健康維持もまた節約のひとつ
(毎日病院。昨日は内科。今日は整形外科。明日は神経外科)
WATANKOの周辺に限定した都市伝説ですが、10月になると居酒屋の売上が一時的に減少する現象が見られます。(繰り返しますが、WATANKO周辺に限定した都市伝説です。)
なぜなら企業による従業員向けの秋の健康診断シーズンが到来し、普段不摂生を続けている中年サラリーマンが診断の各種測定や検査結果により「要再検査」とレッテルを貼られないようにお酒を控えたり、やおら運動に力を入れたりするなど体調を整えるからです。
またWATANKOは月に1~2回、妻と一緒にリフレクソロジーに行きます。たいては足裏とボディをマッサージしてもらうのですが、先日施術してもらった時には足裏がどこもかしこも大変痛くてまいりました。理由を思い辿ると最近、かなり飲酒、寝不足と不摂生が続いたことに行きつきました。体は正直です。若い頃なら多少の無理も身体が吸収してくれましたが、今や足裏(体調)にてきめんに現れてきます。
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定年あるいはあわよくば早期リタイアを実現しても、健康が維持できなければようやく訪れたハッピータイムに欠け目が生じます。
例えば血圧が高い、糖尿病にかかる、痛風がひどい、腰や膝が万年痛い、手足が思うように動かなくなるなど色々と身体にダメージを抱えていては、将来のリタイア生活において家計で悪影響が生じます。
▼薬代や治療費、検査費用が頻繁にかかるようになります。さらには通院の交通費もバカにならないかもしれません。さらには入院費や手術費用がかかるようになれば家計への圧迫は甚大です。
▼手足が不自由になれば自宅に手すりやスロープをつけたりバリアフリーに改装、ヘルパーさんに家事手伝いにきてもらうなど病気や四肢の不自由へ対処するコストは雪だるま式にふくれあがります。
▼健康不安や民間療法に凝ったりすればそれらに関連する商品の購入、サービスの利用にお金をかけるようになるかもしれません。青汁を毎日飲むくらいならまだしも、健康器具を買い漁ったり、健康セミナーに通いつめたりと、何かにすがるように段々と健康に対する効能が怪しい方向へと出費がシフトするおそれがあります。
リタイアを迎えた時に、自分自身の健康状態がどれほどのものか。疾患を抱えており、上述のような出費(中には怪しいものも含めて)を家計において強いられるようでは老後の生活費の高止まりに繋がります。へたをすれば食費よりもこれら医療関連費の方が多くになるかもしれません。しかもこれら医療関連費は老後の家計が苦しくなっても健康維持のために削ることが難しい支出です。
老後の家計負担を減らすためには、若いころから浪費をおさえた家計を維持して貯蓄に励むことも勿論大事ですが、あわせて健康維持に必要なコストがかからない身体を維持することも見落とせないポイントです。
健康維持もまた節約のひとつです。
考えても見てほしいです。若い頃に好き放題、身体に不摂生なことをした結果、高齢になって慢性的な病気をわずらうならばそれは一種の自業自得かもしれません。
しかしそのような場合と異なり仕事における長年の激務の結果、身体を壊してしまっては元も子もありません。激務の結果、収入があがりお金を貯めるができても、病気を患ってしまい今度はその治療のために貯めたお金を費やすとはあまりにも虚しすぎます。
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また身体に疾患を抱えることは医療関連費が嵩むだけでなく、治療のために時間がとられたり、長期の泊まりがけ旅行ができなくなる、食事や生活習慣がかなり制限されたりするといった時間面・行動面での制約も引き起こすことでしょう。
身体が思うように動かないことや痛みのために旅行や外出する意欲そのものもまた減退します。それは刺激の乏しい生活となり、精神の活性を損なっていくかもしれません。
次にひつじ年を迎えるとき、この駄ブロガーは定年を迎えます。心身健康なまま、リタイアまで無事たどり着くよう摂生と運動を継続せねばなりません。
(あとがきにかえて)
「老後になると逆にハイコストな生活が欠かせなくなる。ああ、それに備えるとなればインデックス投資ではリターンが少ない。やっぱりアクティブ投資、海外不動産投資、ワイン投資だ。」
よもやこのように考える個人投資家はいないと思います。不確実なリターンにすがるよりも、確実なローコストをまず志向しましょう。
あれ、投資信託選びと似ているナア。
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
健康維持は大切ですよね。
体は1つしかないので代替えできないし、お薬代や通院代も意外に出費となります。
投稿: おひげ☆ぼーぼー | 2015年10月25日 (日) 12時17分
おひげ☆ぼーぼーさん
コメントありがとうございます。
記事にも書きましたが、治療にかかる直接のコストに加えて様々な間接コストがかかります。WATANKOの周辺の事例だけ見ても相当なものです。
本人や配偶者だけでなく兄弟子供にも何かと頼れば、そちらにも波及します。
投稿: WATANKO | 2015年10月25日 (日) 13時34分