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2016年1月30日 (土)

2016年1月末運用状況

2016年が始まり早1ヶ月が過ぎようとしています。年明けから中国市場の下落と油価の下落が続いており、そこから新興国市場を中心として株式市場全体の下落を引き起こしております。日経平均もまたズルズルと下がり続けました。と言っても昨年夏の世界同時株安のころの水準(1万7千円台半ば)であり、リーマンショックの頃のような水準ではありません。マスコミの報道等に接して漠然とした不安を抱えることなく、冷静に指標を捉えるべきでしょう。

さてインデックス投資を始めて7年11か月が経ちました。2016年1月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは117.27円/ドルです。
◆投資待機資金には以下が含まれます。
購入元本:インデックスファンドの売却により回収した元本、年度ごとに新たに投資に廻す資金評価額及び評価損益:インデックスファンドの売却により確定した損益結果及び税還付額等。
なお日本債券アセットに属する極低リスクのインデックス投信(暫定的な所有分も含む。)や外貨MMF、SBIポイントで還元された現金もここに含みます。
◆NISA枠にて購入した商品も含みます。

◆評価記号の内容は以下です。
◎:+25.0%~
○:+15.0%~+25.0%
△:+15.0%~+ 5.0%
▲:+5.0%~ ▲5.0%
×:▲5.5%~

201601314

売却済みファンドの履歴は以下のとおりです。

201601315

続いてバランスファンドに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。

201601316

さらに「わたしのインデックス(my INDEX)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに過去平均リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●過去平均リターン
5.5%(5.9%)

●リスク
12.3%(12.5%)

●シャープレシオ
0.45(0.47)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●購入元本+投資待機預金元本分
68,000千円(68,000千円)

●評価損益+確定損益分
28,073千円(32,827千円)

●運用期間
95ヶ月(94ヶ月)

●元本平均残高
45,234千円(44,991千円)

●平均年間利回り
7.8%(9.3%)

<概況>
株式アセットクラスはどれも評価損益率が大きく悪化しています。前月12月末から今月1月末の評価損益率の変動は次のとおりです。

日本株式  82.7%⇒68.4%(▲14.3pt)
先進国株式 59.0%⇒44.4%(▲14.6pt)
新興国株式  4.1%⇒▲5.5%(▲9.6pt)

しかしWATANKOのポートフォリオ全体では48.3%⇒41.3%と▲7.0ptですんでおります。これはポートフォリオのうち現金と債券の合計で4割強を占めていることが緩衝となっているためです。とくに米国の利上げにより、保有するBNDの基準価額の下落が一時心配される向きもありましたが、現状で価額は安定して推移しています。

なお株式市場は日経平均を例にとってみでも1日で2~3%程度動くことはザラであります。それも思えば▲7.0ptなぞ、WATANKOにとっては全く慌てる水準ではありません。

それに下落した株式アセットクラス=バーゲンセールに突入であります。

本当の「積み立て投資」はこれからです!

(あとがきにかえて)

来月末でインデックスファンドの積み立て投資を始めて満8年、ブログを開設して満6年になります。

何事にも飽きっぽいWATANKOがインデックス投資とブログをここまで続けてこれたのも、インデックス投資家たる諸先輩方の著名ブログに触れたり、当ブログにお越しいただき、コメントいただいた皆さんのおかげです。ありがとうございます。

さてところでWATANKOは毎年、年明けから3月末まで勤務先での仕事が忙しくなり、ブログ更新も滞りがちになります。インデックス投資はほったらかしでもOKですが、ブログ更新はそうもいきません。時間をやりくりしてなんとか記事を書き続けます。

もしも貴方が帰宅途中の電車に中で、携帯ワープロのPOMERAを使い文章を書いている中年オヤジを見かけたら、それはひょっとしたらWATANKOかもしれません...。

2016年1月26日 (火)

2016年1月の積み立て購入商品-日経225インデックスeを積み立て購入開始

先日、2016年になって初めての投信の積み立て購入を行いました。購入商品のラインナップについて、先進国株式、新興国株式は昨年と同様ですが、日本株式は昨年までのニッセイ日経225インデックスファンド(以下、ニッセイ)から日経225インデックスe(以下、インデックスe)に変更しております。

理由はニッセイ(信託報酬0.25% 税抜)よりもローコストなインデックスe(同0.19%)が新規設定されたことにつきます。これまでニッセイを積み立て購入した分はそのままに、新たに今月からインデックスeに購入商品を切り替えます。

関連記事
2016年の投資計画-三井住友、ニッセイ、たわら、インデックスe、そしてSBI証券と役者はそろった

さて今月の積み立て商品のお値段(購入単価)は如何であったか?

Notes)表中の金額単位は円です。

201601312

さらに1月の仕入れの結果、12月末と現在とを比較して、平均購入単価はどれくらい変動したのか?以下のとおりです。

Notes)
*表中の金額単位は円です。
*NISAは暦年ごとに損益を認識する必要があるため2016年の分のみの表記としています。

201601313

先進国株式クラスでの積み立て商品であるニッセイ外国株式インデックスファンドは、前月末時点よりも2.5%も購入単価が引き下がりました。インデックスeも1万円を切る購入価額で順調?にスタートしております。

さて冒頭に述べたとおり、ニッセイの既存購入分はそのままに、新たにインデックスeを積み立て購入開始したことによって、WATANKOのポートフォリオにおける保有商品の数がまたひとつ増えました。

保有商品が増えることは管理の繁雑化に繋がるため、いたずらに増やすことは避けたいのですが、管理の手間が増えてもなおローコストを選ぶことが意義ある行動であると認めてWATANKOはインデックスeを選びました。

なかには「たった信託報酬0.06%の差なんて大したことはない、些末でみみっちいことをやっている個人投資家だ」と思う方もいるかもしれません。

ですがこれが定期預金であたったらどうでしょう。利率0.19%で従前から口座があるA銀行にお金を預けようとした矢先、インデックス投資日記@川崎1億円を貯めてみよう!chapter2などのサイトを覗いて利率0.25%のB銀行を見つけたとしたらどうでしょう。

利便性その他が全く同一であれば預金通帳が1冊増えたとしてもB銀行を預金先に選ぶ人は少なくはないでしょう。

WATANKOもまたニッセイからインデックスeに積み立て購入商品を切り替えることは、SBI証券のサイト上でのクリック先を変えるにすぎません。

普段の経済生活において選んでいる節約術の中にあって、簡便さにおいてトップランクになるほどの所作であります。

カチカチッと、だけです。

さあ、皆さんもご一緒に。

2016年1月24日 (日)

BIG tomorrow 2016年3月号にて紹介されました

【1月22日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

68,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

24,850千円

■損益率

36.5%

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月刊誌のBIG tomorrowのエディターの方から先日取材をうけ、その内容をもとに明日発売の3月号にて当ブログの運営者WATANKOの紹介記事が掲載されております。

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WATANKO自身のプロファイル(メチャ恥ずかしい)に加えて、インデックス投資についておすすめ商品も含めてごく簡単に紹介しております。

ただし誌面が限られておりますので、不動産投資には触れておりませんし、記事特集のモチーフが「夢を実現した投資家」という感じなので、ちょっとバラ色な印象も否めません。

それでも記事を拝見された読者の方々の中で、インデックス投資に興味を持ってくれた方がいたとしたらちょっと嬉しいです。

それとほんの少しブログのPRもしています。

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このBIG tomorrowという雑誌、WATANKOの記憶を辿れば確か1970年代後半、WATANKOが小学生だったころから発刊されています。なぜ覚えているかといえば、当時、友達のF君の家に遊びに行った際にそこでBIG tomorrowをみかけてパラパラ読みした思い出があるからです。

雑誌の中味は文字ばかり、内容は今で言えば自己啓発ものが多かったようです。それゆえに当時小学生のWATANKOには難解でした。しばらく読んだ後は飽きてしまい、その後WATANKOはF君とはもっぱら「機動戦士ガンダム」という新番組の話題で盛り上がっていました...。

そのBIG tomorrowですが、あれから30年以降経った現在でも発刊されており、同誌から取材を受けるとはちょっとした驚きと感慨をうけるWATANKOであります。

