BNDからの2016年2月分分配金+今月の債券雑感
WATANKOは手元にある外貨をつかって資産運用のひとつの実験ともいうべき外国債券のETFであるBNDのバイ&ホールドを実行中です。
さてBNDから2016年2月分の分配金が入金されました。税引き後で250.80ドルです。これまでの推移は以下のとおりです。なお購入元本は1株80.48ドル×2,000株=160,960ドルです。
続きまして債券に関する雑感です。
1ドル113円あたりまで円高が進行しています。随分と進んだなと思いきや、これは2014年11月頃の水準であり、たった1年3か月前の水準に戻ったわけであります。
もっともこれも見方を変えれば、もしもこのまま円高が進行すれば120円前後の円安水準にあったのはわずか1年3か月でしかなかったということです。
今回の円高が果たしてどこまで進行するのか。いつまで続くのか。神にしかわからないことを詮索しても仕方がありませんので、次の円安ターンを気長に待つとしましょう。
ところで外債不要論の根拠のひとつに、資産本来のリターンに対して為替リスクに見合わないという指摘があります。
WATANKOが保有するBND2,000株の評価額ですが、外貨建てでは先月1月末163,460ドルに対して2月15日終値では164,000ドルとほぼ変わらず。むしろ株安をうけて+0.3%と若干ながらも上昇しています。
これに対して円貨建てでみると先月1月末19,664千円に対して2月15日終値では18,827千円と▲837千円、▲4.3%も下落しています。
外貨建てでは健闘するも、円貨建てではこの有様です。
◆債券というアセットクラスに安定感を求める人はこの展開にガッカリかもしれません。
◆また別の人にとっては、同期間で外国株式クラスが▲8.3%なので(※)、さすが「債券クラスは株式よりもボラティリティが小さい」と捉えるでしょうか。
(※)<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの基準価額について2016年1月末11,530円→2月15日10,572円と▲958円、▲8.3%
◆さらには海外資産が円建て下落の到来で、買い場を迎えたとみる人もいることでしょう。
ひとつのベクトルが明らかに起きたとき、それをピンチと捉えるかチャンスと捉えるかはその人次第です。
WATANKOにとって、現在のベクトルは少なくともピンチとは思っていません。
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コメント
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「プラグマティスト(実践論者)は風向きに合わせて帆の向きを変える。」
オークは今、オランダはアムステルダムに来ています。次女の就職祝いを兼ねて、妻と3人でヨーロッパ旅行を楽しんでいます。オークの前職を生かして、自由な海外旅行を楽しむのが一つの趣味でもあります。
マネックスの配信メール「松本大のつぶやき」過去に次の記事がありテイクノートしました。
ペシミスト(悲観論者)は逆風を嫌がる。
オプティマシスト(楽観論者)は風向きは変わると願う。
プラグマティスト(実践論者)は風向きに合わせて帆の向きを変える。
相場環境は、株価も為替も目まぐるしく変化をするものだと受け入れて、自己判断で意思決定をする。「外債不要論が今も有効か」はオークには分かりません。しかし「卵を産まなくなったニワトリ」と「卵を生み続けるニワトリ」を比べてみれば、オークにとっては後者を選択する意思決定がベターの気がします。
オーク家族の旅は、この後ロッテルダム、ハーグ、プラハ、ウィーン、パリと続きます。楽しい思い出を作ります。そうそう、先日BNDのインカムゲインで、VDEを73.50$で150株買いました。
投稿: オークX32 | 2016年2月17日 (水) 10時56分
オークX32さん
コメントありがとうございます。
家族と共に悠々自適な生活が羨ましいです。WATANKOは年度末の忙しさでもうヘロヘロであります。
「プラグマティスト(実践論者)」は良いですが、ベースとなる投資の考え方についてはブレずにありたいものです。
投稿: WATANKO | 2016年2月18日 (木) 00時03分