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2016年4月30日 (土)

(続)サラリーマンの世界で自動車を作る三菱自動車はもう忘れていい

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(最後に、三菱自動車の中でWATANKOが一番好きだったE30ギャランの雄姿を貼っておきます。引用元GooNET


(前回からの続きです。)

燃費に関する不正問題が明るみになった三菱自動車。そのきっかけは提携により軽自動車を供給している日産からの問い合わせによるものでした。となれば今後の三菱自動車と日産との間にある軽自動車の開発・生産に関する提携はどうなるのでしょうか。

素人目に見ても日産としては本件にかかわる三菱自動車への損害賠償は当然として、さらに水面下では提携解消の方向で検討中と推測します。

しかし日産にとって、エントリーモデルともなる安価な軽自動車は、自社による顧客の将来の囲い込みのために今や欠かせないモデルです。よって日産は三菱自動車に代わる他の軽メーカーとの提携を当然模索するでしょう。

相手としては乗用車の大手ライバルであるホンダやダイハツ(トヨタの子会社)は考えにくく、したがいスズキあたりが妥当な線でしょうか。

さて一方の三菱自動車の方はというと、まず国内の2015年の自動車販売台数は以下のとおりです。

登録車(軽自動車以外)     40,546台
ekワゴン(軽自動車)       46,142台
デイズ(ekワゴンの日産版)  150,696台

三菱自動車は自社の登録車の4倍弱、ekワゴンの3倍強の台数を日産に卸しているわけです。

この日産への軽自動車の供給が絶たれることになると、三菱自動車にとっては相当痛いです。

参照記事
MARKLINES 自動車産業ポータル 自動車販売台数速報 日本 2015年

軽自動車 販売台数
2015年 年間 軽自動車 販売台数ランキング トップ15


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さらに三菱自動車では、特別調査委員会による調査結果を待つ一方で、内部では業績の悪化予想とそこからはじき出される金融支援策、さらには経営責任をとるかたちでの人事が検討されているでしょう。

しかしそうやっていつもの通り三菱村からカネとヒトを出してもらったところで、これだけブランドが棄損して、お客の信頼を裏切った三菱自動車は企業として存続できるでしょうか。

三菱自動車の今年の国内新車販売台数に要注目です。

それでも三菱村の各社からみれば、国内外合計で年間120万台もの自動車を製造・販売するビジネスをそう簡単に潰すわけにはいかないでしょう。

となればもしも三菱自動車の自主再建が困難な場合、最悪でも他メーカーとの資本参加や業務提携を図るほかありません。

しかし2000年、2004年のリコール隠しとヤミ改修の発覚騒動があった時点で、他社との提携(と救済)が成立しなかった三菱自動車について、今更一体どこのメーカーが食指をのばすのでしょうか。

なかなか見当たりませんが、ちょっと無理やり勝手に想像してみました。

1.ホンダ

メインバンクが同じBTMUが仲人役をかってでるというものです。ちなみにホンダと三菱自動車の合併は20年くらい前も週刊誌の記事でみかけたことがあります。その時はミニバンのヒットモデルがでる前の苦境にあえぐホンダを、RV系が好調で飛ぶ鳥を落とす勢いの三菱自動車が救済するトーンで記事は書かれていました。ところが2社の立場は今や全く逆になっています。

ただしこの場合、ホンダからみれば、三菱自動車と組んだとしてもほとんど何も補完するに値するものは見あたりません。ホンダには燃料電池車に加えてPHEVも揃える気があるのでしょうか。

一方の三菱側からみればホンダのアコードやレジェンドのOEM供給をうければラインナップも補完できます。次期デリカD5もステップワゴンのバッジエンジで決まりです。

2.フィアット

ドイツやアメリカのメーカーが三菱自動車に食指を動かすとは考えにくいです。強いてあげるとすればフィアットのマルキオンネCEOが三菱自動車を買い叩きにくるかもしれません。しかし三菱自動車を手に入れたところで、WATANKOには小型車の共同開発ぐらいしか活用方法が浮かんできません。

3.ヒュンダイ

すでに提携関係にあるヒュンダイもまた選択肢にはいるかもしれません。しかしこれはかなり異例となりそうです。「日本が韓国に下った」と騒ぎ、嘆く人が出てくるかもしれません。三菱村の中からも外からも。


■まとめ

顧客への価値の提供よりも、社内に目を向けたサラリーマンがつくる自動車。

それが行き過ぎて上司の命令に背けず、時にはコンプライアンスをないがしろにしてしまう社員がつくる自動車。

三菱自動車の店頭に並んでいる自動車がそのようなものだとしたら、そんな顧客を軽視した、サラリーマンの世界で作られた商品のことはもう忘れてかまわないと考えるのはWATANKOだけでしょうか。

2016年4月29日 (金)

サラリーマンの世界で自動車を作る三菱自動車はもう忘れていい

Photo

(三菱自動車のHPより)


三菱自動車が軽自動車の燃費を実際よりもよく見せる不正を意図的に行っていたことが明らかになりました。

参照記事
NHK NEWS WEB
三菱自動車 燃費データ不正の行方


WATANKOの中では三菱自動車はもうほとんど忘却の彼方にあるメーカーです。

関連記事
ランエボ生産終了...カーガイにとって三菱自動車はもはや忘却の彼方へ

しかしながら今回の不正発覚についても、あまりに見事に三菱自動車らしさ満点なスキャンダルでしたので再び取り上げてみます。

今回の不正に関しては軽自動車のみのらず、対象車種が拡大すること、そしてそれらが25年も前から行われていたことなどが明るみになっています。25年も前からというと、現在のように燃費が販売上の重要な指標になる以前の時代ですから相当な筋金入りです。

そういえば三菱自動車では昨年、新型モデルの開発にかかわり燃費などの開発目標値の達成見込みやリスク情報が社内で正しく報告されなかった事態が発覚しました。そして開発を担当していた部長らが退職に追い込まれるというニュースが報じられました。

参照記事
毎日新聞 経済プレミア
新型RVR開発部長2人「諭旨退職」三菱自動車に何が?