WATANKOの紹介記事が掲載されている2016年3月号(明日発売)をみると全132P中、半分の66Pがマネー系の特集記事です。証券投資や不動産投資はもちろんのこと、他にも色々な副業を紹介する記事が満載です。さらにそこには個人のインタビュー記事も多く載せられており、リアリティもふんだんにあるというか、生々しいというか、WATANKOは数十年ぶりにBIG tomorrowを読んで、今時の個人の収入UPへの関心の大きさを垣間見ました。

たいていの商業誌は発行部数を伸ばすために、その時代のトレンドを常に追いかけています。かつてサラリーマンだけをやっていれば、家業を継いでさえいれば経済的にはある程度満足できた牧歌的時代はとうに過ぎ去り、収入UPに遮二無二になる市井の人達が増えたのか。

BIG tomorrowの誌面をみて、WATANKOはそのような印象を一層強めるのでした。

2016年1月22日 (金)

子育てに対する小さくも嬉しい利回り

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(長男もいつか誰か大切な人を乗せる日がくる...。)

WATANKO家では昨年秋のシルバーウィークから年末迄の間に、日帰りや一泊二日のドライブ旅行にちょくちょく出かけました。

家族で関東地方周辺を目的地としたドライブの場合、マイカーで行程の大半は高速道路を走ります。結婚当初の頃のドライバーはWATANKO一人でしたが、15年前に妻が自動車免許を取得してから以降は2人で運転を交代しながら出かけています。

運転が2交代となったことに加えて、圏央道や北関東道といった環状高速道路や横断道路の整備がすすんだことにより、往路の下り渋滞、復路の上り渋滞をかなり回避することができるようになりました。おかげで関東地方周辺へのドライブ旅行時の疲れやストレスは随分と減るようになりました。

そして昨年秋の我が家のドライブからは、自動車免許を取得した長男がドライバーとして加わりました。

長男にはせっかく300千円近くもかけて自動車免許をとってもらったわけであり、このまま運転に対する習熟が不十分でペーパードライバーになってもらっては困ります。それに現実的にもWATANKOが住む地方都市では日常的に車の運転が必要になるシチュエーションが多々ありますので、車の運転ができないと実生活にも制約が生じてしまいます。

そこで長男は昨年夏の免許を取得して以降、市内でマイカーを運転する用事があるときにはWATANKOか妻の同乗のもとに我が家のムーブとE90をとっかえひっかえしながら習熟運転を重ねてもらいました。

特に軽自動車のムーブばかり乗っていて、そればかりに馴れてしまうと、普通車の取り廻しについて、いつまでたっても不慣れなままになってしまうため、E90もしっかり運転してもらっています。本人はハンドルが重いとブツクサ言っていますが、大昔のパワステ無しの車に比べたらたいしたことはありません。

さて先日のドライブでも長男はE90のアルピン・ホワイトのボディに初心者マークをバッチリ貼り付けて運転開始。自宅を出発し高速道路をおよそ250km走破しました。往路のドライブ工程の9割方を長男一人の運転で一気に走り切ってもらいました。

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いまからおよそ20年前に生まれた長男。当時WATANKOは妻と幼い長男を連れてドライブに出かけました。当時は出掛けるたびに乳児食や着替え、おむつにベビーカーなど長男向けの用品をいつも一揃い揃え、小さなデミオ(初代DW)の後部座席やトランクルームに満載してでかけたものです。

WATANKO自身も出先で長男のおむつを何度代えたことか。ときには○○〇がこってりついたオムツを取り返るのに夫婦そろって半ば悶絶したものです。

長男が3~4歳頃になればドライブに行き、出先で遊んで疲れると帰り道ではシトロエン・エグザンティアの後部座席のチャイルドシートでぐっすりとおやすみ。その寝顔を眺めてなんとも愛おしく感じたものです。車内ではアンパンマンやポケモンの音楽ばかりかかっていました。

やがて次男が生まれると二人でもってE90の後部座席で仲良くはしゃぐ様子が、運転席でハンドルを握るWATANKOにも伝わってきました。

こうして長い間、WATANKOのマイカー後部座席に乗せてきた長男が、今や運転席で父母を乗せてドライブするようになりました。長男はWATANKOのアドバイスを聞きながらどんどん運転に習熟しています。

WATANKOは傍らに乗って長男が運転する様子を眺めています。それはなんだか一緒にお風呂に入って背中を流してもらう時の嬉しさにも通じる幸せなひと時でした。

こうして時間と手間をかけて育てた子どもが親にもたらしてくれた小さな、ささやかながらの利回りをかみ締めるのでした。

春になって暖かくなったら、また出かけたいものです。

2016年1月20日 (水)

BNDからの2016年1月分分配金+今月の債券雑感

WATANKOは手元にある外貨をつかって資産運用のひとつの実験ともいうべき外国債券のETFであるBNDのバイ&ホールドを実行中です。

さてBNDから2016年1月分の分配金が入金されました。例年同様、今月は通常の分配金とは別に資本返還と称されるキャピタルゲインからの配当も分配されました。通常の分配金254.19ドル+資本返還106.00ドル=合計360.19ドルというわけです。(金額は税引き後)

これまでの推移は以下のとおりです。なお購入元本は1株80.48ドル×2,000株=160,960ドルです。

201601311

続きまして債券に関する雑感です。

WATANKOがBNDを購入して3年が経過したわけですが、この間の基準価額の動きを見てみると次のとおりです。

201601201

82.3ドルから79.5ドルくらいの3ドル弱のレンジを上下してきています。とくにちょうど1年前は3年間での天井にありました。一般的に株式に比べて債券は値動きが緩やかといわれているとおり、BNDもまた3年間で±2%弱の上下動であります。

一方、それでは株式はというとSPYの3年間の推移は次のとおりです。

201601202

最近こそ下落にありますが、3年前の150ドルから昨秋くらいまでは210ドルと4割増にありました。この値動きは債券に比べるとやっぱり派手であります。

これら2つのチャートを見比べるだけで、やっぱり「金儲けには債券よりも株式に投資する方がよい」という御説には説得力があります。個人投資家ブログをみても株式ブログは沢山見かけますが、債券ブログというのはほとんどみかけません。

「投信ブロガーが選ぶ!債券Fund of the Year 」なんてアワードがあったら何が選ばれるでしょうか。

いや、そもそも全然盛り上がらないか...。

2016年1月17日 (日)

【番外と御礼】「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2015」の投票結果と発表会参加 #foy2015

前回記事に書いたとおり、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 」について、WATANKOは当ブログを開設した2010年以降、毎年投票しておりますが、今年6年目にして初めて発表会に参加してきました。

前回記事が長くなってしまい、そこに書ききれなかった所感を以下に追記します。


★受賞の喜び

このアワードで見事受賞に輝いた運用会社のご挨拶は、取引等の利害関係もなく、また顧客層ともいえるブロガー達から自社ファンドの支持を得たことについてとても喜んでいる様子が会場にいたWATANKOにもよく伝わるようでした。

とりわけ第1位、第2位をそれぞれ獲得して、発表会に初めて来られたニッセイアセットマネジメントや三井住友アセットマネジメントの役員の方々のご挨拶からは、受賞に対する高揚感もよく伝わってきました。この両社には2016年の投信コスト革命の牽引役を期待したいです。

また当アワードで初めての登壇にもかかわらず、どこか常連感?を醸し出していたセゾン投信の中野社長もまたコスト革命に応えるようとする姿勢をみせるご挨拶でした。

★投信ブロガーのコスト重要視を改めて実感

今年、投票した投信ブロガーは昨年の115人から4割近く増えて159人となりました。全員が持ち点5点を投じた場合、総投票点数は795点です。このうち第1位を獲得した<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドには218点、27%のポイントが集中しました。

今年もまたインデックスファンド・オブ・ザ・イヤ-でありましたし、多くのブロガー皆さんが考えていること(投信選びでコストは最重要)も同じだなあというのが率直な感想です。

なお上述のとおり今回投票があった投信ブロガーは159人もいて、すなわちそれだけの投信ブログがあるということです。

WATANKOは当ブログで現在70あまりの投信ブログと相互リンクさせてもらっていますが、さらにまだまだ魅力的な投信ブログが沢山あることを知りました。これもまた貴重な情報源であります。「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」運営委員会の皆様ありがとうございます。早速アクセスしてみることにします。


(あとがきにかえて)

さて発表会のあとは当ブログで相互リンク&Twitterで相互フォローさせていただいております方々との懇親会に参加させていただきました。楽しいひと時でした。

(お約束の)皆さんのGood Smileでもって本記事を締めたいと思います。

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2016年1月16日 (土)

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2015」の投票結果と発表会参加 #foy2015

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(今回記事は長めです。スミマセン...)

