BNDからの2016年4月分分配金+今月の債券雑感
WATANKOは手元にある外貨をつかって資産運用のひとつの実験ともいうべき外国債券のETFであるBNDのバイ&ホールドを実行中です。
さてBNDから2016年4月分の分配金が入金されました。税引き後で248.11ドルです。これまでの推移は以下のとおりです。なお購入元本は1株80.48ドル×2,000株=160,960ドルです。
続きまして債券に関する雑感です。
もしもこのままずっとリタイアするその時までBNDを恙なく保有継続できたとしたら、その実績を信じてリタイア後にBNDをがっつりと購入し、毎月の安定的な分配金をエンジョイするという資産運用はどうでしょうか。
例えば100~150万ドルくらいBNDを購入して、これまでの実績からみて分配金利回りが税引き後2%とすれば、年間あたり2~3万ドルの収入をえることができます。年金と併せていけばシニア生活の資金としては十二分でしょう。
しかし問題は為替リスクです。1ドルあたり円貨が上下に20~30%程度振れるとなれば、円高ピークの時には円貨での受取額が目減りします。それを緩和するためには円安の時に一定の売却を実施して、円高に備える手が考えられます。
ですが一方で一部を売却すれば、その後の分配金収入も細りますし、不急に円転した資金の運用先にも迷うかもしれません。こういった悩みを避けるためには、やはり外貨建て資産は徐々に、そして適度に機械的に売却することが肝要でしょう。またそれはそもそも債券のみならず、株式アセットクラスでも同様に言えることです。
こうして毎月分配金をもらう度に、リタイア後の安定的な資産運用生活を妄想するのも、また楽しからずや、であります。
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「セミリタイヤ後の余生は何年か」
人生90年と仮定して、55歳でセミリタイヤしたとすると、余生は35年もあります。為替の振り子のサイクル期間や、振れ幅は誰にも分かりませんが、35年の間には何回もスイングする事でしょう。現在の客観的な事実を書き出すと次の懸念があります。
1 日本の人口動態 少子高齢化は避けられない、若い世代が倍の高齢者を支える。
2 日本の財政状態 借金に依存する体質は変わらず、更に増え続ける傾向。
3 日本の経済状態 金があっても投資に向かわない。賃金も増えない。資金が循環しない。
4 日本の格差拡大 持たざる者(多数) 持ちすぎている者(少数) 更に拡大する傾向。
「比較的安全な通貨の円」は一体いつまで、有効なのか? そう長くは続かない気がします。オークはドル資産は「保険」と位置付けています。余生を「旅行」「音楽」「美術」「グルメ」楽しく生きて、資金を生前贈与で娘達にトランスファーしよう考えています。
投稿: オークX32 | 2016年4月12日 (火) 08時46分
オークX32さん
コメントありがとうございます。
私も早く余生を楽しむモードに突入したいものです。
早ければ早いほど、それは長く充実したものにできるでしょう。
投稿: WATANKO | 2016年4月13日 (水) 05時43分