燃費の不正も、開発報告の不備も社内の体質面からみれば根っこは同じであります。

どちらのケースにしても不正や不備がわかる可能性は十分に予見できたはずです。当事者がその場しのぎの行動でごまかしや先送りを働いても、やがて露見すれば本人はサラリーマンとしては身の破滅に追いやられてしまうでしょう。

それでも当事者たちは、サラリーマン人生を破滅させるかもしれない不正や不備をなぜ自らやってしまったのか。

そこにはひょっとしたら東芝のように上からのプレッシャー、いわゆる”チャレンジ”を強いられたことがあったのではないでしょうか。

外部専門家から構成される特別調査委員会による調査結果によって、三菱自動車の不正が起きた土壌について明らかになることを期待しています。

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ところで今週発売の週刊新潮に、同誌曰く「三菱グループの天皇」であり、三菱自動車の相川社長の実父である三菱重工業の相川相談役のインタビュー記事が掲載されています。記事に書かれた同氏の発言をかいつまむと次のとおりです。

「お客は公表燃費を頼りに買っているわけではない。軽自動車を選ぶお客は税金が安くなるから選ぶ。そのモデル自体が良いから買う。だから燃費は魅力的に書いておけばいい。実際のお客はそんなに騒いでいないと思う。」

「従業員に罪悪感はないだろうが、コンプライアンス、コンプライアンスといわれている世の中だから、認識は遅れているな。ただこれは愛社精神の指導が間違った。彼らを咎めちゃいけない。三菱自動車のことを一生懸命考えて、過ちを犯したのだから。」

「三菱自動車の従業員が3万人、下請けも入れると10万人以上の人がいる。会社を潰すと、それだけの人が路頭に迷います。株主(三菱重工業)としては支援しなきイカン。それは当然のことでしょう。」

なんという唯我独尊、企業の理屈、そしてそれを週刊誌にバラしてしまう態度。企業経営者としてここまで本音をオープンに語ってくれるとむしろ清々しく思えます。

もし三菱自動車の従業員が前述の上司からプレッシャーのみならず、この天皇と同じようにお客を軽視する意識を大なり小なり持っているならば、不正は起こるべくして起きたと言えるでしょう。

それとこのような企業経営者に対してであれば、WATANKOも一消費者としても遠慮なくモノがいえるというものです。

「いや、そもそも三菱自動車のモデルにはどれも魅力がないから、せめて燃費だけでも他社よりよくないと選ぶところがありません。」

「いや、三菱自動車がなくなっても心配は要りません。日本には品質と価格が秀でたメーカーが他に7社もありますから。三菱自動車が消滅しても全く困りませんよ。三菱自動車関係者以外は。」

「どうぞ三菱村の皆さんが資本関係、取引関係でもってモノやサービスを売りつけて積み上げた利益を、貧した三菱仲間に分配してあげてください。我々は救済のために税金が投じられなければかまいません。」

(つづく)


2016年4月27日 (水)

お安いアクティブ投信が発売されましたので、買いませんか

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(WATANKO「過去記事の続きでもあるので、アイキャッチも同じです。」)

(妻ミサト「手抜きじゃない?それに本文にも過去記事と全く同じセリフをコピペしているわよ。」)

(WATANKO「冒頭からバラさんといて!」)

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先日の記事で、アクティブ投信の低コスト化についてとりあげました。

関連記事
もしもアクティブ投信とインデックス投信のコストが同水準になったとしたら、貴方はどちらを選びますか

上記記事ではアクティブ投信が低コストになったからといっても、インデックス投信はさらに低コスト化が進んでいるため、コスト面での差を縮めるのは容易ではありませんと指摘しました。


■信託報酬0.25%のアクティブ投信が発売される

ところがいささか旧聞ですが、とても低コストなアクティブ投信が先月発売開始されたことを著名ブログ記事で知りました。

インデックス投資日記@川崎
ひとくふう日本株式ファンド 信託報酬0.25%の低コストアクティブファンドとして登場

ひとくふう世界国債ファンド(為替ヘッジあり)が信託報酬0.25%のアクティブファンドとして登場

2つの商品の詳しい内容は上記ブログ記事をご覧いただくとして、一言でいえば2つとも「インデックスの採用銘柄や採用国を対象に投資先を選定し、加えて独自のリスクコントロールで運用益の確保を目指す」と謳われた立派なアクティブ投信であります。

それぞれベンチマークがない等、アクティブ投信として疑問点もありますが、ともかくも信託報酬は2つとも0.25%(税抜)と、従前のアクティブ投信のコスト水準と比較すれば、これホンマにアクティブ投信なのかと疑いたくなるほどに低コストです。

もしもこの信託報酬でこれまでの他のアクティブ投信と同様の運用の手間が掛けられるとしたならば、他の5,000本を超える投信のコストはとてつもなく高く、ボッ(以下、自主規制)なのでしょうか。

■低コストなアクティブ投信は果たして売れるのか

さあ、皆さん待望の低コストなアクティブ投信がでました。運用目論見書に書かれているどおりの運用ができれば、インデックス投信よりも成績が良さげです。

ところで、このブログにお越しの皆様におかれましてはこの投信を買いますでしょうか?

「うひゃ、コストが同水準ならやっぱりアルファ(超過収益)が期待できるアクティブ投信だよ。インデックス投信よ、さようなら。」

となりますでしょうか。

アクティブ投信を選ぶ方は、金融機関の窓口で勧められてなんとなく買ってしまう方達を除けば、自らの知識・見識から培った選球眼をもとにして、

「いや、やっぱりいくら低コストだと良い成績が期待できるからといっても、運用方針からみてパフォーマンスが良いと判断できるアクティブ投信を選ぶよ。」

となりはしませんでしょうか。

さてここでWATANKOは仮想アクティブ投信派となって考えてみます。

化学の実験を思い出してみますと、異なるなる2つの条件を比較する際には、そのほかの条件が一致したものでないと比較になりません。

インデックス投信においてコストの多寡を論じることは、その他の要素が同一だから成り立ちますし、説得力があります。

しかしアクティブ投信の場合、その運用方針が揃っていない前提のもとに、2つの投信をコスト比較した場合、コストだけ良し悪しを決めてしまうことは不十分であります。

換言すればアクティブ投信はその運用方針が正否を決めることを信条とするならば、その前にはコストはあまり優先しなくともよいのではないでしょうか。

その意識の現れとしてアクティブ運用派によるインデックス運用に対する日頃の批判として、「コスト差なんか気にせず、ベンチマークを上回る商品を選べばよい。」という意見も散見されます。

以上、仮想アクティブ投信派の目線でした。


■まとめ

アクティブ投信派のコスト感度はどれくらいでしょうか。

アクティブ投信派にとっ低コストがどれだけの福音になりえるのでしょうか。

「ひとくふう日本株式ファンド」、「ひとくふう世界国債ファンド」が果たして、個人投資家の運用資金がどれだけ集めることができるのか、折を見て調べてみる予定です。

2016年4月24日 (日)

【不動産投資DEAD OR ALIVE 第4話】貴方は賃料未払いの店子に冷徹になれますか

【4月22日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

68,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

27,861千円

■損益率

41.0%

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前々回の第2回では、不動産賃貸業における収入面の下振れリスクとして、空室率の上昇と値下げロスの発生について明示しました。これにあとひとつ加えるとすれば、賃料の未払いリスクがあります。

■賃料未払いが発生すれば対応は迅速に

不動産投資を長年やっていると、不動産を賃貸している店子からの賃料の支払いが予定通りになされないケースに出くわすことがあるかもしれません。

店子が個人であれば家計、法人であれば営んでいる事業運営において何らかの経済的事情が発生した結果、賃料の支払いが出来なくなってしまったのでしょう。

こんな時、貸し主は店子の経済的事情を慮って賃料の支払いを寛容に待つべきでしょうか。

いいえ、貸し主と店子の関係は、賃貸契約に基づきこれを履行してもらうことが全てであります。

賃料の未払いが発生すれば、貸し主には未収債権が発生し、店子には未払債務が生じます。契約の不履行であるため、貸し主は即座に未払い賃料の回収にむけて行動を起こすべきです。


