日本株式アセットクラスの積み立てはニッセイ日経225インデックスファンド@SBI証券を継続します
(これを買い続けて早7年です。)
投信のローコスト革命は今年も色々と動きをみせています。先日のiFreeシリーズの登場はこのままですと話題性としては、今年1番のニュースとなるでしょう。もはやインデックス投信の信託報酬は新興国株式クラスを除いて0.2%台があたりまえとなることが定着ししつつあります。
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0.2%で投資できる時代
■とりわけ日本株式アセットクラスは低コスト
さてそのローコスト投信の中でも日本株式アセットクラスは最先端を走っており、いまや0.19%(税抜)が最安値水準です。そのフロントランナーは次のとおりです。
<日経225連動>
●日経225インデックスe 0.19%
●iFree 日経225インデックス 0.19%
<TOPIX連動>
●iFree TOPIXインデックス 0.19%
●三井住友・DC日本株式インデックスファンドS 0.19%
信託報酬はいずれも税抜です。以降同じ。
9月23日より、三井住友・DC日本株式インデックスファンドSが大手ネット証券各社で発売開始されたことにより、TOPIX連動商品でも複数候補が揃いました。
なお新規設定の投信は信託報酬の高低だけでなく、決算結果をみて実質コストの見極めをしてから購入を判断すべしという定石があります。
しかしながら日本株式アセットクラスの商品は運用会社内では国内取引で済むためか、信託報酬と実質コストのかい離が少ない(ほとんど無しに等しい)傾向にあります。
したがい信託報酬の最安値を更新したらそのまま即購入に踏み切ってもよいと判断してもおかしくはありません。
参照記事
インデックス投資日記@川崎
今月初のインデックスファンド購入 今回から日本株式はiFree TOPIXインデックスに変更
このとおりであれば日本株式アセットクラスにおいては信託報酬最安値水準を更新した新商品が発売されれば、購入商品の乗り換え感応度を高めてもよいかもしれません。
■それでも当面はニッセイ日経225インデックスファンドを選ぶ
WATANKOは定期預金に愛着や思い入れを持たないのと同様に、投資信託に対してもそのようなメンタリティも持ち合わせてはいません。したがい信託報酬の最安値を更新したインデックス投信が発売されれば、原則として以降の積み立て投資商品をそれに切り替えます。
この原則にならえばWATANKOはそれまで積み立て購入してきたニッセイ日経225インデックスファンド(以下、ニッセイ日経225 信託報酬は0.25%)から上述した信託報酬0.19%のインデックス投信に積み立て先を切り替えるのですが、SBI証券の投信マイレージを勘案すると事情が異なってきます。
事情とは上述のインデックス投信はどれも投信マイレージの対象外となっていますが、ニッセイ日経225は従来どおり対象商品のままとなっていることです。
WATANKOはSBI証券口座での投信の保有残高が10百万円超なので、投信マイレージにより残高×0.2%のポイントが現金還元されます。さらにSBIカードを利用していることで還元交換レートは0.24%となります。
ニッセイ日経225の信託報酬は今や最安値水準からやや引き離されていますが、上記の還元交換レートを差し引くとほとんど信託報酬ゼロの水準でこのファンドを保有することができます。
WATANKOの理解どおりであれば、SBI証券においてはニッセイ日経225インデックスファンドを依然として保有するメリットがあるといえます。
(注)WATANKOはネット証券口座を沢山保有することを避ける方針のため、楽天証券やマネックス証券その他の証券会社で保有したケースすべてを網羅した上での主張ではございませんので、その点はご了承願います。
■SBI証券はニッセイ日経225を投信マイレージの対象外にする?
ここ2~3年の投信のローコスト化は、SBI証券にとって投信マイレージの適用を難しくしてしまうほど投信の信託報酬を引き下げてしまいました。これはネット証券のキャンペーンに頼らずとも十分ローコストな商品が登場したということで、本質的には喜ばしいことであり、今後も続いてほしい流れであります。
ただそんな中にあってニッセイ日経225はSBI証券において、たまたま古株なローコスト投信であったせいか?いまだに投信マイレージが適用され、それを加味すると前述のとおり極めてローコストで保有ができます。この例外的?ともいえるメリットは素直に享受していきます。
ではもし、SBI証券がニッセイ日経225をマイレージの対象外に変更したらどうするか。
その場合、WATANKOは残りの資産運用期間における①ニッセイ日経225と最安値のインデックス投信とのコスト差累計と、②乗り換えに伴う税金前払いに伴う運用成績の差を比べて②よりも①の方が大きく、かつそれが看過できないほど多額でないかぎり、既存のニッセイ日経225の保有分はそのまま、以降の新規積み立て購入分から、その時々の最安値商品に切り替えることになるでしょう。
それではSBI証券がいつまでニッセイ日経225に投信マイレージの対象とし続けてくれるでしょうか。
WATANKOの勝手な予想ですが、もしも対象外となった場合、WATANKOと異なり商品乗り換えに積極的になる保有者が少なくないかもしれません。その際には引き続きSBI証券の取り扱いになるという保証もありません。SBI証券からみれば投信残高の流出リスクをとってまでわざわざ今更ニッセイ日経225を投信マイレージから外したがるでしょうか。SBI証券にとってあまりインセンティブは感じられないでしょう。
そんなわけで投信マイレージが続く間は、ニッセイ日経225もまた対象であり続けるだろうとふんでいます。
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