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2015年12月15日 (火)

(続)不要不急の道路拡幅お断り

A1130_000380

(前回からの続きです)

市役所の土木課の担当者がやってきて、赤道を拡幅する計画があるので隣接土地所有者であるWATANKOと境界確認をしたいとのこと。

計画の概要を聞き出したWATANKOは、その内容に対して早速、自身の見解と要望を担当者にぶつけてみました。

●疑念だらけの計画

1)だれがどの程度要望しているのか

なんと8年を経てゾンビのように残っていた陳情を今更なぜ浮上させようとしているのか。おそらく現在の区長はもう別の人に変わっていると思われますし、拡幅を希望している地元住民がどれだけいるのかもよくわかりません。

まさか「ないよりはあった方がいいね」程度の希望で道路拡幅をするのでしょうか。

2)拡幅の必要性がよくわからない

前回掲示したポンチ絵を再掲します。

20151214

上図をみるとわかりますが、赤道は国道からわずか50m~150mしか離れていないところにあり、しかもたった300m程度の区間を自動車が往来できるように拡幅するものです。

国道からうんと離れたところに渋滞回避のために一定の距離のバイパス(迂回路)を設けるなら便利かもしれませんが、たった300mのバイパスをなぜ作る必要があるのでしょうか。

3)開発行為でかかった工事費用はどうする

WATANKOの所有地を田畑から造成工事によって駐車場に仕立てる際には開発行為として扱われました。開発行為の申請に対して許可をもらうためにWATANKOは隣接する(自分の所有地ではなく公道である)赤道の整備、舗装や排水ルート確保まで抱合せで要求され、その工事費用まで負担しました。

今般、道路を拡幅するのであれば、WATANKOが負担した工事費用について市はどう考えているのでしょうか。

4)賃貸先にかける迷惑

WATANKOの所有地はすでに賃貸事業に供されており、いまさら土地の一部を削り取り、市に譲渡するとなると賃貸契約先との交渉、契約更改のほか工事中に迷惑をかけることや、そもそもスペース縮小のデメリットを与えることなど様々な負担と不便をWATANKOのみならず賃貸契約先にも与えることになります。

WATANKOとしては賃貸契約先をまきこんでそこまで労をとる動機が見当たりません。

5)拡幅のルートの検討は十分か

WATANKOの所有地に対して赤道は挟んで反対側は小さな畑であり、あまり耕作、作付がなされてはいません。ブロック塀で囲んだWATANKOの所有地を削り取るよりも反対側の畑の方を拡幅スペースに充てる方が容易かと思われます。

その畑のみならず赤道の周辺一帯は空き地になっており、拡幅スペースの確保はいろいろと検討ができそうです。なぜにわざわざWATANKOの事業供与地を削り取るという難易度の高い選択をするのか。

●補償はするというものの

上記1)~5)の疑念を市役所の担当者にぶつけると、先方は「いちいちごもっともである。まだ計画中であり、WATANKOが指摘する3)、4)に関しては一般的には補償をするなどして対応することが考えられる」との回答です。

いまひとつ紋切り的であることが否めない担当者の回答に対してWATANKOは以下をきっぱりと伝えました。

「所有地を造成するにあたって払った費用と労苦を考えれば、WATANKOとしては補償の内容は相当つり上がったものでないと合意はできません。」

「そもそも一番の要望は不要不急の道路拡幅お断りです。もし実行するとなれば最低でもWATANKOの所有地を削り取らない形での拡幅ルートへ変更することを要望します。」

「よって現時点での計画内容の検討促進へとつながる境界線の立ち会い確認についても、お断りします。WATANKOの所有地を削り取らない形での拡幅ルートに変更後であれば今後協議に応じます。」

●今後どうなるか

来訪した市役所の担当者は結局、WATANKOの要望を聞いて帰って行きました。先方も現在の計画ではWATANKOが事業用に供している所有地の一部を削りとる内容なので、まずはWATANKOの反応を見に来たのかもしれません。