「来月になれば、2カ月分まとめて支払います。」

店子はこのように説明するかもしれません。しかし冷徹に考えればこの説明を疑ってかかる必要があります。

▼ひと月の賃料すらも支払えないほどに資金ショートしている店子が、翌月に2か月まとめて支払える資金を用意できると想像するのは危険です。

店子が事業を営む場合、売上が低迷したので支払えなかった、翌月は売上を確保してまとめて支払うといっても、あわせて2か月分の賃料を支払えるほどに売り上げが急に回復すると考えにくいです。

▼もともと貯蓄、資金が別途あるならば、そこから直ちに遅延分を支払うことができるはずです。

もし実際に短期的に手元に資金がなくとも、店子の与信でもって他者から借り入れを行い、それを賃料の支払いに充てることも可能です。

とどのつまり、当月の賃料が支払えなかった店子は、蓋然的にみて翌月も支払うことが難しいです。相手を言うことを鵜呑みにして未払い賃料の後払いを期待することは楽天的でしょう。

したがって借り主としては賃料の回収に向けて即座に動くべきです。

個人であれ、法人であれ日払い、週払いでもかまいません。部分支払いでもよいから店子に対して少しでも回収に動くべきです。

ちなみにWATANKOの知人の不動産業者は、店舗賃貸先にて賃料未払いが発生すると、翌日から毎夜、閉店時間近くに店舗に出向いて、その日の売上から少しずつでも未払い賃料を支払ってもらうなど必死に未払い賃料を回収しています。

■家計上の資金繰りのバッファ(緩衝)扱いにされてはたまりません

「家賃が支払えず、住んでいたアパートを追い出される。」

こう聞くと、アパートの貸し主がまるで人でなしのような批判をうけることがあるかもしれません。

しかし考えてもみてほしいです。そもそも店子は不動産物件の占有・利用という便益をうけておきながら、その対価を支払わない以上、根源的には無銭飲食や万引きと同じ扱いを受けても仕方がありません。

あるいは店子にとって電気代、水道代といったライフラインは支払いがなければ有無をいわさず供給がストップさせられるでしょう。

もし店子がこれらの料金を支払っているとしたら、一方で、なぜ賃料だけが割を食うのでしょうか。賃料が店子の家計上の資金繰りのバッファ(緩衝)扱いにされてはたまりません。

また事業用の場合、賃貸している店舗はそこの賃料の支払いにまわせるくらい十分な売上をあげているのに、店子の他の店舗や事業が不振で資金繰りに窮したために、賃貸している店舗の賃料まで未払いをくらってしまうということもあります。

そう言ってみたところで、賃料未払いが発生しても、直ちに強制退去させられるわけではなく、現状では裁判の判例などを踏まえると、個人の住居用であれば3か月くらい賃料の滞納がないと強制退去の法的根拠が整わないほど店子は厚遇されています。

しかも未払い賃料の一部でも支払っていれば、その強制退去の要件も成立しません。


■まじめな店子が馬鹿をみる

一方でこれがアパートの事例であれば、店子が賃料支払いをおこし、これが見過ごされるとあっては、同じアパートにすむ他の店子からみれば、契約通りに毎月家賃を支払うことが馬鹿らしくなってくるかもしれません。

「今月は新しいタブレットとPCを買ったから、家賃はまとめてボーナス時に支払おう。」

また貸し主からみれば店子の賃料の支払い遅延が情状酌量されるならば、貸し主もまた外部に対する支払い遅延も情状酌量してほしいといいたくなってきます。しかし現実はそのようなわけにはいかないでしょう。

大げさかもしれませんが、こうして賃料支払いが蔓延すれば、貸し主としては未払いリスクのために引当金を積んでおく必要があります。

それはひろく店子全員への賃料に跳ね返ることになり、これまたきちんと延滞なく賃料を支払っている店子にまであまねく負担が及ぶところとなります。

現実には、通常の賃料に引当金を上乗せしできるほど近隣との価格競争において余裕がある物件の貸し主は少ないと予想もされます。(つまり貸し主は自分でリスクヘッジできず。)

本来ではあれば店子にとって家計面からみて賃料の負担が大きければ、家計をやりくりするか、引っ越し資金があるうちに賃料が安価な物件への引っ越しを検討・実行すべきです。

■まとめ

店子の中には、何らかの事情によって賃料の支払いはおろか経済生活全般に支障が発生する生活困窮者に陥る方がいるかもしれません。

しかし一個人にすぎない不動産投資家が、そのような店子に対して賃料という債権債務のやりとりを通じた支援・救済の担い手になるわけにはいきません。

そのような生活困窮者に対する支援・救済は国や自治体が法制度の中で実行すべきであります。

その原資の一部として、不動産投資家は所得税(住民税)、事業税、固定資産税など各種税金を支払っております。

不動産投資に興味をお持ちの御仁におかれましては、店子の賃料未払いに直面した時に、どれだけ冷徹になれますでしょうか。

(あとがきにかえて)

現代の契約社会の歴然としたルールの上に立ち、なるべく中立な視点を保ちつつ本稿をUPしました。

金科玉条、杓子定規かと思われるかもしれませんが、現物不動産投資を手掛ける個人が備えるべきマインドとして今回書いた内容は欠かせません。

これを否定される方は不動産投資には向かないでしょう。


関連記事

【不動産投資DEAD OR ALIVE 第0話】はじめに(2012/1/12)

【不動産投資DEAD OR ALIVE 第1話】契約書なんてただの紙切れ。頼りになるのはお金だけ(2016/1/13)

【不動産投資DEAD OR ALIVE 第2話】物件の表面利回りに惑わされてはいけない。実質利回りの予測を忘れずに(2016/2/21)

【不動産投資DEAD OR ALIVE 第3話】いくら儲かるかわからないけれど、それでもやってみますか(2016/3/25)

2016年4月22日 (金)

2016年4月の積み立て購入商品

WATANKOは新しい部署に異動して、心機一転で新年度を迎えました。

・・・といいたいところですが、新しい仕事に慣れるため、先月同様、深夜残業+休日出勤のコンボが続く日々です。

なにやらストリート・ステートあたりで新商品発売の動きがある模様ですが、他の皆様のブログを見る暇もろくにございません。

ところでWATANKOの積み立て投資ですが、こちらは新年度の香りもヘチマもなく、今月も淡々と実行しています。

さて今月の積み立て商品のお値段(購入単価)は如何であったか?