毎年恒例のイベント「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2015」の発表会が今年も1月15日に日比谷公会堂で開催されました。WATANKOは駄ブログを開設した2010年以降、毎年投票しておりますが、今年6年目にして初めて発表会に参加してきました。

まずは昨年のトップ10のおさらいであります。

【第1位】<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
【第2位】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
【第3位】セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンド
【第4位】結い2101
【第5位】eMAXISバランス(8資産均等型)
【第6位】ひふみ投信
【第7位】世界経済インデックスファンド
【第8位】SMTグローバル株式インデックス・オープン
【第9位】ニッセイ日経225インデックスファンド
【第10位】eMAXIS新興国株式インデックス

さて今年の結果は如何様であったか。

★発表会の内容と様子

発表会のプログラムは以下です。

第1部 あなたが選ぶ!投信できごと オブ・ザ・イヤー(トークショー)
第2部 結果の発表

発表会の内容や会場の様子については相互リンクさせていただいております、すぱいくさんの以下ブログ記事にてとても詳細にわたりレポートされておりますので是非ご覧下さい。

参照記事
1億円を貯めてみよう!Chapter 2
【速報】投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2015(第1部 トークセッション) #foy2015

【速報】投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2015(第2部 結果発表) #foy2015

WATANKOとしてひとつだけあげるとすれば、今回のカン・チュンドさんのトーク内容(「下落局面こそ積み立て投資の旨味あり」「投資をするというのは観葉植物を置くようなもの」)など等(詳しくはすぱいくさんの上記記事ご参照)が自分自身のインデックス投資観にとてもよくフィットしました。

カン・チュンドさんのお話を生で聞けただけでも日比谷公会堂にやってきた甲斐がありました。

★今年の結果発表-ジンクスはゆるがず

そして今年のトップ10は次のファンドでした。
名称の後の( )は昨年からの順位変動です。

【第1位】<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(変わらず)
【第2位】三井住友・DC全海外株式インデックスファンド(初登場)
【第3位】バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)(▼1)
【第4位】セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンド(▼1)
【第5位】ひふみ投信(△1)
【第6位】eMAXISバランス(8資産均等型)(▼1)
【第7位】結い2101(▼3)
【第8位】世界経済インデックスファンド(▼1)
【第9位】ひふみプラス(△7)
【第10位】iシェアーズ MSCI日本株最少分散ETF(初登場)


このアワードは初年度の2007年を除き海外株式クラスのインデックスファンドが第1位を獲得するジンクスがあります。さらにはその年に信託報酬の最安値を更新したファンドがはやはり第1位になる傾向があります。

今年2015年もふたを開けてみれば同じ結果でありました。ただローコストな海外株式ファンドが支持を集めること自体は例年同様でしたが、今年は第1部の「あなたが選ぶ!投信できごと オブ・ザ・イヤー」のトピックスで第1位(多数)を占めた「投信にコスト革命」が背景として注目されました。

例年では特定の運用会社が既存のコスト水準をブレークスルーしたローコストな新規ファンドを打ち出して、これが支持を集めていました。一言で言えば単発ショットです。

これに対して2015年は確定拠出年金(DC)専用投信を一般販売する、これに対抗して既存の公募投信のコストを下げる、また新規シリーズを立ち上げて参入してくるなど等、複数の運用会社が数か月の間に競うように自社ファンドのローコスト化を進めるというムーブメントが起きました。

★信託報酬0.2%台でないと受賞できない

さて当アワードで過去に第1位を獲得した先進国株式インデックスファンドの顔ぶれと当時の信託報酬を列記してみます。

このアワードで過去に第1位を獲得した先進国株式(MSCI-KOKUSAI連動)のインデックス投信の顔ぶれと当時の信託報酬は次のとおりでした。

2008年 STAM外国株式インデックス・オープン(0.74%)
2010年 STAM外国株式インデックス・オープン(0.60%)
2011年 CMAM外国株式インデックスe(0.50%)
2014年 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(0.39%)
2015年 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(0.24%)

Notes)
・名称と信託報酬(税抜)は当時のもの
・上記以外の第1位は以下。
2007年:セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンド
2008年・2012年・2013年:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

年を重ねるごとに信託報酬の最安値を更新してきたファンドが支持を集めたことがよくわかります。第1位を獲得した先進国株式インデックス投信の信託報酬はこの7年間の間におよそ3分の1にまで減りました。

個人的にも上記の期間はWATANKOがインデックス投資をつづけてきた期間とピッタリ重なり合っており感慨深いです。上記の中ではインデックスeが発売開始された2010年頃でも十分安いなあと思っていましたが、今やその当時の半分の水準になりました。

昨今においては先進国株式アセットクラスのインデックスファンドが個人投資家の関心を得るためには信託報酬0.2%台が必須の水準でありましょう。

一方で、このアワードが始まってから以降、ほとんどの毎年TOP10入りしていた常連インデックス投信のニッセイ日経225インデックスファンド、SMTグローバル株式インデックス・オープン、eMAXIS新興国株式インデックスの各株式アセットクラスの商品は初登場のファンドに押し出される格好で軒並みTOP10圏外でした。

とくに昨年第9位であったニッセイ日経225インデックスファンドは今年第20位と大幅ダウン。WATANKOも昨年は持ち点5点を全てこの投信に投じておりましたので、この大幅な順位下げに驚きです。

★バランスファンドの利便性はやはり強み

コスト革命が進む中にあってコスト面では高めになりがちなバランスファンドは不利だったかもしれませんが、セゾン・バンガード・グローバル・バランスファンド、eMAXISバランス(8資産均等型)、世界経済インデックスファンド(WATANKOはバランスファンド御三家と勝手に命名しています。)は今年もTOP10入りしました。
やはり「これ1本でOK。安心してください。リバランスもやりますから。」という利便性は、ローコストと並んで大いなる強みです。またNISA向けに選ばれている向きもあるでしょうか。

さてこの御三家に続くバランスファンドとしては新顔の<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)があります。今回は19位にとどまりましたが、信託報酬0.34%(税抜)というローコストであるため今後の伸長が期待されます。

しかしながら外債不要論を支持していたり、日本債券は別途国債をたんまりと購入している個人投資家の場合であれば、それぞれを25%ずつ含んでいるこの投信には食指が動かないかもしれません。

★日本株式クラスに直販アクティブ投信の支持がひろがるか

受賞の表彰時に色々と注目を浴びる発言をされた藤野社長が率いるひふみBros.(ひふみ投信、ひふみプラスをまとめた表現としてWATANKOが勝手に命名)がダブルTOP10入りしました。また同じく直販アクティブ投信の中で当アワードの常連である結い2101もまた今年しっかりとTOP10入りしています。

一方でそのあおりをくらって?か前述のとおり同じ日本株式クラスのニッセイ日経225インデックスファンドが大きく順位を落としています。

このアワードに投票する個人投資家群の間ではひそかに“日本株式クラスにおける信頼がおけそうな直販アクティブ投信”への支持がじわりと広がっているのでしょうか。

なお2016年からは日経225インデックスe(信託報酬0.19%)が発売されています。ニッセイ日経225インデックスファンドよりもさらにローコストな投信であり、WATANKOも積み立てしますが、はたしてひふみBros.とどちらが支持を集めるかちょっと注目しています。

(あとがきにかえて)

さて世界で一番早い「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2016」予想です。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの前人未到の3連覇の前にたちはだかる現時点の有力な候補は「たわらノーロード先進国株式」でしょう。

「ニッセイVSたわら」に注目です。
(・・・昭和40年代の東宝怪獣映画みたいになりました。)

また新顔であるたわらシリーズは2016年にはどのような商品展開を進めるでしょうか。アセットクラスの追加や複数のアセットを組み合わせた“たわらバランス”などを企画中であることは想像に難くありません。

さらに三井住友アセットマネジメントに続いて他社によるDC専用投信の一般販売化はおこるのか。三菱UFJ国際投信や三井住友「トラスト」アセットマネジメントは2016年も死んだふりをしているのか。