これに対してWATANKOは遠慮なく自身の見解と要望をぶつけて持ち帰ってもらいました。

市役所が今後どのような対応をとってくるのか。その時期も内容もまったくわかりませんが、誰がどの程度要望しているのか、またその必要性もよくわかない道路の拡幅については不要不急と判断し、お断りであります。

さてこの話、次なる展開があればまた記事にする予定です。


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コメント

どうもこんにちは。コメント欄にて失礼いたします。私はBIG TOMORROWという雑誌でライターをしている田嶋と申します。WATANKOさんを弊誌で取材させていただけないかと思っております。つきましては取材概要をお送りしたいので、私のメールアドレスに一度メールをいただけませんでしょうか。取材概要をお伝えさせていただきます。何卒、よろしくお願い申し上げます。

田嶋様

お知らせいただきましたアドレスに返信致しましたので、宜しくご確認願います。

「境界立ち合いを断る」というのはやりすぎではないでしょうか?

私は隣地に境界明示確認をお願いして断られた側なのですが、隣地を侵食するわけではなく、境界をはっきりさせましょうというお願いを断る考えやその根拠が知りたいです。 

WATANKOさんの表現では、「計画内容の検討促進へとつながる」ので立ち合いは断るなのでしょうが、境界立ち合い確認までは応ずるのが隣地としての義務だと思います。

私の場合、ほかの場所で明示が必要だったのでついでに明示しようとしただけなので
断られても特には困らなかったのですが、おそらく今後土地の境界確認が必要になるのは隣地のほうが可能性が高く、もしその時がきたら明示はお断りしようと思っています。

(無記名)さん

コメントありがとうございます。
(できれば返信相手特定のために今後はHMを記入願います。)

WATANKOも個人でも法人でも境界確認立ち合いを依頼されれば、これまでほとんどの場合これに応じております。

しかし今回は、市役所がその後にすすめようとしている計画内容を知り、それがWATANKOに少なくない譲歩とそれに伴う多大なる労苦を強いるものであることが明白であります。
それでも公共の福祉に大いに貢献する計画であれば義の心のひとつの動きようもありますが、市役所が計画する拡幅工事については記事に書いたとおりその意義について大いに疑義をもっております。

よって反対の意思表明を早速発信しました。すでに駆け引きは始まっています。

あなたが相手から「隣接する私の敷地に店舗を建てたいのだけれど駐車場スペースが足りないから、あなたの賃貸アパートを建てている土地の一部を削ってほしい。」と相手の都合だけの無茶ぶりな要求をされて、先ずは境界確認くらいならOKですよと、これに応えますでしょうか。

それでも実際のところ、WATANKOはかつての開発行為の申請にともない詳細な測量図面を市役所に提出済みですので、市役所は本気で計画を内部で検討しようと思えば十分な情報を既に所有しています。

曖昧な道路計画は断るべきでしょう。

知り合いの老人は建て替え時に道路課職員の曖昧な誘いに応じ軽い気持ちで捺印してしまったところ、老人は道路承知で家を建て替えたとされてしまった。確認されたとされる内容は、幅6M道路のため老人は自分の土地8M分を市に寄付したとされていました。

軽い気持ちで市役所の誘いに応じたため、老人は自ら市の計画に合意したとされたり、道路は確定されたとされたりして、10年以上市とのガタガタが続き、実は不要だった境界確認で随分苦労してきました。

わが市に比べて、WATANKOさんの市役所は正直者に見えてしまうくらいです。

道路を認定する計画の順は定まっており、計画を進める前に、道路境界を確定する前に、市議会が公共の福祉を確認することは決まっている筈です。この順序に逆らい、地主の権利を先に譲ってもらおうとする道路課職員に要注意。

確認内容は所有権堺のみであれば、無記名さんの話に一理はあるが、所有権境のみならず、民地を譲りセットバックの土地を道路として市に寄付するといった約束も自ら確認したと責められる恐れもある。建て替え時には地主の立場は市に対して弱く、一度境界確認をしてしまった後は、確認の際市の計画にも合意したかどうか、セットバックにも合意したかどうかの解釈は市が一方的に下す判断です。 

SuzuAiさん

事例紹介ありがとうございます。

参考にさせていただき、今後も用心深く行きたいと思います。

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