Notes)表中の金額単位は円です。

201604302

さらに4月の仕入れの結果、3月末と現在とを比較して、平均購入単価はどれくらい変動したのか?以下のとおりです。

201604303

Notes)
*表中の金額単位は円です。
*NISAは暦年ごとに損益を認識する必要があるため2016年の分のみの表記としています。

日経インデックスe、ニッセイ外国株式インデックスファンドは、ともに今月は前月に比して基準価額が下落し、それぞれ▲1.4%、▲1.0%と安く仕入れることができました。

購入口数は着々と積み上がっております。

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さて昨年の投信コスト革命では、三井住友のDCシリーズやたわらノーロードなど従来よりも一層低廉な信託報酬の新商品が登場しました。

今年2016年はこれら新商品への乗り換えを検討中の紳士淑女も少なくないことでしょう。

ところで、運用商品の乗り換えにあたっての丁度良い条件については、以下が思い浮かびます。

(A)基準価額の変動が少ない、相場が凪いでいる時期であること。
(B)乗り換え対象の商品の評価損益がトントンの頃合いであること。

(A)のように相場が凪いではおらず、騰落が激しい状態ですと、(B)の状態に安定しません。(A)の際に、たまたま(B)の状態でないと実行できません。

そう考えると(A)と(B)の両方を満たす時期はなかなか訪れないことがあります。

乗り換えを検討中の紳士淑女の皆様方は、相場と保有商品の評価損益をじっと眺める日々が続くのでしょうか。

運用商品の乗り換えも、楽ではないかもしれませんね。

2016年4月18日 (月)

ストレングス・ファインダー-5つの強みを見つけ出して個人の成長に活かしていく

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(自分の強みを知ってGO!・・・ヒロミ)


「自分は何者なのか」-自分自身を理解するために、他人にそれを問うてしまうことは矛盾めいた話ですが、ともかくも世の中見渡せば血液型、星座占いに始まり、有名な8つの性格に分類するユングの心理学までと、あらゆる自己分析、自分自身の内面を知るための分析ハウツーが出回っています。

■さあ、才能(じぶん)に目覚めよう

そんな中、Twitterにて相互フォローいただいていますピヨママさん(@piyomama_index )のブログで本格的な「自分を知るツール」を拝見しました。

ピヨママの投資と家計と子育てと
才能に目覚めよう(1) 書籍紹介


才能に目覚めよう(2) ピヨママの場合

才能に目覚めよう(3) 続々と才能に目覚めてる

ピヨママさんのブログで紹介されていた「自分を知るツール」は次の書籍です。



『自ら選んだ分野で並外れた才能を発揮し、常に満足を得るには、その強みのパターンを知らなければならない。(中略)どれほど弱点が気になっていようと、それをまず脇に置き、強みを徹底的に探ってほしい。』

前書きにそう書かれた本書は、企業で働く198,000人の従業員から質問に対する回答を集め、メタ分析した結果に基づき、従業員一人ひとりの強みを見出す手法(ストレングス・ファインダー)を紹介しています。そしてストレングス・ファインダーを用いて人材の配置、評価、育成、昇進に活かし、企業を成長させることを唱えています。


■皆さんのテスト結果

ストレングス・ファインダーについて、具体的にはオンラインで180問の質問に回答することによって、34個の資質のうち、自分に備わっている5つが明らかになるテスト形式になっています。

テストを受けるためには上に紹介した書籍「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」を買い、付属のアクセスコードを使うまたはWEBサイトで別途アクセスコードを購入します。中古本はたいていアクセスコードが使用済みなのでご注意ください。

本書の詳しい紹介も含めた皆さんの記事は次の通りです。

ひと手間くわえた積立投資で資産形成
ストレングス・ファインダーで自分の才能を知り磨き育てて強みにする


独身一人暮らし女だからこれからどうやって生き抜いていくか考えるブログ
ストレングス・ファインダーで自分の5つの資質を知ってみた


投信で手堅くlay-up!(インデックス投資ブログ)
ストレングスファインダーで自分の強みを発見?!


インデックス投資女子 Around40 Happy Life
ストレングス・ファインダーでじぶんの才能をチェック&ブラッシュアップ



■WATANKOのテスト結果

上記以外にもインデックス投資ブロガーの間で、テストをうけている方が何人かでてきており、WATANKOも試してみました。

さてその結果について、上位順に紹介するとともに、仕事での振る舞いを切り口として感想を述べます。

1.共感性

『あなたは周囲の人の感情を察することができます。彼らが感じていることを、まるで自分自身の気持ちであるかのように感じることができます。本能的に彼らの眼で世の中を見ることができ、彼らの見方を理解できるのです。』

(本書108ページより抜粋)

⇒WATANKOは20代~30代の頃は今よりも唯我独尊、猪突猛進、傍若無人といった四文字熟語ばかりが目立つ人間でしたが、年をとるにつれてチームワークで結果を出すことが求められ、かつ自分でもそれがだんだんと好きになってきました。

メンバー各人の強みを活かして、組み合わせる。ちょっと力不足の者にもストレッチできる機会を与える。責任は俺がとるからやってみよか!とみんなの背中を押す。言うは易しであり、ストレスも失敗もありますが、時折チームスポーツのような面白さをたまらなく感じることがあります。


2.調和性

『あなたは同意点を求めます。あなたは、衝突や摩擦から得るものはないという考えを持っているため、そのような争いを最小限にしようとします。周囲の人々が異なる意見を持っていることが分かると、あなたはその中の共通する部分を見出そうとします。』

(本書158ページより抜粋)


⇒意見がぶつかった際に、相手を言い負かしていっときのカタルシスに浸るというのは30代前半で卒業しました。そのようなことを繰り返していると、いつまでたってもn人の集団の力をn人分以上に発揮させることは叶わないかもしれません。

相手の身になって、立場になって、相手の発言や行動の背景や価値観を探り、決定的な衝突をさけて集団を維持したまま問題解決のゴールを決めないと、また次の課題に取り組むときにふたたび見も知らないよそよそしい他人同士の集団からスタートしなければなりません。

3.成長促進

『あなたはほかの人たちが持つ潜在的な可能性を見抜きます。実際のところ、潜在的な可能性があなたのみている全てであることも多いのです。あなたの考えでは、完全にできあがった人間は存在しません。誰もが進歩の途上にあり、可能性に溢れています。だからこそあなたは人々に惹きつけられるのです。』

(本書146ページより抜粋)

⇒人生いつも勉強です。知ったかぶりして、都度パッチ当てのような仕事の進め方を続けるよりも、知っている人にどんどん聞きに行こう精神で、定年の前日まで新しい知識の習得に貪欲になっていきたいです。

4.活発性

『「いつ始めようか?」これはあなたの人生で繰り返される質問です。あなたは動き出したくてうずうずしています。分析が有用であるとか、ディベートや討論が貴重な洞察を生み出す場合があることもあなたは認めるかもしれませんが、心の奥深くでは、行動だけが有意義であると知っています。行動だけが何かを起こすことができるのです。』

(本書105ページより抜粋)