さて2015年一番のムーブメントでした「投信にコスト革命」が2016年も続くことを期待しています。





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2016年1月14日 (木)

2016年の投資計画-三井住友、ニッセイ、たわら、インデックスe、そしてSBI証券と役者はそろった

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(皆さん、おそろいで)

さて2016年もスタートしてはや半月が経とうとする中、今年1年の投資計画をたてました。相場は年初からグダグダに下がってきているなかにあって積み立て投資としてはなかなかに良いスタートを切れそうであります。

と、その前にまず昨年2015年の振り返りです。

【日本株式】
ニッセイ日経225インデックスファンド 
600千円
 
【先進国株式】
ニッセイ外国株式インデックスファンド 
1,100千円

【新興国株式】
野村インデックスファンド・新興国株式(Funds-i)
1,300千円(特定口座300千円+NISA口座1,000千円)

上記合計で3,000千円投資を行いました。

それでは今年2016年ですが、積み立て投資を行うアセットクラスに変更はありません。各クラスにおける積み立て投資の商品と予定金額、そして選んだ理由はそれぞれ次のとおりです。

【日本株式】
●日経225インデックスe
●月額100千円×12か月=年額1,200千円


2009年6月、リーマンショック発生前から足かけ6年6ヶ月の間、、ニッセイ日経225インデックスファンドを日本株式クラスの積み立て商品として購入し続けてきました。ひょっとしてWATANKOが定年リタイアを迎える60歳までこのままかもしれないと思っていたところ、ついにこの度、選手交代であります。

(理由)
日経225インデックスeは日経225連動の一般公募投信の中にあって、信託報酬が最安値(0.19% 税抜 以降同じ)である新商品です。設定されたばかりの投信なので、まだ実質コストの確認は未了ですが、日本株式クラスは海外アセットクラスに比べて概して信託報酬と実質コストの乖離は小さいため、信託報酬の最安値イコール実質コストも同様に最安値であろうかと推察のうえ、採用しました。

【先進国株式】
●<購入・手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
●月額200千円×12か月=年額2,400千円


(理由)
信託報酬だけをみると、ニッセイ外国株式インデックスファンド(以下、ニッセイ 信託報酬0.24%)よりもたわらノーロード先進国株式(以下、たわら 同0.225%)の方が安く、こちらを買いたいところであります。信託報酬を最安値にした商品には即応してインデックス個人投資家のコスト感度を運用会社にアピールしたい気持ちがとてもあります。

しかしここはたわらノーロードシリーズ自体が新顔であるため、やはり1年は見送りして実質コストを確かめてみるかと判断しました。もしもニッセイがたわらと実質コストが同じもしくは無視できる微差であれば、ニッセイを継続して積み立てることにより保有商品が増えることを避けられます。

それとひそかに三井住友アセットマネジメントのDC外国株式インデックスファンドS(信託報酬は驚異の0.16%)が一般販売化されないかなあと期待しています。もしも同投信がSBI証券で一般販売化されれば保有商品増を甘受しても積み立て投資先を切り替えたいです。


【新興国株式】
●野村インデックスファンド・新興国株式(Funds-i)
●月額100千円×12か月=1,200千円


(理由)
昨年秋からの主に伝統4資産を対象としたインデックス投信の低コスト化の動きに関して、新興国株式クラスはまだ動きがあまりみられません。したがい昨年と同様の商品をNISAにて積み立てます。

上記3つのインデックス投信で合計月額400千円×12か月=4,800千円となります。

ただし年中に大幅な相場下落や円高等により基準価額が下落した場合には追加スポット購入を行います。追加スポット購入枠としては最大9,600千円を設定しています。(月平均800千円)

ではさっそくSBI証券で上述のインデックス投信の今年一発目の発注をしましょう。


<参考>これまで資産運用に供してきた余裕資金
2008年 23,800千円
2009年  9,500千円
2010年  9,050千円
2011年  6,360千円
2012年  6,220千円
2013年  0
2014年  11,070千円
2015年  2,000千円
合計    68,000千円
8か年平均 8,500千円


2016年1月13日 (水)

【不動産投資DEAD OR ALIVE 第1話】契約書なんてただの紙切れ。頼りになるのはお金だけ

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(頼れるのはお金だけ...)


■事業用の不動産賃貸は金額規模が大きく、ダメージもまた大きい

不動産賃貸は用途によって住居用と事業用があり、通常であれば住居用は個人向け、事業用は法人向けの賃貸となります。

アパートを一棟丸ごと所有しているオーナーであれば、前者はいわゆる小売りのようなものです。手間はかかるかもしれませんが、賃貸先は居室ごとに分散されており、それだけでひとつのリスクヘッジになるでしょう。

ところが後者の場合はどうでしょう。事業用の物件はそれなりに大きな規模の場合が多いです。そして相手は単一の法人です。つまり大きな賃貸のやりとりを特定の法人と長きにわたって行うわけです。うまくいけば多額の賃料が安定的に入ってきますが、トラブルがおきて賃料が入ってこない、出費が発生するとなれば、その金額規模は大きくダメージは計り知れません。

それゆえに賃貸契約はなるだけ詳細に取り決めて、かつ法的効力がある形式を選びたいところです。一般的には強制執行認諾約款付き公正証書を用いる。土地の賃貸であれば定期借地権付契約にするなどあるでしょう。


■トラブルが起きても取れる手段は限られている

しかしいくら契約の形式や条項について練り上げたものを作成し、取り交わしても不動産賃貸のリスクを完全に防ぎきれるわけではありません。

もしも賃貸先が賃料未払い又はオーナーに損失を与えるような事態を引き起こしたとしたらどうでしょう。

賃貸先が事業不振により退店する、さらには倒産する。倒産しないまでもお金がないといって賃料未払いを続ける。オーナー側がいくら裁判で勝訴しようとも払えないものは払えませんといって寝ころんでしまう。

そこでさらに弁護士その他を起用して賃貸先の資産を差し押さえるなど強制執行して資金をいくばくか回収してもはたして採算があうでしょうか。また個人たるオーナーがそのような活動にどこまでその身を費やすことができるでしょうか。

こうして契約違反に対して法的な手段をとってみたところで、待っているのは時間と手間と心労ばかりです。それらを負ってみたところで十分満足がいく結果が得られる保証はありません。

そんな費用対効果が見合わないおそれがある係争を続けるよりも、そのような賃貸者とはさっさと契約を解除、手切れをするべきであります。

■シンプルで確実なトラブル対策

それではひとたびトラブルが起きて賃料が入ってこない、費用負担が発生するとなった際には、オーナーは常に泣き寝入りなのでしょうか。

それを回避するためのシンプルで確実な対策は、WATANKOにはひとつしか浮かびません。

それは契約時点でなるべく多額の保証金を預かることです。

賃貸先とトラブルが発生し、契約を解除するとなった場合、未払いの賃料、不動産の現状回復費用、そのほか契約の解除と不動産の返還に伴い発生した費用のうち、正当な理由で賃貸者に負担を課すことができるものは全てこの保証金から差し引くことにするわけです。

そして補償してもらうべき金額が保証金を上回るような事態を極力回避するためには、できるだけ保証金を手厚く預かるべきであることはいうまでもありません。

その水準は最低でも賃料の6ヶ月分からできれば12ヶ月分くらいはほしいところです。

保証金は賃貸契約を新規に締結する際に賃貸先からオーナーに対して預けられるお金です。契約締結時点では賃貸先は事業用に是非とも物件を借りたいと前のめりでありましょう。そのタイミングを活かしてできるだけ多額の保証金を預かるべきであります。

逆に賃料が相場より少しくらい高いからといって、早く契約締結して賃貸を始めたいからといって保証金のディスカウントには応じることには慎重になった方が良いでしょう。

上記から強欲なオーナーだなと思う方もいるかもしれませんが、オーナーからみれば、賃貸契約を通じて賃貸先が手掛ける事業とのその会社経営に巻き込まれることになるわけです。ひょっとしたら繁盛しない商売や才覚のない経営者とつきあうことになるかもしれません。

そのような中で賃貸先の事業がうまく行こうが、行くまいが契約が続く限り不動産の賃貸は支払ってもらわなければなりません。賃貸先の事業がうまく行かなくて心中するとか痛みを分かちあう等はありえないのです。

