勤務先でおなじみの資産形成の説明会に参加する
(資産形成には時間がかかります。)
WATANKOの勤務先では年に1~2回程度、従業員向けに資産形成全般または資産運用の制度に関する説明会が開催されます。
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以前から何度か開催されておりますが、都度プレゼンターの金融機関が異なっていたり、取り上げている範囲もまちまちであったりしています。おそらくは勤務先の人事部が取引のある金融機関からの申し入れをうけて、散発的にやっているだけかもしれないとWATANKOは勘ぐってしまいます。
さてそんな詮索はともかく、今回の説明会についてもWATANKOはちょうど時間がとれたので参加してきました。
内容はざっとあげると以下です。
1.ライフプランでは住宅・教育・老後の各資金が必要
2.資産運用の必要性とDCとNISAの紹介
3.安定的な資産運用-長期投資、資産分散、時間分散
4.投資プラン(ポ―トフォリオ)作成のポイント
このブログにお越しになる聡明な個人投資家の皆さんであれば、上記の各見出しから書かれている内容は概ね察しがつくことかと思われます。
そこにはインデックス投資家が採用している投資についての理解内容や、日頃から実践している手法と同様の内容がふれられておりました。また資料内容は初心者にもわかりやすい説明資料になっており、思わずこの駄ブログでも図表をパクリたくなるほどです。
さて今回、ひとつだけとりあげるとすれば、DCの運用状況についてふれておきます。
●運用残高および運用商品別の内訳
平成16年度 2兆2,800億円 預貯金49%、生損保19%、有価証券32%
平成24年度 7兆4,500億円 預貯金39%、生損保21%、有価証券40%
(出所:厚生労働所HP)
これだけみると生損保の割合は大きく変わらず、8年間で預貯金から有価証券へ運用先がシフトしてきたことがうかがえます。
●運用利回り(2014年3月末時点)
DC導入企業の平均想定利回りは2.04%であるのに対して、DCの運用利回りは2%以下がおよそ55%を占めています。一方で5%超の利回りを得ているケースも23%あり両者の間では大きな差がついています。
(出所:厚生労働所HP、企業年金連合会「確定拠出年金制度に関する実態調査(第4回報告書)」、格付投資情報センター(R&I)「年金情報2014.5.19」)
インデックス投信を選んでいるWATANKOは5%超の利回りを得ており、どうやら23%に属しています。
関連記事
確定拠出年金用投信の2014年12月末状況(2015/1/8)
有価証券を選ぶ人が40%まで増えているにもかかわらず、55%が2%以下の利回りとは、アクティブ商品を選んだ人の利回りが芳しくなかったのでしょうか。
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さてこの手の社内説明会はこれまで参加者多数で盛況ということはなく、今回も20~30名程度の参加者でした。
とはいえ彼らが資産形成を真剣に考えて、そのアプローチとしてこの説明会が少しでも役に立てば良いと思います。
少なくとも仕事帰りにふらっと書店に立ち寄りして、平積みしてあるFXや現物不動産投資等を推薦する図書を読んで安易にハイリスクな投資に手を染めるよりはずっとましでしょう。
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