⇒問題提議とその解決行動は言い出しっぺがやる羽目になる。これは一見いつも貧乏くじですが、やっている本人には何らかのリターンがしっかりと舞い降りてくるものです。

また48歳の春を迎えたオヤジにも、まだ元気な素質が十分残っているということでしょうか。

WATANKOも若い人たちばかりに実務をやらせず、引き続き1プレイヤーとしてもバリバリやる面も保ちたいです。プロ野球でいえば選手兼監督というところですかね。

 
5.原点思考

『あなたは過去を振り返ります。そこに答えがあるから過去を振り返ります。現在を理解するために、過去を振り返ります。あなたの見方からすると、現在は不安定で、訳の分からない喧騒が入り乱れています。現在が安定を取り戻すには、過ぎ去った時、つまり計画が立てられたときに心を向けてみる以外方法はありません。』

(本書115ページより抜粋)

⇒これも年をとってきた故の気質でしょうか。過去の体験から得るものは多く、それが自信へと繋がります。また目の前に浮かんだ課題は過去においても取りあげられたものが多い。しかしその失敗の理由はわかっても成功の実践的な秘訣はなかなか得られません。それでも先人たちが挑んで叶わなかった課題に対して、捲土重来の気持ちでチャレンジしてみるのも悪くありません。

さらにWATANKOの5つの強みを関連書籍のストレングス・リーダーシップにある4分野にて分類すると以下のとおりでした。(ピヨママさんの記事参照

●実行力:(該当なし)

●影響力:活発性

●人間関係構築力:共感性、成長促進、調和性

●戦略的思考力:原点思考


自分の強みは見事に人間関係構築力に偏在しています。

他人からみたら実に特徴を掴みやすい人間?ということでしょうか。




(あとがきにかえて)

人間はまさに一人ひとりがユニーク(固有)であり、それぞれが何らかの強みを持っています。同質的な能力をもつ人間ばかりを育成して揃えることよりも、一人一人の多様性を認め合い、一人一人の強みを伸ばす生き方の方が個人も企業も幸せになれるということです。

なんだかとても前向きになれそうな今回のテストでした。

2016年4月16日 (土)

(続)賃貸用不動産の固定資産税、まからんか

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(税金もお断り、したい。)


(前回からの続きです)

確定申告の代行業務を委託している税理士Mさんからの提案にのったWATANKOは、市に対して所有する土地の路線価の適用について見直し審査を申出ました。

その結果はいかに。

半年あまり経って審査の回答を受領しました。

『本件審査申出は、これを棄却する。』



はい、あっさりとNoという回答でした。



■審査の内容

後日、税理士Mさんから、審査の内容について説明をうける機会がありました。次のとおりでした。

1.審査は市役所の担当課、市役所のOB、市役所お抱えの税理士の3者でもって行われた。裁定においては例えるなら49:51といったギリギリのところで棄却が決まった模様。

2.WATANKOの所有地(駐車場)と、隣接する国道沿いの土地(店舗敷地)はその利用が一体のものと見なされる点が重視され、双方に同じ路線価を適用する現状が覆らなかった。

3.当該土地の近隣では、同様に国道沿いの土地に隣接する土地が、国道沿いの土地と用途や所有者が異なっていたとしても同じ高い路線価が適用されているところばかり。

審査は複数の人間によって一見、公正に行われたかに見えますが、いずれも市役所の関係者ないし息のかかった方々ばかりなので、申立てした側から見れば不利なゲームであったことは否めません。

またそのようなキャスティングである上に、市にとっては路線価の適用見直しを認めることはすなわち固定資産税の減額(=市の歳入減)に繋がるわけですから、最初から認めたくないというドライブが相当かかっていることは当然ながら予想されたことでしょう。

それでも労を取ってくれた税理士Mさんには感謝しております。

なんでも今回はMさんともう一人の税理士の共同で、所有者が異なる3件の審査申立を行い、いずれも棄却されたとのことでした。残念です。

■市を相手取り、提訴するか

Mさんからは、「審査申立の結果は棄却であったが、僅差である。もしWATANKOがこの結果に不服であれば、市を相手取って提訴することができるが、どうするか。」と問われました。

①裁判には、弁護士費用等のコストや時間、その他の手間暇はかかる。

②勝訴すれば、過去の一定期間の固定資産税の差分返還と今後の減免が実現する。

③敗訴すれば、②は得られず、①の負担のみが残る。

④勝算は五分五分といったところ。

Mさん曰く、④であることから裁判をやってみる価値はありそうだが、①が確実にかかるため、うかつには勧められないというのがホンネでした。

上記のMさんからの問いかけに対して、WATANKOの現時点の考えでは提訴についてネガティブです。

WATANKOが毎日残業のないサラリーマンであれば、あるいは専業の不動産投資家であれば、裁判にチャレンジする意欲も出てきたことでしょう。

しかし現状は...

▼普段から長距離通勤を伴うサラリーマンをやっていること。加えて今後は勤務先の職務の影響で以前よりも残業が多くなり、心身の疲れが増えそうになること。

▼複数の賃貸用不動産について、そのメンテナンスや時おり発生するトラブルシューティングに時間と労力を費やされること。

これら現状を考えると、報われないかもしれない係争にはなかなか挑めない心境でありました。

これまでも不動産投資のトラブルは何件か経験していますので、本件自体について殊更恐れや不安はありません。

しかし過去のトラブルの経験から、もう自分自身からはなるべく新しいトラブルを抱え込みたくないという心境が最近強まっています。(そうでなくとも賃料不払いのトラブルなどが勝手に降りかかってくる始末ですからね。)

(あとがきにかえて)

この辺あたりが凡人サラリーマン兼業不動産投資家の気力の限界なのか。

サラリーマンをやる傍らで不動産賃貸業を続けるということは、本当にエネルギーが必要な稼ぎ方、そして生き方です。

2016年4月14日 (木)

賃貸用不動産の固定資産税、まからんか

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(駐車場なのに高い固定資産税...)


WATANKOはサラリーマンである傍らで、家業ともいえる不動産賃貸業を手掛けており、先代が残した土地から収益を生むべく、いろいろと土地活用しています。

さてその不動産賃貸業ですが、賃貸業を営む上では色々な費用が発生します。具体的には不動産仲介業者や管理業者に支払う手数料、建屋の修繕維持費、万が一に備えた損害保険料など等があげられます。ではそれらの中でも一番頭の痛い費用は何でしょうか。

WATANKOが指摘するとしたら、所得税(住民税)、事業税、消費税そして固定資産税といった各種税金費用です。

なぜ頭が痛いかというと、いくつかある費用の中で一番多額になるケースが多く、かつ自助努力で削減できる余地がほとんどないからです。

さて今回はそのひとつである固定資産税について、WATANKOの所有する、とある物件に対する納付額の引き下げにかかわるトライアルのお話です。

■跳ね上がった固定資産税

WATANKOの所有物件のひとつに先代が残した田畑があります。WATANKOはこの田畑を2005年~2007年にかけて造成工事を行って平地に仕立てて、以降、自動車ディーラーの駐車場として賃貸しています。

