードスター(以下、NA)は1980年代以降に埋もれてきた「アフォーダブルなスポーツカー」というマーケットの掘り起しに成功し、北米をはじめとしてギネスブックにのるほど多くの台数を販売してきました。
当然ながら他メーカーのフォロワーも多かったです。しかしながら彼らがやったことといえば、初代ロードスターに対して差別化や付加価値向上と称して余分なアーキテクチャーを盛り込むモデル、あるいは既存のコンポーネンツを使いちょいちょいと比較的安めに仕上げたモデルばかりでした。それらはNAの本質から遠ざかるばかりのモデルあるいはNAの理想には到底近づけないモデルでありました。
やはり先駆者は偉大です。多くの人が願いながらもなかなか実現しなかったことをやり遂げた。失敗するかもしれないリスクをとった。その見返りとしてはマーケットを総取りしてもいいかもしれません。
自動車の世界で類例をあげればハイブリッドしかりです。ハイブリッドを世に始めて送りだしたトヨタのそのポジションは盤石でしょう。さてその次はといえばまともなEV、そして自動運転あたりですが、はたしてどこのメーカーが実現するのか。
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インデックス投信の世界もまた眺めてみると、先駆者の功績は大きいです。
個人投資家はリターンを求めて投資信託を購入しますが、運用会社はやれ販売手数料3%だ、信託報酬1.5%だと、顧客に対して彼らが求めているリターンの水準を引きずり下げるがごとく高いコストを負担させてきました。
それがインデックス投信の場合、SMTシリーズが発売された2008年あたりから潮目が徐々に変わりはじめ、そのコストは徐々に下がり始めました。それをしかけた住友三井トラストアセットマネジメントや、追随した三菱UFJ国際投信はインデックス投信において間違いなく先駆者であったでしょう。
彼らはその先駆者ゆえに得られた収穫はあったでしょうし、その確固たる地位を築いたゆえに今後も順調に資金流入を伸ばしていく素地はあったでしょう。・・・なにせ薄利だからどんどん販売をのばしていかないと。(こそっと追記)
しかし彼らは自社のローコスト投信にほんの少しばかりあぐらをかいてはいなかったでしょうか。
SMTがあるから、eMAXISがあるからDC専用投信の一般販売化は不要。古典的な教科書的な物言いではありますが、マーケティングの4Pのうち今後は商品バリエーション(Product)、チャネル拡大(Place)、プロモーション(Promotion)を強化していけばよい。これ以上のコスト競争(Price)は不要と判断してきたのでしょうか。
しかし彼らはローコスト投信の先駆者としてその地位を築き上げて、そして獲得してきた果実が、今度は次の先駆者(DC専用投信の一般販売化による更なるローコスト投信を展開した運用会社)によって根こぞぎ持っていかれる状況に陥りかねなくなっています。
以上、住友三井トラストアセットマネジメントや三菱UFJ国際投信に対してちょっと厳しめのことを書きました。後講釈でなら如何様にでも相手の失点をあげつらう事ができる。外野が何を偉そうに言うのかというコメントが飛んできそうであります。
ただWATANKOとて長年これら運用会社の商品を購入してそのローコストのメリットを享受してきたわけでありますし、これからも運用会社同士が切磋琢磨して競争力ある商品をどんどん展開してほしいです。その意から住友三井トラストアセットマネジメントや三菱UFJ国際投信の今後展開に関して、ささやかながらこの駄ブログにて検討してみます。
(つづく)
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