BNDからの2016年8月分分配金+今月の債券雑感
【8月8日終値ベース運用状況速報】
■投資元本(待機資金含む)
68,000千円
■評価損益(分配金・確定損益・税還付込み)
24,861千円
■損益率
36.6%
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WATANKOは手元にある外貨をつかって資産運用のひとつの実験ともいうべき外国債券のETFであるBNDのバイ&ホールドを実行中です。
さてBNDから2016年8月分の分配金が入金されました。税引き後で238.44ドルです。これまでの推移は以下のとおりです。なお購入元本は1株80.48ドル×2,000株=160,960ドルです。
続きまして債券に関する雑感です。
インデックス投資を実践される個人投資家の方々にとって悩ましくも楽しい?検討課題は自身のポートフォリオの組成です。一体どんなアセットアロケーションにしたら良いのやら。ポケモンGOにおける手持ちのポケモンの組み合わせよりも遥かに難題ですね。
さてそのポートフォリオですが、なかでも株式アセットクラスをメインディッシュにあげる人が大半かと思われます。乱暴にいえばREITもそのバリエーションとみてもいいでしょう。では一方で債券はどうするか。国内債券アセット、とりわけ国債に限定すれば、それは無リスク資産としてポートフォリオにおけるリスク許容量の調整弁として組み込み易いです。
それでは為替リスクを伴う外国債券がどうであるか。このうち新興国債券に関してはデフォルトリスクなども相対的に高く、ポートフォリオ全体のリスクを緩和するという債券の役割に照らせばちょっと不向きであります。
それでは先進国債券はどうか。
最近、そのような個人投資家の質問に答えたサイトを紹介します。
参照記事
ノーロード投資信託~手数料無料投信ガイド
先進国債券に投資する意味は、どこにあるのか?
上記サイトでの先進国債券の捉え方は以下のとおりです。
もしも先進国債券に安全資産としての役割を期待するのであれば、価格の変動があまりにも大きすぎるので、投資するとしても比率を落としておいた方が良いでしょう。 (中略) ただし、分散効果と言う観点で見た場合、先進国債券にも投資しておいた方が良いとも考えられます。
詳しくは上記サイトを参照いただくとして、つまるところ債券アセットクラスに何を期待するかによって、先進国債券アセットの保有シェア、さらにはヘッジの有無を決めればよいでしょう。
ちなみにWATANKOのBNDに関しては、冒頭に「実験的に保有」と称していますが、さらにはその背景として、以下のとおりの腹落ち感を伴っています。
1.ポートフォリオの中で株式アセットクラスを60%超保有しているので、残りは債券でトータルリスクのバランスを取る。
2.では残り40%弱を全て国債ではあまりにリターンに妙味が無い。とはいえ国内債券インデックス投信はリターンに比してコストがまだ高い。
3.そこでコストが徹底的に安いバンガードのBND(経費率0.06%)を選ぶ。
4.債券は安全資産というより分散投資重視の観点から保有すべし。
最後の4に関しては、以前は株式+現預金(又は国債)の組み合わせでトータルリスクを調整すればよいのではないかという仮説を持っていましたが、いまは「本当にそれでよいのか?極端すぎやしないか。」とやや疑問に思い、そこで冒頭述べている通り、BNDを「実験的に保有」しています。
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コメント
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「債券のアセアロ変化」
オークは資産の積立期を終了して、債券の位置付けの考え方が変化してきました。
積立期アセアロ 国内株25% 外国債(Hなし)25% 外国株(Hなし) 50%
現在のアセアロ 国内株15% 国内債15% 外国株(Hなし)15% 外国債(Hなし)55%
債券は株式利益の、一時的な保管場所と位置付けています。次の株式投資のチャンスに備えます。
現在の一番の気がかりは、国内債券です。債券の安全神話が崩れ始めていると感じています。
政府と日本銀行の近すぎる距離間に、不審感を持って見ています。
投稿: オークX32 | 2016年8月11日 (木) 13時59分
オークX32さん
いつもコメントありがとうございます。
現在は外国債(Hなし)が55%とはずいぶんとまたヘビーウェイトですね。でもそれだけあれば、取崩期であっても徐々に売却・円転していけば為替リスクも緩和できるでしょう。
投稿: WATANKO | 2016年8月11日 (木) 21時10分