関連工事
あの土地を埋め立てろ-(その1)田畑の再活用


WATANKOはこの田畑を造成工事によって駐車場用地へとその様態を変えました。そして駐車場用地は賃貸に供され、収益があがり始めました。

しかしここで事前に予見しきれなかったコストアップが待っていました。

当該土地は今までは田畑でしたが、造成工事により駐車場用地となった結果、地目が雑種地へと変更になりました。その結果、その土地に適用される路線価、それをもとに算定される固定資産評価額が以前の2倍に以上に跳ね上がりました。

この固定資産評価額の大幅な上昇は、すなわち固定資産税の上昇となり、この土地を活かした不動産賃貸業の収益を圧迫することになりました。

OMG!しかし今更後戻りはできません。結局いままでずっとこの上昇した税金コストを負担しながら賃貸業を続けてきました。

■路線価の見直し審査申出

ところが昨年、WATANKO家がいつも確定申告の代行業務を委託している地元の税理士Mさんから次のとおり提案がありました。

1.WATANKOの駐車場用地については路線価の見直し審査申出をしてみてはどうか。

2.WATANKOの土地は幹線道路から接しておらず、接道しているのは細い赤道(公道)のみ。この位置関係にありながら、雑種地とはいえ現状の路線価は高い。

3.路線価が高くなっている理由は、隣接する店舗用地が国道に面しているため路線価が高く、WATANKOの駐車場用地もこの店舗用地に隣接していることを理由に同じ路線価が適用されているからである。

4.しかし全国の土地評価に関する裁判では、所有者が異なり、それぞれの用途が異なる場合、たとえ隣接していたとしても異なる路線価を適用すべきという判例もある。

5.以上を考慮すると路線価の見直し審査申出をして認められる可能性がある。申出の手続きは税理士側でほぼ行う。費用もWATANKOには請求しない。ただし審査申出が認められ、路線価が下がり、それに伴い固定資産評価額の引き下げ分に伴う固定資産税の返還があれば、成功報酬としてその30%をいただきたい。


WATANKOはこの税理士Mさんからの提案について、費用もかからないし、ダメ元でチャレンジしてみるかということになりました。

はたしてその結果はいかに。

(つづく)

2016年4月12日 (火)

BNDからの2016年4月分分配金+今月の債券雑感

WATANKOは手元にある外貨をつかって資産運用のひとつの実験ともいうべき外国債券のETFであるBNDのバイ&ホールドを実行中です。

さてBNDから2016年4月分の分配金が入金されました。税引き後で248.11ドルです。これまでの推移は以下のとおりです。なお購入元本は1株80.48ドル×2,000株=160,960ドルです。

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続きまして債券に関する雑感です。

もしもこのままずっとリタイアするその時までBNDを恙なく保有継続できたとしたら、その実績を信じてリタイア後にBNDをがっつりと購入し、毎月の安定的な分配金をエンジョイするという資産運用はどうでしょうか。

例えば100~150万ドルくらいBNDを購入して、これまでの実績からみて分配金利回りが税引き後2%とすれば、年間あたり2~3万ドルの収入をえることができます。年金と併せていけばシニア生活の資金としては十二分でしょう。

しかし問題は為替リスクです。1ドルあたり円貨が上下に20~30%程度振れるとなれば、円高ピークの時には円貨での受取額が目減りします。それを緩和するためには円安の時に一定の売却を実施して、円高に備える手が考えられます。

ですが一方で一部を売却すれば、その後の分配金収入も細りますし、不急に円転した資金の運用先にも迷うかもしれません。こういった悩みを避けるためには、やはり外貨建て資産は徐々に、そして適度に機械的に売却することが肝要でしょう。またそれはそもそも債券のみならず、株式アセットクラスでも同様に言えることです。

こうして毎月分配金をもらう度に、リタイア後の安定的な資産運用生活を妄想するのも、また楽しからずや、であります。

2016年4月10日 (日)

もしもアクティブ投信とインデックス投信のコストが同水準になったとしたら、貴方はどちらを選びますか

【4月8日終値ベース運用状況速報】

■投資元本(待機資金含む)

68,000千円

■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)

24,193千円

■損益率

35.67%

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(コストが同じなら、貴方はどちらを選びますか?)


投信ブログのよくあるテーマのひとつに「低コストのインデックス投信 VS 高コストのアクティブ投信」があります。その勝負の帰趨はコスト差に負うところが大きいとされています。

日本経済新聞 マネー研究所
積極運用でも低コスト 投信「第3勢力」の実力

上記記事によるとピクテ投信投資顧問から低コストのアクティブ投信(iTrust世界株式 信託報酬0.9612% 税込 以降同じ)が発売されたこと、そしてアクティブ投信は一般にコストの高さが響いて長期ではインデックス投信に負けがちだが、低コストであれば勝てる可能性が高まるとの分析結果が紹介されています。

■アクティブ投信が低コストになったとしてもインデックス投信はさらにその先をいく

iTrust世界株式が信託報酬0.9612%を誇示したとしても、アセットクラスは異なりますがすでに世間では古くはさわかみ投信、近年ではひふみ投信や結い2101など定評があるアクティブ投信が信託報酬1%強の信託報酬を実現させています。したがいiTrust世界株式が目の玉が飛び出るほどの低コストであるというわけではありません。

また低コスト化でインデックス投信を追撃するといっても、昨年の投信のコスト革命により、例えば日経225連動の日経225インデックスeは0.2052%、MSCI-KOKUSAI連動のたわらノーロード先進国株式は0.243%と、低コストを標榜するアクティブ投信よりも、低コスト水準でははるか先を進んでいます。アクティブ投信がこれらインデックス投信に対してコスト面での差を縮めるのは容易ではありません。

■インデックス投信に対する勝率は微妙なところ

前述の紹介記事ではアクティブ投信のインデックス投信に比べた勝率をとりあげています。

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なかでは期間が10年の低コスト投信の勝率が62%となっており、ここのあたりをみて低コストのアクティブ投信に対する関心を高める人がでてくるかもしれません。

しかし一方の5年では半分以下の44%です。5年のうち直近3年はアベノミクスにより大抵の日本株式アセットクラスの投信はリターンが大きく伸びたでありましょう。その中にあって低コストのアクティブ投信であってもインデックス投信に対する勝率は半分以下であり、つまりは市場平均の伸び率に負けているわけです。

さらにもっといえば取り上げられたデータは日本株式ですが、海外アセットクラスでは同様あるいはそれ以上の結果が期待できるでしょうか。

■それでは信託報酬が同じであればどちらを選ぶか

アクティブ投信がインデックス投信に対してコスト面で差を縮めるのは容易ではありませんが、それではもしもアクティブ投信とインデックス投信のコストが同水準になったとしたら、貴方はどちらを選ぶでしょうか。

「うひゃ、コストが同水準ならやっぱりアルファ(超過収益)が期待できるアクティブ投信だよ。インデックス投信よ、さようなら。」

となりますでしょうか。

WATANKOはコストが同水準になったとしてもアクティブ投信は選びません。

アクティブ投信が低コスト化によってインデックス投信に対する勝率が高まるという蓋然性があったとしても、大半のアクティブ投信がそうなるとは未だ実証されていません。となればインデックス投信に勝てるアクティブ投信を選んでいく必要があります。

