48歳のオサーンが「29歳で2000万円貯めた独身女子がお金について語ってみた」を読んでみた
相互リンクいただいているブログ「独身一人暮らし女だからこれからどうやって生き抜いていくか考えるブログ」の著者であるITTINさんが本を執筆されました。
29歳で2000万円貯めた独身女子がお金について語ってみた
これを48歳のオサーンであるWATANKOが読んでみました。
WATANKOはここのところずっと休みなしで働いており、書店が開いている時間帯に退社できずにいましたが、本日土曜日(ただし休日出勤)になってようやく買うことができました。仕事を終えて帰宅途中の電車内で、可愛らしい絵柄の本書をカバーもつけずに、両手で高く持ち上げ堂々と開いて読むという男気溢れるスタイルでもって一気読みさせていただきました。
本書の内容をひとことで言えば「何事にも自己責任。自分を律することがうまい等身大の20代女性の貯蓄&投資ライフスタイル紹介」です。
前半では自分にとってのお金の解釈に始まり、貯金、支出、物欲をコントロールする心理と実践を綴った内容です。後半ではそんな堅実な著者が投資生活にゆっくりと慎重にギアチェンジしていく内容となっています。またノーミスな家計というわけでもなく嗜好品にも浪費する様子もふれており親近感も持てます。
特に外部の「若い頃にはお金を使っていろいろな経験を積むべきだ。貯金はそういった行動に対する機会損失だ」という意見に対して、著者は自分なりのバランスがとれた解釈を綴っています。
若い世代の方々にとっては株式投資、不動産投資、はたまたFXを解説した書籍を読む前に、まずこちらを読まれんことをお勧めします。トマス・J・スタンリーや本多静六の著書もお勧めですが、現代の若い女性の等身大のお金の貯め方ストーリーが語られている、今までありそうでなかった一冊かもしれません。
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WATANKOは若い時、「若いときにお金を使いまくっていろいろ経験しないのは機会損失だ」とまでは思ってはいませんでした。それよりはむしろ若い時に貯金と家計管理をしっかりと身につける機会を損失した後悔の方を現在では強く感じています。
著者は若くてまだ人的資本がたっぷりある上に、既に2000万円もの貯蓄を達成しています。おそらくこのまま順調にいけば10年後には5000万円くらいまで貯蓄できそうな予感が漂ってきます。
若いときに貯金と家計管理の身につける機会を損失したまま、20年後の慣れの果ての一人のオサーンが現在のWATANKOでありますが、せめてITTINさんを今からでも見習っていきたいものです。
(あとがき)
WATANKO「ちょっと気が早い話だけどさ、こんな堅実でしっかりした女性が、うちの長男の嫁さんにきてくれないもんかね。」
WATANKO妻「子どもたちへのいっぱしの貯金と家計管理の教育は親の責任でしょ。」
WATANKO「はは~ん、息子によくできた嫁がくると姑としては、」
ボカッ、バキッ、グゴッ、ガガガッー。
『著者怪我によりしばらくブログ休載いたします』
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