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2015年11月28日 (土)

(続)フィアット124スパイダー登場。その価値がわかるイタリアンよ、とくと堪能あれ

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画像引用元:Responce

(イタリアンも待望のオープン2シーター)

NDのシャシーを使って21世紀に甦ったフィアット124スパイダー。さてそのデザインは好みの側面もありますが、ハードウェアとしてはどうでしょうか。

124スパイダーはNDのシャシーを使っており、タイヤサイズも同じであることから運転した感触はNDを大差ないと想像されます。そんな中でNDとの最大の違いはエンジンがフィアット製の直列4気筒の1.4リッターターボエンジンが搭載されることです。このエンジンは150ps、25.4kgmとND(131ps、15.3kgm)と比べてパワーはさほど差がありませんが(10psくらいは事実上無視できる。)、ターボエンジンゆえトルクの差は大きいです。

25.4kgmというと私が保有するE90(218ps、27.5kgm)とトルクは同等ですが、E90の車重は1,540kgに対して、124スパイダーは1,000kg台と思われおよそ3分の2です。これならばE90以上の加速力が期待できます。0-100kmは7秒台でしょうか。

もちろんながらNDは動力性能では124スパイダーに対して勝ち目はありません。たとえNDが北米仕様の2リッターモデルでも155ps、20.0kgmであり、やはり124スパイダーの方が上回っています。NDではなく124スパイダーを選ぶ最大の理由はこの動力性能かもしれません。またさらにフィアットはさらにハイパワーなアバルトモデルも計画している模様です。

しかしながら、世の中には124スパイダー程度の速さを備えるモデルはごまんとありますことも申し添えておきましょう。(NDオーナーの悔し紛れの発言?)

詳しい紹介記事はこちらをどうぞ。

Autoblog
フィアット、「マツダ ロードスター」に独自のデザインとエンジンを与えた新型「124スパイダー」を発表


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さてこのフィアット124スパイダーははたして売れるでしょうか。絶対的な販売台数はND同様に多くは望めません。問題はメーカーの想定した台数がはけるかというところです。

今や世界の若者層が注目するモデルはB~CセグメントのSUV/クロスオーバーです。これが新しさ、使い勝手の良さ、モダンでスポーティであることをふんだんに演出したモデルです。

いまや同じフィアットであっても若者の注目度は124スパイダーよりもSUVモデルの500Xの方が圧倒的に高いかもしれません。

500Xとならべると124スパイダーの魅力がなんと伝統的すぎることか。そこを理解し、価値を認めるのは若者ではなく中年・シニア層かもしれません。そのような層こそはかつて旧124スパイダーのような車に憧れたまたはかつて所有した経験がある人々でしょう。彼らにとってはセリアAのサッカー選手が高級なドイツ車やイギリス車に乗っていようがいまいが、コンパクトな2シーターの魅力を十分に理解して購入にいたることでしょう。

この新しいフィアット124スパイダーはたとえエンジンが異なってもそのパッケージがもたらす人馬一体感はNDと大きく変わりはありません。

●グラム作戦で削りに削った軽量ボディ
●前後重量配分50:50のフロントミッドシップレイアウト
●セグメントに似つかわしくないほど贅沢なサスペンションがもたらす操安性
●世界一開閉しやすい幌

ドイツ車や日本車に代表される機械的信頼性と品質+ラテン系のデザインはそれぞれの得意分野を組み合わせた理想形ともいえるコラボレーションです。(私が好きなランボルギーニ・ガヤルドも同様)124スパイダーもそのような1台でありましょう。

さあイタリアンよ。あなた方の記憶に刻まれたフィアット124スパイダーが、日本の自動車メーカーが丹精込めた自動車エンジニアリングを下敷きにして甦りました。

このオープン2シーターがもたらす福音をとくと堪能してくだされ。

(あとがきにかえて)

「半沢直樹」に続く、池井戸潤原作のドラマ「下町ロケット」が視聴率好調で人気のようです。WATANKOも最初は斜に構えて見始めましたが、ビジネスマン目線の熱い展開につい引き込まれてしまいました。その中で世界に負けない日本の品質を説くくだりを見て、今回記事の結びの言葉を思いつくに至りました。

熱い信念のもとに培われた技術でもって作られたMade in Japanを代表する一品として、マツダ・ロードスターのみならずこのフィアット124スパイダーを、この自動車好き駄ブロガーは是非とも推したいと思います。

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自動車」カテゴリの記事

コメント

混血スポーツカーといえば昔から個性派ぞろい。

クライスラー・クロスファイアとか名車でしたね・・

工員さん

コメントありがとうございます。

クロスファイアですか!今となっては自動車メーカー400万台クラブ幻想によるM&Aが生んだ徒花の一つですね。

ちなみに私は長年、クライスラーの魅力がわからず悩んでおります。工員さん、ご存知でしたらご教示ください。

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