そして残念ながらWATANKOはインデックス投信(市場平均)を上回り続けるアクティグ投信を選ぶ眼を持ちえていません。そしてまた上回り続けるアクティブ投信を選ぶことができるという個人投資家の話も聞いたいことがありません。

では自分自身がそうした個人投資家となるべく、報われないかもしれない労力を掛けられるかというと、本業と家業とプライベートに割り当てるべき時間とエナジーを考えると、そのようなゆとりはありません。

以上を考えればWATANKOは他人に勝つことを追求するのではなく、ヘタを打ち、負け込むことが回避できれば十分であり、それ以上を望む資格はないでしょう。

こう書くとインデックス投資家は無知で不勉強だと嘆く御仁がいるかもしれません。

しかしながらWATANKOのインテリジェンスは勤務する会社の職務を通じて、そこの企業価値の向上を目指すこと、そして家業である不動産賃貸業を着実に維持・継続することに費やされるべきであり、証券投資について労力を掛けないからといって、そこにいささかの怠慢も感じていません。

かような投資感を持っている市井の個人投資家ですから、たとえアクティブ投資がインデックス投信と同コスト水準となる日が来たとしても、黙ってインデックス投信を選ぶでしょう。

なお紹介記事では低コストのアクティブファンドを多数運用しているバンガードのインタビューも載っています。そこでは低コストのアクティブ投信をアピールしつつも、資産運用の中心にはインデックス投信を据えることを推奨しているのは何とも皮肉に思えます。

(あとがきにかえて)

まだまだ低コストのアクティブ投信といっても信託報酬が1%程度の水準ではインデックス投信で資産運用する個人投資家もみな平静を保っているかもしれません。

ところが例えばこれが「世界の高配当株式を投資対象としたアクティブ投信 信託報酬は0.6%」というような商品がでてきた時はどうなるでしょうか。

あくまで市場平均で満足するのか。それとも超過収益の獲得に挑戦するアクティブ投資家に変貌するのか。

もちろんながら投資は自己責任ですので、どちらを選んでも自由であります。他人がとやかくいうことではありません。

一体、自分は何を基準に、あるいはよりどころにして投資手法を選んでいるのか。

それを振り返る局面になったとき、個人投資家のホンネの資産運用がまたひとつ始まる事でしょう。

2016年4月 5日 (火)

子ども部屋の仕立て方-部屋の広さと配置

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当ブログのプラットフォームであるココログの解析機能によると、当ブログへ来訪される方々の約6割は30歳代以下の模様です。

WATANKO自身もそうでしたが、30歳代が抱えるテーマの一つとしてマイホームがあげられることでしょう。

そんな折、先日Twitterで相互フォローいただいている@ayame_indexさんの以下ツイートを拝見しました。



結婚して子どもを持つようになった家庭において、親はマイホームにおける子ども部屋をどう仕立てるべきか。

もちろんながらここには唯一絶対の正解はありません。両親のライフスタイルや子どもの教育方針、そして家計など家庭ごとの事情が影響することでしょう。

それを承知の上ですが、僭越ながらWATANKOが12年前に自宅を建てる際に考えた子ども部屋の仕立て方について紹介いたします。


◆子ども部屋で何をやらせるか

親からみて子どもには子ども部屋で何をやってもらいたいでしょうか。

WATANKOが突き詰めて出した答えは次のとおりでした。

①一人で寝起きする。

②自分の持ち物を管理させる。


これに付け加えるとすれば、せいぜい③勉強を集中してやってもらうくらいです。

上記以外の例えば読書をするとかおやつを食べるというのは家族が集うリビングでやってもらって構いません。③ですらダイニングテーブルの上でも当人がOKなら(当座は)子ども部屋でやらなくても構いません。

と、このように考えていました。

したがい上記①②③のためのスペースがあれば十分と考えて、子ども部屋の広さは広すぎず、狭すぎずにて検討しました。

その結果、机、造作の収納棚、衣類タンスのスペースをとり、かつ布団を敷いて寝るスペースを確保して5.4帖にて設計しました。

これはWATANKO自身の子ども部屋が6帖だった経験をふまえて、もう少し狭くて丁度良いという視点もありました。

子ども部屋をあまり広く快適にすると、子どもは部屋にこもりがちになると考えて必要十分な広さにしたわけです。

また上記②の観点から見て、狭い部屋は散らかるとすぐに不便になりますし、収納も限られるので子どもに整理整頓と断捨離を促す狙いもありました。

なおWATANKOの自宅建築の設計検討当時、子どもは長男のみでした。WATANKO夫婦としては2人目を待望していましたが、できるどうかわからない状態。仮にできたとしてしても長男とは少なくとも6歳は離れていること、そして性別は長男と同じか異なるかわかりません。

そのような状況下でしたので、独立した子ども部屋をそれぞれにあつらえる事情がありましたことを付記しておきます。


◆子ども部屋の配置にも配慮


子ども部屋は部屋自体だけでなく、家の中における配置にも親と子どもがそれぞれの在拠を自然と意識できるよう配慮しました。

以下は実際のWATANKO家の図面です。

Img

室内の配置を玄関から順にリビング、子ども部屋、親の書斎・寝室と配置したわけです。

これなら子どもが玄関から自室に入るためにはリビングを必ず通ります。これによってリビングにいる親からみて、子どもが家に出入りする様子が自然とわかります。

また親がリビングから書斎・寝室に移動するときには必ず子ども部屋の前を通ります。これによって子どもの様子をうかがったり、会話がしやすくなります。

なおWATANKOは注文住宅でしたので、上記のように自由な配置を計画できましたが、建売の場合、間取りによってはここまで徹底できないかもしれません。

しかしなるべく親と子どもの動線が交わるように部屋の割り当てることが、家族間の普段の会話を促しますので検討をお勧めします。


(あとがきにかえて)

子ども部屋は、そこで自律的な生活を促す一方で、家族との生活の接点が希薄にならないような仕立て方にすべく、部屋の広さと配置を決めました。


実際に出来た子ども部屋はやはりちょっと狭かったかなとも思いましたが、その分リビングを広くとったので、そこで家族みんなでくつろぐ場面は確保できたかなと回顧しています。

関連記事

How to build my house ①はじめに

How to build my house ②要望のまとめ

How to build my house ③ハウスメーカーの選定、コンペ、契約

How to build my house ④建築費用

2016年4月 3日 (日)

2016年3月末運用状況

2008年3月からインデックス投資を始め、この春で9年目に突入しました。

これまでの間にはリーマンショックに始まりギリシャショック、東日本大震災、中国株安からの世界同時株安などと何度かの相場の波乱がありました。

その中にあって、一部商品を売却したりするなどしてポートフォリオの見直しを行いつつもインデックス投資自体は撤退・縮小することなく、どうにか続けてきました。

またこの駄ブログを6年前にスタートさせ、来訪された皆さんからのコメントを頂戴したり、ここ直近1年くらいでは様々な交流イベントやオフ会への参加、はたまたSNSを通じた多くの個人投資家との対話を通じて、いろいろと刺激を大いに受けたことが、WATANKOがここまでインデックス投資を続けることが出来た一因でもあります。

