【不動産投資DEAD OR ALIVE 第0話】はじめに
(DEAD OR ALIVEなんて大げさかもしれない?)
個人の資産形成の手段として、株式投資とならんで話題にあがるもののひとつに現物の不動産投資があります。
株式投資においてはそのリスクを推し量り、リスク許容量の範囲内で投資を行うことが鉄則であります。
不動産投資においても同様にリスク(もっぱらダウンサイドのリスク)を推し量り、リスクの具体化によって最悪どれだけリターンが棄損するのか見積もることが投資を始める際には必要でありましょう。
ただ株式投資の場合にはリスクについて標準偏差モデルがあり、しっかりと定量的、一元的な捉えた方ができます。しかし一方で不動産投資については、証券投資とは異なる様々なリスクがあり、簡単にはいきません。
ではそのリスクとはどんなものがあり、その対策についてはどうしたらよいのか。
巷にあふれる不動産投資本には空室率の増加や修繕費の資金不足などが紹介されています。ではリスクの把握はそれだけではたして十分でしょうか。
たとえばWATANKOなら大雨が降っただけで潜在的なリスクを感じてしまいます。
そこでWATANKOの不動産投資及び賃貸業から得た経験、同じく不動産投資を手がけている友人知人が経験した事例、不動産業者その他から伝聞した話から信憑性が高いと判断した内容などを元に、不動産投資の様々なリスクと対策についての記事をUPしていきます。
記事のシリーズタイトルは「不動産投資DEAD OR ALIVE」
信用取引の場合等を除き株式投資における損失のMAXは投資金額全額までにとどまります。株式を100千円買えば、被害はMAX100千円までです。
しかし不動産投資については1件あたりの投資金額は概して大きく、そしてトラブル次第によっては大きな金銭的な痛手を被ることがあります。
またサラリーマンであれば毎日退社後は仕事を忘れて暮らすことが可能ですが、不動産を所有し、ひとたびトラブルに見舞われると時間的、心理的にその対応におわれます。
不動産投資とは単に収支だけでなく、個人の生活にまで大きな影響を及ぼすかもしれません。
まさに日々の生活において「生きるか死ぬか(=DEAD OR ALIVE)」というインパクトを与えかねないのが不動産投資であります。
なおこのシリーズで書き綴る内容は、統計的に裏打ちされた事象ではありませんし、しょせんは個人の体験談の集積にすぎません。またWATANKOの不動産投資における単なる”しくじり”記録に過ぎないかもしれません。
しかし新しく不動産投資をはじめようとする個人投資家または逆に不動産を賃貸する個人にとっても当シリーズ記事から1パラグラフでも1フレーズでも自己の不動産投資or賃貸において有用な部分を見つけてもらえれば幸いであります。
記事は月1~2回のペースでUPしていきます。
ではまず次回タイトルの紹介です。
第壱話「契約書なんてただの紙切れ。頼りになるのはお金だけ」
契約書の虚しさと儚さについてお伝えしたいと思います。
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