■敷金2か月は心もとない金額

余談ですがこうした視点からみると、個人向け住居の賃貸契約における敷金の相場は低いのではないかと考えた方がいたとしたら、その感覚は正しいです。

敷金の相場とはせいぜい2ヶ月程度です。一方でアパートの家賃を1ヶ月滞納したからといって即退去させられるとは限らないでしょう。よくあるケースでは3ヶ月~6ヶ月くらい滞納させられた後に、そこからようやくオーナーとしては追い出しにかかることができます。

もちろん滞納家賃の回収は保証人や保証会社に頼る場合もありますが、安心確実なのは預かっている敷金から有無をいわず差し引くことです。そう考えると滞納家賃や現状回復費用の原資としては敷金2ヶ月はオーナーから見れば心もとない金額です。

(追記)しかしさりとて敷金を3ヶ月以上もらうことは現実的ではありません。となれば賃料に薄くでも上乗せしておく手もありますが、近隣の家賃相場から見てそう簡単にはいかないでしょう。いやはやアパート経営の採算の舵取りは難しいです。

■まとめ

不動産投資では賃貸契約をいくら強固にしてみたところで、最後は賃貸先の支払い能力と支払いの意思が全てなのです。

不動産のオーナーにとっていざトラブルが発生した際には採れる手段は現実的には限られており、その中でもっとも有効な対策のひとつは保証金をできるだけ積んでもらうことです。

やはり最後に頼りになるのはお金であるという明け透けな不動産投資の現実がそこにはあるだけでした。

(あとがきにかえて)

不動産投資のシリーズ記事を立ち上げて早速1本目をUPしたのですが、不動産投資家としての自分が実はちょっと嫌になりました。今回記事はつまるところ「相手を信じない。契約も頼りにならない。最後にものを言うのはカネだ。」であります。

しかしながら不動産投資はときに冷徹になり相手の事情など斟酌せずに自己の利益確保にひた走らなければ大きな損失を生んでしまうことになりかねません。

サラリーマンであれば普段、切った張ったの厳しいビジネスの世界にその身をおいていることでしょう。サラリーマンであれば外部と何か問題に直面しても会社の看板やリソースその他の強みでもって、自分に優位な方へと事態を展開させることができるかもしれません。

不動産投資もまた同じくビジネス(事業)であるという見方があります。しかしそれに取り組む個人投資家は個人でしかありません。いくら法律に詳しくなっても、個人ができることは限られています。その中でもっとも効果が確実視されるのは「相手のお金」というカードを握ることであります。

(追記)なお本記事は賃貸契約自体を決して軽視しているわけではありません。一方の契約当事者としてオーナーは、賃貸先がどうであれ契約にて定めらた義務と責任を負う必要があります。

・・・不動産投資とはただ不動産を取り扱うのではなく、不動産賃貸や売買に絡むいろいろな当事者と相対して利益を上げていく非常に人間臭いビジネスであります。

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【不動産投資DEAD OR ALIVE 第0話】はじめに(2016/1/12)

2016年1月12日 (火)

【不動産投資DEAD OR ALIVE 第0話】はじめに

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(DEAD OR ALIVEなんて大げさかもしれない?)


個人の資産形成の手段として、株式投資とならんで話題にあがるもののひとつに現物の不動産投資があります。

株式投資においてはそのリスクを推し量り、リスク許容量の範囲内で投資を行うことが鉄則であります。

不動産投資においても同様にリスク(もっぱらダウンサイドのリスク)を推し量り、リスクの具体化によって最悪どれだけリターンが棄損するのか見積もることが投資を始める際には必要でありましょう。

ただ株式投資の場合にはリスクについて標準偏差モデルがあり、しっかりと定量的、一元的な捉えた方ができます。しかし一方で不動産投資については、証券投資とは異なる様々なリスクがあり、簡単にはいきません。

ではそのリスクとはどんなものがあり、その対策についてはどうしたらよいのか。

巷にあふれる不動産投資本には空室率の増加や修繕費の資金不足などが紹介されています。ではリスクの把握はそれだけではたして十分でしょうか。

たとえばWATANKOなら大雨が降っただけで潜在的なリスクを感じてしまいます。

そこでWATANKOの不動産投資及び賃貸業から得た経験、同じく不動産投資を手がけている友人知人が経験した事例、不動産業者その他から伝聞した話から信憑性が高いと判断した内容などを元に、不動産投資の様々なリスクと対策についての記事をUPしていきます。

記事のシリーズタイトルは「不動産投資DEAD OR ALIVE」

信用取引の場合等を除き株式投資における損失のMAXは投資金額全額までにとどまります。株式を100千円買えば、被害はMAX100千円までです。

しかし不動産投資については1件あたりの投資金額は概して大きく、そしてトラブル次第によっては大きな金銭的な痛手を被ることがあります。

またサラリーマンであれば毎日退社後は仕事を忘れて暮らすことが可能ですが、不動産を所有し、ひとたびトラブルに見舞われると時間的、心理的にその対応におわれます。

不動産投資とは単に収支だけでなく、個人の生活にまで大きな影響を及ぼすかもしれません。

まさに日々の生活において「生きるか死ぬか(=DEAD OR ALIVE)」というインパクトを与えかねないのが不動産投資であります。

なおこのシリーズで書き綴る内容は、統計的に裏打ちされた事象ではありませんし、しょせんは個人の体験談の集積にすぎません。またWATANKOの不動産投資における単なる”しくじり”記録に過ぎないかもしれません。

しかし新しく不動産投資をはじめようとする個人投資家または逆に不動産を賃貸する個人にとっても当シリーズ記事から1パラグラフでも1フレーズでも自己の不動産投資or賃貸において有用な部分を見つけてもらえれば幸いであります。

記事は月1~2回のペースでUPしていきます。

ではまず次回タイトルの紹介です。

第壱話「契約書なんてただの紙切れ。頼りになるのはお金だけ」

契約書の虚しさと儚さについてお伝えしたいと思います。

2016年1月11日 (月)

賃料未払いをやらかしてくれた賃貸先への対応はスーパードゥライ

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(信頼関係が崩れてしまった相手と再びこうして握手を交わす日はもうやってこないのか。)

WATANKOはサラリーマンである一方で、家業ともいうべき不動産賃貸業を手掛けています。ただし個人事業主ベースであり、積極的に不動産を買い付けこれを運用するといったことはめったにせず、基本的には現在所有する物件からの収益を確保することが中心である自称“パッシブ不動産投資家”であります。

関連記事
不動産投資にも“パッシブ”運用がある

さて投資昨年末、記事UPしたとおり賃貸契約先のひとつであるJ社から賃貸物件の電気設備の機器交換についての要望をうけました。

WATANKOと仲介・管理をお願いしている不動産業者K社は相談の結果、J社に対してはこれまでの経緯を踏まえて一切甘い顔やスキをみせることなく、契約によって履行義務を負う範囲に限ってのみ対応するスーパードゥライな姿勢を貫くことにしました。

関連記事
信頼関係が崩れてしまった賃貸先とのやりとりはスーパードゥライ

今回はその続きであります。続きを書くということは大抵、さらに悪い展開が続いていると予想した貴方。貴方は正しい。

J社は1月の賃貸料の支払いを予告なく一方的に止めてきました。


察するまでもありませんが、当方が電気設備の機器交換に未対応であることへの対抗措置でありましょう。

早速、K社はJ社に対して支払い期限付きの催告を簡易書留で送りました。支払期限をすぎればさらにK社からJ社に直接コンタクトして督促する予定です。

とそこへきて先日、J社の専務(社長夫人)からWATANKO宛に直接連絡がありました。

▼電気設備の機器を交換しないと停電になるかもしれない。家主負担で至急対応してほしい。

▼K社は賃料の払い込みだけの委託と思っている。店舗のメンテナンスについてはJ社/WATANKO間で直接話をしたい。

これら専務の主張はJ社(社長)からの従前の主張と同一です。今度は交渉当事者を専務に切り替えて、事態の進展を図ろうということでしょうか。

WATANKOとしては前回同様、J社の一連の行動について、契約内容に従い解釈すると次の通りであります。

1.明らかな契約違反

賃借者が特定の事由に基づき、自身の判断でのみ賃料の支払いを停止できる条項でもないかぎり、賃料の未払いは明らかに契約違反です。(もっともそのような条項が盛り込まれた賃貸契約など到底締結などする気にはなれませんが。)

