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2015年11月22日 (日)

(続)たわらノーロード 日経225登場-でもまだバットを振っちゃあいかん【追記あり】

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(まだバットを振っちゃあいかん)

(前回からの続きです)

DIAMアセットマネジメントから低コストなインデックス投信のたわらノーロード(シリーズ)の第一弾として、日経225に連動するインデックス投信が信託報酬0.195%(税抜)にて発売されることになりました。

低コストな商品を願う市井の個人投資家としては、願いに応えて発売された新しい低コスト商品を早速購入して、運用会社のマーケティングに応えたい(=さらに市場のニーズに合致した展開を期待したい)ところです。

しかしながらいたずらに保有商品や証券口座を増やしたりすると、のちの管理が面倒になります。しかもそのうちに一部の商品や口座を保有・維持する意義も薄れる事態にもなるかもしれません。(例:A商品はB証券でしか取り扱っておらず、B証券口座を追加開設するも、ほどなくもともと口座をもっていたC証券でも取り扱い開始)

そうなると不要不急なのに商品を売却したり、口座を整理したりと余計なことを考えがちになります。

大丈夫です。まだあわてるような時間ではありません。

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定番的な切り口を引用しますが、商品をマーケティングの4P(Product、Price、Place、Promotion)からみれば、インデックスファンドの場合、同じインデックスに連動する商品である以上、Product(製品)自体では差別化がほとんどできず、同質的な商品による競争となります。

このように同質的な商品を売る場合、その他の3つのマーケティング要素で競争力を少しでも発揮させるしかありません。しかしこれは換言すれば商品自体の開発・改良を伴わないので、3つの要素のもっていき方によって、その商品の市場での優位性が容易に変動することが予見できます。

それゆえにインデックスファンドもまたPrice(値段)、Place(販路)、Promotion(販促)によって優位性を一気に高めていくことが可能であります。またその逆にあっというまに他社商品にひっくり返される事態もありえます。昨日のチャンピオンは明日にはフォロワーになるかもしれません。

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さらに同じフィナンシャルグループであっても競合はお構いなしという環境も、顧客からみれば商品展開にプラスに働いていることでしょう。

三井住友アセットマネジメント(以下、三井住友)と三井住友トラストアセットマネジメント(三井住友T)はともに三井住友グループに属しています。みずほ投信投資顧問(以下、みずほ)とDIAMアセットマネジメント(以下、DIAM)は同じみずほグループの一員といえるかもしれません。

ところが三井住友TがSMTシリーズ、みずほがブラックロックと組んでi-mizuhoシリーズを展開する一方で、同グループの三井住友やDIAMが彼らにお構いないしどころかこれに対抗せんばかりのマーケティングを仕掛けてきます。

運用会社はじめ金融機関なるものは同じフィナンシャルグループになったといえども、経営統合前の系列が異なればいつまでたっても他人様(合併して一つの会社になった後も社内では“たすき掛け人事”が長らく続きます。)であり、事業展開上、競合することに対しても躊躇はないように見えます。

さらに金融機関は前例のない取り組みには実績がないため慎重になりますが、一方で横並び意識も相当なものです。もし他社が新しいマーケティングを展開して、一定の成果を収めたとあったならば、早速臆面もなくその他社に追随したマーケティングをとることもしばしばです。「他社にできて、どうしてウチができないのか。」

このように同じフィナンシャルグループ内でも競合先が存在し、かつ横並び意識が強いという金融機関の特性が、今後もインデックス投資の低コスト競争に拍車をかけることをWATANKOは期待しています。

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というわけで、たわらシリーズが信託報酬の最安値を更新するインデックス投信を出してきたからといってすぐに飛びつく必要はありません。


●たわらシリーズのラインナップはどこまでか。ひとつひとつがインデックス投信としての運用に懸念点はないか。

●販路はどうなるのか。とくにネット証券の取り扱いはどこまでか。

●ネット証券の場合、ポイントサービスの適用はどうなるのか。

●たわらシリーズに対するニッセイや三井住友の対応の有無、内容はどうであるか。

これらの動きが一通り判明してからの購入判断で十分ではないでしょうか。打席に立った(資産運用を始めた)からといってピッチャーの初球を必ずたたく必要はありません。

新しく低コスト商品を発売してくれた運用会社の期待に応えたい気持ちはやまやまでありますが、ちょっと様子見でもいいでしょう。


【2015/11/23追記】
三井住友アセットマネジメントは生保+銀行系、三井住友トラストアセットマネジメントは信託銀行系と同じ“三井住友”と称しながら全く別のホールディング・カンパニー下にある金融機関でした。三菱系は銀行系と信託銀行系は同じホールディング・カンパニー下にあったので、三井住友もてっきり同じかと...。ああ、金融業界のプレーヤーのなんと多くて複雑な事情ありき事よ。謹んで補足させていただきます。

三井住友アセットマネジメントと三井住友トラストアセットマネジメントは他人様同士らしいので遠慮なく今後もガチ競合してください。

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