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2015年11月12日 (木)

水道光熱費が支払えない親達【Refrain 2015】

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最初にお断りしておきますが、日頃から「とにかくお年寄りは大切にしよう」という強い信念をお持ちの方には、今日の投稿記事はお気に召さないかもしれませんので、とばしていただけるとありがたいです。

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WATANKOが住んでいる地方都市は、他の地域同様それなりに高齢者が住んでおります。なかでも近所に住む高齢者の中には、なかなかつらい経済的な現実に直面しているという話も時折聞きます。

<事例1 近所のBさん家庭>

現在60歳半ばの夫婦二人暮らし。15年くらい前に建てた住宅(結構な大きさ)のローンがまだまだ残っている模様。

夫婦共にいまも一応働いていますが、家計にとってローンの負担が重く、水道光熱費や固定資産税の支払いに廻す資金にも事欠く状態です。

そこで既に結婚してよそで暮らす娘が、この高齢夫婦の家の水道光熱費や固定資産税などを当人達に代わって支払っている始末。息子に至っては風の便りで結婚したというが、一切実家には寄り付かなくなってしまいました。

<事例2 近所のCさん家庭>

現在70歳半ばの夫婦二人暮らし。20年前に親族に建ててもらった小さな一軒家に住んでいます。

この夫婦のうち、夫には年金受給資格がなく、昔働いていた妻に支給される年金+夫婦それぞれのアルバイト代が現在の収入源となっている。収入はそれほど多くなく、生活はギリギリです。

ところがそんなギリギリの生活をしているところで、夫の浪費癖でクレジットローンを抱えてしまう。夫のアルバイト代の大半がローンで消えることになり家計も非常に大変。最近は近所に住む一人息子(既婚、2児あり)がこの親夫婦の家の水道光熱費や医療費を肩代わりしています。

地方都市(というかほぼ田舎)の中には昔から住んでいる集落、隣組の集まりがあり、その内輪の中では上記のような他人の家庭の事情情報まで飛び交っている始末です。なにせこのような地域では普段話題が少ないですから、ちょっとした話でもすぐ茶飲み話として広がってしまいます。(おおっ、怖。)

60歳半ばで住宅ローンを抱えるBさん家庭。

浪費癖がぬけずクレジットローンに苦しむ70歳半ばのCさん家庭。

このBさんやCさんは水道光熱の供給が止められる(=ライフラインを絶たれる)瀬戸際にきているという状況にもかかわらず、自立的な改善の対策がほとんど打てていません。

Bさんは分不相応な家の購入、Cさんは浪費癖とそれぞれ自己責任があるということは明白ですが、気の毒なのはBさん、Cさんの子供たちです。

世間では、子供たちがいつまでたっても自立せず親にパラサイトしている話をときおり聞きますが、これらの事例は逆に、家庭を持ちこれから何かとお金がかかる子供たちが、一方で親を必死に支えている姿といえます。

「子が、自分を育ててもらった親を助けるのはあたりまえ」という伝統的な考え方があるかもしれませんが、このままでは親の家庭と子供の家庭が共倒れになるおそれもあります。(例えば、水道光熱費の負担だけでなく、これらの親が要介護状態になったら...と思うと大変です。)

そして、このような(親のだらしなさを尻拭いしてもらうという)事態に備えて親は子供を産んで育てたとしたら、私にはそれもとても悲しい話に聞こえてきます。

子ども達の経済力は親に対してではなく、子ども達の次の世代、孫に向けられるべきものです。

子どもは親からもらったものを親に返すのではなく、同じか、できれば少し色をつけて自分の子供に与えていく選択肢をとるべきであります。

したがい世の親に対しては、子どもに過度に経済的な負担をかけるなと言いたいです。(現実的には多少は仕方ないかも知れませんが。)

現在の親世代が生きてきた時代は高度成長期とその残光の恩恵を享受できた時代です。一方で現在と未来を生きる子どもや孫世代にとっては、このような右肩あがりの時代とは異なり、仕事面や生活面で不透明で困難な時代が待ち構えているかもしれません。(それを作ってしまったのも親世代の責任でもある。)

そんな子ども達に対して個々の親がこれからできることといえば、そう多くないかもしれません。ですからせめてその一つに「極力、子供の世話にならないこと」を掲げてほしいと思います。そうでなくとも認知症や重い病気・怪我にかかるなどすれば子ども達の負担は不可避なのですが、そのような負担をミニマイズするのは親の責務ではないでしょうか。

妻とこのテーマについて時折話すことがありますが、妻は私以上に子どもの世話にはなりたくないタイプです。妻の両親も妻と全く同じ考えであり、妻は両親からそうした考えを受け継いだのかもしれません。

翻ってBさん、Cさん

この二人の家庭は、かなりシビアな緊縮家計生活にシフトするなどの対策を打つ必要があります。しかし所詮は他人の家庭なので、外野が心配したところで何もできません。

せめてBさん、Cさんの子ども達が抜本的な対策の必要性に気がつき、自分の親たちの生活管理に関してイニシアティブをとることができることを祈るだけです。

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最近話題の下流老人という言葉で、昔の記事をひとつ思い出しまして再掲しました。

WATANKOの身の回りではもう十数年前から、生活が破綻しそうな高齢者家族をたくさん見かけてきました。上記に事例したBさん、Cさんの他にも身障者の息子を抱えて死ぬに死ねない老親や、父親の年金に頼って仕事も満足にせずフラフラしている40代夫婦など子供が親に負担をかけている結果、生活な破綻しそうな家族の事例もまたウヨウヨあります。

自己責任の範疇と公共の福祉との間の境界線を定めることは難しいですが、少なくとも高齢者が若い世代に大きな負担をかけるような社会にはなってほしくはありません。貧困にあえぐ高齢者を救うには、せめて同じ世代の高齢者が租税公課を通じて支援の手を差し伸べる方がナンボかましではないでしょうか。

この記事を初回投稿した4年前からさらにまた高齢者に近づいたWATANKOですが、強くそう思います。

さて、これで今年のRefrain記事はおわりです。4回のRefrain記事は過去記事の再掲とはいえ、いつもより多くのアクセス数を頂戴しました。来ブログの皆様、ありがとうございます。

駄ブログは次回から通常運転再開です。

ややっ、ニッセイアセットマネジメントに動きあり。

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