賃借者、つまりJ社は賃料を未払いしている期間にも賃貸物件を事業に供して収益をあげています。J社がやっていることはレストランでの無銭飲食、スーパーでレジの精算前にお菓子を開けて食べる躾のなっていない子どもと同じレベルです。

2.賃料支払いを交渉カードにしている

J社は電気設備の機器交換の家主負担でさせるために、賃料の支払いを交渉のカードとして平然と使っている。この時点で賃貸契約にて唱っている信義則に反する状態です。

5年前の震災で店舗が被害を受けた際にも、WATANKOをはじめ多くの店舗家主に対して、賃料支払いを一方的に止めた過去事例もありました。

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不動産所有リスクの発生

(上記記事文中のT社とは本記事のJ社のことを指しています。)

3.連絡窓口を理解していない

WATANKOは当該物件の一切の賃貸管理を5年前からK社に委託する契約を交わしており、直接の対話は契約に違反する。従い全ての連絡窓口はK社に先ずしてほしいと、以前から再三伝えているのに、J社はWATANKOに相変わらず直接連絡してきます。

K社に賃貸管理を委託したきっかけもまたJ社の5年前の賃料未払いが原因であることをJ社は全く理解しておらず、K社よりもWATANKOの方がネゴしやすいと考えているのでしょうか。こちらからの説明にも聞く耳もたずであります。

関連記事
不動産賃料未払い問題-①なし崩しの減額要求

(上記記事文中のT社とは本記事のJ社のことを指しています。)

WATANKOはJ社専務から直接連絡があったことをK社につたえて、ただちに同社からJ社専務に連絡をとってもらい以下を改めて伝えました。

(1)まず支払い期限内に延滞している賃料を支払ってほしい。(本件は単なる契約の履行願いであり、電気設備の件とは何ら関係性はない。)

(2)電気設備の件は、設備業者からきちんとした説明、原因の確認、交換費用の負担先について、J社と当方で協議した上でないと当方としては対応できず。

さて延滞している賃料について、J社から期限までに支払われるのか。支払われなかった場合、どうやって回収するか。

電気設備の機器交換は本当に必要なのか。必要となった時にはどちらが負担するのか。

この一連の騒動はいつどのような形で決着がつくのか。

イベントがあるごとに五月雨な記事を書いてもわかりにくいので、ある程度、進展があり一区切りついたところでまとめて記事にて報告する予定です。

2016年1月10日 (日)

確定拠出年金用投信の2015年12月末状況

WATANKOの勤務先では2007年1月から確定拠出年金を導入しており、制度開始当初はメガバンクの3年定期預金を選んでいました。

その後、余裕資金でインデックス投資を開始したことにあわせて、確定拠出年金でも日本株式、先進国株式、先進国債券のインデックス投信とインデックスファンドを組み合わせたバランスファンドの合計4本でもって積み立て開始しました。

その後、積み立て購入を先進国株式インデックス投信1本に絞り、その他は売却してまた3年定期預金にて(とりあえず)ストックしています。

そのシンプルなポートフォリオの現在の運用状況は以下のとおりです。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆金額単位は千円です。

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2015123111

勤務先が加入している確定拠出年金サポートサイトから運用状況の詳細を知ることができ、そのサイトによると(年間)運用利回りは6.06%(前回記事15年6月末時点では6.82%)とのこと。3年定期預金分は利回りには影響しておらず、前回からの変動はもっぱら先進国株式インデックス投信の基準価額の変動によるものです。

このポートフォリオについて「my INDEX」で過去平均リターン、リスク、シャープレシオを測ってみると以下です。(カッコ内は15年6月末時点)

●過去平均リターン
 4.9%(5.8%)

●リスク
 9.6%(9.6%)

●シャープレシオ
 0.51(0.60)


あらら年後半の世界同時株安の影響をうけてリターンは0.9ポイントも下がりました。その分シャープレシオもガクッと落ちています。

この確定拠出年金のポートフォリオの今後ですが、半分を占める3年定期預金を今後ともこのままにしておくつもりはなく、やがては取り崩して先進国株式のインデックス投信を買い増ししていきます。

・・・と言っておきながらはや幾星霜。確定拠出年金は普段の余裕資金による積み立て投資よりもさらにほったらかしなので、つい買い付けを忘れてしまいます。足元では相場が下落してきているので丁度買いをいれる良い機会です。

さて余談です。

最近、勤務先では社内SNSが立ち上がり、早速いろいろなスレッドが設定されています。そこでWATANKOもまたひとつ確定拠出年金の運用アドバイスに絡めてインデックス投資を紹介するスレッドでもこさえてみるかなと思いました。

WATANKOの勤務先の従業員たちは確定拠出年金で一体どんな運用商品を選択しているか。おそらく過半は全額定期預金であること、そして残りのリスク商品を買っている人達の中にも手数料が高いアクティブ商品を買っている人が少なくないことが、世の中を眺めてみると想像できます。

彼らに手堅い投資手法としてのインデックス投資を紹介してみて、その反応を見てみたいと考えました。

ただしインデックス投資のメリットだけでなく、デメリットもしっかり伝えること、投資はあくまで自己責任であるとなどを口酸っぱく強調していくことが欠かせません。

社内SNSの今後の盛り上がり具合を眺めながら、慎重に検討するつもりです。

2016年1月 9日 (土)

シンガポールCPFの紹介

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(隣の芝生は青くみえるものなのかもしれません)

前回記事で「資産運用の制度はシンプルで柔軟性のあるものが良い」と述べましたが、ところで日本においてはいろいろな年金および社会保険などの制度が整っています。しかしながらそれら制度は各々複雑な体系を成しており、そこにNISAなど新しい制度を追加導入しようとすれば既存の制度とどう整合をつけるかというこれまた複雑さが増す話になってしまいます。

もっとシンプルで、受益者のニーズにあった社会制度であったらよいでしょう。そこでよそ様はとんなものかと目を向けてみたところ、シンガポールにて採用されるCPF(Central Provident Fund)を今回紹介します。

■シンガポールのCPF(Central Provident Fund)とは

シンガポールには日本のような公的年金や健康保険制度はありません。日本よりも遥かに小さく、資源が皆無なこの国が自国民の福祉を公的に充足しようとしても国家財政的にはとても困難であります。

そこでシンガポールは自国民に対して、自身の福祉に関する最大限の自助努力をしてもらう制度を整備しました。それがCPF(Central Provident Fund=中央積立基金)です。これは政府の管理のもとに、国内の勤労者に強制している積立金制度です。

概要は次のとおりです。

●積立金は労使にて折半する。例えば民間企業、50歳までのケースで本人が給与の20%、企業が同16%を拠出する。

●積立金は個人毎に管理され、政府が運用する。積立金および利子には非課税。

●加入者は55歳になると積立金を一部利用可能になる。以降加齢に伴い利用可能となる金額の割合が増える。

●CPFにて開設される口座は資金の用途別に3つあり。
1)Ordinary Account(普通口座)住宅の購入、政府が指定する対象への投資、子供の教育など
2)Special Account(特別口座)老後の年金、緊急事態など
3)Medisave Account(医療口座)入院費、医療保険など

労使による拠出金を3つの口座に振り分ける割合については、年によって変動があるが、概ねOrdinary Accountが6割~7割程度。残りをSpecial AccountとMedisave Accountで半々程度の模様。

■ツボを押さえた制度

CPFは多くの個人にとって直面する住宅、教育、医療、老後生活といった大きな資金需要に対応するためのドンピシャな制度です。政府は国内の勤労者と企業に拠出金を強制し、その基金を管理下に置き、さらに責任をもって運用しています。

もちろんCPFもまた額面ほどの効果を発揮しておらず高齢者は子供世代による扶養に頼っているかもしれません。また日本にCPFのような主要な資金需要を丸ごとカバーした総合的な社会保障制度をいまさら取りいれることなど望むべくもありません。

しかし日本においてもせめて個人の福祉に寄与する制度を新設する際には、CPFのようなツボをおさえた制度を考えてもらいたいものです。

(参照記事)