皆様、ありがとうございます。

さてインデックス投資を始めて8年1ヶ月が経ちました。2016年3月末の運用状況です。

(Notes)
◆商品名は略称です。
◆アセット毎に、購入順に並んでいます。
◆表中の金額単位は千円です。
◆ETFはこれまでの分配金込みの実績です。
◆海外ETFの円換算レートは112.32円/ドルです。
◆NISA枠にて購入した商品も含みます。
◆投資待機資金には以下が含まれます。
①購入元本:インデックスファンドの売却により回収した元本、年度ごとに新たに投資に廻す資金

②評価額及び評価損益:インデックスファンドの売却により確定した損益結果及び税還付額等。

表中の投資待機資金における①購入元本と②評価損益の差額については、過去に保有商品を売却した際の税引き後の売却益、SBIポイントの還元分、SBI証券のキャンペーン現金還元分等が含まれています。


◆評価記号の内容は以下です。
◎:+25.0%~
○:+15.0%~+25.0%
△:+15.0%~+ 5.0%
▲:+5.0%~ ▲5.0%
×:▲5.5%~

201603314


売却済みファンドの履歴は以下のとおりです。

201603315


続いてバランスファンドに関して、その構成するアセット別に評価額を切り分け、個別アセットの投信、ETFとあわせたポートフォリオは以下のとおりです。

201603316

さらに「わたしのインデックス(my INDEX)」サイトを使って、当月末ポートフォリオをもとに過去平均リターン、リスク、シャープレシオを算定した結果は次のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●過去平均リターン
5.0%(5.2%)

●リスク
12.7%(12.3%)

●シャープレシオ
0.40(0.42)

それと利回り実績は以下のとおりです。(カッコ内は先月数値)

●購入元本+投資待機預金元本分
68,000千円(68,000千円)

●評価損益+確定損益分
27,219千円(23,791千円)

●運用期間
97ヶ月(96ヶ月)

●元本平均残高
45,703千円(45,471千円)

●平均年間利回り
7.4%(6.5%)

<概況>
3月は海外株式アセットクラスを中心に評価損益が改善しました。特に新興国株式は2月末では赤字でしたが3月末はプラスに転じています。上述のとおり、平均年間利回りも7%台を回復しました。

このまま相場は緩やかであっても上昇に転じるのでしょうか。だとしたら昨年末からの下落時にもっと追加スポット買いをしておけばよかったと後悔することになるでしょうか。

でもたまたまあったバーゲンセール、それも大して安くもなっていないセールを逃したからといって嘆く暇があるくらいなら、未来の投資に向けて投資用資金の積み増しに励むことにします。

さて投資はほったらかしです。Excelに運用記録を入力完了して、ブログ記事を仕上げたら花見にでも出動することにしましょう。

おっと、外は寒いから燗番娘と一緒に。

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製造元富久娘酒造 

2016年4月 1日 (金)

【追記あり】最強の投資、スーパーカー投資を始めます-そしてブログタイトル変更『スーパーカーを手に入れて資産運用しよう!』

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(画像引用元clicccar.com


インデックス投資を始めて9年目になるWATANKOですが、実は資産形成に極めて有効な、とても素晴らしい投資対象を以前から知っていました。

現物不動産?ワイン?アート?、いえいえ、それらよりも必ず大きく値上がりする投資対象なのです。

その投資対象とは、ズバリ、スーパーカーです。

ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティ、ブガッティ、マクラーレン、アストン・マーティンなど等

スーパーカーには沢山のブランド、そして各ブランドには多くのモデルがあります。なかには人気がなくて割安なブラントやモデルもあります。それらを安い時に仕入れます。

それらが何かのきっかけで注目を浴びて市場価値が上がったタイミングをみて売りに出します。

例えば500万円の底値で仕入れたモデルが、2年後に1億円というケースも珍しくはありません。ただスーパーカーを買って、ほったらかしにするだけで20倍もの値がつくわけです。

このリターンの魅力がわかる貴方であれば、ちまちまとインデックス投資なんかやっていられないでしょう。これもまたほったらかし投資のひとつであります。

ビバ!スーパーカー投資!これをやらずして個人投資家の資産運用は始まりません!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

しかしスーパーカー投資をするためには2つの条件があります。

ひとつは資金です。底値とはいえスーパーカーを、できれば数台仕入れるとなればまとまった資金が必要となります。さらには仕入れたスーパーカーを保管するためにガレージ代もかかります。

それともうひとつ。数多あるスーパーカーの中からから、将来値上がりしそうなモデルを見つけることです。モデルの中には市場で既に評価がついて妥当あるいは割高な価格になっているものもあります。しかし一方で本当の価値がまだ認められず割安になっている、そうバリュー株のようなモデルもあります。そういったモデルを選ぶ選球眼が必要です。

資金はともかく、割安なモデルの選び方が分からないという貴方。

ご安心ください。スーパーカーを眺めず続けて40年の実績を誇るWATANKOが、割安で将来値上がりそうなモデルを選ぶノウハウを皆様に御開帳いたします。

具体的には近日スタートする有料メルマガにご登録いただければ、フェラーリ、ポルシェといったメジャーから、パガーニやスパイカーといったレアものまで各ブランドの中から、今、割安なモデルを貴方だけにこっそりお教えします。noteやサロンなんかも随時スタートします。

なおこのスーパーカー投資、今後有望な投資対象として、すでに各方面からWATANKOのところにも取材依頼が殺到しております。今週末の日経新聞のM&I(マネー&インベストメント)にて紹介、来月の日経マネーでも急遽、巻頭特集が組まれる予定です。横浜サカエでのWATANKOの講演も日程調整中です。

資産運用にお悩みの紳士淑女の皆様。ぜひスーパーカー投資で資産霧散一攫千金を目指しましょう。

そうそう、そんなわけで当ブログも次回よりタイトルを変更致します。

『スーパーカーを手に入れて資産運用しよう!』

これまでのタイトルと似て非なるところでありますが、これでWATANKOと貴方の資産運用は時速300kmで加速することでしょう。

【追記】

はい、今回はお約束のエイプリルフール記事であります。過去に幾度かのバブル崩壊後に値下がりしたスーパーカーの中には、将来多少の値上がりが期待できるモデルがあったかもしれませんが、アクティブファンド同様、そんなものを事前に見抜けるわけもありません。

かの自動車評論家の巨匠、故徳大寺有恒氏の名言に「車は買っても、売っても損をする」があります。ブローカーでもない一般消費者が車の売買で儲けることは難しいです。またマニアから言わせてもらえれば、そもそも車は金儲けの商材ではなく、乗って楽しむ利器であります。

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