シンガポールの年金制度 ~政府による強制積立金制度~

シンガポールの興味津々情報満載 ちょっとお耳を CPF シンガポール福祉制度の礎

CPFについてちょっと調べてみた シンガポール移住起業日記

FIRST SPRING INTERNATIONAL シンガポールビジネスをサポート CPF: 中央積立基金

2016年1月 7日 (木)

【お詫びと訂正あり】ジュニアNISAよりも本家NISAの拡充をお願いします

NISA(少額投資非課税制度)は今年3年目を迎える2016年、拡充が図られます。その内容はというと年間非課税投資枠が1,000千円から1,200千円に増額されること、そして親や祖父母が18歳未満の子供の名義で投資を行い、資産形成を行うジュニアNISAの開始です。年間非課税投資枠の総額は歓迎ですが、ジュニアNISAはいかがなものでしょうか。

■ジュニアNISAとは

ジュニアNISAの概要につき、NISAとの比較で持って示すと次のとおりであります。

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出典 大和証券 ジュニアNISAの制度概要

19歳までの未成年者を対象に、年間投資枠800千円につき親権者が最長5年間、上場株式、公募株式投信等でもって運用する際、売却益、配当、分配金にかかる税金が非課税となる制度です。

期間中の年度ごとの運用の流れを表すと次の通りです。

201601071_3

出典 日本証券業協会 ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)に関するQ&A

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、単年度分の非課税枠800千円は最長5年間の運用なので最大で4,000千円のケースになります。たとえば1年目の800千円が5年経つと、通常の課税口座に振り替えるか、6年目の非課税枠800千円を使って継続するか選択することになります。ただし5年経った段階で一度、評価額が元本額に置き換わる(評価益があればそれは非課税となる)のはNISAのロールオーバーと同じであります。
<お詫びと訂正>
上記の制度説明に誤りならびにわかりにくい点がありましたので以下のとおり訂正いたします。

■単年度の非課税投資枠は800千円であり、これが2016年~2023年の8年間続くので、1口座あたり最大6,400千円が非課税投資枠となる。

■各単年度の非課税投資枠は最長5年間を経たあと(またはそれ以前でも)売却して発生した利益については非課税である。また売却しない場合は、一度時価が取得価額(元本)とみなされ、単年度あたり800千円を上限に続管理勘定に移管して(ロールオーバーして)それぞれ20歳になるまで運用を継続できる。ただし20歳のまでの間に売却してしまうと以降は再投資ができない。

■20歳を過ぎれば、再び時価が取得価額(元本)とみなされ、他の課税口座やあるいは、おとなのNISA口座への移管を選択できる。

この他詳細は上述の日本証券業協会 ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)に関するQ&Aを参照されるとよくわかります。

■資金運用の制度はシンプルで柔軟性があった方が良い

ジュニアNISAを利用する資金を拠出し、運用するのは親権者、つまりは親ということになります。このジュニアNISAについて、WATANKOが結論を出すとすれば「NISAと比べて払い出し制限があり、別口座を設けるなど手間が余計にかかるジュニアNISAよりも、利用目的を特定しないNISA自体の非課税枠を広げる方がよっぽどありがたい」であります。

親は子どもの教育資金が必要となればジュニアNISAがあろうがなかろうが、必要な金額をためていくことでしょう。少し足らないとあればそれを運用で増やすことを図るでしょう。ジュニアNISAがないと教育資金を貯めよう、増やそうという動機がおきてこないとは考えにくいです。

そもそも教育資金が目的であれ何であれ、資金を運用して増やしたいと考えたとき、利用できる制度はシンプルで柔軟性があった方が良いです。

NISAとジュニアNISAを分ける煩雑さ、NISAとは異なるジュニアNISAの払い出し制限の存在などはこれに反します。NISAで1,200千円、ジュニアNISAで800千円を別枠で運用するくらいならNISAの枠を2,000千円にしてもらった方がシンプルで、様々な資金需要に柔軟に対応できます。

もし教育資金がジュニアNISAの800千円で足りなければ、NISAの1,200千円の一部を充てるということになるかもしれません。嗚呼、それならば1,200千円と800千円との間の垣根を設けること、別の枠を設けることに一体どれほどの意味があるのでしょうか。

例えばジュニアNISAがあるのなら、いっそ次は家計が苦しくて十分な教育費を用意できない兄弟の子息向けに叔父叔母が資金を提供・運用する「甥っ子&姪っ子NISA」、同じく家計が苦しい親族の子息向けに「親族NISA」でも設定すれば良いでしょう。

…こうしてみると非課税枠は増えるものの、こうした別枠を設けることが如何に繁雑かわかってもらえるでしょうか。

■WATANKOの場合、利用は見送り

NISAは期間が限られていることと他の口座と損益通算できないというデメリットがあります。(せめてどちらかだけでも改善されればかなり有利な制度となってくるのですが。)

それでもWATANKOはリスクをとって資産形成を図る真面目な個人投資家にとって、投資を後押しする制度の充実を願ってNISAを活用しています。

一方のジュニアNISAですが、WATANKOには現在、12歳、今年春に中学進学する次男がおり、制度利用の対象となりえます。しかしながらさすがにこのジュニアNISAまで利用しようとすると正直言って「別名義の口座を新設するなど煩雑な手間がありもう勘弁」と言いたくなってしまいました。手間だけでなく、上述のとおり別枠を設けることに対する不満や、さらには非課税枠がNISAよりも少ないこともまた制度利用に消極的となる原因であります。

現状のジュニアNISAの制度内容であればWATANKOは利用を見送ります。

■本家NISAをもっと魅力ある制度にしてほしい

野村アセットマネジメントが、4万人を対象にNISAに関する認知や利用意向などについて昨年4月にアンケートを行ったところ、NISAに関する認知率は78%、利用意向率は23%となっていました。また投資実行状況は、口座開設者の56%におよんでいます。アンケート時点から、9か月が経過した現在ではこれらの比率ももっと上がっているかもしれません。

参照記事
野村アセットマネジメント株式会社
第8回「NISAに関する意識調査」結果について


上記のアンケート結果ではジュニアNISAについても、まずはNISA利用者からその利用が広まっていくだろうと指摘されています。

ジュニアNISAという別枠の設定は無いよりは有った方が良いでしょう。しかしそれよりも本家のNISAについて非課税枠の更なる拡大、適用期間の無期限化、その他制度利用の利便性向上などもっと拡充を進めてほしいものです。

また独身、結婚しても子供がいない夫婦、子どもが成人となった夫婦等ジュニアNISAを利用できない人にとっても、本家NISAの拡充の方が望まれることでありましょう。

個人投資家にとってNISAが個人型確定拠出年金と肩を並べることができるくらい魅力ある制度になる日が来ることを期待しています。

2016年1月 5日 (火)

NISA 2015年末運用状況

2014年にスタートしたNISA(少額投資非課税制度)は2015年末で丸2年を迎えました。WATANKOは制度開始から自身のポートフォリオの一部として活用してきています。

関連記事
NISAはポートフォリオの一部として、シンプルに活用

具体的には新興国株式クラスを対象に実質コストが最安水準の野村インデックスファンド新興国株式(以下、Funds-i新興国株式)を積み立て投資しています。

ただ2014年12月の購入分はうっかり、Funds-i新興国株式の受け渡し期限を過ぎてしまい、同年分として購入することができませんでしたので、やむなくニッセイ日経225インデックスファンドを代替え購入しました。

2015年ではそのようなミスをすることなく、非課税枠の1,000千円を無事使い切って前年同様、Funds-i新興国株式を積み立て購入できました。

さて昨年購入したFunds-i新興国株式の積み立て結果と、2015年末の運用状況は以下のとおりです。(金額単位は円です。)

まず積み立て履歴です。2014年から掲示してあります。

201512317

201512318

続きまして運用状況です。

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2カ年合わせて投資元本2,000千円に対する評価額は1,803千円、▲197千円、▲9.9%であります。とくに2年目(2015年)は1,000千円に対して▲134千円、▲13.4%とへこんでおります。

ちなみにもし2015年1月に1,000千円を一括投資していた場合、購入単価は13,291円でした。一方10ヶ月で積み立て購入した平均購入単価は13,281円であり、一括投資の場合と比べて大差はありませんでした。

NISAの損益は1年ごとに捉えていく必要がありますが、1年というわりと短期間での平均額は、夏に世界同時株安が起きて新興国株式のインデックスもそれなりに下がったにもかかわらず年初とあまりかわらなかった模様です。

あくまでWATANKOが選んだ新興国株式に関してですが、今年についてはいえばNISAは一括でも積み立てでもどちらでも大差がなかったわけでした。

さて損益の話に戻りますが、WATANKOはNISAの非課税枠では上述のとおり、ほとんど全て新興国株式クラスに投資しています。ポートフォリオ全体の中の一部、そして期待リターンが他のアセットクラスに比して高そうであると判断した結果であります。

その新興国株式クラスは昨年5月以降、下落が続いております。

MSCI エマージング・マーケット・インデックスのパフォーマンスです。

201601051

(引用元:Bloomberg.co.jp


これが天井高にあるアセットクラスを買い入れた場合なら、5年後は逆に沈んでいるかもしれないと心配する気も起きますが、このような下落局面にあるアセットクラスに買いをいれることができたのも一つの僥倖でありましょう。

さて2016年はNISAの非課税枠が1,200千円に拡大します。これで月額100千円の積み立て投資がスッキリと実行できます。

引き続き新興国株式クラスにNISAの非課税枠を充てていきます。

それとそろそろジュニアNISAについても自分なりの答えを出す頃合いですね。

次回記事にする予定です。

2016年1月 3日 (日)

2015年12月末運用状況

日経平均は2万円がやや遠のき、為替も11月末に比べちょいと円高で2015年を締めました。結局日経平均は2015年中、2万円を超えた時期もありましたが年間を通じて定着はしませんでした。

今年2016年はどうなるでしょうか。米国は利上げで金融引き締めの姿勢を垣間見せましたが、日本と欧州はまだ金融緩和ムード下にあります。原油価格の動向もどうなることやら。

・・・などと個人投資家が一丁前に世界経済の動向について何がしかの予想を立てても当たるはずもなし。立てた予想に基づく資産運用の対策をとってもそれが有用であるかもわかりません。

というわけでWATANAKOは今年もリスク許容量の範囲内で余裕資金を市場全体に投じて、世界経済の成長の波にのることを試みていくだけです。

さてインデックス投資を始めて7年10か月が経ちました。2015年12月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは120.48円/ドルです。
◆投資待機資金には以下が含まれます。
購入元本:インデックスファンドの売却により回収した元本、年度ごとに新たに投資に廻す資金評価額及び評価損益:インデックスファンドの売却により確定した損益結果及び税還付額等。
なお日本債券アセットに属する極低リスクのインデックス投信(暫定的な所有分も含む。)や外貨MMF、SBIポイントで還元された現金もここに含みます。
◆NISA枠にて購入した商品も含みます。

◆評価記号の内容は以下です。
◎:+25.0%~
○:+15.0%~+25.0%
△:+15.0%~+ 5.0%
▲:+5.0%~ ▲5.0%
×:▲5.5%~

201512314

売却済みファンドの履歴は以下のとおりです。

201512315

続いてバランスファンドに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。

201512316

さらに「わたしのインデックス(my INDEX)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに過去平均リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●過去平均リターン
5.9%(6.1%)

●リスク
12.5%(12.9%)

●シャープレシオ
0.47(0.47)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●購入元本+投資待機預金元本分
68,000千円(66,000千円)

●評価損益+確定損益分
32,827千円(35,444千円)

●運用期間
94ヶ月(93ヶ月)

●元本平均残高
44,991千円(44,744千円)

●平均年間利回り
9.3%(10.2%)

<概況>
かつてリーマンショック後の株価低迷期にあって、新興国株式クラスは他のアセットクラスに比べて一足早く回復し、WATANKOのポートフォリオの損益を長い間、支えてくれていました。

それが今や新興国株式クラスは一人負けという真逆の状況です。世間では過剰投資とそれに伴う過剰債務が新興市場株式、債券、通貨の下落の原因であり、上昇に転じる気配はいまだ見えないとも報じられています。

しかし換言すれば安値買いのシーズンがまだしばらくは続くかもしれないともいえるので、WATANKOは悲観することなく2016年も淡々と積み立て投資を続けていきます。あわてずに新興国株式クラスの回復をじっくりと待つことにしましょう。

2016年1月 2日 (土)

2016年、ブログスタート

Img_1959

(2016年の初日の出です。<本文参照> 今年もよろしくお願いします。)

当ブログへお越しの皆様、2016年あけましておめでとうございます。昨年同様、南関東において年末年始はとても良い天気が続いています。

おもわずWATANKOは元日には早朝、海まで初日の出を拝みに出かけました。冒頭の写真はその時のショットです。

当然ながら愛車NDロードスターで、当然ながらオープンにして、そして当然ながら家族は誰もWATANKOに付き合ってくれませんでした。WATANKO以外の全員は大晦日深夜まで起きていた模様なので仕方ありませんが。

さて万年素人個人投資家のWATANKOは例年通りのペースで今年もブログ更新を続けていく予定です。今年のブログ記事のバックグランドになるWATANKO及びWATANKO家の2016年の動向は以下のとおりです。

◆仕事⇒忙しくなる

例年通り、勤務先で所属する部署は年明けから年度末にかけて猛烈に忙しくなります。部署内でのWATANKOの責任・立場も従前より重くなる見込みです。加えて若手の部下も入れ替わり、新しく仕事を教えていかねばなりません。さらに今年は勤務先で4年に一度の大仕事が1年を通して予定されています。

突破すべき課題は大きい一方で、兵站は細り、陣頭指揮が求められる。そんなハードシップばかりが待ち受ける2016年であります。

◆家業⇒慌てない

家業の不動産賃貸業ですが、賃貸先の一部からクレームがでたり、所有地に絡む道路拡幅工事が開始されたりと穏やかでない面もありますが、相場や為替同様、十分な予測はできませんので、問題が発生すれば出たとこ勝負になるでしょう。

ひとつ基本姿勢を示すとなれば、「何がおきても慌ててお金を費やすような行動に出ないこと」であります。急いで支払って得をするのはリボ払いを選んだ借金の繰上げ返済くらいのものです。

◆家族⇒ますますバラバラ

昨年は長男が大学に進学しましたが、今年は7歳下の次男が地元の中学校に進学します。地元の市立中学で自宅から7~8分の距離にあります。かつてWATANKO、そして長男が共に通った中学校なので勝手知ったる中学校でもあります。

昨年は長男が大学通学+バイト+サークル活動でライフスタイルががらりと変わりました。家族と食事や外出する機会は激減し、1~2泊の国内旅行では留守番役でした。これに加えて今年は次男が中学校でおそらく何らかの部活動にかかわると思われますので練習で多忙となり、家族4人がまとまって行動する機会は昨年よりも更に減るでしょう。

子ども達の親離れは着々と進んでいます。一方でWATANKOの側も子離れが求められます。ちょっとさみしいですね。

◆健康⇒太っちゃあいかん

健康について、昨秋の健康診断では特に目立って悪かった指標は無かったですが、ともかくも体重管理が何よりであります。よく「風は万病の元」と言われますが、これをもじって中高年には「肥満は万病の元」と自戒したいと思います。太ってよいことなどひとつもありません。

◆趣味⇒当然、ドライブ

今年はロードスターにふたたび乗り始めて初めての春の季節、オープンカーには最高の季節を迎えます。妻を乗せてあちこちドライブに行く予定です。目的地の過半はアウトレットやイオンモールになりそうではありますが…。それに2016年内には圏央道が全線開通すると報じられているので、遠乗りドライブも楽しみであります。

◆そして投資⇒積み立て投資継続

昨年に引き続き、毎月積み立て投資を継続します。積み立て投資する商品ほか詳細は今月、記事UPします。

なおWATANKOは個人の投資という行動に崇高な理念や思想を掲げているわけではありません。サラリーマンの宮仕え+不動産賃貸業で苦労して貯めた余裕資金をせめてあと年率3~5%上乗せしたい程度の野望をもっているにすぎません。

そのためにどんな投資方法がよいか。国債では眼下の期待リターンは低すぎ、個別株ではリスクが大きすぎる。期待リターンとリスクのバランスをとっていく中庸な投資方法としてインデックス投資を選んでいます。

WATANKOのような市井の人間の投資戦略たるインデックス投資、それを綴る当ブログ「資産運用でスーパーカーを手に入れよう!」

2016年 今年もよろしくお願い申し上げます。

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